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Oracle® Server X5-4 プロダクトノート

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更新: 2017 年 4 月
 
 

MSI-X 割り込みベクトルに関する FMA 警告メッセージ (20724005)

OS のネットワークインストール中に、多数のネットワークカードを含む大規模な構成を備えた一部の x86 システムでは、MSI-X 割り込みベクトルの不足に関する FMA 警告が生成されることがあります。これらのメッセージは無害であり、インストールが完了してシステムがオペレーティングシステムにリブートすると表示されなくなります。

表示される FMA 警告と説明は次のとおりです。

fault.io.nic.config
The network device failed to configure a feature. A(n) unsupported error has been detected during
driver's attach context causing a(n) config service impact while involving the device's rx_ring subsystem.

回避方法

この問題を修正するには、GRUB エントリを編集して、ブートパラメータ ddi-msix-alloc-limit=2 を渡します。

  1. ブート中に、Oracle Solaris バージョン情報が画面に表示されたら (例: Oracle Solaris 11.2.9.0.5)、「e」と入力してこのエントリを編集します。
  2. 次のマルチブート行を見つけます。
    $multiboot /ROOT/solaris/@/$kern $kern -B console=ttya -B $zfs_bootfs -B
  3. 最後に次のパラメータを追加することによって、この行を変更します。

    ddi-msix-alloc-limit=2

    例:

    $multiboot /ROOT/solaris/@/$kern $kern -B console=ttya -B $zfs_bootfs -B ddi-msix-alloc-limit=2
  4. 上の変更を使用してブートを続行するには、Ctrl + X または F10 を押します。