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Oracle® Solaris 11.3 でのリソースの管理

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更新: 2016 年 11 月
 
 

リソース上限デーモンの紹介

リソース上限デーモン rcapd(1M) とその関連付けられたユーティリティー rcapadm(1M) および rcapstat(1) は、物理メモリーのリソース上限の適用および管理に関する統計情報を定義、管理、および提供するためのメカニズムをもたらします。

リソース上限とは、物理メモリーなどのリソース消費量の上限のことです。リソース上限は、プロジェクトやゾーンなど、グループ化できるシステムプロセスの集合でサポートされています。

リソース制御と同様に、リソース上限を定義するには、project データベース内にあるプロジェクトエントリの属性を使用します。

リソース制御はカーネルによって同期的に実行されますが、リソース上限はリソース上限デーモンによってユーザーレベルで非同期的に実行されます。このリソース上限の制限は非同期的に実行されるため、リソース上限デーモンがサンプリングを行う間隔の分だけ、短時間の遅延が発生します。

rcapd については、rcapd(1M) のマニュアルページを参照してください。プロジェクトおよび project データベースについては、プロジェクトとタスクについておよび project(4) のマニュアルページを参照してください。リソース制御については、リソース制御についてを参照してください。