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Oracle® Server X5-4 Windows オペレーティングシステムインストールガイド

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更新: 2015 年 6 月
 
 

PXE ネットワークブートを使用して Windows Server 2012 または 2012 R2 をインストールする

このセクションでは、お客様提供の Windows Imaging Format (WIM) イメージを使用して、確立された PXE ベースのネットワーク経由で Windows Server 2012 または 2012 R2 オペレーティングシステムをインストールするために必要な初期情報について説明するとともに、従う必要のある手順を示します。


注 -  このタスクは、Windows 展開サービス (WDS) を使用してネットワーク経由で Windows Server をインストールするための最初の手順です。具体的には、WDS インストールサーバーと通信するサーバー PXE ネットワークアダプタカードを選択する手順について説明します。WDS を使用して Windows Server 2012 または 2012 R2 をインストールする方法の詳細は、Windows 展開サービスに関する Microsoft のドキュメントを参照してください。

始める前に

WDS を使用してインストールを実行するには、次の操作が必要です。

  • 必要なシステムデバイスドライバを install.wim イメージ、および必要に応じて boot.wim イメージに追加します。

    WIM インストールイメージにドライバを追加する手順については、Microsoft Windows 展開サービスのドキュメントを参照してください。

  • PXE サービスに対して認証するための WDS ユーザーアカウントおよびパスワードを取得します。

  1. Windows WDS が正しく構成され、PXE インストールで使用する Windows Server 2012 および 2012 R2 の WIM イメージが準備できていることを確認します。

    PXE ネットワーク環境が正しく設定され、Windows インストールメディアを PXE ブートで使用できることを確認します。

  2. サーバーをリセットします。

    たとえば、サーバーをリセットするには:

    • ローカルサーバーで、サーバーのフロントパネルにある電源ボタンを約 1 秒間押してサーバーの電源を切ってから、もう一度電源ボタンを押してサーバーに電源を入れます。

    • Oracle ILOM Web インタフェースから「Host Management」->「Power Control」をクリックし、「Select Action」リストボックスから「Reset」を選択してから、「Save」をクリックします。

    • Oracle ILOM CLI から、「reset /System」と入力します。

    サーバーがブートプロセスを開始し、BIOS 画面が Oracle ILOM リモートシステムコンソールプラスアプリケーションに表示されます。


    image:BIOS 画面を示す図。

    注 -  次のイベントがすぐに発生するため、次の段階では集中する必要があります。画面に表示される時間が短いため、これらのメッセージを注意して観察してください。スクロールバーが表示されないように画面のサイズを拡大してもかまいません。
  3. PXE ブートサポートが有効になっていることを確認するには、次の手順を実行します。

    注 -  PXE ブートサポートはデフォルトで有効になっていますが、この手順では無効になっている場合に備えて、PXE ブートが有効になっていることを確認します。PXE ブートサポートが有効になっていることを確認したら、以降の PXE ブートではこの手順を省略できます。
    1. F2 キーを押して、BIOS 設定ユーティリティーにアクセスします。

      BIOS 設定ユーティリティーが表示されます。

    2. 上部のメニューバーで「Advanced」を選択します。

      BIOS 設定ユーティリティーの「Advanced」画面が表示されます。

    3. 使用可能なオプションのリストから「Network Stack」を選択します。

      BIOS 設定ユーティリティーの「Network Stack」画面が表示されます。


      image:PXE ブートのための BIOS 設定を示す図。
    4. 必要に応じて、適切な「PXE Support」設定 (IPv4 または IPv6 のどちらか) を「Enabled」に設定します。
    5. 変更を保存して BIOS 設定ユーティリティーを終了するには、F10 キーを押します。

    これにより、サーバーがリセットされます。リセット後、再度、BIOS 画面が表示されます。

  4. BIOS 画面で、F8 キーを押して一時ブートデバイスを指定するか、または F12 キーを押してネットワークブート (PXE) を指定します。

    「Please Select Boot Device」メニューが表示され、使用可能なブートデバイスが一覧表示されます。表示される画面は、BIOS をレガシー BIOS ブートモードに構成したか、UEFI ブートモードに構成したかに応じて異なります。

    • レガシー BIOS ブートモードの場合、次のような画面が表示されます。


      image:レガシー BIOS ブートモードでの「Select Boot Device」メニューを示す画面。
    • UEFI ブートモードの場合、次のような画面が表示されます。


      image:UEFI ブートモードでの「Select Boot Device」メニューを示す画面。

    注 - インストール時に表示されるブートデバイスメニューは、サーバーに取り付けられているディスクコントローラのタイプによって異なる場合があります。

    UEFI モードの場合は、ローカルおよびリモートのブートデバイスに加えて、各ネットワークアダプタインタフェースで IPv4 と IPv6 の両方のプロトコルが選択可能です。

  5. 「Please Select Boot Device」メニューで、PXE ネットワークインストールサーバーと通信するように構成されたサーバーのネットワークアダプタを選択します。

    ネットワークブートローダーがロードされ、ブートプロンプトが表示されます。数秒後、インストールカーネルのロードが開始されます。

  6. インストールを完了するには、Install Windows Server 2012 or 2012 R2 Manually Using Local or Remote MediaStep 5 を参照してください。