このセクションでは、ほとんどの STA 画面で使用されるレイアウトおよびナビゲーションについて説明します。次のトピックを取り上げます。
すべての STA 画面は、同一の一般的な構造およびレイアウトに従っています。主な部分について、次に図示および説明します。
項目 | 名前 | 説明 |
---|---|---|
A | メインツールバー | 画面には依存しない、よく使用するコマンドに直接アクセスできます。詳細については、メインツールバーを参照してください。 |
B | ナビゲーションバー | STA のプライマリナビゲーションツール。すべての STA 画面に直接アクセスできます。詳細については、ナビゲーションバーを参照してください。 |
C | 画面のタイトル | 画面の名前。ナビゲーションバー内の画面のリンクに対応します。 |
D | テンプレートツールバー | テンプレートを使用するためにもっともよく使用されるコマンドにアクセスできます。詳細については、『STA ユーザーズガイド』を参照してください。 |
E | メインウィンドウ | 画面の中心で、STA の内容が表示されます。詳細については、メインウィンドウを参照してください。 |
F | 「Collapse Pane」アイコン | ペインを縦方向または横方向に閉じたりサイズ変更したりできることを示します。詳細については、グラフ領域の縮小および復元を参照してください。 |
G | 「Resize」コントロールバー | ペインを縦方向または横方向にサイズ変更できることを示します。マウスを 2 つのサイズ変更可能な画面領域の間の領域に移動すると表示されます。詳細については、グラフおよび表領域のサイズ変更を参照してください。 |
H | スクロールバー | データをさらに表示するために、縦方向または横方向にスクロールできます。すべてのデータを一度に表示できるほど画面領域が大きくない場合に、動的に表示されます。 |
I | About | 詳細なソフトウェアバージョン情報を表示します。詳細については、『STA ユーザーズガイド』を参照してください。 |
メインツールバーは、すべての STA 画面の上部にあります。画面には依存しない、よく使用するコマンドに直接アクセスできます。
アイコン | 名前 | 説明 |
---|---|---|
![]() |
Preferences | STA の画面およびテンプレートの表示設定を変更するためのオプションを提供します。
関連トピック: ユーザープリファレンス |
![]() |
Help | 現在の画面のヘルプを表示します。
関連トピック: STA ユーザーズガイド |
![]() |
STA ユーザー名 | 現在ログインしている STA ユーザー名を表示します。
関連トピック: 『STA ユーザーズガイド』 |
![]() |
Logout | STA からログアウトします。
関連トピック: 『STA ユーザーズガイド』 |
![]() および
|
Progress Indicator | 画面がロードを完了したか、ロード中であるかを示します。 |
STA には、次のタイプの画面があります。
Dashboard
概要
Analysis
「Overview」および「Analysis」画面では、メインウィンドウが上側のグラフ領域と下側の表領域に分かれています。2 つの領域の間の枠線は、「Collapse Pane」アイコンおよび「Resize」コントロールバーが付いています (次の例を参照)。
このセクションでは、すべての STA 画面に共通する次の機能について説明します。
マウスを STA 画面のさまざまな領域に移動すると、カーソルの形が変化します。さまざまなカーソルの意味を理解すると、STA ユーザーインタフェースを使いやすくなります。
次のカーソルはすべての STA 画面で表示されます。
次のカーソルは表でのみ表示されます。
ツールチップとは、説明テキストを表示する小さなポップアップウィンドウです。ツールチップは、ほとんどの STA 画面のアイコン、ボタン、グラフィックイメージ、およびテキスト項目で利用できます。マウスを項目の上に移動すると、ツールチップが表示されます。
ダイアログボックスリスト、表列、表行など、ほとんどの STA オブジェクトを選択できます。また、STA インタフェースでは多くのオブジェクトタイプについて複数選択をサポートします。STA ドキュメントには、複数選択がサポートされている場合と、サポートされていない場合が示されています。
次の例では、「List Table」ツールバーから「View」、「Reorder Columns」の順に選択したときに表示される「Reorder Columns」ダイアログボックスを使用します。
オブジェクトをクリックするとそのオブジェクトが選択されます。
Shift キーを押しながらクリックすると、オブジェクトの範囲が選択されます。
Ctrl キーを押しながらクリックすると、複数の連続していないオブジェクトが選択されます。
注:
STA 画面を移動するためにブラウザの「進む」および「戻る」 (または「次へ」および「前へ」) ボタンを使用しないでください。これらのボタンを使用すると、予期しない結果が生じる可能性があり、表示されるデータが古くなったり、STA サーバー上のデータと同期されなくなったりすることがあります。移動する場合は、以降のセクションで説明するように、ナビゲーションバーやテキストリンクなどの STA で提供される方法を必ず使用してください。ナビゲーションバーは、STA 画面の左側にあります。選択に従って開いたり閉じたりする縦型の一連のタブで構成されます。縦のタブは、STA 画面階層の視覚的なマップを提供します。各タブの下に一覧表示される画面の数は変化します。一度に 1 つのタブのみ開くことができます。
ナビゲーションバーは、移動のプライマリな方法として機能し、すべての STA 画面はここからアクセスできます。追加のナビゲーションオプションは、テキストリンクから提供されます。詳細については、テキストリンクナビゲーションを参照してください。
ナビゲーションバーは、STA におけるプライマリなナビゲーションツールであり、すべての STA 画面に直接アクセスできます (詳細については、ナビゲーションバーを参照)。テキストリンクは、特にリソースに関する詳細情報にドリルダウンする場合の別のナビゲーション方法です。
次のタイプのテキストリンクを使用できます。
テキストリンクをクリックすると、その項目の詳細をさらに表示する画面へと移動し、画面階層内の現在の位置を反映するようにナビゲーションバーが更新されます。
また、リンクをクリックすると、結果画面にフィルタ基準が適用され、ほかの画面に移動するまでその基準はアクティブなままになります。これは、STA の全機能を理解するうえで重要なポイントです。詳細については、『STA ユーザーズガイド』を参照してください。
リンクは、下線付きの青色のテキストで画面に表示されます。
リソース ID リンクは、リスト表示テーブルおよび詳細ビュー画面に表示されます。たとえば、通常、次の識別子はアクティブリンクです。
メディア ID: 通常は「Volume Serial Number」 (VSN または volser)
ドライブ ID: 通常は「Drive WWNN」(World Wide Node Name) または「Drive Serial Number」
交換 ID: 通常は「Exchange Start」
これらの識別子がアクティブリンクではない場合もありますが、それはリソースに関する情報が不完全であったり、リソースがテープライブラリシステムから取り外されたりしたためです。そのような場合、リソース ID は淡色のグレーテキストで画面に表示されます。詳細については、『STA ユーザーズガイド』を参照してください。
リソース ID リンクをクリックすると、対応する詳細ビュー画面に移動し、そのリソースに関する完全な詳細が表示されます。詳細ビュー画面には関連するリソースへのリンクがあるため、クリックするとそれらのリソースに関する詳細を表示できます。
注:
ほとんどの場合でリソース ID は一意ですが、ライブラリやライブラリコンプレックスで volser が重複しているときなど、一意でない場合もあります。ピボットテーブル内のセルには、特定の条件を満たすリソースまたはイベントの集約数が含まれています (詳細については、ピボットテーブルを参照)。
集約数をクリックすると、対応する概要画面に移動し、集約数に含まれるリソースに関する詳細が表示されます。集約数が「1」の場合、概要画面に表示されるリソースは 1 つのみです。集約数が「0」の場合、リンクをクリックすると「There is no data to display」というメッセージが表示されます。
このセクションでは、画面、ナビゲーション、およびブラウザ表示に関する問題の回避とトラブルシューティングのヒントについて説明します。
STA 画面を移動するためにブラウザの「進む」および「戻る」 (または「次へ」および「前へ」) ボタンを使用しないでください。これらのボタンを使用すると、予期しない結果が生じる可能性があり、表示されるデータが古くなったり、STA サーバー上のデータと同期されなくなったりすることがあります。移動する場合は、ナビゲーションバーやテキストリンクなどの STA で提供される方法を必ず使用してください。
各ブラウザでは、特定の STA インスタンスに対して、開いているログインセッションを一度に 1 つのみ持つことができます。同じブラウザ内で同一の STA インスタンスに対して複数のセッションを開くと、次の例に示すようにナビゲーションバーがロックされてしまい、ナビゲーションバーのタブを選択したり開いたりできないといった、ナビゲーションおよび表示の問題が発生することがあります。ナビゲーションバーの「Logout」リンクまたは「Setup & Administration」リンクが画面の表示から消えます。
これらの状態に気づいた場合、ブラウザの STA インスタンスに対する 1 つ以外のすべてのセッションを閉じるかログアウトする必要があります。
STA ではブラウザのズームをサポートしますが、過度にズームすると表示の問題が発生することがあります。次のダッシュボードの例では、「Logout」リンクはメインツールバーから切り捨てられ、ダッシュボードのグラフポートレットのツールバーは横方向に切り捨てられ、ナビゲーションバーは縦方向に切り捨てられています。
このような種類の状況が発生した場合は、次の修正アクションを試すことができます。
可能な場合はブラウザウィンドウのサイズを大きくします。これにより、切り捨てられたツールバー項目が復元することがあります。
これがうまくいかない場合、またはブラウザウィンドウのサイズを大きくするほどのスペースが画面にない場合は、ブラウザセッションを閉じてから、再度ログインします。これにより、デフォルトのズームが復元されるため、今度は控えめにズームインできます。
仮想プライベートネットワーク (VPN) 経由で STA に接続しているときに VPN 接続がダウンした場合、次のようなエラーメッセージが表示されることがあります。
null windowId ADF_FACES-60097: For more information, please see the server's error log for an entry beginning with: ADF_FACES-60096:Server Exception during PPR, #1
VPN に再接続したら、現在の STA ブラウザページを強制的に再ロードするか、または現在の STA ページを閉じてから新たに開いて、新しい STA ログインセッションを開始する必要があります。
新しいログインセッションを開始せずに VPN に再接続しただけでは、ログインしたように見えますが、画面上部にあるメインツールバーの「Logout」リンクは失われています。
この手順を使用して、ナビゲーションバーおよびメインウィンドウを相対的にサイズ変更します。
縦方向のサイズ変更コントロールバーとオブジェクトのサイズ変更カーソルが表示されるまで、マウスをナビゲーションバーとメインウィンドウの間の領域上に移動します。
コントロールバーをクリックして、ナビゲーションバーおよびメインウィンドウが希望のサイズになるまでドラッグしてからマウスを解放します。
この手順を使用して、ナビゲーションバーを非表示にしたり、その後復元したりします。
ナビゲーションバーとメインウィンドウの間の領域にある「Collapse Pane」アイコンをクリックします。
ナビゲーションバーが閉じ、メインウィンドウが画面の横方向全体に開きます。
ナビゲーションバーを元の幅に復元するには、ウィンドウ左側にある「Restore Pane」アイコンをクリックします。
この手順を使用して、グラフおよび表領域を相対的にサイズ変更します。
サイズ変更コントロールバーとオブジェクトのサイズ変更カーソルが表示されるまで、マウスをグラフと表領域の間の領域上に移動します。
注:
サイズ変更コントロールバーが表示されない場合は、画面上部にある「Restore Pane」下矢印アイコンが示すとおり、グラフ領域が閉じている可能性があります。この場合の手順については、グラフ領域の縮小および復元を参照してください。2 つの領域が希望のサイズになるまでサイズ変更コントロールバーをクリックしてドラッグしてから、マウスを放します。「Collapse Pane」アイコンは上向き矢印位置のままであり、グラフ領域がサイズ変更され、閉じていないことを示しています。
この手順を使用して、グラフ領域を非表示にしたり、その後復元したりします。グラフ領域を閉じると、表データを表示するメインウィンドウの領域を多く確保できます。
グラフと表領域の間の領域にある「Collapse Pane」アイコンをクリックします。
グラフ領域が非表示になり、表領域がメインウィンドウの縦方向全体に開きます。アイコンが「Restore Pane」下矢印アイコンに変化します。
グラフ領域を閉じる前のサイズに復元するには、メインウィンドウ上部にある「Restore Pane」アイコンをクリックします。
この手順を使用して、ナビゲーションバーを介して画面を表示します。
ナビゲーションバー内の閉じたタブをクリックします。
タブが開き、タブ内のすべての画面へのリンクが表示されます。
同時に、タブの下に一覧表示されている 1 つめの画面がメインウィンドウに自動的に表示されます。メインウィンドウ左上にある画面のタイトル (この例では「Alerts Overview」) は、ナビゲーションバーの選択に対応します。
次のいずれかを実行して、ほかの画面に移動できます。
現在開いているタブ内の画面リンクをクリックして、その画面を表示します。
任意の閉じたタブをクリックして開き、その画面へのリンクを表示します。
この手順は、リソース ID リンクを使用して個別のドライブおよび関連するその他のリソースに関する詳細を表示する例です。
ナビゲーションバーで、「Drives」をクリックして「Drives – Overview」画面を表示します。
「Drive Serial Number」列に、すべてのドライブのテキストリンクが表示されます。
いずれかのドライブリンクをクリックします。
「Drives –Overview」の詳細ビュー画面に移動し、選択したドライブの詳細が表示されます。
A – 詳細ビューヘッダーは、表示されているドライブを識別します。
B – 画面に関連するリソース ID リンクが表示されます。
「Volume Serial Number」のリンクをクリックします。
「Media –Overview」の詳細ビュー画面に移動し、選択したメディアレコードの詳細が表示されます。
A – 画面のタイトルは、現在の画面を識別します。
B – 詳細ビューヘッダーは、表示されているメディアレコードを識別します。
C – 画面に追加のリソース ID リンクが表示されます。これらのリンクをクリックすると、ナビゲーションを続行できます。
この手順は、集約数リンクを使用して、集約数に含まれるドライブグループの詳細にドリルダウンする方法の例です。
ナビゲーションバーで、「Drives」タブ、次に「Analysis」リンクをクリックして「Drives – Analysis」画面を表示します。
画面にはピボットテーブルが含まれます。この例で、強調表示されたセルの集約数「3」は、コンプレックス「A-SL8500」内のライブラリ「1」にある 3 つの StorageTek ドライブのことであり、すべての健全性インジケータが「MONITOR」であることを表します。
強調表示されたリンクをクリックします。
「Drives –Overview」画面に移動し、3 つのドライブの詳細が表示されます。
A – 画面のタイトルは、現在の画面を識別します。
B – 「Drives – Analysis」画面の集約数で表されるフィルタ基準を反映するように表フィルタの説明が更新されます。表フィルタの説明の詳細については、『STA ユーザーズガイド』を参照してください。
C – 集約数に含まれる 3 つのドライブがデータ表に表示されます。
「Drive WWNN」列の任意のテキストリンクをクリックして、個別のドライブの詳細を表示します。ここで、サンプルの手順については、リンクを使用したナビゲーションを参照してください。