これはシステムソフトウェアリリース 1.0.4 で修正されました。
サーバーの電源投入またはリセット中に、まれに、サーバーのフロントパネルの CPU 保守要求インジケータが点灯し、プロセッサおよびメモリーサブシステムのエラーが発生することがあります。このエラーが 1 回だけ個別に発生した場合は、無視しても問題ありません。詳細情報は、Oracle ILOM Web インタフェースまたは CLI にログインすることによって入手できます。CLI 障害管理シェルを使用してエラーをクリアします。
エラーを調査するには、Oracle ILOM Web インタフェースにログインします。プロセッサおよびメモリーサブシステムの保守要求状態は、Oracle ILOM の「Summary」画面の「Status」セクションに表示されます。詳細情報は、「Open Problems」リンクをクリックすることによって入手できます。そこでは、これらの問題が次のように定義されています。
A Scalable Memory Interconnect (SMI) half-width failover has been detected.
この障害を修復するには、下の回避方法の手順を参照してください。
Oracle ILOM CLI インタフェースを使用してエラーを調査および修復するには、下の回避方法の手順を参照してください。
回避方法
プロセッサや MR カードのエラーは、下で説明しているように、CLI 障害管理シェルを使用して修復できます。エラーが引き続き発生したり、メモリーのパフォーマンスが低下したりする場合は、Oracle サービスにお問い合わせください。
端末ウィンドウで、次のコマンドを入力して、サーバーのサービスプロセッサ (SP) で ssh セッションを開始します。
ssh root@sp-ip-address
ここで、sp-ip-address は SP の IP アドレスです。
CLI プロンプトが表示されたら (–>)、次のコマンドを入力して障害管理ディレクトリに移動します。
cd /SP/faultmgmt
障害状態にあるコンポーネントを表示するには、次のコマンドを入力します。
show
次の例に示すように、これらのコンポーネントは「Targets」の下に一覧表示されます。
/SP/faultmgmt Targets: shell 0 (/SYS/MB/P0) 1 (/SYS/MB/P0/MR1)
プロセッサと MR カードの番号を記録しておきます。
たとえば、次の出力では障害が発生したプロセッサが P0 として、障害が発生した MR カードが MR1 として示されています。
0 (/SYS/MB/P0) 1 (/SYS/MB/P0/MR1)
faultmgmt シェルを起動するには、次のコマンドを入力します。
start shell
システムが次のように応答します。
Are you sure you want to start /SP/faultmgmt/shell (y/n)?
確認するには、y を入力します。
faultmgmt プロンプトが表示されます。
(faultmgmtsp>)
プロセッサを修復するには、次のコマンドを入力します。
fmadm repair /SYS/MB/P#
ここで、P# はプロセッサの数です
MR カードを修復するには、次のコマンドを入力します。
fmadm repair /SYS/MB/P#/MR#
ここで、P#/MR# はプロセッサと MR カードの数です。
faultmgmt シェルを終了するには、次のように入力します。
exit
サーバーをリブートし、この問題が繰り返し発生するかどうかモニターします