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Oracle® Solaris Cluster 4.4 リリースノート

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更新: 2018 年 8 月
 
 

互換性の問題

共有 IP ゾーンでの DLMP リンクアグリゲーションまたは VNIC に対する Oracle Grid Infrastructure のサポートの制限 (21660315)

Oracle Grid Infrastructure ソフトウェアは現在、共有 IP 非大域ゾーンでの DLMP リンクアグリゲーションまたは VNIC の使用をサポートしていません。この制限は、Grid Infrastructure を使用した Oracle RAC、および Oracle ASM を使用した HA for Oracle Database での Oracle Solaris Cluster ゾーンクラスタ構成に影響を与えます。

共有 IP ゾーンクラスタで Oracle RAC または HA for Oracle Database を実行している Oracle Solaris Cluster 構成で Grid Infrastructure を使用するには、パブリックネットワーク管理に IPMP グループのみを使用します。

pkg:/system/resource-mgmt/resource-caps がインストールされておらず、capped-memory が構成されている場合に、ゾーンがブートしない (15740089)

問題のサマリー: パッケージ pkg:/system/resource-mgmt/resource-caps がインストールされておらず、構成の一部としてゾーンが capped-memory リソース制御で構成されている場合に、ゾーンのブートが失敗します。次に出力例を示します。

zone 'zone-1': enabling system/rcap service failed: entity not found
zoneadm: zone 'zone-1': call to zoneadmd failed

回避方法: 大域ゾーンに pkg:/system/resource-mgmt/resource-caps パッケージをインストールします。resource-caps パッケージのインストールが完了したら、ゾーンをブートできます。

Oracle Solaris 11.2 から Oracle Solaris 11.4 にアップグレードすると Oracle Grid 12.1.0.1.0 の起動がハングアップする (21511528)

問題のサマリー: Oracle Solaris 11.4 および Oracle Grid 12.1.0.1.0 を使用している場合は、Oracle Grid の起動が無期限にハングアップすることがあります。

回避方法: Oracle Grid 12.1.0.2.0 以降のリリースを使用すると、この問題を回避できます。回避方法または修正を利用できるかどうかを確認するには、Oracle のサポート担当者にお問い合わせください。