図3-1 では、Java EEエージェント・トポロジのアップグレード・プロセスの概要を示します。
表3-1 は、アップグレード・プロセスのフローチャート(図3-1 を参照)に示されている各手順について説明しています。この表には、プロセスの各手順について、詳細情報の参照先も示されています。
表3-1 Oracle Data Integrator J2EEエージェントのアップグレード・プロセス
タスク | 説明 | 詳細 |
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アップグレード前の環境の完全なバックアップを作成します。 | すべてのアップグレードに必要です アップグレードを開始する前に、アップグレードしようとしているスキーマを含めてシステムに重要なファイルとデータベースをすべてバックアップします。 アップグレードに失敗した場合は、アップグレード前の環境をリストアして、アップグレードを再試行する必要があります。 |
環境のバックアップ |
アップグレード前の必須のタスクをすべて完了します。 | アップグレード前に実行が必要なタスクの詳細は、Oracle Fusion Middlewareのアップグレード前チェックリストを参照してください。 これらのタスクを完了していない場合は、アップグレードに失敗する可能性があります。 |
Oracle Fusion Middleware 12cのアップグレード前チェックリスト |
作業リポジトリが正しいマスター・リポジトリのスキーマおよびホストにアタッチされていることの確認 |
アップグレード・アシスタントはマスター・リポジトリにアタッチされるすべての作業リポジトリをアップグレードします。アップグレードを実行する前に、作業リポジトリのそれぞれが正しいマスター・リポジトリのスキーマおよびホストにアタッチされている必要があります。 |
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Oracle Data Integratorマスター・リポジトリおよび作業リポジトリ・スキーマをアップグレードするためのアップグレード・アシスタントの実行 |
アップグレード・アシスタントはOracle Data Integrator 11gリポジトリ・スキーマをOracle Data Integrator 12cへアップグレードします。 |
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再構成ウィザードを使用して、Java EE環境をアップグレードします。 |
スキーマをアップグレードした後、再構成ウィザードを実行して、ドメイン・コンポーネント構成を再構成します。 再構成ウィザードを実行すると、Java EEエージェント環境のアップグレード・プロセスが終了します。 注意: JRFコンポーネントのアップグレードが必要な場合は、再構成ウィザードの後にアップグレード・アシスタントを再度実行してください。 |
アップグレードを実行して確認するには、この項のタスクを実行します。
ノード・マネージャを構成および起動するには、次を参照してください。
ノード・マネージャの構成の詳細は、『Oracle WebLogic Serverのアップグレード』のノード・マネージャ構成の実行に関する説明を参照してください。
ノード・マネージャの起動の詳細は、『Oracle Fusion Middlewareの管理』のノード・マネージャの起動と停止に関する項を参照してください。
アップグレードの実行中はサーバーが停止していたため、管理サーバーを起動します。
詳細は、『Oracle Fusion Middlewareの管理』の管理サーバーの起動と停止に関する項を参照してください。
管理コンソールのURL:
http://administration_server_host:administration_server_port/console
Fusion Middleware Control:
http://administration_server_host:administration_server_port/em
注意:
アップグレード後に、11g Oracleホームではなく、新しい12c Oracleホームから管理ツールを実行する必要があります。