STA は、ログインセッションを管理したり、STA ユーザーインタフェース表示を変更したりするためのさまざまなオプションを提供します。これらの変更はユーザー名単位で行われるため、さまざまなユーザーが必要に応じて設定を変更できます。設定は、将来のログインセッションでも引き続き有効です。次のオプションが提供されます。
STA ユーザー名の画面リフレッシュおよび自動タイムアウト間隔の両方を変更できます。
STA の画面表示は自動的にリフレッシュされ、使用できる可能性のある新しいデータが表示されます。デフォルトのリフレッシュレートは、8 分ごとです。オプションで、STA ユーザー名のリフレッシュレートを 1 分から 12 時間の間の任意の期間に変更できます。手順については、画面リフレッシュ間隔の変更を参照してください。
デフォルトのセッションタイムアウトは 30 分です。ログインセッションのアイドル状態がこの時間よりも長い場合、セッションは終了し、再度ログインする必要があります。オプションで、STA ユーザー名のタイムアウト期間を 10 分から 24 時間の間の任意の期間に変更できます。詳細は、ログインセッションのタイムアウト期間を変更するを参照してください。
注:
セッションタイムアウトを増やすと、STA サーバーのメモリー使用率が増加して、STA のパフォーマンスが影響を受ける可能性があります。追加情報については、『STA ユーザーズガイド』を参照してください。ログインセッションが定義された時間アイドル状態にある場合、セッションは自動的に終了します。有効期間の 2 分前に、次のダイアログボックスが表示されます。セッションをアクティブなままにするには、2 分以内に「OK」をクリックします。
2 分以内に「OK」をクリックしない場合、セッションが終了して、次のダイアログボックスが表示されます。
「OK」をクリックすると、ログイン画面にリダイレクトされて、再度ログインできます。
注:
セッションタイムアウトクロックは、ブラウザでログイン画面を開始するとすぐに始まります。ブラウザをアイドル状態のままにして、定義されたセッションタイムアウト期間内にログインしない場合、上で説明した「Expiration Warning」および「Page Expired」ダイアログボックスが表示されます。STA ユーザーインタフェースに表示されるイベントの日付と時間は、自動的にローカルのタイムゾーンで表示されます。たとえば、サンフランシスコでのライブラリの開始時間 02:43 は、ブラジリアの STA ユーザーでは開始時間 06:43 (4 時間後) になり、ジャカルタのユーザーでは 16:43 (14 時間後) になります。
デフォルトでは、STA にはコンピュータのシステムクロックに合わせた時間が表示されます。オプションで、STA ユーザー名用に特定のタイムゾーンを設定して、別の場所に合わせてデータを表示できます。たとえば、異なるタイムゾーンの同僚とデータをレビューしている場合、一時的に自分のタイムゾーンを同僚のタイムゾーンに合わせて変更できます。手順については、タイムゾーン設定の変更を参照してください。
注:
これらの設定は、「Dashboard」の表示には影響しません。「Dashboard」のデータは、タイムゾーンの設定に関係なく、常に UTC 時間で表示されます。詳細については、『STA ユーザーズガイド』を参照してください。次の図に、2 つの異なるタイムゾーン設定での同一の交換データを示します。
STA ユーザー名のタイムゾーン設定に合わせて、フィルタリングも実行されます。時間と日付に基づいてフィルタ条件を入力するときは、ローカルタイムゾーンの時間を使用します。
デフォルトでは、取り外したドライブとメディアは、対応する「Overview」および「Analysis」画面には含まれません。ただし、取り外したドライブまたはメディア、あるいはその両方の表示を選択的に有効にできます。選択は即時に有効になるため、ニーズに応じて、取り外したドライブとメディアをログインセッション全体で選択的に表示したり非表示にしたりできます。設定を変更する方法については、取り外したドライブとメディアの表示設定を変更するを参照してください。
表2-1 に、各オプションを選択または選択解除したときの効果の概要を示します。取り外したドライブやメディアの詳細は、『STA ユーザーズガイド』を参照してください。
オプション |
選択した場合 |
選択解除した場合 |
---|---|---|
Show Removed Drives |
取り外したドライブは、「Drives – Overview」画面に一覧表示される。 取り外したドライブに関する集約されたデータは、「Drives – Analysis」画面に表示される。 すべての画面で、取り外したドライブのドライブシリアル番号が「Drives – Overview, Detail View」画面へのアクティブなリンクになります。 |
取り外したドライブは、「Drives – Overview」画面に一覧表示されない。 取り外したドライブの集約されたデータは、「Drives – Analysis」画面に含まれない。 すべての画面で、取り外したドライブのドライブシリアル番号が淡色で表示され、アクティブなリンクではなくなります。 |
Show Removed Media |
取り外したメディアは、「Media – Overview」画面に一覧表示されます。 取り外したメディアの集約されたデータは、「Media – Analysis」画面に含まれます。 その他のすべての画面上で、取り外したメディアのボリュームシリアル番号 (VSN または volser) が「Media – Overview, Detail View」画面へのアクティブなリンクになる。 |
取り外したメディアは、「Media – Overview」画面に一覧表示されない。 取り外したメディアの集計されたデータは、「Media – Analysis」画面に含まれない。 すべての画面で、取り外したメディアの volser が淡色で表示され、アクティブなリンクではなくなります。 |
STA ユーザーインタフェースは、視覚や聴覚など、身体的に制限のあるユーザー向けにアクセシビリティー機能を提供しています。このオプションを有効にする方法については、アクセシビリティープリファレンスの変更を参照してください。次のオプションを使用できます。
「Screen reader」モード – 弱視、失明、色覚異常、その他の視覚障害をお持ちのユーザー向けにスクリーンリーダーモードを有効にします。このモードにすると、JAWS などのスクリーンリーダーでの使用に合わせて画面が最適化されます。また、すべての画面アクションをマウスの代わりにキーボードを使って実行できるとともに、すべての画面アイコン、ボタン、およびグラフィックイメージの代替テキストが提供されます
「High contrast」モード – STA の画面が、ブラウザで提供される高コントラスト機能に対応します。最適な結果を得るため、次に説明する手順で大きいフォントモードを有効にすることもできます。
このモードは、ブラウザの高コントラスト機能とともに使用するように設計されています (詳細はブラウザのドキュメントを参照)。ブラウザでこれらの機能を使用していない場合は、このモードを無効にします。
「Large fonts」モード – STA の画面が、ブラウザで提供される大きいフォントサイズおよびズーム機能に対応します。最適な結果を得るため、上で説明した手順で高コントラストモードを有効にすることもできます。
このモードは、ブラウザの大きいフォントまたはズーム機能とともに使用するように設計されています (詳細はブラウザのドキュメントを参照)。ブラウザでこれらの機能を使用していない場合は、このモードを無効にします。
また、ツールチップにすべてのグラフおよびテキスト項目の詳細が提供されます。詳細は、ツールチップおよび グラフのタイプを参照してください。
デフォルトでは、確認ダイアログボックスは次のアクティビティーで表示されます。
画面上のすべてのグラフの日付範囲を同期する場合。すべてのグラフで日付範囲を同期するを参照。
カスタムまたは定義済みのテンプレートを上書きする場合。『STA ユーザーズガイド』を参照。
現在の画面のデフォルトテンプレートを変更する場合。『STA ユーザーズガイド』を参照。
カスタムまたは定義済みのテンプレートの削除については、『STA ユーザーズガイド』を参照してください。
これらのダイアログボックスのいずれかの表示を選択的にオフにできます。選択はすぐに有効になります。手順については、「Confirmation」ダイアログボックスのプリファレンスを変更するを参照してください。
この手順を使用して、STA ユーザー名での、現在と将来のログインセッションの画面表示リフレッシュレートを設定します。STA の画面が指定した頻度で更新され、新しいデータが表示されます。デフォルトは 480 秒です。詳細は、画面リフレッシュ間隔を参照してください。
メインツールバーで、「Preferences」、「General」の順に選択します。
「General」ダイアログボックスが表示されます。
「Refresh interval in seconds」フィールドに、割り当てる新しいリフレッシュレートを入力して、「OK」をクリックします。
設定はすぐに有効になります。これらは、この手順で再度変更するまで、現在と将来のログインセッションで引き続き有効です。
この手順を使用して、STA ユーザー名での、現在と将来のログインセッションのタイムアウト期間を設定します。ログインセッションがこの時間より長くアイドル状態になると、セッションは終了します。デフォルトは 30 分です。詳細は、自動タイムアウト間隔を参照してください。
メインツールバーで、「Preferences」、「General」の順に選択します。
「General」ダイアログボックスが表示されます。
「Session timeout in minutes」フィールドに、割り当てるタイムアウト期間を入力して、「OK」をクリックします。
設定はすぐに有効になります。これらは、この手順で再度変更するまで、将来のログインセッションでも引き続き有効です。
この手順を使用して、STA ユーザー名のタイムゾーン設定を変更します。すべての日付と時間は、指定したタイムゾーンで表示されます。追加情報については、タイムゾーンのオプションを参照してください。
メインツールバーで、「Preferences」、「General」の順に選択します。
「General」ダイアログボックスが表示されます。
「Time Zone」メニューで、使用するタイムゾーンを選択して、「OK」をクリックします。
STA にローカルタイムゾーンをコンピュータのシステムクロックに基づいて自動的に検出させるには、「<Auto-detect Time Zone>」を選択します。
すべての STA 画面で、データはすぐに新しいタイムゾーンで表示されます。タイムゾーン設定は、この手順で再度変更するまで、将来のログインセッションでも引き続き有効です。
この手順を使用して、STA ユーザー名での、現在と将来のログインセッションの取り外したドライブとメディアの表示設定をカスタマイズします。これらの設定で、取り外したドライブとメディアを STA ユーザーインタフェースに表示する方法を制御します。詳細は、取り外したドライブとメディアの表示オプションを参照してください。
メインツールバーで、「Preferences」、「Data Handling」の順に選択します。
「Data Handling」ダイアログボックスが表示されます。
適切なチェックボックスを選択して、取り外したドライブ、メディア、または両方の表示を有効にします。
選択を確認して、「OK」をクリックします。
設定はすぐに有効になります。これらは、この手順で再度変更するまで、現在と将来のログインセッションで引き続き有効です。
この手順を使用して、STA ユーザー名での現在と将来のログインセッションのアクセシビリティー設定をカスタマイズします。詳細は、アクセシビリティーオプションを参照してください。
メインツールバーで、「Preferences」、「Accessibility」の順に選択します。
注:
「Do not show these options again」チェックボックスが選択されていない場合、STA へのログイン時に、この画面が常に自動的に表示されます。「Accessibility Settings」ダイアログボックスが表示されます。
適切なチェックボックスを選択して、使用するアクセシビリティーモードを有効にします。オプションは次のとおりです。
「Screen Reader」 – 画面表示を JAWS などのスクリーンリーダー向けに最適化します。また、すべての画面アクションをマウスの代わりにキーボードを使って実行できます。
「High Contrast」 – STA の画面が、ブラウザで提供される高コントラスト機能に対応します。最適な結果を得るため、次に説明する手順で大きいフォントモードを有効にすることもできます。
「Large fonts」 – STA の画面が、ブラウザで提供される大きいフォントサイズおよびズーム機能に対応します。最適な結果を得るため、上で説明した手順で高コントラストモードを有効にすることもできます。
「Do not show these options again」 – ログイン時にこのダイアログボックスを自動的に表示しないことを示します。このオプションを適用すると、STA への以降のログインすべてで、このダイアログボックスはスキップされます。この手順を使用して、いつでもこのオプションをオプションをリセットできます。
選択を確認して、「OK」をクリックします。
STA の画面表示は、選択に応じてすぐに変更されます。これらの設定は、この手順で再度変更するまで、将来のログインセッションでも引き続き有効です。
この手順を使用して、STA ユーザー名での現在と将来のログインセッションの選択した確認ダイアログボックスの表示をカスタマイズします。詳細は、確認ダイアログボックスのオプションを参照してください。
メインツールバーで、「Preferences」、「Confirmations」の順に選択します。
「Confirmations」ダイアログボックスが表示されます。
リスト表示されているオプションごとに、チェックボックスを選択してダイアログボックスを表示するか、チェックボックスを選択解除してダイアログボックスを抑止します。オプションは次のとおりです。
「Graph Time Sync」 – このダイアログボックスを選択すると、画面上のすべてのグラフを同じ日付範囲で同期させる前に確認ダイアログボックスを表示します。
このチェックボックスを選択解除すると、確認ダイアログボックスを抑止します。グラフペインツールバーの「Synchronize Date Range」をクリックすると、すぐにグラフが同期します。
「Template Overwrite」 – このチェックボックスを選択すると、変更を既存のテンプレートに保存する前に確認のダイアログボックスを表示します。
このボックスをクリアすると、確認ダイアログボックスを抑止します。「Save Template」ダイアログボックスの「Save」をクリックすると、すぐに既存のテンプレートが上書きされます。
「Template Default」 – このチェックボックスを選択した場合、画面のデフォルトテンプレートを変更すると確認ダイアログボックスが表示されます。
このボックスをクリアすると、確認ダイアログボックスを抑止します。テンプレートツールバーの「Default Template」をクリックすると、すぐに新しいデフォルトテンプレートが設定されます。
「Template Delete」 – このチェックボックスを選択すると、既存のテンプレートを削除する前に確認ダイアログボックスが表示されます。
このボックスをクリアすると、確認ダイアログボックスを抑止します。「Delete Template」ダイアログボックスで「Delete」をクリックすると、すぐにテンプレートが削除されます。
選択を確認して、「OK」をクリックします。
設定はすぐに有効になります。これらは、この手順で再度変更するまで、将来のログインセッションでも引き続き有効です。