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Oracle® Server X5-4 プロダクトノート

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更新: 2017 年 4 月
 
 

サーバーブート中の SMI ハーフワイドフェイルオーバーエラー (20494095)

これはシステムソフトウェアリリース 1.0.4 で修正されました。

サーバーの電源投入またはリセット中に、まれに、サーバーのフロントパネルの CPU 保守要求インジケータが点灯し、プロセッサおよびメモリーサブシステムのエラーが発生することがあります。このエラーが 1 回だけ個別に発生した場合は、無視しても問題ありません。詳細情報は、Oracle ILOM Web インタフェースまたは CLI にログインすることによって入手できます。CLI 障害管理シェルを使用してエラーをクリアします。

Oracle ILOM Web インタフェース

エラーを調査するには、Oracle ILOM Web インタフェースにログインします。プロセッサおよびメモリーサブシステムの保守要求状態は、Oracle ILOM の「Summary」画面の「Status」セクションに表示されます。詳細情報は、「Open Problems」リンクをクリックすることによって入手できます。そこでは、これらの問題が次のように定義されています。

A Scalable Memory Interconnect (SMI) half-width failover has been detected.

注 -  特定のプロセッサ (P) やメモリーライザー (MR) カードの識別を含め、問題の定義の中で追加情報が提供されます。

この障害を修復するには、下の回避方法の手順を参照してください。

Oracle ILOM CLI インタフェース

Oracle ILOM CLI インタフェースを使用してエラーを調査および修復するには、下の回避方法の手順を参照してください。

回避方法

プロセッサや MR カードのエラーは、下で説明しているように、CLI 障害管理シェルを使用して修復できます。エラーが引き続き発生したり、メモリーのパフォーマンスが低下したりする場合は、Oracle サービスにお問い合わせください。

  1. 端末ウィンドウで、次のコマンドを入力して、サーバーのサービスプロセッサ (SP) で ssh セッションを開始します。

    ssh root@sp-ip-address

    ここで、sp-ip-address は SP の IP アドレスです。

  2. CLI プロンプトが表示されたら (–>)、次のコマンドを入力して障害管理ディレクトリに移動します。

    cd /SP/faultmgmt

  3. 障害状態にあるコンポーネントを表示するには、次のコマンドを入力します。

    show

    次の例に示すように、これらのコンポーネントは「Targets」の下に一覧表示されます。

    /SP/faultmgmt  
    Targets:
    shell  
    0 (/SYS/MB/P0)  
    1 (/SYS/MB/P0/MR1)
  4. プロセッサと MR カードの番号を記録しておきます。

    たとえば、次の出力では障害が発生したプロセッサが P0 として、障害が発生した MR カードが MR1 として示されています。

    0 (/SYS/MB/P0) 
    1 (/SYS/MB/P0/MR1)
  5. faultmgmt シェルを起動するには、次のコマンドを入力します。

    start shell

    システムが次のように応答します。

    Are you sure you want to start /SP/faultmgmt/shell (y/n)?

    確認するには、y を入力します。

    faultmgmt プロンプトが表示されます。

    (faultmgmtsp>)

  6. プロセッサを修復するには、次のコマンドを入力します。

    fmadm repair /SYS/MB/P#

    ここで、P# はプロセッサの数です

  7. MR カードを修復するには、次のコマンドを入力します。

    fmadm repair /SYS/MB/P#/MR#

    ここで、P#/MR# はプロセッサと MR カードの数です。

  8. faultmgmt シェルを終了するには、次のように入力します。

    exit

  9. サーバーをリブートし、この問題が繰り返し発生するかどうかモニターします