ストレージクラスと優先度レベルに加え、論理ボリュームにはその他にも定義しなければならないサービス品質 (QoS) プロパティーが 2 つあります。RAID レベルと先読みポリシーです。Oracle FS System では RAID レベルと先読みポリシーを 2 つの方法で定義できます。
基本アプローチでは、ボリュームの RAID レベルと先読みポリシーを間接的に指定します。この方法では、論理ボリュームのデータ冗長性、I/O バイアス、およびアクセスバイアスを指定します。これらの QoS プロパティーはボリュームの基本 QoS プロパティーと呼ばれます。
詳細アプローチでは、論理ボリュームの RAID レベルと先読みポリシーを直接指定します。これらの QoS プロパティーはボリュームの詳細 QoS プロパティーと呼ばれます。
初期ストレージクラス | 初期冗長性 | 基本的な QoS プロパティー | 詳細な QoS プロパティー | ||
---|---|---|---|---|---|
初期の標準的アクセス | 初期 I/O バイアス | 初期 RAID レベル | 初期先読み | ||
容量ディスク | 二重 | 順次 | 読み取り | RAID 6 | 積極的 |
その他 | その他 | RAID 6 | 通常 | ||
その他のストレージクラス | 単一 | 順次 | 読み取り | RAID 5 | 積極的 |
ランダム | 書き込み | RAID 10 (ミラー化) | 通常 | ||
その他 | その他 | RAID 5 | 通常 |