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Oracle® Storage 12 Gb/s SAS PCIe RAID 内蔵 HBA 設置ガイド

(HBA モデル 7110116 および 7110117 対応)

Oracle Technology Network
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ドキュメント情報

このドキュメントの使用方法

第 1 章 HBA の概要

第 2 章 ハードウェアの取り付けと取り外し

第 3 章 ブート前の環境でのブート可能ドライブの作成

ブート前の環境でのブート可能ドライブの作成について

ユーティリティーの概要

ブート可能ドライブの作成

ブート可能ドライブを作成するには

「LSI MegaRAID Configuration Utility」メニューを使用してブート可能論理ドライブを作成する

ドライブおよびそのスロットを検証するには

論理ドライブを作成するには

論理ドライブの作成を確認するには

BIOS 構成ユーティリティーを使用してブート可能論理ドライブを作成する

論理ドライブの作成に使用可能なドライブを検証するには

仮想ドライブを作成するには

新しく作成した論理ドライブをブートデバイスとして定義するには

HBA 論理ドライブのラベルを検証する

論理ドライブのラベルが有効であることを確認するには

次のステップ

Oracle Solaris OS のインストール

Oracle Solaris OS のインストールの準備をするには

Oracle Solaris OS をインストールするには

次のステップ

第 4 章 HBA ソフトウェアのインストール

第 5 章 既知の問題

付録 A HBA の仕様

用語集

「LSI MegaRAID Configuration Utility」メニューを使用してブート可能論理ドライブを作成する

このセクションでは、BIOS 設定ユーティリティーの「LSI MegaRAID Configuration Utility」メニューを使用して、x86 システムで論理ドライブを作成する方法を説明します。これにより、論理ドライブをブート可能として定義し、その論理ドライブにオペレーティングシステムをインストールできます。システム BIOS を UEFI ブートモードに設定している場合は、このセクションの手順に従います。システム BIOS をレガシーブートモードに設定している場合は、このセクションの手順に従わないでください。代わりに、BIOS 構成ユーティリティーを使用してブート可能論理ドライブを作成するに移動してください。

このセクションの手順を実行する前に、HBA のファームウェアレベルを検証して、必要に応じてファームウェアの更新を実行してください。ファームウェアの更新については、Chapter 4, HBA ソフトウェアのインストールを参照してください。

x86 システムに論理ドライブを作成するには、次の手順をここに示す順序で実行します。

ドライブおよびそのスロットを検証するには

次の手順は、論理ドライブ構成で使用するドライブの識別に役に立ちます。

  1. Oracle Integrated Lights Out Manager (ILOM) ソフトウェアまたは Video Graphics Array (VGA) ビデオポートから、システムコンソールにアクセスします。
  2. システムのブートを開始します。

    ブートプロセス中に、システム内の、検出された SAS アダプタと、検出された HBA に接続されているデバイスに関する情報が BIOS の初期化バナーに一覧表示されます。

  3. ブート中にプロンプトが表示されたら、F2 キーを押して、BIOS 設定ユーティリティーを起動し、右矢印キーを使用して、「Advanced」メニューに移動します。
  4. 矢印キーを使用して、「LSI MegaRAID Configuration Utility」メニューオプションに移動して、Enter キーを押します。

    図 3-1  「MegaRAID Configuration Utility」メニューオプション


    image:BIOS 設定ユーティリティーの「Configuration Utility」メニューオプションの図。
  5. 表示されるメニューオプションから、矢印キーを使用して「Drive Management」メニューオプションに移動し、Enter キーを押します。

    図 3-2  「Drive Management」メニューオプション


    image:「Drive Management」メニューオプションの図。
  6. 表示されているページから、接続されているドライブを確認し、あとで参照できるように、それぞれのスロットをメモしておきます。

    次の例では、スロット 0、1、2、および 3 に 4 つのドライブがあります。スロット 2 および 3 は現在使用されていません (Unconfigured Good テキストで示されています)。Unconfigured Good のドライブは、論理ドライブ構成の一部として使用できます。

    図 3-3  HBA に接続されたドライブ


    image:「Drive Management」画面の図。

論理ドライブを作成するには

ドライブおよびそのスロットを検証するには の説明に従って、論理ドライブ構成に使用できるドライブを確認したら、これらのドライブを使用して論理ドライブを作成できます。次の手順では、RAID 1 ボリュームを作成するためにドライブ 2 および 3 (3:00:023:00:03) が使用されています。

  1. 接続されているドライブが表示されている「Drive Management」画面 (Figure 3–3) で、Esc キーを押して前のメニューに戻り、矢印キーを使用して「Configuration Management」メニューオプションに移動し、Enter キーを押します。

    図 3-4  「Configuration Management」メニューオプション


    image:「Configuration Management」メニューオプションの図
  2. 表示されるページから、矢印キーを使用して「Create Virtual Drive」メニューオプションに移動し、Enter キーを押します。

    図 3-5  「Create Virtual Drive」メニューオプション


    image:「Create Virtual Drive」メニューオプションの図
  3. 表示されたページから、「Select RAID Level」フィールドに移動し、Enter キーを押して「Select RAID Level」ポップアップウィンドウを表示し、要件に基づいて目的の RAID レベルを選択し、Enter キーを押します。

    次の例では、RAID 1 レベルが選択されています。

    図 3-6  仮想ドライブの RAID レベルを選択する


    image:「Select RAID Level」ポップアップウィンドウの図
  4. 矢印キーを使用して、「Select Drives」フィールドに移動して、Enter キーを押します。

    図 3-7  「Select Drives」フィールドを選択する


    image:「Select Drives」フィールドの図
  5. RAID ボリューム構成で使用するドライブごとに、次の作業を行います。
    1. 矢印キーを使用してドライブに移動します。
    2. 矢印キーを使用して、ドライブに関連付けられている「Enabled」または「Disabled」フィールドに移動し、Enter キーを押します。
    3. 表示されるポップアップウィンドウから、矢印キーを使用して「Enabled」フィールドに移動し、Enter キーを押します。

      ドライブが「Enabled」として表示されます。次の例では、ドライブ 2 および 3 が有効になっています。

      図 3-8  RAID ボリューム 1 構成のドライブを有効にする


      image:RAID ボリューム構成のドライブを有効にする方法を示した画面の図。
  6. 論理ドライブの一部にするドライブをすべて有効にしたら、矢印キーを使用して、同じページの「Apply Changes」フィールドに移動し、Enter キーを押します。

    有効にしたドライブで論理ドライブが作成され、「Confirmation」ページが表示されます。

  7. 「Confirmation」ページで Enter キーを押して、「Create Virtual Drive」ページに戻ります。

    図 3-9  「Create Virtual Drive」ページ


    image:「Save Configuration」フィールドの図
  8. 論理ドライブの作成を確認するにはの手順を実行します。

論理ドライブの作成を確認するには

始める前に

この手順を実行する前に、ドライブとスロット (ドライブおよびそのスロットを検証するには を参照) を検証し、論理ドライブを作成します (論理ドライブを作成するにはを参照)。

  1. 「Create Virtual Drive」ページで、オプションで目的の変更を加え (ドライブ名の定義など)、「Save the Configuration」フィールドで Enter キーを押して、新しい構成を保存します。

    「Save Configuration」の確認ページが表示されます。

    図 3-10  構成を確認する


    image:仮想ドライブ作成の確認ページの図
  2. 次を実行してドライブの作成を確認します。
    1. 矢印キーを使用して「Confirm」フィールドに移動し、Enter キーを押します。
    2. ポップアップウィンドウから、「Confirm」フィールドの値を「Enabled」に変更して、Enter キーを押します。

      図 3-11  「Confirm」フィールドを有効にする


      image:「Confirm」フィールドを有効にしている図
    3. 矢印キーを使用して「Yes」フィールドに移動し、Enter キーを押します。

      図 3-12  論理ドライブの作成を確認する


      image:論理ドライブの作成を確認する方法を示す図。
  3. 表示されるページで Enter キーを押して、仮想ドライブの作成を完了します。

    仮想ドライブの作成が成功したこと、および構成不可能なすべての空き領域が使用されていたことを示すメッセージが表示されます。

  4. 論理ドライブ (仮想ドライブ) が作成されたことを確認するには、Esc キーを押して「Configuration Utility」メニューに戻り、矢印キーを使用して「View Drive Group Properties」メニューオプション (Figure 3–13) に移動し、Enter キーを押します。

    図 3-13  新しい仮想ドライブプロパティーを表示する


    image:「View Drive Group Properties」メニューオプションの図
  5. 表示されるページで論理ドライブ情報を確認します。

    次の例では、Drive Group 2、Virtual Drive 4 が作成されています。

    図 3-14  論理ドライブ情報を表示する


    image:論理ドライブ情報が表示された画面の図
  6. BIOS 設定ユーティリティーを終了し、リブートして Oracle System Assistant ユーティリティーを起動し (システムで使用可能な場合)、その論理ドライブに OS をインストールするか、ブートドライブを操作します。

    新しく作成された論理ドライブのラベルの検証については、論理ドライブのラベルが有効であることを確認するにはを参照してください。

    Oracle System Assistant については、使用しているシステムの管理ガイドを参照してください。

    Oracle OS のインストールについては、Oracle Solaris OS のインストールを参照してください。