Oracle® Developer Studio 12.5: C++ ユーザーズガイド

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更新: 2016 年 7 月
 
 

C++ コンパイラオプション

この付録では、C++ コンパイラのコマンド行オプションを詳しく説明します。ここで説明する機能は、特に記載がないかぎりすべてのプラットフォームに適用されます。SPARC ベースシステム上の Oracle Solaris OS に特有の機能は (SPARC) として識別され、x86 ベースシステム上の Oracle Solaris および Oracle Linux OS に特有の機能は (x86) として識別されます。Oracle Solaris OS のみに限定されている機能には (Solaris) というマークが付きます。Oracle Linux OS のみに限定されている機能には (Linux) というマークが付きます。

このセクションでは、個別のオプションを説明するために、このマニュアルの「はじめに」に記載した表記上の規則を使用しています。

括弧、中括弧、角括弧、パイプ文字、および省略符号は、オプションの説明で使用されているメタキャラクタです。これらは、オプションの一部ではありません。

A.1 オプション情報の構成

簡単に情報を検索できるように、次の見出しに分けてコンパイラオプションを説明しています。オプションがほかのオプションで置き換えられたり、ほかのオプションと同じである場合、詳細についてはほかのオプション説明を参照してください。

表 30  オプションの見出し
見出し
内容
オプションの定義
各オプションのすぐあとには短い定義があります (小見出しはありません)。
オプションに値がある場合は、その値を示します。
デフォルト
オプションにプライマリまたはセカンダリのデフォルト値がある場合は、それを示します。
プライマリのデフォルトとは、オプションが指定されなかったときに有効になるオプションの値です。たとえば、-compat を指定しないと、デフォルトは -compat=5 になります。
セカンダリのデフォルトとは、オプションは指定されたが、値が指定されなかったときに有効になるオプションの値です。たとえば、値を指定せずに -compat を指定すると、デフォルトは -compat=5 になります。
展開
オプションにマクロ展開がある場合は、ここに示します。
オプションの説明のために例が必要な場合は、ここに示します。
相互の関連性
ほかのオプションとの相互の関連性がある場合は、その関係をここに示します。
警告
オプションの使用についての注意はここに示します。予測できない動作の原因となる操作についてもここに示します。
関連項目
ここには、参考情報が得られるほかのオプションや文書を示します。
「置き換え」、「同じ」
そのオプションが廃止され、ほかのもので置き換えられていたり、そのオプションの代わりに別のオプションを使用する方がよい場合は、置き換えるオプションを「置き換え」や「同じ」という表記とともに示しています。このような指示のあるオプションは、将来のリリースでサポートされない可能性があります。
2 つのオプションの一般的な意味と目的が同じである場合は、望ましいオプションをここに示します。たとえば、「-xO と同じです」は、-xO が望ましいオプションであることを示します。