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Oracle® Fusion Middleware Oracle Data Integratorのアップグレード
12c (12.2.1.0)
E72515-01
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4 Oracle Data Integratorスタンドアロン・エージェント環境(WebLogicドメインなし)の11gから12.2.1へのアップグレード

この項では、11g Oracle Data Integratorスタンドアロン・エージェント環境をOracle Fusion Middleware 12cにアップグレードする際に必要なタスクについて説明します(有効な11gの開始ポイントについては、「Oracle Data Integratorをアップグレードする際の有効な開始ポイントの理解」を参照してください)。

次のアップグレード・シナリオについて説明します。

4.1 スタンドアロン・エージェントのアップグレード・プロセスの理解

図4-1 では、スタンドアロン・エージェント・トポロジのアップグレード・プロセスの概要を示します。

図4-1 スタンドアロン・エージェント(WebLogicドメインなし)のアップグレード・プロセス・フローチャート

図4-1の説明が続きます
「図4-1 スタンドアロン・エージェント(WebLogicドメインなし)のアップグレード・プロセス・フローチャート」の説明

表4-1 は、アップグレード・プロセスのフローチャート(図4-1 を参照)に示されている各手順について説明しています。この表には、プロセスの各手順について、詳細情報の参照先も示されています。

表4-1 Oracle Data Integratorスタンドアロン・エージェントのアップグレード・プロセス

タスク 説明 詳細

アップグレード・プロセスを確認して理解します。

この項では、アップグレード・プロセスを開始する前に目を通して理解する必要がある重要な情報を示します。

Oracle Data Integratorアップグレードの概要

「Oracle Fusion Middlewareのアップグレード前チェックリスト」の必要なタスクをすべて完了します。 必須のアップグレード前タスクを完了しなかった場合、アップグレードが失敗することがあります。 アップグレード前チェックリスト

アップグレード・アシスタントの実行前に既存のマスターおよび作業リポジトリをコピー(クローニング)

アップグレードが失敗してスキーマが破損した場合には、クローンしたコピーから元の状態をリストアできるので、リポジトリ・スキーマのクローニングが重要です。

既存のマスターおよび作業リポジトリのクローニング

作業リポジトリが正しい作業リポジトリのスキーマおよびホストにアタッチされていることの確認

アップグレード・アシスタントはマスター・リポジトリにアタッチされるすべての作業リポジトリをアップグレードします。アップグレードを実行する前に、作業リポジトリのそれぞれが正しい作業リポジトリのスキーマおよびホストにアタッチされている必要があります。

作業リポジトリが正しいスキーマにアタッチされていることの確認

アップグレードするODIスキーマのデータベース・バックアップを作成

リポジトリ・スキーマをクローンしていない場合、データベースのバックアップの作成は必須です。バックアップの実行は、アップグレードに失敗し、スキーマ・コンテンツが破損した場合には特に重要です。バックアップがあれば、壊れたスキーマを削除してオリジナルを再クローニングできます。

アップグレードするODIリポジトリのデータベース・バックアップの作成

Oracle Data Integrator 12cのインストールと構成

Oracle Data Integrator 12cをインストールします。この手順には、必要なデータベース・スキーマの作成が含まれます。

ODI製品のインストールではアップグレード・アシスタントを利用できます。

Oracle Fusion Middleware 12c製品のインストール

Oracle Data Integratorマスター・リポジトリおよび作業リポジトリ・スキーマをアップグレードするためのアップグレード・アシスタントの実行

アップグレード・アシスタントはOracle Data Integrator 11gリポジトリ・スキーマをOracle Data Integrator 12cへアップグレードします。

マスターおよび作業リポジトリ・スキーマのアップグレード

スタンドアロン・エージェントがOPMNによって管理されている場合、アップグレード・アシスタントを再度実行してOracle Data Integratorスタンドアロン・エージェントをアップグレード

この手順では、11gスタンドアロン・エージェント・インフラストラクチャを12cに構成します。

スタンドアロン・エージェント環境(WebLogicドメインなし)のアップグレード

4.2 アップグレードの確認

この項のタスクを実行して、アップグレードが成功したことを確認します。

  • ノード・マネージャを起動します。

    ノード・マネージャの起動の詳細は、「ノード・マネージャの起動」を参照してください。

  • スタンドアロン・エージェントの起動。

    スタンドアロン・エージェントの起動の詳細は、「ノード・マネージャでのスタンドアロン・エージェントの起動」を参照してください。