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Oracle® Fusion Middleware Oracle ADF FacesによるWebユーザー・インタフェースの開発
12c (12.2.1)
E70029-02
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リリース12cにおけるこのマニュアルの新機能 (12.2.1)

次の各トピックでは、ADF Facesの新機能と変更された機能について、およびこのガイドに記載されているその他の重要な変更について紹介します。

リリース12c (12.2.1)の新機能と変更された機能

Oracle JDeveloperおよびOracle Application Development Framework (Oracle ADF)のOracle Fusion Middlewareリリース12c (12.2.1)には、次の新しい開発機能と変更された開発機能が含まれています。これらの機能について、このガイドで説明します。

  • ネイティブ・ブラウザの確認ダイアログを表示してナビゲーションを確認することにより、ページからの移動を制御する場合、ADFクライアント・リスナーの新しいADF beforeunloadイベントを処理するようになりました。詳細は、「ADFクライアント・リスナーをJSFページからの移動の制御に使用する方法」を参照してください。

  • クライアント側の変換を使用して、af:convertNumberタグに負数を指定できるようになりました。詳細は、「コンバータに負数を指定する方法」を参照してください。

  • codeEditorコンポーネントのコード補完および拡張されたエラー・メッセージ機能を使用できるようになりました。詳細は、「コード・エディタの使用」を参照してください。

  • 新しいADF Facesコンテキスト・パラメータlov-show-searchdialog-onerrorを使用して、LOVコンポーネントからタブ移動およびクリックして移動の動作を制御できます。詳細は、「値リスト・コンポーネントについて」を参照してください。

  • masonryLayoutコンポーネントを使用して、ADF Facesコンポーネントを動的に配置できるようになりました。masonryLayoutでは各コンポーネントをタイルとして扱い、サイズ変更、並び替え、および操作することができます。詳細は、「masonryLayoutコンポーネントを使用した動的グリッドでのコンテンツの表示」を参照してください。

  • コンテンツがコンポーネントのドロップダウン・リストに提供されるタイミングを制御する、inputComboboxListOfValuesコンポーネントのcontentDelivery属性を定義できるようになりました。詳細は、「InputComboboxListOfValuesコンポーネントの使用方法」を参照してください。

  • Queryコンポーネントに保存済の検索をアルファベット順に表示できるようになりました。大文字と小文字は区別されません。詳細は、「問合せコンポーネントの使用方法」を参照してください。

  • セッション・タイムアウトのメカニズムにより、クライアントが、最後のキーボードまたはマウス・イベントを検知し、ADF Faces WARNING_BEFORE_TIMEOUT間隔と比較することにより、アクティブなままかどうかを判断するようになりました。詳細は、「セッション・タイムアウトの警告」を参照してください。

  • ADF DVT面グラフ、棒グラフ、組合せグラフ、折れ線グラフおよび散布図が、デカルト座標および極座標系をサポートするようになりました。これらのクライアント側のグラフは、レガシーのサーバー側のレーダー・グラフおよび極グラフよりも推奨されます。面グラフ、棒グラフおよび折れ線グラフは水平表示をサポートするようになり、円グラフはリングまたはドーナツ表示で構成できるようになりました。詳細は、「チャート・コンポーネントの使用方法」を参照してください。

  • 新しいチャート・コンポーネントであるADF DVTファンネル・チャートが使用可能になりました。ファンネル・チャートはプロセスの段階に関連するデータを表します。垂直または水平に表示して、実際の値とターゲットの値の比較や、一連のステップの値の比較に使用します。クライアント側のファンネル・チャートは、レガシーのサーバー側のファンネル・グラフよりも推奨されます。詳細は、「チャート・コンポーネントの使用方法」を参照してください。

  • ADF DVTチャートおよびゲージ・コンポーネントはアクティブ・データ・サポート(ADS)をサポートするようになりました。詳細は、「アクティブ・データ・サポート」を参照してください。

  • 新しいデータ視覚化コンポーネントであるADF DVT NBoxが使用可能になりました。NBoxはインタラクティブなデータ可視化ツールで、ユーザーは、各次元でデータの範囲を表した2次元のグリッドとして表示されるデータを見ることができます。データ・アイテムを表すカスタマイズ可能なノードは、2つの次元の交差によって形成されるセル内に表示されます。詳細は、「NBoxコンポーネントの使用方法」を参照してください。

  • 新しいデータ視覚化コンポーネントであるADF DVTダイアグラムが使用可能になりました。ダイアグラムは、(データを表すノードおよびノード間の関係を表すリンクと呼ばれる)図形を使用して、情報のモデル化、表現および視覚化に使用できる対話型コンポーネントを生成します。両方のデータ・オブジェクトおよびそれらの間の関係を強調する場合にダイアグラムを使用します。詳細は、「ダイアグラム・コンポーネントの使用方法」を参照してください。

  • ADF DVT時系列コンポーネント内の時系列アイテムに対し、特定の時間のインスタンスのかわりに、期間または範囲を構成できるようになりました。詳細は、「時系列の期間の構成」を参照してください。

  • ADF DVTガント・チャート・メニューおよびメニュー項目をカスタマイズできるようになりました。詳細は、「ガント・チャート・ツールバーおよびメニューのカスタマイズ」および「カスタム・ツールバーおよびメニュー項目の作成」を参照してください。

  • ADF DVTテーマ・マップ・コンポーネントは、データベース、またはOracle MapViewerやジオコーダ・サービスなどのeLocationサービスを含む任意のデータ・ソースから、任意のファイル・タイプを使用して地理データを取得するように構成できます。詳細は、「マップ・プロバイダAPIを使用したカスタム・ベースマップの定義」を参照してください。

  • ADF DVTサンバースト・コンポーネントに対し、その他のノードのしきい値をサンバースト合計の割合として指定できるようになりました。詳細は、「ツリーマップとサンバーストのその他のノードの構成方法」を参照してください。

  • アプリケーション内のドキュメントをフレーム化できる派生元のリストを指定できるようになりました。これを行うには、org.apache.myfaces.trinidad.security.FRAME_BUSTINGコンテキスト・パラメータを使用して、whitelistおよびoracle.adf.view.ALLOWED_ORIGINSコンテキスト・パラメータを設定します。詳細は、「フレームバスティング」を参照してください。

リリース12c (12.2.1)に関するこのドキュメントにおけるその他の大きな変更

リリース12c(12.2.1)に対応して、このドキュメントは修正と明確化のためにいくつかの面で更新されました。さらに、次の各項では次のような大きな変更または追加も行われました。