ソフトウェアプロバイダの追加

次の手順では、プロバイダをシステムに追加する方法について説明します。Crypto Management 権利プロファイルが割り当てられている管理者になる必要があります。詳細は、Oracle Solaris 11.3 でのユーザーとプロセスのセキュリティー保護 の 割り当てられている管理権利の使用を参照してください。

ソフトウェアプロバイダを追加する方法

1. システムで使用可能なソフトウェアプロバイダを一覧表示します。

   $ cryptoadm list
   User-level providers:
   Provider: /usr/lib/security/$ISA/pkcs11_kernel.so
   Provider: /usr/lib/security/$ISA/pkcs11_softtoken.so
   
   Kernel software providers:
   des
   aes
   arcfour
   blowfish
   camellia
   ecc
   sha1
   sha2
   md5
   rsa
   swrand
   n2rng/0
   

2. リポジトリからプロバイダを追加します。

   In this example, the pkcs11_tpm provider is added.

   # pkg install system/library/security/pkcs11_tpm

3. 暗号化フレームワークに新しいプロバイダを登録します。

   # cryptoadm install provider='/usr/lib/security/$ISA/pkcs11_tpm.so'

4. 新しいプロバイダをリストに追加します。

   この場合は、新しいユーザーレベルソフトウェアプロバイダがインストールされました。

   # cryptoadm list
   
   User-level providers:
   Provider: /usr/lib/security/$ISA/pkcs11_kernel.so
   Provider: /usr/lib/security/$ISA/pkcs11_softtoken.so
   Provider: /usr/lib/security/$ISA/pkcs11_tpm.so < 追加されたプロバイダ
   
   Kernel providers:
   des
   aes
   arcfour
   blowfish
   camellia
   ecc
   sha1
   sha2
   md5
   rsa
   swrand
   n2rng/0