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Oracle® Audit Vault and Database Firewall管理者ガイド
リリース12.2
E70392-19
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新機能

この章では、前のリリースと同じように、Oracle Audit Vault and Database Firewall (AVDF)バージョン12.2の最新リリースの新機能について説明します。

Oracle AVDFリリース12.2.0の変更点

このリリースの新機能は、次のとおりです。

  • Audit Vault Serverのバックアップおよびリストアのユーティリティは、製品に統合されています。

  • 監査証跡は、Audit Vault Agentが再起動されるか、またはOracle AVDFがアップグレードされると自動的に開始されます。

  • AVCLIコマンドライン・ユーティリティは、AVCLIウォレットに管理者の資格証明を格納することによって非対話的に使用できます。

  • Oracle Database In-Memoryを構成して、レポートを高速化できます。

  • Oracle AVDF 12.2の新規(完全)インストールでは、Oracle Database Transparent Data Encryption(TDE)を使用してすべての監査データが暗号化されます。その後に実行されるアップグレードはすべて、その時点以降の監査データを暗号化します。

  • 新規の監査証跡に、保存(アーカイブ)ポリシーで設定されている制限よりも古いデータが含まれている場合、そのデータはポリシーに従って自動的にアーカイブされます。

  • Audit Vault ServerおよびDatabase FirewallのWeb UIの証明書を変更できます。

  • ホストは、IPアドレスを提供せずに登録できます。

  • Web UIからシステム・コンポーネントのログ・レベルを変更できます。

  • Web UIからユーザー・アカウントのロックを解除できます。

  • 概要レポート、IRSコンプライアンス・レポート、およびデータベースの監査イベントをsuまたはsudoを使用してコマンドを実行するOSユーザーと関連付けるレポートなど、新しいレポートが追加されました。

  • 管理者のWeb UIでは、「ホスト」タブに新しいホスト監視の詳細が表示され、Audit Vault Agentの詳細が追加されました。

  • 操作性を高めるため、Audit Vault Serverの高可用性ペアリングのUIが改善されました。

  • IBM AIXのセキュア・ターゲットのサポートが追加されました。

  • Oracle AVDFの監査者は、アラートsyslogテンプレートを作成できます。

  • Oracle AVDFの監査者は、Oracle Databaseから監査データや権限を取得するスケジュールを設定できます。

  • このリリースではInterface Masters Niagaraサーバー・アダプタ・カードがサポートされるようになりました。

  • ドキュメント・ライブラリに『Oracle Audit Vault and Database Firewall概要ガイド』が追加されました。

  • リリース12.2.0.3.0で、Oracle AVDF Hybrid Cloudが導入されました。AVDF Hybrid Cloud Deploymentモデルでは、Audit Vault Serverがオンプレミスでデプロイされ、DBCS (Database Cloud Service)インスタンス、Exadata Cloud Serviceインスタンスおよびオンプレミス・データベースを監視します。詳細は、「Oracle Audit Vault And Database Firewall Hybrid Cloud Deployment」を参照してください。

  • Audit Vault Serverアップグレード時のTDE (透過的データ暗号化)のサポートが導入されました。詳細は、アップグレードされたインスタンスでのデータ暗号化を参照してください。

  • Oracle Audit Vault and Database Firewallでの複数のネットワーク・インタフェース・カード(NIC)がサポートされるようになりました。AVDFアプライアンスで複数のネットワーク・インタフェース・カードを使用可能にすることによって、Audit Vault Serverネットワークを使用状況に応じて効果的に分離できるようになりました。詳細は、複数のネットワーク・インタフェース・カードを参照してください。

  • サポートされるセキュア・ターゲット・バージョンとして、新しいリリースのOracle Database 12.2が追加されました。詳細は、UPLOAD OR DELETE WALLET FILEおよびエージェントとOracle Databaseセキュア・ターゲットの接続の保護の各項を参照してください。

  • メンテナンス・ジョブをスケジュールするための新しい機能が導入されました。詳細は、メンテナンス・ジョブのスケジューリングを参照してください。

  • Oracle Database Collectorの機能が拡張され、Oracle DB 12.2がサポートされるようになりました。詳細は、Oracle Databaseおよび各監査証跡タイプに対して収集されるデータの概要の各項を参照してください。

  • Oracle Database Exadata Express Cloud Serviceのサポートが追加されました。詳細は、TCPSを使用したOracle Database Exadata Express Cloud Serviceセキュア・ターゲットの構成およびTCPを使用したOracle Database Exadata Express Cloud Serviceセキュア・ターゲットの構成の各項を参照してください。

  • Autonomous Data Warehouse Cloudのサポートが追加されました。詳細は、Autonomous Data WarehouseおよびAutonomous Transaction Processingの構成を参照してください。

このドキュメントの変更点

この項では、Oracle Audit Vault and Database Firewall (AVDF)リリース12.2でのドキュメントの更新と修正をリストします。

リビジョン履歴

このドキュメントでの更新と修正は次のとおりです。

E70392-19 (2021年3月)

Windowsプラットフォームでホスト監視機能を使用するための要件が更新されました。Oracle AVDFをアップグレードする前に、詳細について「Microsoft Windowsホストでのエージェントおよびホスト監視のデプロイ」および「ホスト監視要件」を参照してください。

E70392-18 (2020年9月)

次のトピックの更新および修正:

E70392-17 (2020年3月)

  • Windowsプラットフォームでのホスト・モニターによるデータベース・アクティビティの監視は、リリース12.2.0.11.0および12.2.0.12.0では動作保証されていません。Windowsプラットフォームでホスト・モニタリング機能が不要である場合にのみ、これらのリリースにアップグレードしてください。

  • リリース12.2.0.12.0以降のIBM AIX on Power Systems (64ビット)からのIBM DB2監査データ収集のサポート。詳細は、IBM DB2を参照してください。

  • OL 7.xリリース12.2.0.12.0以降のIBM DB2 (バージョン11.1) HADR (高可用性および障害時リカバリ)からの監査収集のサポート。

  • リリース12.2.0.12.0以降のWindows 2012 R2上のMicrosoft SQL Serverクラスタからの監査収集のサポート。必須の収集属性については、Microsoft SQL Serverの項を参照してください。

  • Oracle Databaseターゲットのセッション情報を取得するためのDDI拡張が導入されました。これは、監視およびブロックまたは監視のみモードでのDatabase Firewallで使用できます。詳細は、ステップ2: Oracle Advance Security統合スクリプトの実行を参照してください。
  • Oracle Audit Vault And Database Firewallでのデータのアーカイブおよび取得の概要の項に重要な情報が追加されました。

  • Transport Layer Securityレベルの設定の概要の項が更新されました。

  • ターゲット・グループにターゲットを追加したりターゲット・グループからターゲットを削除したりするために新しいターゲット・グループAVCLIコマンドが追加されました。

E70392-16 (2019年12月)

E70392-15 (2019年11月)

E70392-15 (2019年10月)

E70392-14 (2019年9月)

注意:

  • Oracle Audit Vault and Database Firewallリリース12.2.0.11.0では、Niagaraカードはサポートされません。システムにNiagaraカードがある場合は、このリリースにアップグレードしないでください。

  • Windowsプラットフォームのホスト監視は、リリース12.2.0.11.0では動作保証されていません。Windowsプラットフォームでネットワーク証跡モニタリング機能が不要である場合にのみ、12.2.0.11.0にアップグレードまたは使用してください。この機能は、今後のリリースで動作保証される予定です。インストール環境が12.2.0.11.0より前の古いリリースの場合は、Windowsプラットフォームでホスト監視機能が動作保証されます。

E70392-13 (2019年6月)

JAVA_HOME環境変数は、JDKインストール・ディレクトリを指し示すように設定する必要があります。Windowsで、%JAVA_HOME%\binをPATH環境変数に追加します。AVCLIコマンドライン・ユーティリティのダウンロードおよびJAVA_HOMEの設定の項を参照してください。

E70392-12 (2019年3月)

E70392-11 (2018年10月)

E41705-21 (2018年6月)

E70392-10 (2018年6月)

E70392-09 (2018年2月)

E70392-08 (2017年12月)

E41705-16 (2017年9月)

「Oracle Database Firewallのリセット」が修正されました。

E70392-07 (2017年8月)

E70392-06 (2017年6月)

E70392-05 (2016年12月)

E70392-04 (2016年8月)