スイッチは管理コンソールで管理されます。管理コンソールは、NET MGT ポートでの 10/100/1000 Ethernet 接続か、SER MGT ポートに接続されたシリアルデバイスです。
NET MGT 接続は、SP と通信するためのデフォルトの手段です。SP では DHCP クライアントが稼働しており、SP は DHCP サーバーを使用するために Ethernet ネットワークを必要とします。ブート時に DHCP サーバーから SP に IP アドレスを提供するには、サーバーに SP の MAC アドレスが構成されている必要があります。DHCP サーバーが使用できない場合は、SER MGT 接続が使用されます。
NET MGT 接続の方が SER MGT 接続よりも有利な点は、ネットワークのどこからでもゲートウェイを管理できることです。Ethernet ネットワーク内の各ハブまたはスイッチで、再増幅、フィルタリング、および処理が行われるため、ネットワーク管理の経路にケーブル長の制約はありません。どのネットワーク管理ケーブルも 100 m を超えないようにしてください。
SER MGT 接続には、シリアルデバイス管理コンソールへのシリアル接続が必要です。シリアルデバイス管理コンソールは、シリアル端末、端末サーバー、または、システムまたはノートパソコンで動作しているシリアル接続です。
管理ネットワーク上に使用可能な DHCP サーバーがない場合は、SER MGT ポートを使用して NET MGT ポートを構成する必要があります。シリアル信号の性質上、10 m より長いシリアル管理ケーブルでは信頼性を確保できません。