スマートカードの認証には、通常 libccid のデフォルトの構成で十分です。デバッグ中に構成を変更することがあるかもしれません。
ライブラリのバージョンでは、パッケージ情報の Version フィールドにあります。
$ pkg info ccid Name: library/security/pcsc-lite/ccid Summary: Provides smart card reader drivers for pcsclite (PC/SC) ... Version: version
CCID ドライバの構成ファイル、Info.plist でデバッグレベルの設定や電圧レベルの変更ができます。これはデフォルトで、/usr/lib/$ISA/pcsc/drivers/ifd-ccid.bundle/Contents ディレクトリにインストールされます。
CCID ドライバは pcsclite デバッグ機能を使用します。デバッグ出力は、pcsclite デバッグを構成する方法に応じて、stdout または syslog に送信されます。
始める前に
root 役割になる必要があります。詳細は、Oracle Solaris 11.3 でのユーザーとプロセスのセキュリティー保護 の 割り当てられている管理権利の使用を参照してください。
デバッグレベルは、ifdLogLevel フィールドに設定します。これは、4 つの異なるレベルのバイナリ OR の組み合わせです。
1 – Critical: 重要なエラーメッセージ
2 – Info: どのリーダーが検出されたかなどの情報メッセージ
4 – Comm: ホストとリーダーとの間で交換されるすべてのバイトのダンプ
8 – Periodic: カードが存在する場合の pcscd テスト中のアクティビティーの定期的なログ (1/10 秒ごと)
デフォルトでデバッグレベルは 3 (1 + 2) に設定され、critical および info のレベルに対応します。
電圧レベルは 4 つの異なるレベルのバイナリ OR の組み合わせです。
0 – カードを 5V で電源オン (デフォルト値)
16 – カードを 3V で電源オン、3V で失敗する場合 5V で電源オン
32 – カードを 1.8V で電源オンにし、続いて 3V、次に 5V で電源オン
48 – スマートカードリーダーが電圧レベルを決定
デフォルトでは、電圧レベルは 0 に設定され、5V に対応します。
2 つの選択肢があります。
# svcadm restart pcsc
次のステップ