次の特定のアップグレード・シナリオについて説明します。
OPMNによって管理され、WebLogicドメインに登録されている11gスタンドアロン・エージェントから12cへのアップグレード。
この章の内容は次のとおりです。
図5-1 では、OPMNによって管理され、WebLogicドメインに登録されているスタンドアロン・エージェントのアップグレードに必要なタスクのロードマップを示しています。
図5-1 OPMNによって管理され、WebLogicドメインに登録されているスタンドアロン・エージェントのアップグレード・プロセス
表5-1 は、アップグレード・プロセスのフローチャート(図5-1 を参照)に示されている各手順について説明しています。この表には、プロセスの各手順について、詳細情報の参照先も示されています。
表5-1 Oracle Data Integratorのアップグレード・プロセス
タスク | 説明 | 詳細 |
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アップグレードの概念を確認して理解します。 |
この項では、アップグレード・プロセスを開始する前に目を通して理解する必要がある重要な情報を示します。 |
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アップグレード前の必須のタスクをすべて完了します。 | 必須のアップグレード前タスクをすべて完了しなかった場合、アップグレードが失敗することがあります。 | アップグレード前チェックリスト |
アップグレード・アシスタントの実行前に既存のマスターおよび作業リポジトリをコピー(クローニング) |
アップグレードが失敗してスキーマが破損した場合には、クローンしたコピーから元の状態をリストアできるので、リポジトリ・スキーマのクローニングが重要です。 |
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作業リポジトリが正しいマスター・リポジトリのスキーマおよびホストにアタッチされていることの確認 |
アップグレード・アシスタントはマスター・リポジトリにアタッチされるすべての作業リポジトリをアップグレードします。アップグレードを実行する前に、作業リポジトリのそれぞれが正しいマスター・リポジトリのスキーマおよびホストにアタッチされている必要があります。 |
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アップグレードするODIスキーマのデータベース・バックアップを作成 |
リポジトリ・スキーマをクローンしていない場合、データベースのバックアップの作成は必須です。バックアップの実行は、アップグレードに失敗し、スキーマ・コンテンツが破損した場合には特に重要です。バックアップがあれば、壊れたスキーマを削除してオリジナルを再クローニングできます。 |
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必要なOracle Fusion Middleware 12c製品のインストールと構成 |
Oracle Fusion Middleware InfrastructureおよびOracle Data Integrator 12cをインストールします。 12c製品のインストールではアップグレード・アシスタントを利用できます。 |
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Oracle Data Integratorマスター・リポジトリおよび作業リポジトリ・スキーマをアップグレードするためのアップグレード・アシスタントの実行 |
アップグレード・アシスタントはOracle Data Integrator 11gリポジトリ・スキーマをOracle Data Integrator 12cへアップグレードします。 |
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スタンドアロン・エージェント環境(WebLogicドメインあり)のアップグレード |
11gスキーマのアップグレード後に、スタンドアロン・エージェント環境(WebLogicドメインあり)をアップグレードできます。 そのためのタスクは次のとおりです。
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アップグレードを実行して確認するには、次のタスクを実行します。
ノード・マネージャを構成および起動するには、次を参照してください。
ノード・マネージャの構成の詳細は、『Oracle WebLogic Serverのアップグレード』のノード・マネージャ構成の実行に関する説明を参照してください。
ノード・マネージャの起動の詳細は、『Oracle Fusion Middlewareの管理』のノード・マネージャの起動と停止に関する項を参照してください。
管理サーバーを停止し、再起動します。
詳細は、『Oracle Fusion Middlewareの管理』の管理サーバーの起動と停止に関する項を参照してください。
管理コンソールのURL:
http://administration_server_host:administration_server_port/console
Fusion Middleware Control:
http://administration_server_host:administration_server_port/em
注意:
アップグレード後に、11g Oracleホームではなく、新しい12c Oracleホームから管理ツールを実行する必要があります。