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Oracle® Fusion Middleware SOA SuiteおよびBusiness Process Managementのアップグレード
12c (12.2.1)
E72522-01
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4 SOA SuiteおよびBusiness Process Managementのアップグレード前タスク

Oracle SOA Suiteコンポーネントに必要なアップグレード前タスクについて説明します。アップグレード前チェックリストに記載された標準Oracle Fusion Middlewareアップグレード前タスクに加え、これらのアップグレード前タスクを完了する必要があります。

注意:

アップグレードするOracle SOA 11g製品によっては、追加のアップグレード前タスクを実行する必要がある場合があります。

記述されているタスクは、SOA SuiteおよびBPM 12c (12.2.1)にアップグレードするときに必要となる、一般的なアップグレード前タスクです。アップグレードする製品ごとに、製品固有のアップグレードに関する章を確認して、アップグレードに追加のタスクが必要かどうかを判断してください。

4.1 SOA固有のアップグレード前タスクの実行

この項では、12c (12.2.1)にアップグレードするSOA、Business Process Managementまたは統合製品に適用するアップグレード前のタスクについて説明しています。各自の環境に当てはまるタスクのみを実行してください。

注意:

アップグレードの準備を適切に行わないことが、リカバリ不能なエラーやアップグレードの失敗につながります。アップグレードの開始前に、該当するすべてのアップグレード前タスクが完了していることを確認してください。

一般的なアップグレード前タスクは、次のとおりです。

アップグレード前タスク 詳細

Oracle Fusion Middleware 12cのアップグレード前チェックリストに記載されている、一般的なアップグレード前タスクをすべて完了します(必須)

注意: このタスクが完了するまで、アップグレードを続行しないでください。

Oracle Fusion Middleware 12cアップグレード前のチェックリスト

アップグレードを開始する前に11gのパージ・スクリプトを実行して、アップグレード中の停止時間を減らします。

未使用データのパージ

Oracle SOA SuiteおよびBPM 12.2.1にアップグレードするためのOracle Database要件を理解します

SOA SuiteアップグレードのためのFusion Middleware Databaseのアップグレードと準備

表領域のサイズが適切に設定されていることを確認します(不十分なサイズに設定すると、アップグレードは失敗します)。

SOAINFRAおよびIAS_TEMP表領域へのデータ・ファイルの追加

SOA Composerユーザーのみ: コミットされていない変更はアップグレード後には利用できませんのでご注意ください。 アップグレード前のSOA Composerの変更のコミット

SOA Suiteのアップグレードの一部としてUMSをアップグレードする場合は、ユーザー・メッセージング・サービス(UMS)に必要なアップグレード前タスクを実行します。

ユーザー・メッセージング・サービス(UMS)に必要なアップグレード前タスクの実行

SOA Suiteのアップグレードの一部としてOracle Service Bus (OSB)をアップグレードする場合は、OSBに必要なアップグレード前タスクを実行します。

Oracle Service Bus (OSB)のアップグレード前タスク

スタンドアロンOracle HTTP Serverをアップグレードします(必要な場合)。

スタンドアロンOracle HTTP Serverのアップグレード

カスタム・アプリケーションをアップグレードする場合は、Oracle SOA SuiteまたはOracle Business Process ManagementのQuick Start for Developersをインストールします。

Oracle JDeveloper 12cを使用したカスタム・アプリケーションのアップグレード

アップグレード・アシスタントを起動する前に、11g FMWサーバーとプロセスをすべて停止します。

SOAサーバーとプロセスの停止

注意: アップグレード・アシスタントを起動する前に、soa_server1などの中間層サーバーをすべて停止する必要があります。

4.1.1 未使用データのパージ

アップグレード前に未使用データをパージすると、アップグレード・プロセスを最適化できます。

アップグレード前に未使用のデータをパージすることで、新しい12cデプロイメントにアップグレードするインスタンス、フォルト・アラートまたはアダプタ・レポートの数を減らして、アップグレード・プロセスを最適化できます。クローズされたインスタンスをパージすると、アップグレードの期間を大幅に短縮できます。ただし、パージしたクローズ済インスタンスは、Enterprise Manager 12cを使用して表示や報告ができなくなります。

注意:

パージ・スクリプトの実行中は、アップグレード・アシスタントを起動しないでください。パージが完了するまで待ってから、アップグレード・プロセスを開始してください。アップグレード・アシスタントを使用してスキーマをアップグレードするときに、パージ・スクリプトを実行していると、アップグレードは失敗します。パージ・スクリプトとアップグレード・アシスタントの併用の詳細は、「アップグレード前のパージ・スクリプトの使用」を参照してください。

自動パージまたはパージ・スクリプトの使用の詳細は、「データベース増分の管理」を参照してください。

注意:

大量のデータをパージする必要がある場合は、表のパーティション化や、その他のデータ最適化戦略の採用について検討してください。大量のデータを削除するスクリプトを使用すると、パフォーマンスに影響を与えることがあります。

詳細は、パージとパーティション化方法の開発に関する項および「データベース増分管理戦略の策定」を参照してください。

4.1.2 SOA SuiteアップグレードのためのFusion Middleware Databaseのアップグレードと準備

Fusion Middleware 12c (12.2.1)を実行する前に、サポートされるデータベースを必須のスキーマで構成しておく必要があります。

Oracle SOA SuiteおよびBPM 12.2.1にアップグレードする場合のOracle Databaseの要件を理解し、Oracle Fusion Middlewareをホストするデータベースがサポートされており、アップグレードの実行に十分な領域が用意されていることを確認することが重要です。Fusion Middleware 12c (12.2.1)を実行する前に、サポートされるデータベースを必須のスキーマで構成しておく必要があります。最新の情報については、常に最新のデータベースの動作保証マトリックスを参照してください。

データベース要件の確認は、Oracle Fusion Middleware 12cのアップグレード前チェックリストに含まれています。これらの要件を確認していない場合、『Oracle Fusion Middlewareのアップグレードのプランニング』の、Oracle Databasesの12c (12.2.1)へのアップグレードと準備に関する項を参照してください。

注意:

11gでは、SOAスキーマは必須ではなかったため、データベースなしでOracle Service Busを実行することもできました。ただし、12cでは、OSB 12c (12.2.1)を実行する前に、サポートされているデータベースを必須のSOAスキーマで構成しておく必要があります。

詳細は、「SOAスキーマのアップグレードの準備」を参照してください。

4.1.3 SOAINFRAおよびIAS_TEMP表領域へのデータファイルの追加

アップグレードの失敗を防止するために、既存のSOAデータベース表領域に、データ・ファイルをさらに追加することをお薦めします。

すべての表領域にとって重要なことですが、11g SOAINFRA表領域とIAS_TEMP表領域のサイズをアップグレードが成功するように設定することが特に重要です。

注意:

サイズ設定のエラーが原因でデータベース・スキーマのアップグレードに失敗すると、ディスク領域を追加するだけではアップグレードを再試行できません。スキーマが不整合な状態になり、「INVALID」としてマークされた可能性があります。元の、アップグレード前の環境をバックアップからリストアしないと、このエラーからはリカバリできません。

2つのサンプル・コマンドを次に示します。自分のユース・ケース・シナリオに合せて、ファイルのサイズを設定してください。

SOAINFRA表領域にデータファイルを追加するには:

sysdbaとしてデータベースに接続して、次のコマンドを実行します。

alter tablespace <PREFIX>_SOAINFRA add datafile '<DB_HOME>/oradata/orcl/<New_SoaInfra_DBF_FileName>' size 1000M autoextend on next 30M maxsize unlimited;
commit;

IAS_TEMP表領域に一時ファイルを追加するには:

sysdbaとしてデータベースに接続して、次のコマンドを実行します。

alter tablespace PREFIX_IAS_TEMP add tempfile '<DB_HOME>/oradata/orcl/<New_iastemp_dbf_filename>' size 1000M autoextend on next 30M maxsize unlimited;
commit;

アップグレード前の表領域のサイズ設定の詳細は、データ・ファイルの作成および表領域への追加に関する項を参照してください。

4.1.4 ユーザー・メッセージング・サービス(UMS)に必要なアップグレード前タスクの実行

SOA Suiteのアップグレードの一部としてUMSをアップグレードする場合は、ユーザー・メッセージング・サービス(UMS)に必要なアップグレード前タスクを実行します。

ユーザー・メッセージング・サービスを11gから12cにアップグレードする場合は、追加のアップグレード前タスク(構成ファイルを手動で管理対象サーバーから管理サーバーにコピーするなど)を実行する必要がある場合があります。以前の12cリリースからUMSをアップグレードする場合、このタスクをもう一度実行する必要はありません。

詳細は、「ユーザー・メッセージング・サービスのアップグレード」を参照してください。

4.1.5 Oracle Service Bus (OSB)のアップグレード前タスク

SOA Suiteのアップグレードの一部としてOracle Service Bus (OSB)をアップグレードする場合は、OSBに必要なアップグレード前タスクを実行する必要があります。

Oracle Service Busを含むSOAドメインをアップグレードする場合は、必須のアップグレード前タスクをいくつか実行する必要があります。「Oracle Service Bus (OSB)のアップグレード前タスクの実行」を参照してください。

4.1.6 スタンドアロンOracle HTTP Serverのアップグレード

スタンドアロンのOracle HTTP Serverをアップグレードする場合は、「Oracle HTTP Serverのアップグレード」の説明に従ってください。

このガイドでは、Oracle WebLogic Serverドメインに「関連付けられる」ように構成されていたOracle HTTP Server 11gインスタンスをアップグレードする方法について説明します。HTTP Serverのアップグレードは、Oracle HTTP Serverが関連付けられているドメインのアップグレード時に自動的に実行されます。

スタンドアロンOracle HTTP Serverインスタンス(11gドメインに関連付けられていないもの)をアップグレードする場合や、HTTP Serverを別の機会にアップグレードする場合は、『Oracle HTTP Serverのアップグレード』を参照してください。

4.1.7 Oracle JDeveloper 12cを使用したカスタム・アプリケーションのアップグレード

カスタム・アプリケーションをSOA 11gドメインにデプロイしていた場合、アップグレード手順の実行後、アプリケーションのデプロイメントはOracle Fusion Middleware 11gでの場合と同様に機能します。

新しいOracle 12c機能を利用するには、Oracle SOA SuiteまたはOracle Business Process ManagementのQuick Start for Developersをダウンロードしてインストールします。

Quick Start for Developersディストリビューションには、Oracle JDeveloper 12cユーザーに、Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Managementのアプリケーションを開発するために必要な拡張機能を提供します。

詳細は、「Oracle SOA Suite Quick Start for Developersのインストール」を参照してください。

注意:

新しいOracle SOA 12c機能を使用するには、Oracle QuickStartが必要です。

4.1.8 SOAサーバーとプロセスの停止

アップグレード・アシスタントを実行する前に、すべてのOracle Fusion Middleware管理対象サーバー、管理サーバーおよび更新するスキーマまたは構成を使用している可能性があるシステム・コンポーネント(OHSなど)を停止する必要があります。

サーバーやプロセスの停止に失敗すると、結果としてアップグレードが不完全になったり、失敗したりする場合があります。

ノード・マネージャを実行している場合は、ノード・マネージャも停止する必要があります。これを行うには、ノード・マネージャが実行されているコンソール・ウィンドウを閉じるか、stopNodeManager WLSTコマンドを使用します。

SOAサーバーおよびプロセスは、次の順番で停止してください。

  1. Business Activity Monitoring (BAM)管理対象サーバー

  2. Oracle Service Bus (OSB)管理対象サーバー

  3. サービス指向アーキテクチャ(SOA)管理対象サーバー

  4. Oracle Web Services Manager (OWSM)管理対象サーバー

  5. 管理サーバー

  6. ノード・マネージャ

  7. Web層(Oracle HTTP Serverを含む)

Oracle Fusion Middlewareの停止手順は、「Oracle Fusion Middleware環境の停止についての説明」を参照してください。

4.1.9 アップグレード前のSOA Composerの変更のコミット

アップグレードする前にSOA Composerサンドボックスへの変更をコミットまたはロールバックしない場合、変更が新しい環境に伝播されないことがあります。

アップグレードを開始する前に、アップグレードされた環境に伝播するすべての変更をコミットし、伝播したくない変更をロールバックしていることを確認します。

4.2 アップグレード前の12c (12.2.1)インフラストラクチャ・ディストリビューションのインストール

Oracle SOA SuiteおよびBusiness Process Managementと、統合SOAコンポーネントには、Fusion Middleware InfrastructureおよびOracle HTTP Server (該当する場合)が必要になります。これらのディストリビューションは、Oracle SOA SuiteとBPM 12c (12.2.1)をインストールして構成する前にインストールしておく必要があります。

4.2.1 WebLogic ServerおよびJRF Infrastructureのインストール

既存のSOA 11gコンポーネントをアップグレードする前に、まず、12c (12.2.1) Infrastructureディストリビューションを使用して、Oracle WebLogic ServerとJRFをインストールする必要があります。

詳細な手順は、『Oracle Fusion Middleware Infrastructureのインストールと構成』を参照してください。

注意:

Infrastructureディストリビューションをインストールするときには、ドメインの構成に構成ウィザードを使用しないでください。11gドメインは、新しい再構成ウィザードを使用して、アップグレード・プロセスで構成します。

注意:

12c (12.2.1) Infrastructureディストリビューションのインストールを完了してから、SOA 12c (12.2.1)にアップグレードする必要があります。Oracle Fusion Middleware 12c (12.2.1)でサポートしているアプリケーション・サーバーは、Oracle WebLogic Serverのみです。

以前に12c (12.1.2)リリースを使用してInfrastructureコンポーネントをインストールおよび構成した場合は、まず、Infrastructure 12c (12.2.1)にアップグレードする必要があります。

詳細は、以前のInfrastructure 12cリリースからのアップグレードに関する項を参照してください。

4.2.2 Oracle HTTP Serverのインストール

11gのドメインに、そのドメインに関連付けられたOracle HTTP Serverインスタンスが含まれる場合は、次のマシンにOracle HTTP Server 12.2.1をインストールする必要があります。

  • 11g Oracle HTTP Serverインスタンスが実行されているマシン

  • 管理サーバーが実行されているマシン

Oracle HTTP Server 12.2.1のインストールの詳細は、Oracle HTTP Serverソフトウェアのインストールに関する項を参照してください。

4.3 SOA統合ディストリビューションのインストール

12c (12.2.1)製品のディストリビューションは、アップグレードするSOA 11g統合コンポーネントごとにインストールする必要があります。

詳細は、製品固有のインストレーション・ガイドを参照してください。

  • Oracle SOA SuiteおよびBusiness Process Managementのインストールおよび構成

  • Oracle Service Busのインストールおよび構成

  • Oracle User Messaging Serviceの管理

  • Managed File Transferのインストールと構成

  • Oracle Event Processingのインストール

  • B2BおよびHealthcareのインストールおよび構成

注意:

SOA 12c (12.2.1)ディストリビューションをインストールするときには、ドメインの構成に構成ウィザードを使用しないでください。既存の11gまたは12cドメインは、新しい再構成ウィザードを使用して、アップグレード・プロセスで構成します。

4.4 SOAスキーマのアップグレードの準備

アップグレードする前に、アップグレードする11gスキーマと、作成しておく必要があるスキーマを特定する必要があります。この項では、アップグレード用にスキーマを準備する方法について説明します。

注意:

スキーマのアップグレードの一部として、アクティブ・インスタンスおよびクローズされているインスタンスはすべて自動的にアップグレードされます。アクティブまたは進行中の11gワーク・フローのインスタンスが、アップグレード中に失われることはありません。

インスタンスをアップグレードしない場合は、アップグレード・アシスタントを起動する前に、インスタンスのアップグレードを回避する必要があります。

詳細は、「SOAインスタンスのアップグレードの管理と監視」 を参照してください。

4.4.1 既存のSOA SuiteおよびBusiness Process Management 11gスキーマの識別

アップグレードする前に、データベースにすでにインストールされているOracle Fusion Middleware 11gスキーマを確認します。

11gのスキーマの作成にリポジトリ作成ユーティリティ(RCU)を使用した場合は、SYSTEMとして、またはDBA権限のあるその他のデータベース・ユーザーとしてデータベースに接続してから、次のSQLコマンドを使用して、すでにデータベースにインストールされているOracle Fusion Middleware 11gのスキーマのリストを確認します。

SET LINE 120
COLUMN MRC_NAME FORMAT A14
COLUMN COMP_ID FORMAT A20
COLUMN VERSION FORMAT A12
COLUMN STATUS FORMAT A9
COLUMN UPGRADED FORMAT A8
SELECT MRC_NAME, COMP_ID, OWNER, VERSION, STATUS, UPGRADED FROM SCHEMA_VERSION_REGISTRY ORDER BY MRC_NAME, COMP_ID ;

12.2.1にアップグレードできるスキーマは、バージョン11.1.1.6.x以上である必要があります。このリストを使用してドメイン・スキーマを確認し、作成するスキーマとアップグレードする必要があるスキーマを決定できます。

Oracle Fusion Middleware 12c (12.2.1)へのアップグレードに使用できるスキーマの完全なリストは、Upgrade Assistantでアップグレードできるスキーマの識別を参照してください。

4.4.2 11gからアップグレードする前の必須SOAスキーマの作成

サポートされているデータベースでは、アップグレード前に、新しい12c必須スキーマの作成が必要になる場合があります。

12.2.1コンポーネントをインストールした後、このリリースのOracle Fusion Middlewareでの使用が動作保証されている、サポートされたデータベースに新しい12cに必要なスキーマを作成する必要があります。表4-1 に、アップグレードに基づいて作成されるスキーマを示します。

注意:

以前の12cリリースからをアップグレードする場合、アップグレードする前に新しいスキーマを作成する必要はありません。以前の12cリリースからのアップグレードの詳細は、「以前の12cリリースからのOracle SOA SuiteおよびBusiness Process Managementのアップグレード」を参照してください

表4-1 SOAおよびSOA統合製品に必要なスキーマ

アップグレードする内容 アップグレード前に作成する12cのスキーマ

SOA Suite (SOA)

Service Table (_STB)

Audit Services (_IAU)

注意: _STBスキーマの12.1.2バージョンを作成した場合は、そのスキーマを12.2.1にアップグレードする必要があります。

Business Process Monitoring (BPM)

SOA Suiteに必要なスキーマ

Business Activity Monitoring(BAM)

SOA Suiteに必要なスキーマ

および:

WebLogic Services (_WLS)

Managed File Transfer (MFT) SOA Suiteに必要なスキーマ

Oracle Service Bus(OSB)

SOAインフラストラクチャ(_SOAINFRA)

Service Table (_STB)

ユーザー・メッセージング(_UMS)

注意: Oracle SOAを実行しなくてもOracle Service Busはインストールできますが、_SOAINFRAスキーマと_STBスキーマを作成する必要があります。詳細は、「OSBドメインのアップグレード(SOAを含まない場合)」を参照してください。

ユーザー・メッセージング・サービス(UMS)

SOA Suiteに必要なスキーマ

『Oracle User Messaging Serviceの管理』を参照してください。

詳細は、『Oracle Fusion Middleware Infrastructureへのアップグレード』の次に関する項を参照してください。

  • 作成するスキーマの決定

  • Repository Creation Utilityを使用した必要なスキーマの作成

注意:

Oracle Fusion Middlewareでは、バイトモードのデータベースのスキーマのみをサポートしています。スキーマがあるデータベース上のnls_length_semantics初期化パラメータのCHARへの設定はサポートされていないため、BYTEに設定する必要があります。

SQL*Plusを使用してこのパラメータの値を確認するには、次のようにshow parametersコマンドを使用します。

prompt> sqlplus "sys/<password> as sysdba"SQL> show parameters nls_length_semantics

<password>の部分は、実際のSYSユーザーのパスワードに置き換えてください。

別の方法として、次のようにV$PARAMETERビューを問い合せて値を確認することもできます。

prompt> sqlplus "sys/password as sysdba"SQL> select name,value from v$parameter;

詳細は、使用するデータベースの管理ドキュメントを参照してください。