この章では、次の内容について説明します。
SL8500 および SL3000 ライブラリに ACSLS を接続するには、複数のオプションがあります。これらのオプションは、ACSLS と SL8500 または SL3000 間の通信に個別または一緒に使用できます。
連結された 1 組の SL8500 では、デュアル TCP/IP、マルチライブラリ TCP/IP、および冗長電子装置を単独で、または組み合わせて実装できます。
1 台の SL3000 または SL8500 では、デュアル TCP/IP または冗長電子装置 (RE)、あるいはその両方を実装できます。SL3000 または SL8500 には IPv4 を使用して接続できます。
接続オプションの概要は次のとおりです。
デュアル TCP/IP
デュアル TCP/IP は、ACSLS とライブラリコントローラカード間に 2 つの別個かつ独立した TCP/IP 接続を提供します。これらの通信パスの 1 つに障害が発生した場合、ACSLS は自動的に 2 番目のパスを通信に使用します。
デュアル TCP/IP サポートを実装するには、route
コマンドを使用して ACSLS サーバーとライブラリの両方でルーティングテーブルを定義および管理する必要があります。ACSLS サーバーとライブラリのポートペア間の通信では、これらのルーティングテーブルに定義されているネットワーク通信パスが強制的に使用されます。
SL8500 と SL3000 はどちらも、ライブラリとのデュアル TCP/IP 通信をサポートしています。
マルチ TCP/IP サポート
マルチ TCP/IP サポートを使用すると、ACSLS サーバーは連結された 1 組の SL8500 内の複数の SL8500 ライブラリに接続できます。1 台のライブラリとの通信に障害が発生した場合、ACSLS はライブラリとの通信をほかのライブラリとの接続に自動的に送信します。ライブラリは自動的にほかのライブラリにメッセージを転送します。
マルチ TCP/IP 通信では、ACSLS サーバーまたは SL8500 ライブラリにルーティングテーブルを定義する必要がないため、構成と管理がデュアル TCP/IP 通信より簡単です。ただし、マルチ TCP/IP には連結された 1 組の SL8500 ライブラリが必要です。単一のスタンドアロン SL8500 または SL3000 ライブラリには適合しません。
冗長電子装置 (RE)
RE では、ライブラリコントローラカードの冗長セットを使用します。常に、1 つのセットがアクティブであり、もう一方のセットがスタンバイです。アクティブなライブラリコントローラは、ACSLS または SL コンソールからのコマンドに応答して、スタンバイにフェイルオーバーできます。ライブラリカードの障害が発生した場合は、ライブラリで自動フェイルオーバーを開始できます。
RE を使用すると、中断を最小限に抑えたライブラリファームウェア (マイクロコード) のダウンロードが可能になります。連結された 1 組の SL8500 内で、ライブラリごとに RE を実装できます。コンプレックス内のいずれかまたはすべてのライブラリに RE を実装できます。
ライブラリで RE をサポートするには、ACSLS 7.3.1 または 8.0.2 以降が必要です。
デュアル TCP/IP は、SL8500 および SL3000 ライブラリ (ここではライブラリと呼ぶ) に購入できるオプションです。ライブラリに 2 つの TCP/IP 接続を提供します。ただし、2 つの接続の 1 つのみを動作させてライブラリを使用することもできます。
デュアル TCP/IP の目的は、障害の発生した通信パスを自動的に認識し、回避することです。これは自動的に行われるため、動作不能な接続から手動で切り替える必要はありません。
ライブラリでデュアル TCP/IP サポートを使用するには、route
コマンドを使用して ACSLS サーバーとライブラリの両方のルーティングテーブルを管理する必要があります。これにより、ライブラリ上に定義されたネットワークインタフェースへのルートが強制的に使用され、基本的には、インタフェース間に 1 対 1 の関係が作成されます。顧客システム管理者 (CSA) が ACS サーバー上のルーティングテーブルを変更し、顧客システムエンジニア (CSE) がライブラリ上のルーティングテーブルを更新します。UNIX の route
コマンドの詳細は、ACSLS サーバーのマニュアルページを参照してください。
システム管理者とネットワーク管理者の両方と協力して、現在のネットワーク環境について理解し、必要なすべての IP アドレスを事前に識別します。
システム管理者と協力して、ネットワークインタフェースを構成するか、またはそれが正しく構成されていることを検証します。
ACSLS はすべてのアクティブな接続を使用するため、ACSLS からライブラリに対して 2 つの接続を開いた状態に保つことをお勧めします。1 つの接続が動作不能になった場合、ACSLS は残りの動作可能な接続を使用しながら、障害の発生した接続上で通信の再確立を試行し続けます。
デュアル TCP/IP 実装では、シナリオ 1 に示すように、ACSLS サーバーの 2 つのネットワークインタフェースを 2 つの別々のサブネット上に構成することが推奨されています。これにより、ネットワーク通信における最大限のスループットと最小限のリソース競合が実現するほか、予備の物理接続も提供されるため信頼性が向上します。
単一のライブラリに対する 2 つの TCP/IP 接続を構成するには、acsss_config
ユーティリティーまたは動的構成 (config
) を使用します。ライブラリへの接続数 (2) およびネットワークデバイスの IP アドレスを入力します。SL3000 は、IPv4 接続をサポートしています。
次のシナリオは、ACSLS サーバーの構成例を示しています。ライブラリのデュアル TCP/IP 機能の構成手順については、該当するライブラリシステムのデュアル TCP/IP 機能に関するドキュメントを参照してください。
次のシナリオではプライベートサブネット IP アドレスを使用しており、実際の環境では異なります。これらのシナリオでは、ネットワークデバイスが構成されていて、正常に機能していることを前提としています。
シナリオ 1 はデュアル TCP/IP 機能の推奨される構成です。
この構成では、ACSLS サーバーに搭載された 2 つのネットワークインタフェースが 2 つの別々のサブネット上に存在します。SL8500 または SL3000 の 2 つのネットワークインタフェースは、ACSLS サーバーと同じ 2 つのサブネット上にあります。
このシナリオにおいて、ライブラリでは、次のように ACSLS サーバー上のネットワークインタフェースとの 1 対 1 の関係が使用されます。
ACSLS サーバー上の qfe0 インタフェースは、SL8500 または SL3000 上の eth0 インタフェースとのみ通信します。
ACSLS 上の qfe1 インタフェースは、SL8500 または SL3000 上の eth5 とのみ通信します。
UNIX の route
コマンドを使用して、この関係を強制的に適用します。
Solaris の場合: root
ユーザーとして、次のコマンドを入力します。
route -p add 7.0.50 -ifp qfe0 192.168.0.254
route -p add 192.168.1.50 -ifp qfe1 192.168.1.254
最初の route コマンドは、192.168.0.50
とのすべての通信が ACSLS サーバー上の qfe0 を経由してからルーター 1 を経由するようにルーティングします。
2 番目のコマンドは、192.168.1.50
とのすべての通信が ACSLS サーバー上の qfe1 を経由してからルーター 2 を経由するようにルーティングします。
次のように入力すると、ルートがルーティングテーブル内に存在することを検証できます。
# netstat –r
Destination Gateway Flags Ref Use Interface ______________ ________ _____ ___ ___ _________ 192.168.0.50 192.168.0.254 UGH 1 0 qfe0 192.168.1.50 192.168.1.254 UGH 1 0 qfe1 192.168.0.0 192.168.0.1 U 1 7 qfe0 192.168.1.0 192.168.1.1 U 1 0 qfe1 BASE-ADDRESS.MCAST.NET 192.168.0.1 U 1 0 qfe0 default 192.168.0.254 UG 1 33 localhost localhost UH 4 77 lo0
最初の 2 つのエントリは、先程追加したものです。192.168.0.50
とのすべての通信は QFE0 を経由し、192.168.1.50
との通信は QFE1 を経由します。
注意: StorageTek SL8500 モジュラーライブラリシステムのデュアル TCP/IP 機能に関するドキュメントの説明に従って、ライブラリのルーティングテーブルを構成してください。
シナリオ 2 は次のとおりです。
ACSLS サーバーの 2 つのインタフェースが、ライブラリとは別のサブネット上にあります
SL8500 または SL3000 ライブラリの 2 つのネットワークインタフェースが、ACSLS とは別のサブネット上にあります
ACSLS と SL8500 または SL3000 は、両方ともパブリックネットワークを使用します
UNIX の route コマンドを使用して、この関係を強制的に適用します。
Solaris の場合: root
ユーザーとして、次のコマンドを入力します。
#route add 192.168.2.50 -ifp qfe0 192.168.0.254
#route add 192.168.3.50 -ifp qfe1 192.168.1.254
ACSLS のデフォルトルートは同じままです。サブネット内のルートは、パブリック LAN 経由でライブラリに通信をルーティングする方法を認識します。また、インタフェース間の 1 対 1 の関係が引き続き強制的に適用されています。この場合も、次のコマンドを使用してこれを確認できます。
# netstat –r
注意: StorageTek SL8500 または SL3000 モジュラーライブラリシステムのデュアル TCP/IP 機能に関するドキュメントの説明に従って、ライブラリのルーティングテーブルを構成してください。
このシナリオでは、1 台の ACSLS サーバーの 1 つのネットワークインタフェースが、別個のサブネット上にあります。SL8500 または SL3000 ライブラリの 2 つのネットワークインタフェースが、ACSLS サーバーとは別の 2 つのサブネット上にあります。
注意: StorageTek SL8500 または SL3000 モジュラーライブラリシステムのデュアル TCP/IP 機能に関するドキュメントの説明に従って、ライブラリのルーティングテーブルを構成してください。
シナリオ 4 は次のとおりです。
2 台の高可用性 (ACSLS HA) サーバーが、どちらも 3 つのネットワークインタフェースを備え、SL8500 または SL3000 との間に 2 つの別々のプライベートサブネットを使用し、さらに 1 つのパブリックネットワークを使用します。
1 台の SL8500 または SL3000 ライブラリの 2 つのネットワークインタフェースが、ACSLS サーバーと同じ 2 つのプライベートサブネット上にあります。
このシナリオで、ACSLS HA には、ネットワークインタフェースがそれぞれ異なる 2 つの別々のサーバーが使用されます。したがって、両方の ACSLS サーバーに、カスタムルートのエントリを追加する必要があります。
Solaris ユーザーの場合:
ACSLS サーバー 1 では、次のように入力します。
route add 192.168.0.50 –ifp qfe0 192.168.0.254
route add 192.168.1.50 –ifp qfe1 192.168.1.254
ACSLS サーバー 2 では、次のように入力します。
route add 192.168.0.50 –ifp qfe1 192.168.0.254
route add 192.168.1.50 –ifp qfe2 192.168.1.254
ライブラリの構成に両方のサーバーの IP アドレスを追加する必要があります。StorageTek SL8500 または SL3000 モジュラーライブラリシステムのデュアル TCP/IP 機能に関するドキュメントを参照してください。
ACSLS HA では、ライブラリのネットワークインタフェースを 2 つの別々のサブネットに分割することが重要です。高可用性環境の目的は、冗長性を組み込み、単一障害点を排除することです。
注意: StorageTek SL8500 または SL3000 モジュラーライブラリシステムのデュアル TCP/IP 機能に関するドキュメントの説明に従って、ライブラリのルーティングテーブルを構成してください
カスタマイズされたルーティングテーブルのエントリは、システムのリブート後に失われます。これはシステムのルーティングテーブルの特性であり、予期された動作です。
SL8500 または SL3000 でデュアル TCP/IP 機能をサポートするには、ACSLS サーバー上のルーティングテーブルにカスタムエントリを追加する必要があります。ACSLS サーバーのリブート時に、すべてのルーティングテーブルエントリがフラッシュされ、ライブラリへの必要なルートがすべて削除されます。これはオペレーティングシステムの特性なので、この状況に対処するには 2 つの方法があります。
ブート時に初期化されるカスタムルートを追加するスクリプトを作成できます。手順については、ブート時に初期化されるカスタムルートの追加を参照してください。
その後、これらのスクリプトを rc
ディレクトリ構造に配置し、ブート時に自動実行されるようにします。これを実装する最善の方法の詳細については、システムのドキュメントを参照してください。
ACSLS の起動スクリプトを使用して、ブート時にカスタムルーティングエントリを追加します。起動スクリプトは、カスタマイズされたルーティングテーブルのエントリを含むファイルを確認します。見つかったすべてのエントリが、UNIX の route
コマンドを使用して自動的にルーティングテーブルに追加されます。スタンドアロンの ACSLS インストールの場合、ライブラリのサポートに必要なルートエントリを管理するには、これが望ましい方法です。
重要: 高可用性 ACSLS (ACSLS HA) 環境の ACSLS インストールでは、このソリューションは機能しません。
この場合は、最初の方法を使用してルーティングテーブルを管理する必要があります。
ACSLS HA は、クラスタ化されたリソースの管理に Solaris Cluster を利用するため、ブート時にシステムの RC メカニズムによって ACSLS を自動的に起動することはできず、スタンドアロンの ACSLS サーバーとは異なる方法でシステムの初期化を処理します。これは Solaris Cluster エージェントによってのみ処理され、S87ACSLS 起動スクリプトが使用されることはありません。適切な「route add」コマンドを含むスクリプトを追加し、それを /etc/rc2.d
ディレクトリ構造に配置します。ACSLS HA 環境のユーザーは Oracle Advanced Customer Support を依頼することを強くお勧めします (ACSLS HA システムを最初に設置した同じコンサルタントが望ましいでしょう)。
カスタムルーティングエントリを追加するには:
次のディレクトリに移動します。
$ACS_HOME/data/external/ custom_routing.
このディレクトリには、テンプレートファイル custom_routing_tables.tpl
が含まれています。
このファイルをコピーし、ファイル名を custom_routing_tables
に変更します。
# cp custom_routing_tables.tpl custom_routing_tables
custom_routing_tables
ファイルを編集 (vi) してエントリを追加します。
このファイルには 3 つのフィールドが含まれています。
SL8500 または SL3000 の IP アドレス。
1 対 1 の関係を確立したい ACSLS サーバー上のインタフェースの名前。
サブネットのデフォルトルートの IP アドレス。
形式については、custom_routing_tables
のコメントセクションの説明に従います。
注:
空白行が存在しないことを確認してください。サーバーがリブートすると、ACSLS は自動的に初期化され、カスタムルートがルーティングテーブルに追加されます。
次のコマンドを使用して、ルーティングテーブル内のすべてのルートを確認します。
# netstat -r
route
および netstat
コマンドの詳細については、UNIX のマニュアルページを参照してください。
SL8500 3.97 以降のファームウェアがインストールされている場合、ACSLS は ACS (ライブラリコンプレックス) 内の複数台の SL8500 に接続できます。
ACSLS は最大 15 の ACS への接続をサポートします。たとえば、4 台の SL8500 への 15 の接続、2 台の SL8500 それぞれへの 2 つの接続、1 台の SL8500 への 2 つの接続ともう 2 台の SL8500 への 2 つの接続、2 または 3 台のライブラリへの 3 つの接続などの場合が可能です。
ACSLS が複数のライブラリに接続する場合、冗長性を得られるように別々のサブネットで接続してください。1 つのサブネットで障害が発生しても、ACSLS とライブラリ間の通信はその他のサブネットを介して継続します。
ACSLS から 1 つの SL8500 HBC カードへの接続が 2 つある場合、デュアル TCP/IP サポートの説明に従って、SL8500 および ACSLS サーバーのルーティングテーブルを構成する必要があります。ACSLS サーバーと各 SL8500 HBC カード間の接続が 1 つしかない場合は、ACSLS および SL8500 のルーティングテーブルを構成する必要はありません。
ライブラリのパフォーマンスを最適化し、SL8500 どうしのライブラリ間通信を最小限に抑えるには、最初の接続 (ポート 0) を、もっともアクティビティーの多いライブラリに対して定義します。
マルチ TCP/IP 通信では、ACSLS サーバーまたは SL8500 ライブラリにルーティングテーブルを定義する必要がないため、構成と管理がデュアル TCP/IP 通信より簡単です。ただし、マルチ TCP/IP には連結された 1 組の SL8500 ライブラリが必要です。単一のスタンドアロン SL8500 または SL3000 ライブラリには適合しません。
詳細については、StorageTek SL8500 モジュラーライブラリシステムのホストとライブラリの通信に関する技術資料を参照してください。
図B-5 はマルチ TCP/IP 構成を使用した ACSLS を示し、図B-6 はマルチ TCP/IP およびデュアル TCP/IP 構成を使用した ACSLS を示しています。
オプションの SL8500 または SL3000 冗長電子装置 (RE) 機能は、エンタープライズライブラリ内のフェイルオーバー保護を提供します。ライブラリコントローラでエラーが発生した場合は、動作が自動的に代替ライブラリコントローラに切り替わるため、ライブラリおよびホストの動作の中断が最小限になります。これにより、ライブラリでは通常の動作を継続しながら、Oracle サポート担当者が故障したカードを交換できるようになります。
さらに、RE を使用すると、ファームウェアアップグレード中のライブラリ操作の中断が最小限に抑えられます。
注:
ライブラリでは、ロボットや電源システムといったさまざまなコンポーネントの冗長性が提供されています。「冗長電子装置」という用語は、特にライブラリおよびドライブコントローラコンポーネントの冗長性を指します。RE には、次のハードウェアコンポーネントがすべて必要です。
アクティブなライブラリコントローラ (HBC または HBCR) とアクティブなドライブコントローラ (HBT) のペア
スタンバイ HBC または HBCR とスタンバイ HBT のペア
その他の冗長コンポーネント
詳細は、StorageTek SL8500 または SL3000 のユーザーズガイドを参照してください。
図B-7 は、単一のライブラリで RE を使用した ACSLS を示しています。
ACSLS は、単一のライブラリコンプレックス (パススルーで接続されたライブラリの ACS) 内に混在している、アクティブおよびスタンバイの SL8500 ライブラリコントローラ (LC) カードを処理します。
図B-8 に示すように、各 SL8500 のいずれかの HBCR カードをアクティブコントローラカードにすることができます。
連結された 1 組の SL8500 内で、各ライブラリが独自にライブラリコントローラの冗長ペアを持つことができるようになりました。1 つのライブラリコンプレックス内で、一部のライブラリにはライブラリコントローラカードのペアを備えて RE を有効にする一方で、ほかのライブラリにはライブラリコントローラを 1 つだけ備えることができます。ACSLS は同時にすべてのアクティブ LC と通信できます。
ACSLS では、図B-9 のような RE とデュアル TCP/IP の組み合わせ、または、図B-10 のような RE とデュアルおよびマルチ TCP/IP の組み合わせがサポートされています。
RE をサポートするために、ACSLS では、ライブラリおよびドライブが一時的に停止した際のマウントおよびマウント解除の照会と再試行が実装されました。詳細については、ライブラリが一時的に使用不可になっている場合のマウントおよびマウント解除のキューへの追加と再試行を参照してください。