あとでマップを変更する必要がある場合は、makedbm を使用してマップを分解し、一時的な中間テキストファイルを作成することができます。マップを分解して一時ファイルを作成するには、次のように入力します。
% cd /var/yp % makedbm -u homedomain/mymap > mymap.temp
作成される一時ファイル mymap.temp には、1 行につき 1 つのエントリが存在します。このファイルは、任意のテキストエディタで必要に応じて編集できます。
マップを更新するには、次のように入力して、変更された一時ファイルの名前を makedbm に指定します。
% makedbm mymap.temp homedomain/mymap % rm mymap.temp
次に、root になり、次のように入力して、マップをスレーブサーバーに伝播します。
# yppush mymap
前の段落では、makedbm を使用してマップを作成する方法について説明しました。ただし、システムがすでに起動され、実行されたあとにデータベースにデフォルト以外のマップを追加したり、NIS サーバーのセットを変更したりしないかぎり、ypinit コマンドと /var/yp/Makefile を使用することによって、実際に必要なほぼすべてのことを実行できます。
/var/yp 内の Makefile を使用するか、またはほかの何らかの手順を使用するかにかかわらず、その目的は同じです。最終的には、正しく作成された dbm ファイルの新しいペアが、マスターサーバー上の maps ディレクトリ内に存在する必要があります。