本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。
日付 | モジュール | 機能 | ノート |
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2023年8月30日 | 請求および収益管理 | Oracle Content Managementを使用した契約ネゴシエーションでのコラボレーション | 更新23Bから削除された機能 |
2023年5月31日 | プログラム管理およびレポート | プログラム連絡拡張機能 | 文書の更新。機能情報の改訂。 |
2023年5月31日 | リソース管理 | リソース要求および割当の共通財務コストおよび請求レート | 文書の更新。オプトイン情報の改訂。 |
2023年3月15日 | 請求および収益管理 | Oracle Content Managementを使用した契約ネゴシエーションでのコラボレーション | 文書の更新。機能情報の改訂。 |
2023年3月3日 | 初版作成。 |
お客様のアイデアをお聞かせください
ご意見をお待ちしています。クラウド・サービスをさらに改善する方法について提案がございましたらどうぞお教えください。アイデアを送信するにはいくつかの方法があります。たとえば、Oracle Customer ConnectのIdeas Labを使用します。機能名の後にこのアイコンが表示されている箇所は、お客様のアイデアを実現した機能です。
フィードバックをお寄せください
本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックは、oracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.comまでお送りください。
免責事項
この文書に記載された情報には、オラクルの製品開発プランに関する説明文が含まれていることがあります。オラクルの製品開発プランと、今後の製品リリースの本質および時期に対し、様々な要因が大きく影響を及ぼします。したがって、この情報はあくまで情報として提供されるものであり、マテリアルやコード、機能を提供することのコミットメント(確約)ではないため、購買決定を行う際の判断材料になさらないでください。記載されている機能の開発、リリースおよび時期については、オラクルの単独の裁量により決定されます。
この情報は、オラクルおよびその子会社や関連会社との契約を構成するものではありません。特にこの情報についてオラクルは一切の責任を負いかねます。詳細は、法律上の注意点および使用条件を参照してください。
Oracle Cloud Applicationsは、四半期ごとに新しい更新を提供します。つまり、ビジネスの効率的かつ効果的な管理に役立つ新しい機能を3か月ごとに受け取ります。一部の機能は使用可能な状態でされ、エンド・ユーザーが即時に使用できます。その他の機能はすぐ使用できない状態で提供され、使用可能にするために処理を実行する必要があります。無効化されている機能は、次の権限を使用して、次のステップでエンド・ユーザーに対してアクティブ化できます。
- アプリケーション・オファリングのレビュー(ASM_REVIEW_APPLICATIONS_OFFERINGS_PRIV)
- Oracle Fusion Applicationsオファリングの構成(ASM_CONFIGURE_OFFERING_PRIV)
新機能をオプトインする方法を次に示します。
- 「ナビゲータ」→「自分の企業」→「新機能」をクリックします。
- 「機能の概要」ページで、オファリングを選択し、それに固有の新機能をレビューします。または、デフォルトの選択肢であるすべての使用可能なオファリングをそのまま使用して、すべてのオファリングの新機能を確認できます。
- 「新機能」タブで新機能を確認し、「使用可能」列で機能のオプトイン・ステータスを確認します。機能がすでに有効化されている場合は、チェック・マークが表示されます。それ以外の場合は、機能を使用可能にするアイコンが表示されます。
- 「使用可能」列にあるアイコンをクリックし、機能を使用可能にするステップを完了します。
「新機能」作業領域に表示されない機能のオプトインが必要になる場合があります。オプトインする方法を次に示します。
- 「ナビゲータ」→「自分の企業」→「オファリング」をクリックします。
- 「オファリング」ページでオファリングを選択し、「オプトイン機能」をクリックします。
- 「オプトイン」ページで、オファリングまたは機能が含まれている機能領域の「機能の編集」(鉛筆)アイコンをクリックします。
- 「機能の編集」ページで、ステップを完了して機能を使用可能にします。
オファリングの新機能をオプトインする方法の詳細および詳細な手順は、オファリングの構成を参照してください。
オプト・イン失効
オプトインを介して無効化された状態で提供される機能は、将来の更新で自動的に有効化される場合があります。これはオプト・イン失効と呼ばれます。クラウド・サービスにオプト・イン失効がある場合、このドキュメントに関連タブが表示されます。このタブをクリックすると、最初に機能が無効状態で提供されたのはいつか、そしてこの機能のオプト・インがいつ失効し、自動で使用可能となる見込みかが表示されます。ここをクリックして、すべてのOracle Cloud Applicationsにわたる「オプト・イン失効」がある機能を確認することもできます。
列の定義:
レポート = 新規または変更済の、オラクル社から提供されたすぐに実行可能なレポートです。
UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、通常、フィールド、検証またはプログラムの軽微な変更で構成されます。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小になります。
UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能の設計は、より複雑になります。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は高くなります。
使用不可の状態で提供される機能 = 処理を実行するまで、エンド・ユーザーはこれらの機能を使用できません。これらの機能は無効化されており、有効にするかどうかとその時期は自分で選択します。たとえば、a)新規または拡張BIサブジェクト領域は、レポートにまず組み込む必要があり、b)新規Webサービスは使用する前に統合する必要があり、c)ユーザー・ロールに機能を割り当てないと機能にアクセスできません。
エンド・ユーザーがすぐに使用可能 レポートと小規模UIまたはプロセスベースの新機能が更新後にユーザーに与える影響は最小限です。したがって、顧客受入テストでは、大規模UIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当てる必要があります。 |
エンド・ユーザーが使用する前に顧客による処理が必要 これらの機能を使用可能にするために処理が必要になるため、中断されません。利用することを選択する際には、テストと展開のタイミングを設定します。 |
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機能 |
レポート |
UIまたは |
UIまたは |
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Oracle Transactional Business Intelligenceを使用した請求トランザクションおよび例外の分析 |
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プロジェクト・ロール別に財務プランニング、予算編成、予測および請求を実行します。プロジェクト・マネージャは、プロジェクトで作業する個人をその時点では正確に把握していないため、プロジェクトの早期プランニング・フェーズでは、プロジェクト・ロール別に計画することがよくあります。同様に、プロジェクト・ロールを使用して顧客と契約交渉をして、契約の交渉済レートを決める場合があります。専門サービス業界の一般的な慣行では、指名された個人や社内向けのジョブ名を使用して請求するのではなく、プロジェクト・ロールに基づいて請求します。「プロジェクト・ロール別のプランニングから請求」では、プロジェクト・ロールで大まかな見積をして、交渉済プロジェクト・レートに従って顧客に請求できます。
以前は、ジョブ別にレートを定義していました。これは多くの企業で適切に機能しますが、一部の業界では、一般に個人の内部ジョブ機能を反映したOracle Fusion Cloud HCMのジョブ割当に基づくのではなく、実行中の作業を反映する柔軟性が高いモデルが必要になります。プロジェクト・ロールを使用すれば、プロジェクトで実行中の作業とマッチングでき、1つ以上のプロジェクトで同じ個人が異なる役割を果たすこともできるため、この柔軟性を実現できます。プロジェクト・ロール別に請求レートを定義し、これらのレートを(財務プランの)プランニングおよび請求で利用できるようになりました。
この機能は、専門サービス業界のビジネス・フローを自動化および迅速化することに的を絞った投資の一部です。オラクルの目標は、プロジェクトとリソース・プランニング、コスト収集、請求、レポート全体でシームレスなエクスペリエンスを提供し、運用管理を強化し、キャッシュ・フローを最適化することです。今後の更新で追加される機能にご期待ください。
次のことができます:
- プロジェクト・ロール別にプランする。
- 労務費トランザクションの個人とともにプロジェクト・ロールも取得する。
- プロジェクト・ロール別に定義されたレート別に労務費トランザクションを請求する。
- プロジェクト・ロール別にレポートする。
プロジェクト・ロール別のプランニングから請求
ノート: プロジェクト・ロール別のコスト・レートを使用した実績労務費計算の実行は現在サポートされていません。
プランニング
プロジェクトで作業する正確な個人が不明な、プロジェクトの早期フェーズで、プロジェクト・ロール別にプラン、予算編成および予測をします。必要なプロジェクト・ロールをプロジェクトに追加し、プロジェクト・ロール別に作業プランまたは財務プランを直接作成して、全体的なプランニングを実行します。いずれの場合も、プロジェクトに関連付けられたプロジェクト・ロール・レート・スケジュールから、これらのプロジェクト・ロール・リソースのコスト・レートが導出され、プロジェクト・ロールの請求レートで、契約レベルの設定が上書きされます。さらに、プロジェクト・ロール割当を含む財務プロジェクト・プランから、またはプロジェクト・リソースから直接、プロジェクト予算および予測が作成されるので、コストおよび収益に対する予測を正確に見極めることができます。
以前は、リソース・レートを手動で保守した作業プランのみでプロジェクト・ロール別に計画するか、プロジェクト・ロールに相当するジョブを定義して、財務プランでプロジェクト・ロール別のプランニングをシミュレートする必要がありました。しかし今では、ビジネス・ニーズに応じてプロジェクト・ロールを定義し、早期のプランニングから請求までのダウンストリームで、そのプロジェクト・ロールを使用できるようになりました。
プロジェクト・ロール別プランニング
プロジェクト・ロール別プランニングの設定
原価計算
労務トランザクションの作成時に、プロジェクト原価計算で使用可能な任意の方法を使用して、プロジェクト・ロール情報を取得できるようになりました。
労務費トランザクションでプロジェクト・ロールを取得すると、プロジェクト・ロールベースでプランと実績を分析できるようになり、(個人またはジョブベースのレートではなく)プロジェクト・ロールベースのレートを使用して、労務トランザクションを請求できるようになります。
労務費トランザクションのプロジェクト・ロール情報を明示的に取得する際には、トランザクション日時点でアクティブな任意のプロジェクト・ロールを選択できます。
「プロジェクト財務管理」または「プロジェクト・リソース」ではプロジェクト・ロールで個人の計画をしたが、労務トランザクションではプロジェクト・ロールを明示的に入力しなかった場合は、トランザクション日時点の賦課対象のプロジェクトおよび個人に関連付けられたプロジェクト・ロールが導出されて、「コストのインポート」プロセス時にコスト・トランザクションに自動的に移入されます。コスト・トランザクションのプロジェクト・ロール情報取得の主要なユース・ケースは労務費に対するものですが、個人関連のすべてのプロジェクト・コスト・トランザクションでプロジェクト・ロールが導出されて移入されます。
プロジェクト・ロールの導出はデフォルトで有効になっています。この機能を無効にするには、「管理者プロファイル値の管理」設定および保守タスクを使用して、「個人関連プロジェクト・コスト・トランザクションに対するプロジェクト・ロール導出」管理者プロファイル値を「いいえ」に設定します。
次のいずれかの方法を使用して、未処理コスト・トランザクションのプロジェクト・ロールを取得できます:
- 未処理コスト・トランザクションの管理UI
未処理コスト・トランザクションの管理UI
- Oracleファイルベース・データ・インポート(FBDI)
プロジェクト労務費のインポートFBDIテンプレートを使用して労務トランザクションを作成するときに、プロジェクト・ロールを入力できます。
- コストの取得ADFdiテンプレート
- 未処理プロジェクト・コストREST API
ノート: Oracle Fusion Time and Laborでは、タイム・カードへのプロジェクト・ロールの明示的な入力はサポートされていません。
将来のリリースで検討中の「プロジェクト・ロール別のプランニングから請求」機能のプロジェクト原価計算の機能拡張は次のとおりです:
- REST APIを使用して既存のトランザクションのプロジェクト・ロールを変更する機能。
- プロジェクト・ロール別のトランザクション管理。
「プロジェクト・ロール別のプランニングから請求」機能を強化するために、プロジェクト原価計算に他に必要な機能がありますか。新しいアイデアをお寄せいただくか、Cloud Customer Connectで既存のアイデアに対する支持を表明してください。
請求
通常、専門サービスの契約ではプロジェクト・ロールに基づいて交渉します。たとえば、システム・アナリスト・ロールでは1時間当たり$80を請求できますが、Java開発者ロールでは1時間当たり$100を請求できる場合があります。
現在のソリューションでは、個人またはジョブに対して定義されているレートを使用して、労務費を顧客に請求します。このソリューションが拡張されて、プロジェクト・ロール別にレートを取得できるようになり、プロジェクト・ロール別に顧客と交渉済のレートを取得しやすくなりました。
請求レートは、契約に関連付けられた請求プランから、プロジェクト・タスクの上書きUIのプロジェクト・ロール別に取得できます。
契約請求プラン・レートの上書き
契約のプロジェクト/タスク/契約明細について、次の任意の組合せのレートを取得できます:
- 個人 - プロジェクト・ロール - 支出タイプ
- 個人 - プロジェクト・ロール
- プロジェクト・ロール - 支出タイプ
- プロジェクト・ロール
ノート: プロジェクト・ロールに定義された請求レートは、ジョブに定義されたレートより優先されます。
プロジェクト・ロールを請求書明細に反映するために、請求プランに関連付けられた請求書書式で、労務トランザクションをプロジェクト・ロール別にグループ化します。
請求書書式の管理UI
プロジェクト・ロール別請求の設定
ノート: 請求書生成時にプロジェクト・ロールのレートを考慮するには、コスト・トランザクションにプロジェクト・ロールが関連付けられている必要があります。
レポート作成
初期プランニング・フェーズでプロジェクト全体のプロジェクト・ロール要件をレポートおよび分析し、プロジェクトの進捗にあわせて、プロジェクト・ロールを使用してプロジェクト・パフォーマンスを追跡します。Oracle Transactional Business Intelligenceを使用してプロジェクト・ロール別にレポートし、「プロジェクト・パフォーマンスのレビュー」ページを使用してプロジェクト・ロール別にプロジェクト・パフォーマンスを追跡します。たとえば、Oracle Transactional Business Intelligenceでレポートや分析をすばやく作成して、複数のプロジェクトのDBAやアーキテクトの要件を確認し、これらのロールに対する採用や要員配置要求などの次のステップに進むことができます。
次の例は、この機能で提供されるソリューションの概要を示しています。
- 営業担当がアクティブな商談を追跡しています。見込みプロジェクトを作成して、顧客への見積作成に必要な見積の概要を決めます。
ユーザー・ステップ: 「プロジェクト・リソースの管理」ページでプロジェクト・ロールおよび工数を追加します。
プロジェクト・ロールのリソースのコストおよび請求レートが導出され、プロジェクトの合計コストおよび請求金額が計算されて、プロジェクトの大まかな見積が示されます。
プロジェクト・リソース
リソース | 日付: 自 | 日付: 至 | 工数 | コスト・レート | 請求レート | コスト金額 | 請求額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
DBA | 2023年1月1日 | 2024年3月31日 | 100時間 | 50 | 70 | 5000 | 7000 |
Java開発者 | 2023年4月1日 | 2023年12月31日 | 200時間 | 60 | 80 | 12000 | 16000 |
- プロジェクト・マネージャは、プロジェクト・ロール・ベースの財務プランニングを実行して、財務詳細をロール別に取得します。
ユーザー・ステップ: プロジェクト・ロール・プランニング・リソースを財務タスクに割り当て、プロジェクト・ロール別の財務プランを作成します。
または、プロジェクト・ロール別に作業プランニングを実行し、その作業プランを財務プランに対して更新することもできます。
プロジェクト財務プラン
財務タスク | プランニング・リソース | 日付: 自 | 日付: 至 | 工数 | コスト・レート | コスト金額 |
---|---|---|---|---|---|---|
T1 | DBA | 2023年1月1日 | 2023年3月31日 | 100時間 | 50 | 5000 |
T2 | Java開発者 | 2023年1月1日 | 2023年12月31日 | 200時間 | 60 | 12000 |
- 商談を受注して、プロジェクトが承認されました。プロジェクトの実行が開始され、プロジェクト会計担当が計画タスクに費やされた実績時間数を取得します。
ユーザー・ステップ: プロジェクト会計担当が、プロジェクト・ロール詳細を含むタイム・カード入力をインポートします。
プロジェクト・コスト・トランザクション
個人 | ジョブ | プロジェクト・ロール | 日付 | 時間 |
---|---|---|---|---|
Ravi Patel | アプリケーション開発者 | DBA | 2023年1月2日 |
8 |
Angela Lin | シニア・アプリケーション開発者 |
DBA | 2023年1月2日 |
8 |
Alan James | アプリケーション開発者 |
Java開発者 | 2023年1月2日 |
8 |
- 前述のステップで発生したコストは、プロジェクト・ロールで定義されたレートを使用して顧客に請求されます。
ユーザー・ステップ: 「請求書の生成」プロセスを実行します。このプロセスは、未請求コスト・トランザクションを選択し、トランザクションに適用可能な請求レートを決定し、発生コストに対する請求書を生成します。請求書明細はプロジェクト・ロール別に生成されます。
請求書明細摘要 | 請求済数量 | 請求レート | 請求額 |
---|---|---|---|
DBA | 16 | 100 | 1600 |
Java開発者 | 8 | 120 | 960 |
この機能で提供されるソリューションのビジネス上のメリットは次のとおりです:
- プロジェクト・マネージャが、プロジェクト・ロール別に大まかな作業および財務のプランニングを実行して、プロジェクト・ロール別にコストおよび収益のプロジェクト予測を決定できます。
- 顧客との契約済請求レートがプロジェクト・ロール別に交渉済の場合、プロジェクト請求スペシャリストがプロジェクト・ロール別に顧客に請求できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
- 「プロジェクト・チーム・メンバーおよび労務リソースに関する真の単一ソースの保守」機能を有効にします。「プロジェクト・リソースの管理」ページを使用して、チーム・メンバーとそのプロジェクト・ロールを定義します。
- プロジェクトがプロジェクト固有のプランニング・リソース・ブレークダウン・ストラクチャに関連付けられている場合、「プロジェクト・リソースの管理」ページにリソースを追加すると、対応するプランニング・リソースがプライマリ・プランニング・リソース・ブレークダウン・ストラクチャに自動的に追加されます。
- 指定個人によるプランニング、予算編成および予測では、「プロジェクト・リソースの管理」ページから個人のロールが導出されて、それに応じてリソース・レートが決定されます。そのため、「プロジェクト・リソースの管理」ページで、指定個人とそれぞれのロールを最新の状態に保つことが重要です。
主なリソース
- Oracle Cloud Customer ConnectのProject Managementアイデア・ラボのアイデア644418に基づいています。
アクセス要件
この機能を使用するには、次のロールが必要です:
- プロジェクト・ロール別に計画するには、プロジェクト・マネージャ(ORA_PJF_PROJECT MANAGER_JOB)。
- プロジェクト・コストを取得するには、プロジェクト会計担当(ORA_PJF_PROJECT_ACCOUNTANT_JOB)。
- 請求書を生成するには、プロジェクト請求スペシャリスト(ORA_PJF_PROJECT_BILLING_SPECIALIST_JOB)。
- データを設定するには、プロジェクト・アプリケーション管理者(ORA_PJF_PROJECTS_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)
- 顧客契約を作成および保守するには、顧客契約管理者(ORA_OKC_CUSTOMER_CONTRACT_ADMINISTRATOR_JOB)。
この更新では、次の領域が改善されました。
プロジェクト管理共通
- Apple社のMacを使用したファイルベース・データ・インポートExcelテンプレート: Microsoft ExcelがあるApple社のMacデバイスを使用して、ファイルベース・データ・インポート(FBDI)スプレッドシートのファイルを生成できます。以前は、Windowsオペレーティング・システムのみがマクロ対応のファイルの生成をサポートしていました。この投資は継続中です。23Bでは、次のFBDIテンプレートをApple社のMacで使用できます:
- 請求および収益管理
- プロジェクト請求イベントのインポート
- コスト管理および制御
- 割当労務スケジュールのインポート
- 給与コストのインポート
- プロジェクト経費コストのインポート
- プロジェクト在庫コストのインポート
- プロジェクト労務コストのインポート
- プロジェクトその他コストのインポート
- プロジェクト非労務コストのインポート
- プロジェクト・サプライヤ・コストのインポート
- プロジェクトおよびタスク・トランザクション管理のインポート
- 助成金管理
- キーワードのインポート
- プランニング、スケジューリングおよび予測
- 財務プロジェクト・プランのインポート
- プロジェクト予算のインポート
- プロジェクト予測のインポート
- プロジェクト進捗のインポート
- プロジェクト・タスクのインポート
- プロジェクト資産管理
- 資産および割当のインポート・プロセス
- 未割当資産明細のインポート
- 請求および収益管理
請求および収益管理
- 大量の契約に対する収益生成のパフォーマンスの向上: 「収益の生成」プロセスで、大量の契約の収益がより迅速に認識されるようになりました。技術的な微調整の他に、請求不可のコスト・トランザクションおよび欠落した請求管理の例外を除外することにより処理を簡素化しました。
- REST APIを使用したプロジェクト契約請求トランザクションの取得: プロジェクト契約請求トランザクションREST APIを使用して請求トランザクションを取得します。このREST APIでは、請求可能コスト・トランザクションおよび請求イベントの、まだ請求または収益認識されていない金額を表示できます。
助成金管理
- 交付の契約更新の改善: 交付の契約更新の機能改善は次のとおりです:
- 「保存」または「送信」ボタンは、実績日が変更された場合にのみ有効になり、修正有効日のみが変更されたときなど、サポート情報の変更時は有効になりません。
- 「保存」または「送信」ボタンは、資金額または関連するプロジェクト情報が変更された場合にのみ有効になり、修正有効日のみが変更されたときなど、サポート情報の変更時は有効になりません。
- 読取り専用ユーザー交付リスト: 以前の編集アイコンのかわりに、「交付の管理」の表のツールバーの最後にある詳細アイコンを使用して、読取り専用ユーザーの交付詳細を表示できます。
プランニング、スケジューリングおよび予測
- 財務プラン・バージョン承認ワークフローの改善: 財務プラン・バージョン(予算および予測)の承認ワークフローの機能改善は次のとおりです:
- 予算管理で予算のベースラインを作成するときに消費金額を表示します。これにより、プロジェクト・マネージャまたはプロジェクト管理者が、変更された予算額の消費超過量を識別しやすくなります。
- ファイルベース・データ・インポートを使用した財務プロジェクト・プラン・タスク割当の削除の機能改善: 「財務プロジェクト・プランのインポート」プロセスを使用して、既存の財務プロジェクト・プラン・タスク割当を削除します。これは、「ファイルベース・データ・インポートを使用した財務プロジェクト・プランの更新」機能(23A)で作成されています。
- 「プロジェクト・プランの管理」ページから「作業項目詳細」へのナビゲート: 「プロジェクト・プランの管理」ページの「作業項目の管理」ダイアログ・ボックスから、それぞれの作業項目詳細ページにすばやくナビゲートします。たとえば、タスクのネゴシエーション作業項目については、「作業項目の管理」ダイアログ・ボックスから直接、「ネゴシエーション」作業領域内の対応するネゴシエーション詳細ページにナビゲートします。
- 現在のジョブ、組織およびロールに基づくレートを取得するためのレートのリフレッシュの機能拡張: プロジェクトまたはプランニング明細のレートをリフレッシュして、プランニング・プロセスで使用するリソースの現在のジョブ、組織およびロールに基づくレートを取得します。リフレッシュすると、これらの潜在的な変更が考慮され、各リソースの現在の情報に基づいてレートが表示されます。
プロジェクト資産管理
- REST APIを使用したプロジェクト資産明細の訂正: Oracle Assetsにインタフェースされて、誤って削除されたプロジェクト資産明細の転送ステータス・コードをT (転送済)からP (待ち状態)に更新します。これにより、これらのプロジェクト資産明細をOracle Assetsに再転送できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
Oracle Transactional Business Intelligenceを使用した請求トランザクションおよび例外の分析
OTBI内の新規リアルタイム・サブジェクト領域を使用して、請求トランザクションおよび収益例外と請求例外に対して、アドホック分析およびダッシュボードを作成します。要約および詳細の未請求コスト・トランザクションおよび請求イベントを参照してください。収益例外と請求例外でトレンドを分析し、処理プランによる例外の抑制がどの程度成功しているかを確認します。
この機能は、専門サービスのビジネス・フローを自動化および迅速化することに的を絞った投資の一部です。オラクルの目標は、プロジェクトとリソース・プランニング、コスト収集、請求、レポート全体でシームレスなエクスペリエンスを提供し、運用管理を強化し、キャッシュ・フローを最適化することです。今後の更新で追加される機能にご期待ください。
「プロジェクト請求 - 請求トランザクション・リアルタイム」サブジェクト領域
請求トランザクションとは何ですか。
請求トランザクションは、プロジェクト契約請求書に表示できるトランザクション詳細の最小単位です。請求トランザクションは、プロジェクト、製品またはサービスの顧客への提供や搬送時に、合意済のスケジュールで発生します。請求トランザクションは、サプライヤと顧客の法的拘束力のある契約に対して費やされた工数、達成された進捗、提供されたサービス、または搬送された商品の経済的価値です。したがって、請求トランザクションは請求書生成プロセスと収益認識プロセスの交点に位置します。
通常、請求トランザクションの作成につながるビジネス・イベントの例を次に示します:
- 契約プロジェクトの請求可能タスクに対するタイム・カード入力のインポート。
- 完了済のプロジェクト成果物に対する請求イベント。
- プロジェクト完了率のマイルストンに対する請求イベント。
請求トランザクションはいつ、どのように作成されますか。
請求トランザクションは、どちらが先に実行されるかに応じて、請求書生成および収益認識の前に作成されることもあれば、これらのプロセスのどちらかによって作成されることもあります。その後、請求トランザクションでは、請求書生成プロセスや収益認識プロセスによって処理済またはこれから処理される金額の開始来累計要約が保守されます。
現在は「請求書の生成」および「収益の生成」プロセスにより、請求トランザクションの作成および保守が行われていますが、今後のリリースでは自動化を追加することを計画しています。その場合は、ソース・トランザクション(つまり、プロジェクト・コストおよび請求イベント)が作成および更新されたときに請求トランザクションが保守されるようになります。請求トランザクションの作成の「請求書の生成」方法では、契約資金調達が消費されて、ソース・トランザクションの請求ステータスが「請求済」に設定されることに注意してください(「プロジェクト・コストの管理」および「イベントの管理」ページと同様)。今後のリリースでは、この分野の柔軟性が向上します。
次の図と付随する箇条書きは、請求プロセス・フロー内の他のビジネス・オブジェクトと請求トランザクションがどのように関連するかをまとめたものです:
請求トランザクションがソース・トランザクション、収益および請求書とどのように関連しているかを示す図
- 請求イベントが請求トランザクションの作成対象になるためには、アクティブな契約および契約明細の開始日と終了日の間の完了日が記録されている必要があります。
- プロジェクト・コストが請求トランザクションの作成対象になるには、請求可能とマークされていること、およびリンクされたアクティブな契約および契約明細の開始日と終了日の間のトランザクション日が設定されている必要があります。
- 契約明細の請求プランと収益プランの請求および収益方法によっては、請求トランザクションが請求書生成、収益認識またはその両方の対象になる場合があります。
- 請求書生成によって請求トランザクションが正常に処理されると、請求書配分が作成されます。請求書配分は、請求対象の請求トランザクションの「インスタンス」を反映しており、特定の請求書に含まれる請求トランザクションの金額が記録されています。(請求管理のために請求トランザクションの一部のみが請求される)部分請求などの特定のシナリオでは、単一の請求トランザクションが複数の請求書配分になる場合があります。請求トランザクションが処理されるたびに、要約ポジションのレコードが保持されます。
- 請求のコンテキストでは、請求トランザクションは顧客に対して行われる賦課のスケジュールと考えることができます。
作業例: OTBIを使用した未請求トランザクションのレポート
Vision社(専門サービス組織)のプロジェクト・マネージャが、プロジェクトの未請求金額(「仕掛品」またはWIPとも呼ばれる)をレポートする必要がある、次のような例を考えてみます。表示されているダッシュボードはOTBIを使用して作成可能な内容の一例であり、この機能に含まれているわけではありません。
- 新しいクライアントであるHilman and Associates社にコンサルティング・サービスを提供するために、契約と関連プロジェクトが作成されました。プロジェクト開始日は2023年1月1日ですが、契約開始日は2023年2月1日です。(請求プランのレートベースの請求方法を使用して)主にタイム・アンド・マテリアル・ベースで請求しますが、追加のパフォーマンス・ボーナス、および在庫品目(ラップトップ)に関連する費用も顧客に請求します。
- タイム・カードは、プロジェクトに従事するコンサルタントが記入し、コンピュータ機器の経費と使用状況も記録します。結果として取得されたコストは、「コストのインポート」プロセスによって正常に処理されました。強調表示されているトランザクションは、請求対象のトランザクションです。これらは、アクティブな契約に関連付けられているタスクに記帳され、契約開始日から契約終了日の間のトランザクション日が記録されています:
請求対象であるプロジェクト・コストが表示された「プロジェクト・コストの管理」ページ
- パフォーマンス関連のボーナスおよび項目ベースの課金の請求イベントは、プロジェクト請求スペシャリストによって作成されます。強調表示されたイベントは、請求対象のイベントで、契約開始日と終了日の間の完了日が記録されています:
請求対象のイベントが表示された「イベントの管理」ページ
- このリリースの時点では、請求書の作成や収益の認識を行わずに、対象になるソース・トランザクションの請求トランザクションを作成するには、適切なユーザーが「請求書の生成」プロセスを実行するかスケジュールする必要があります。必要に応じて、「請求書の生成」プロセスの「請求トランザクションの作成」および「請求書の作成」パラメータを使用してください。
- 「請求書の生成レポート」には、対象になるソース・トランザクションに対して作成された請求トランザクションの要約が表示されます。完了日のない請求イベントは、不適格イベント数に含まれないことに注意してください。
- プロジェクト・マネージャのBI管理者が、新しい「プロジェクト請求 - 請求トランザクション・リアルタイム」サブジェクト領域を使用して「未請求」ダッシュボード・ページを作成しました。この分析により、プロジェクト・マネージャが自分のプロジェクトから1つを選択して、未請求金額合計をレポートして、すべての未請求トランザクションをそれぞれの必要請求額とともにリストに表示できます。関連する他のサブジェクト領域を使用して作成した追加のダッシュボード・ページおよびパフォーマンス・タイルでは、重要な他のコンテキスト情報がプロジェクト・マネージャに表示されます。これには、進行中の請求書、支払待ちの完了済請求書、請求不可としてマークされたコスト、注意が必要な請求例外およびプロジェクト資金調達の要約が含まれる場合があります。ソース・プロジェクトのコストを別のプロジェクトに付け替える場合など、プロジェクト・マネージャが特定の請求トランザクションに対して処理を実行する必要がある場合は、ディープ・リンクをレポートに追加できます。強調表示されたビュー・セレクタは、プロジェクト・マネージャが表ビューを要約から労務詳細または非労務詳細に切り替える方法を示しています:
未請求の請求トランザクションが表示されたサンプル・ダッシュボード
- 月末に、プロジェクトの請求書の下書きが作成されます。プロジェクト・マネージャは自分のダッシュボードを再び表示して、関連トランザクションが未請求レポートから消去されたことを確認できます。強調表示された「Billing in Progress」パフォーマンス・タイルには、請求書の下書きに関連付けられた合計金額が表示されます。これらの請求書が承認されて売掛/未収金に記帳されると、請求タイルもそれに応じて更新されます:
「プロジェクト - 請求および収益の例外リアルタイム」サブジェクト領域
「プロジェクト - 請求および収益の例外リアルタイム」サブジェクト領域には、請求書生成、収益生成、「Oracle Fusion Receivablesに請求書を転送」および「Oracle Fusion Receivablesからの請求書の更新」プロセスで発生した課題を分析、レビューおよび解決するための例外詳細および関連ディメンションが表示されます。
一例として、このサブジェクト領域を使用して、請求例外および収益例外の合計数、メッセージ・タイプ別の例外数および各アプリケーション・プロセスで発生した例外数を示すダッシュボードをOTBIに作成します。契約ビジネス・ユニット、契約名、プロジェクト名などのプロンプトをダッシュボードに追加して、例外データをフィルタします。
要約の概要情報からドリルダウンして、特定のタイプの例外メッセージや特定のプロセス内で発生した例外メッセージを表示できます。
特定の例外の分析および解決に関連する属性を表示する詳細レポートを作成します。たとえば、「トランザクションにアクティブな労務請求レートがない」という例外を選択すると、請求レートが欠落しているために請求プロセスによって拒否されたすべての労務トランザクションがリストされたレポートが表示されます。労務トランザクションの詳細には、賦課先のプロジェクトおよびタスクに加えて、個人名、ジョブ、プロジェクト・ロールおよびトランザクション日が含まれます。
請求例外および週駅例外ダッシュボードの例
この機能で提供される2つのサブジェクト領域のビジネス上のメリットは次のとおりです:
- プロジェクト・マネージャおよびプロジェクト請求スペシャリストは、収益が認識されるか請求書が下書きされるのを待たなくても、プロジェクト全体の未請求金額(「仕掛品」またはWIPとも呼ばれる)を簡単かつ継続的にレポートできます。これにより、請求や会計の締めの時期の時間的プレッシャが緩和されます。
- プロジェクト請求スペシャリストおよびプロジェクト会計担当が、未請求レポートを使用可能にするために、請求書の下書きや収益認識を時期が来ていないのに何度も再生成する必要がなくなりました。
- プロジェクト・マネージャ、プロジェクト請求スペシャリスト、プロジェクト会計担当および助成金会計担当が、プロジェクトおよびビジネス・ユニット全体のすべての請求例外および収益例外を簡単にレポートできます。
- プロジェクト・マネージャがプロジェクトの例外を表示するために、例外が発生したプロセスに基づいて様々な作業領域にナビゲートする必要がなくなりました。
有効化のステップ
既存のレポートに追加するか、新規レポートで使用して、新規サブジェクト領域を利用します。レポートの作成および編集の詳細は、分析およびレポートの作成および管理のブック (「Oracle Help Center」 > 目的のアプリケーション・サービス領域 > 「Books」 > 「Administration」)を参照してください。
新しいサブジェクト領域を有効にするうえで必要なステップはありません。
ヒントと考慮事項
「プロジェクト請求 - 請求トランザクション・リアルタイム」サブジェクト領域の使用:
- すでに請求済のトランザクションの詳細レポートについては、請求書属性と請求書明細属性および請求書明細配分レベルまでの詳細が表示される既存の「プロジェクト請求 - 請求書リアルタイム」サブジェクト領域の使用を検討してください。
- このサブジェクト領域は、今後の請求書および収益処理に焦点をあわせています。プロジェクト・コストの金額についてレポートするには、コスト配分レベルまでの情報が表示される、既存の「プロジェクト・コスト計算 - 実績コスト・リアルタイム」サブジェクト領域を使用してください。
- 現在のところ、このサブジェクト領域を使用した項目ベースのレポートは、項目ベースの請求イベントにのみ使用でき、項目ベースのプロジェクト・コストに起因する請求トランザクションには使用できません。
- 現在のところ、プロジェクト・コストおよび請求イベントに起因する請求トランザクションの単位および単価(請求レートとも呼ばれる)をレポートするには、別個の属性を使用できます。
- このリリースの時点では、このサブジェクト領域の「請求済」メジャーは、請求書の下書きが作成されたことを示しています。当該請求書が売掛管理で受理されたかどうかや、顧客に送信されたかどうかを示すわけではありません。
- 項目ベースの請求機能より前の日付の履歴レートベースの請求トランザクションには数量が表示されません。
「プロジェクト - 請求および収益の例外リアルタイム」サブジェクト領域の使用:
- このサブジェクト領域に含まれる契約および契約明細情報は、現在アクティブな契約バージョンからのものです。請求例外または収益例外が発生して、古いバージョンの契約に請求トランザクション例外として記録されていましたが、企業契約で履歴契約バージョンのパージが許可されているため、その契約がアプリケーションに存在しなくなった可能性があります。収益または請求書の生成プロセスを再実行すると、既存の請求トランザクション例外が現在の契約バージョンと関係がなくなっている場合は、それらの例外が削除されます。現在の契約バージョンのコンテキストで例外が存続している場合、例外の契約バージョン・リンクは現在の契約バージョンに対して更新されます。
これらのサブジェクト領域に表示する必要があるものが他にもありますか。アイデアをお寄せいただくか、Cloud Customer Connectで既存のアイデアに対する支持を表明してください。
主なリソース
- 関連ヘルプ:
- レポートの作成および編集の詳細は、分析およびレポートの作成および管理のブック(「Oracle Help Center」 > 目的のアプリケーション・サービス領域 > 「Books」 > 「Administration」)を参照してください。
- 請求プロセスの請求トランザクションおよびそのロールの詳細は、プロジェクト収益および請求の使用ガイドの「プロジェクト契約請求」 > 「請求トランザクション」のトピック(「Oracle Help Center」 > 目的のアプリケーション・サービス領域 > 「Books」 > 「User」)を参照してください。
アクセス要件
「プロジェクト請求 - 請求トランザクション・リアルタイム」サブジェクト領域
-
このサブジェクト領域を使用するには、次のいずれかのジョブ・ロールまたは職務ロールが必要です:
- ロール名およびコード:
- プロジェクト・マネージャ(ORA_PJF_PROJECT_MANAGER_JOB)
- プロジェクト請求スペシャリスト(ORA_PJF_PROJECT_BILLING_SPECIALIST_JOB)
- プロジェクト契約請求トランザクション分析職務(FBI_PROJECT_CONTRACT_BILL_TRANSACTION_ANALYSIS_DUTY)
- ロール名およびコード:
- このサブジェクト領域のデータは、次のポリシーによって保護されています:
- プロジェクト・マネージャは、自分にアクセス権があるプロジェクトの請求トランザクションを表示できます。
- プロジェクト請求スペシャリストは、自分にアクセス権がある契約ビジネス・ユニットの請求トランザクションを表示できます。
「プロジェクト - 請求および収益の例外リアルタイム」サブジェクト領域
-
このサブジェクト領域を使用するには、次のいずれかのジョブ・ロールまたは職務ロールが必要です:
- ロール名およびコード:
- プロジェクト・マネージャ(ORA_PJF_PROJECT_MANAGER_JOB)
- プロジェクト請求スペシャリスト(ORA_PJF_PROJECT_BILLING_SPECIALIST_JOB)
- プロジェクト会計担当(ORA_PJF_PROJECT_ACCOUNTANT_JOB)
- 助成金会計担当(ORA_PJF_GRANTS_ACCOUNTANT_JOB)
- プロジェクト請求収益例外トランザクション分析職務(FBI_PROJECT_BILL_REV_EXCEPTIONS_TRANSACTION_ANALYSIS_DUTY)
- ロール名およびコード:
- このサブジェクト領域のデータは、次のポリシーによって保護されています:
- プロジェクト・マネージャは、自分にアクセス権があるプロジェクトのすべての例外を表示できます。
- プロジェクト請求スペシャリストは、自分にアクセス権がある契約ビジネス・ユニットの請求書生成、「Oracle Fusion Receivablesに請求書を転送」、「Oracle Fusion Receivablesからの請求書の更新」プロセスで発生した例外を表示できます。
- プロジェクト会計担当は、自分にアクセス権がある契約ビジネス・ユニットの収益生成プロセスで発生した例外を表示できます。
- 助成金会計担当は、自分にアクセス権がある契約ビジネス・ユニットのすべての例外を表示できます。
両方のサブジェクト領域共通
この機能の両方の新しいサブジェクト領域にプロジェクト・マネージャがアクセスするためには、チーム・メンバーを使用するのではなく、プロジェクトのプロジェクト・リソースとしてそのユーザーを割り当てる必要があり、次の例に示すように、個人のリソース割当のプロジェクト・ロールを「プロジェクト・マネージャ」エンタープライズ・ロールにマップする必要があります:
2つのプロジェクト・ロールが両方とも「プロジェクト・マネージャ」エンタープライズ(ジョブ)ロールにマップされた、「設定および保守」の「プロジェクト・ロールの管理」ページ
ダウンロードしたWord文書でのコンテンツ・コントロールの表示
構造化された条件を使用している場合は、契約のダウンロード時にMicrosoft Wordにコンテンツ・コントロール・ボックスを表示するように選択できます。
契約がMicrosoft Wordにダウンロードされると、各条項、条項タイトルまたはセクション・タイトルをクリックすると、コンテンツ・コントロール・ボックスが表示されます。
ダウンロードされた契約のコンテンツ・コントロール
キーボードの[End]キーを押すと、コンテンツ・コントロール・ボックスを終了して、新しいセクションまたは句を追加できます。Wordのスタイルを使用して新しいセクションおよび条項をマークすれば、新しいコンテンツを手動で追加できます。内部アプリケーション・ユーザーは、Oracle Contractsアドインを使用することもできます。
既存のセクションや条項のまわりにコンテンツ・コントロール・ボックスを表示すると、ダウンロードした契約に新しいコンテンツを追加する場所がわかりやすくなります。こうすれば、アプリケーションにアップロードしたときに、契約に加えられた変更をすばやく見つけて表示できます。
有効化のステップ
条件テンプレートでダウンロードした契約にコンテンツ・コントロールを表示オプションを選択すると、そのテンプレートを使用する契約をダウンロードしたときにMicrosoft Wordにコンテンツ・コントロール・ボックスが表示されます。
条件テンプレートの編集
ヒントと考慮事項
コンテンツ・コントロール・ボックスの表示を選択した場合は、アプリケーションからダウンロードした既存のコンテンツのまわりにのみ表示されます。追加した新しいセクションや条項のまわりには表示されません。
労務プロジェクト契約請求書明細の数量、単位および単価を取得します。この機能の主なメリットは、それらの属性を売掛管理に転送することで、ユーザーが売掛管理の請求書にそれらの属性を印刷し、請求書UIにそれらの属性を表示してOTBIレポートに含めることができることです。
新しいグループ化属性「請求書通貨での単価 -比例 按分」を含む労務請求書書式を定義して利用し、次に示すように、数量、単位および請求書通貨の単価が労務請求書明細に移入されるようにします。
プロジェクト契約請求書の請求書詳細
数量、単位および請求書通貨の単価は、売掛管理の請求書と同期されます。
売掛管理での請求書の表示
請求済労務費トランザクションの修正時に生成されるクレジット・メモには、数量、単位および請求書通貨の単価が移入されます。これらの属性は、売掛管理のクレジット・メモと同期されます。
優遇または貸倒償却には数量または単価がなく、請求書クレジット明細の単位は当初請求書明細から導出されます。結果として生成される売掛管理のクレジット・メモの数量は1または-1になり、単価は明細金額と等しくなります。
請求書を取り消すと、数量、単位および請求書通貨の単価が移入されたクレジット請求書が作成されて、当初請求書が戻し処理されます。すべての属性が売掛管理のクレジット・メモと同期されます。
在庫ベースの契約明細の場合は、契約明細の在庫品目も売掛管理の請求書と同期されます。
この機能の主なメリットは、売掛管理の請求書を表示および印刷するために、請求書明細摘要から数量および単価を抽出するカスタム・ソリューションのアプローチを置き換えられることです。また、このビジネス要件を満たすために、売掛管理のインタフェース表のデータを変更する必要もなくなります。
有効化のステップ
- プロジェクト・アプリケーション管理者は、次に示すように、新しいグループ化属性「請求書通貨での単価 -比例 按分」を使用して労務請求書書式を定義する必要があります。
請求書書式の定義
- 新しいグループ化属性「請求書通貨での単価 -比例 按分」は、「請求書書式の管理」ページの次のグループ化オプションで使用できます。
- すべて
- 契約明細プロジェクト/タスク、個人
- 契約明細プロジェクト/タスク、ジョブ
- 契約明細プロジェクト/タスク、作業サイト、個人
- 契約明細プロジェクト/タスク、作業サイト、ジョブ
- 契約明細、すべて
- 契約明細、契約明細プロジェクト/タスク、個人
- 契約明細、契約明細プロジェクト/タスク、ジョブ
- 契約明細、契約明細プロジェクト/タスク、作業サイト、個人
- 契約明細、契約明細プロジェクト/タスク、作業サイト、ジョブ
- 契約明細、作業サイト、個人
- 契約明細、作業サイト、ジョブ
- 契約明細、個人
- 契約明細、ジョブ
- 個人
- ジョブ
- 作業サイト、個人
- 作業サイト、ジョブ
- 労務請求書明細の単位が「在庫」からの単位でない場合、プロジェクト・アプリケーション管理者は、「在庫」で定義されている単位値を次のシード済プロファイルに定義する必要があります。
設定タスク: 「Oracle Fusion Receivablesに送信される請求書明細の単位の指定」 - ORA_PJB_AR_INVOICE_LABOR_UOM_HOURS。
単位の定義
ヒントと考慮事項
-
「正味クレジット」オプションが有効になっているプロジェクト契約の標準またはクレジット請求書では、労務請求書明細に数量、単位および単価が移入されません。
-
手動請求を使用して作成された労務請求書明細には、数量、単位および単価は移入されません。
-
非労務費トランザクションおよび金額ベースの請求イベントに基づく請求書明細には、数量、単位および単価は移入されません。
-
労務スケジュール・タイプがコスト払戻可能、間接費または振替価格であるレートベースの請求方法分類の労務請求書配分では、請求済数量および請求書通貨の単価は移入されません。さらに、請求済金額が労務値入れ率または乗数に基づいて導出される場合、請求済数量および請求書通貨の単価は労務請求書配分に移入されません。
-
労務請求書明細の請求書通貨の単価は、数量で除算した請求書通貨の請求書金額に基づいて按分されます。
-
労務請求書明細の単位が「在庫」からの単価である場合、ORA_PJB_AR_INVOICE_LABOR_UOM_HOURSプロファイル・オプションの設定は省略可能です。
主なリソース
- Oracle Cloud Customer ConnectのProject Managementアイデア・ラボのアイデア638823に基づいています。
アクセス要件
この機能を使用するには、次のロールが必要です。
- ジョブ・ロール名およびコード:
- プロジェクト請求スペシャリスト(ORA_PJF_PROJECT_BILLING_SPECIALIST_JOB)
- プロジェクト・アプリケーション管理者(ORA_PJF_PROJECTS_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)
自動化されたスケジュール済バックグラウンド・プロセスを使用して、「契約条件」ページまたはOracle Contracts Wordアドインから契約文書をアップロードできます。アップロードの進行中は、限定された処理を「契約条件」ページから引き続き実行することも、他の契約の作業をすることもできます。文書をリアルタイムでアップロードする必要がある場合は、このオプションを上書きできます。
バックグラウンドでのアップロード
アップロードの進行中は、プロセス・ステータスがバナーに表示されます。
契約のアップロード・ステータス・バナー
契約文書がアップロードされるとEメールで通知されますが、アプリケーションにも通知を表示できます。
これは、時間がかかる可能性がある大きな文書をアップロードする場合に便利です。
有効化のステップ
「条件テンプレートの編集」ページのバックグラウンド・アップロードの許可チェック・ボックスを使用します
条件テンプレートでのバックグラウンド・アップロードの許可
複数のパラメータ・オプションに基づいて、配分された給与コストを大規模なセットで削除または修正します。この機能により、労働配分会計担当が、分析および再配分を処理したページから直接、1つ以上の基準を使用して、コストを大規模なセットで削除または調整できるようになります。
この処理は、「労務費の管理」ページで使用できます。
「労務費の管理」ページの処理
一連のパラメータを選択して続行すると、それらの選択に基づいてこれから実行される変更がリストされます。
続行のフィードバック
このフィードバック・メッセージでは、影響を受ける給与コストのセットをダウンロードして、続行する前にそれらをレビューできます。これは、変更する給与コストのセットが大きく、これらのレコードを将来参照できるように保持する必要がある場合に便利です。
この機能のビジネス上のメリットは、特定の給与コストやコスト・グループの検索に必要な時間を短縮できることです。この機能のもう1つのビジネス上のメリットは、続行する前に変更を確認するオプションが用意されているため、変更が有効で正しいことを確認できることです。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
- 関連ヘルプ:
- プロジェクト原価計算の使用の労務配分を参照してください。
- Oracle Cloud Customer ConnectのProject Managementアイデア・ラボのアイデア659940に基づいています。
アクセス要件
この機能を使用するには、次の権限が必要です。
- プロジェクト労務配分の管理(PJC_MANAGE_PROJECT_LABOR_DISTRIBUTIONS_PRIV)
労務スケジュールの日付を変更することで、既存のバージョンを複製する必要性が軽減されます。配分済コストの支出項目日は、引き続き定義済の開始日と終了日の間である必要があります。
この機能を使用すると、「非アクティブ」ステータスを使用して、バージョンの開始日と終了日を変更できます。「アクティブ」バージョンを「非アクティブ」に設定することにより、変更中に給与コストが継続的に配分されるのを防げます。
バージョンの編集
更新された開始日または終了日の範囲外にコストがある場合、変更できないことを知らせる、わかりやすいエラー・メッセージが表示されます。
バージョン日付によるコスト管理
この機能のビジネス上のメリットは、既存の労務スケジュール・バージョンの変更にかかる時間を短縮でき、すべての変更に対して新しいバージョンを作成する必要がなくなることです。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
- 関連ヘルプ: プロジェクト原価計算の使用ガイドの労務配分の章
- Oracle Cloud Customer ConnectのProject Managementアイデア・ラボのアイデア613353に基づいています。
アクセス要件
この機能を使用するには、次のロールが必要です。
- 労務配分管理者(ORA_PJF_LABOR_DISTRIBUTION_ADMINISTRATOR_DISCRETIONARY)
連邦国内支援のカタログ(CFDA)への参照は、米国連邦政府標準に準拠するために、アプリケーション全体で支援リスト番号(ALN)となっています。
「交付詳細の編集」の支援リスト番号
ヘルプ・コンテンツ内の用語の更新
この機能のビジネス上のメリットは、更新された米国連邦政府の命名基準に正しく準拠できることです。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
- 交付APIではCFDAという用語が引き続き使用されていますが、将来のリリースでALNの用語を含むように更新されます。
主なリソース
- Oracle Cloud Customer ConnectのProject Managementアイデア・ラボのアイデア631660に基づいています。
アクセス要件
この機能を使用するには、次のいずれかのロールが必要です。
- 助成金管理者(ORA_PJF_GRANTS_ADMINISTRATOR_JOB)
- 助成金部門管理者(ORA_PJF_GRANTS_DEPARTMENT_ADMINISTRATOR_JOB)
- 主要調査員(ORA_PJF_PRINCIPAL_INVESTIGATOR_JOB)
払戻方法を正確に表して追跡するため、アクティブな交付を修正して信用状詳細を更新します。
信用状詳細は、契約明細に関連付けられた請求プラン内にあります。契約がアクティブな場合は契約を修正すれば、交付に対して請求書または収益が生成されている場合でも信用状詳細を変更できます。
信用状詳細を変更すると、請求修正が必要になる場合があります。修正が遡及的である場合に自動請求修正が実行されるか、手動請求修正を実行する必要があるかのどちらかになります。
契約請求プランの信用状詳細
信用状詳細はスポンサに割り当てられたアカウント番号から導出されるため、請求先アカウント番号を変更すると信用状詳細に影響します。請求先アカウント番号がスポンサに特に割り当てられていない場合に、プライマリ・スポンサ・アカウントが使用可能な場合は、そこから信用状詳細が取得されます。
請求プランに信用状詳細が含まれる場合、次の検証は警告にとどめられます:
- 同じ請求プランを複数の契約明細で使用できる。
- 同じ文書番号を複数の契約明細で使用できるが、複数の契約間で一意である必要がある。
- 異なる文書番号に対しては、異なる請求セット番号が請求プランに設定されている必要がある。
「交付詳細の編集」および「交付のレビュー」ページに、交付のスポンサの請求先アカウント情報を表示できるようになりました。
交付の請求詳細
この機能のビジネス上のメリットは、進行中の交付の請求方法および払戻方法を柔軟に修正して、スポンサの規制に準拠できることです。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
- スポンサの信用状詳細の更新は、スポンサの更新後に作成された新しい交付にのみ繰り越されます。信用状を変更する必要がある場合に、既存の交付があれば、それらは手動で更新してください。
- リリース済/転送済または受入済の請求書に対するクレジット・メモを作成するには、コスト・トランザクションの請求書を保留にするか、請求不可に設定します。請求金額を変更するように契約が修正されている場合、コスト・トランザクションに対する請求書の再計算処理でもクレジット・メモが作成されます。たとえば、請求レートの上書きや請求方法の分類を変更する場合があります。
- 個別の明細間接費計算を使用している場合にコスト間接費レートを変更しても、クレジット・メモは自動作成されません。
- 交付が信用状交付であるのに、信用状ではないようにスポンサ・アカウントが更新されていた場合は、請求書および収益の不適格例外が発生します。
主なリソース
- 関連ヘルプ:
-
プロジェクト収益および請求の使用ユーザー・ガイドのプロジェクト契約請求の請求書トランザクションの編集のベスト・プラクティス。
-
- Oracle Cloud Customer ConnectのProject Managementアイデア・ラボのアイデア546339に基づいています。
アクセス要件
契約を修正するには、次のいずれかのロールが必要です:
- 助成金管理者(ORA_PJF_GRANTS_ADMINISTRATOR_JOB)
- 助成金部門管理者(ORA_PJF_GRANTS_DEPARTMENT_ADMINISTRATOR_JOB)
- 主要調査員(ORA_PJF_PRINCIPAL_INVESTIGATOR_JOB)
REST APIを使用した財務プロジェクト・プランのプランニング・オプションの管理
財務プロジェクト・プランREST APIを使用して、財務プロジェクト・プランのプランニング・オプションを管理します。プロジェクト予測プランを作成時に、プロジェクト・プラン・タイプから定義されたデフォルトのプランニング・オプションを上書きします。この上書き機能により、ユーザー・インタフェースでユーザーが使用できるユーザー・エクスペリエンスにさらに近づきます。
このビジネス上のメリットは、システム・インテグレータ、管理者または開発者が、プロジェクトの作成時にプランニング・オプションを上書きしたり、既存のプロジェクトのプランニング・オプションを表示して管理できることです。
有効化のステップ
REST APIガイドのRESTサービス定義を確認して利用します(Oracle Help Center > 対象となるアプリケーション・サービス領域 > APIおよびスキーマからアクセス可能)。OracleのRESTサービスを初めて利用する場合は、クイック・スタートに関する項から開始してください。
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
- Oracle Help CenterのOracle Fusion Cloud Project Management REST APIガイド。
- Oracle Customer Connectのアイデア・ラボのアイデア609670に基づきます
アクセス要件
この機能を使用するには、次のいずれかの権限およびロールが必要です。
- 権限名およびコード:
- プロジェクト財務プラン・サービスの管理(PJO_MANAGE_PROJECT_FINANCIAL_PLANS_SERVICE_PRIV)
- ジョブ・ロール名およびコード:
- プロジェクト統合スペシャリスト(ORA_PJF_PROJECT_INTEGRATION_SPECIALIST_JOB)
- プロジェクト・アプリケーション管理者(ORA_PJF_PROJECTS_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)
- プロジェクト管理者(ORA_PJF_PROJECT_ADMINISTRATOR_JOB)
- プロジェクト・マネージャ(ORA_PJF_PROJECT_MANAGER_JOB)
追加文書を追跡し、必要な参照情報付きで課題をクローズするために、プロジェクト課題に添付を保存して関連付けます。ファイル、URLまたはプレーン・テキストなどの文書をリンクして、プロジェクト課題の原因および解決策を文書化します。
添付は、プロジェクトと個々のタスクの両方に関連付けることもできます。
たとえば、研究開発の会社がプロジェクトの作業中に、プロジェクトの詳細なレビュー分析が必要になったため、スコープが変更されることがあります。スコープの変更には、再作業だけでなく、プロジェクトのマンパワー制限も含まれます。分析部門が上層部に課題を挙げて、分析が正確かつ時間どおりに行われるように、労務リソースの配賦を要求します。
課題に対する新しい添付を作成して、初期スコープと改訂後のスコープ変更を反映します。
課題の添付の作成
ファイル・タイプの2つの添付を作成して、初期スコープと改訂後のスコープ変更を反映します。また、スコープ変更に起因するリソース制約を説明するテキスト・タイプの添付を追加します。
課題に対する追加の添付
添付ファイルを関連付けるビジネス上のメリットは、コラボレーションと効率の向上ですが、それに含まれる詳細な機能は次のとおりです:
-
コラボレーションの向上: 課題に関連する文書およびノートを添付、保存および関連付ける機能により、課題を効果的に軽減しやすくなります。すべての関連情報を1箇所にまとめることで、チーム・メンバーが情報に簡単にアクセスして共有し、必要に応じて参照できます。
-
生産性の向上: プロジェクトの課題に関連するすべての文書と情報を1箇所にまとめることで、チーム・メンバーが複数のソースから情報を探し出す時間と工数を節約できます。この機能により、課題の解決にかかる時間を短縮でき、あらゆる場所で生産性と効率を向上できます。
-
課題管理の改善: ファイル、URL、プレーン・テキストなどの文書をプロジェクトの課題にリンクする機能により、プロジェクトの課題の原因と解決策の管理が改善します。これにより、チーム・メンバーが課題のパターンや繰返しを識別しやすくなり、今後はより効果的に対処できるようになります。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
- 既存の添付を更新するには、「添付の管理」アイコン(またはX詳細リンク)をクリックして、必要に応じて更新します。添付リンクを選択すると、ファイルのダウンロードが開始するか、新しいブラウザ・ウィンドウでURLが開きます。複数の添付がある場合は、X詳細リンクにカーソルをあわせてから、目的の添付を選択します。
-
課題REST APIのバッチ処理機能を利用すると、一度に複数の添付を追加できます。
-
REST APIを使用して課題に添付を追加する場合は、添付が正常に作成されるように、'FILE'、'TEXT'または'WEB_PAGE'のDatatypeCodeを指定します。
主なリソース
- 関連ヘルプ:
- Oracle Help Centerの『Oracle Project Portfolio Management Cloud REST API』ガイド。
- Oracle Cloud Customer ConnectのProject Managementアイデア・ラボのアイデア576644に基づいています。
アクセス要件
この機能を使用するには、次のロールと権限が必要です:
- プロジェクト・マネージャ(ORA_PJF_PROJECT_MANAGER_JOB)
- チーム協力者(ORA_PJF_TEAM_COLLABORATOR_ABSTRACT
プログラム・マネージャは、プログラム連絡を定期的に公開して、プログラムの健全性を共有し、利害関係者のコラボレーションを促進します。新しいプログラム連絡レポートが公開され、確認のために連絡ユーザーインターフェイスでレビューできるようになったら、Eメールおよびアプリケーションに通知が届きます。サブスクライブまたはサブスクライブ解除して、通知対象のレポートを管理します。
通知のサブスクライブ
利害関係者およびプログラム・マネージャは、公開済レポートをダウンロードして表示、印刷および転送できます。ダウンロード時には、ファイルの使用方法に最もマッチしたファイル形式を選択します。Excel、PowerPointおよびXMLで表示するための書式を選択できます。プログラム・マネージャは、カスタム・レイアウトをレポート・テンプレートに割り当てて、対象読者にふさわしいレポート・コンテンツをダウンロードできるようにします。
また、プログラム・マネージャは、名前、摘要、レポート頻度など、レポートおよびテンプレートのプロパティを編集できます。プログラム連絡の詳細は、更新22Dの新機能のプログラム管理通知機能、および更新23Aの新機能のレポートおよびステークホルダーとの連絡用のプログラム管理拡張機能を参照してください。
プログラムの連絡と成功を支援するために、処理プランへの投資を継続しており、処理プランとその処理項目の両方がユーザー・インタフェースの1つの表に一緒に含まれるようになりました。このアプローチにより、処理項目のステータスと処理プランの全体的な進捗状況を簡単に表示できるようになりました。処理プランは、プログラムの管理時に様々な状況を追跡するために使用します。それらは、必要な解決策とプログラム・アクティビティを、それらを達成するために必要な一連の処理とともに効果的に連絡するために不可欠な役割を果たしています。処理プランの詳細は、更新23Aの新機能のプログラム処理プランおよび課題機能を参照してください。
処理項目がある処理プラン
プログラム連絡および処理プランでは、次のREST APIを使用できます。
- プロジェクト・プログラム連絡: テンプレート、レポートおよびレポート受信者を管理します。レポートのコメントを管理します。
- プロジェクト課題: プランに割り当てられた処理プランおよび処理項目を管理します。
ビジネス上の利点
- 新しい連絡レポートについては、利害関係者に通知が送信されます。利害関係者はサブスクライブにより、受信する通知を管理します。
- 利害関係者およびプログラム・マネージャは、公開済連絡レポートの目的に最適なファイル形式をダウンロード用に選択できます。
- 連絡レポート・テンプレート用に設計されたカスタム・レイアウトを使用すれば、レポート・スタイルに基づいてダウンロード済のレポートが表示されます。
- プログラム・マネージャは、処理プランと処理項目の統合ビューを使用して、処理プランの進捗状況を表示できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
プログラム・マネージャは、レポートの公開時に通知を受信するようにサブスクライブすることもできます。たとえば、自分がコントリビュータであるレポート、自動的に公開されるレポートおよび公開プログラム・レポートにサブスクライブします。
プロジェクト・アプリケーション管理者は、Oracle Business Intelligence Publisherを使用して、ダウンロード済連絡レポート用のカスタム・レイアウトおよびスタイルを作成します。
- 「レポートおよび分析」で「カタログの参照」ボタンを選択して、カタログにナビゲートします。「プログラム連絡レポート」デフォルト・レポートおよび「プログラム連絡レポート・データ・モデル」データ・モデルは、「プロジェクト」の「プロジェクト・パフォーマンス・レポート」共有フォルダにあります。
- カスタム・レイアウトを「カスタム」の「プロジェクト」カタログ・フォルダに保存します。最初にデフォルトのレポートをコピーして編集するか、レイアウト・エディタを使用するか、RTF、PDF、Excel、XSLまたはeTextテンプレート・ファイルをアップロードして、最初から作成します。
- ダウンロードした連絡レポートをプログラム・マネージャおよび利害関係者がどのように使用するかを考慮します。プログラム・マネージャは、1つのカスタム・レポートを連絡テンプレートに割り当てることができます。レイアウト設計は、多くのファイル形式で使用できる場合もあれば、PowerPointやExcelなどの特定の出力に最適な場合もあります。プログラム・マネージャがレイアウト設計を簡単に識別できるように、レポートに名前を付けます。
- ファイル名と拡張子.xdoを含む完全なフォルダ・パスをプログラム・マネージャに提供します。たとえば、/Custom/Projects/LandscapeExecutiveCommunication.xdoなどです。
Oracle Business Intelligence Publisherを使用したカスタム・レイアウトの作成
同様に、プロジェクト・アプリケーション管理者は、Oracle Business Intelligence Publisherを使用して、通知のコンテンツ、レイアウトおよびスタイルをカスタマイズします。「プログラム連絡通知レポート」レポートおよび「プログラム連絡通知レポート・データ・モデル」データ・モデルは、「プロジェクト」の「ワークフロー通知」共有フォルダの「プロジェクト・パフォーマンス・レポート」フォルダにあります。
主なリソース
- 関連ヘルプ:
- 更新22Dの新機能のプログラム管理通知機能。
- 更新23Aの新機能のレポートおよびステークホルダーとの連絡用のプログラム管理拡張機能。
- 更新23Aの新機能の処理プランおよび課題機能。
- プロジェクト・パフォーマンス・レポートの使用ガイドのプロジェクト・プログラムの章
- プロジェクト管理の分析とレポートの作成および管理の分析、レポートおよびダッシュボードの変更の章のレポート
- Oracle Help CenterのOracle Business Intelligence Publisherの設計レポート。
- Oracle Project Portfolio Management CloudのREST APIガイド
- PPMのセキュリティ・リファレンスガイドの「プログラム・マネージャ」、「プロジェクト・エグゼクティブ」および「プロジェクト・アプリケーション管理者」
- ERPの保護ガイド
アクセス要件
この機能を使用するには、次のロールが必要です。
- 権限名およびコード:
- プロジェクト・プログラムの管理(PJS_MANAGE_PROJECT_PROGRAM)
- プロジェクト・プログラムの表示(PJS_VIEW_PROJECT_PROGRAM)
- ジョブ・ロール名およびコード:
- プログラム・マネージャ(ORA_PJF_PROGRAM_MANAGER)
- プロジェクト・エグゼクティブ(ORA_PJF_PROJECT_EXECUTIVE)
- プロジェクト・アプリケーション管理者(ORA_PROJECT_APPLICATION_ADMINISTRATOR)
財務管理に使用可能なプロジェクトのリソースおよびプロジェクト・ロールのレートに関する真の共通ソースを使用して、プロジェクト・リソースを要求、検索、割当および保守します。これにより、プロジェクトに関連付けられたレート・スケジュールのコスト・レートおよび請求プランの契約レベルのプロジェクト/タスク上書きの請求レートをリソース要求で使用できるため、プランニング・フェーズの初期に、プロジェクト・マネージャが高い精度でプロジェクト労務リソースのコストを見積ることができます。
これは、23Aで導入された財務および作業プランニング全体でのプロジェクト労務リソースの共通レート機能で作成されており、検索/照合/割当プロセスに共通レートが拡張されるようになったため、プロジェクト・エンタープライズ・リソースのレートを保守する必要性がさらに少なくなりました。
リソースおよびプロジェクト・ロールのコストおよび請求レートの表示
この機能には、プロジェクトのすべてのフェーズでレートの導出を標準化するというビジネス上のメリットがあり、プロジェクト・マネージャがより高い精度でプロジェクトのコストと収益を見積るのに役立ちます。また、リソース・マネージャが、リソースのマッチングと割当プロセスで、より正確なレートを表示できるようになります。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: プロジェクト実行管理 オプションでなくなるバージョン: 更新24A
重要なノート:
この機能を有効にするには、親機能である「財務および作業プランニング全体でのプロジェクト労務リソースの共通レート」を「プロジェクト実行」機能領域で有効にしてください。
ヒントと考慮事項
- この機能は、財務管理に使用可能なプロジェクトにのみ適用されます。財務以外のプロジェクトおよびプロジェクトが指定されていないリソース要求では、常に「プロジェクト・エンタープライズ・リソースの管理」ページに定義されているレートからリソース・レートがデフォルト設定されます。
- プロジェクト・ロール・ベースのレート・スケジュールが定義されていてプロジェクト・プランに関連付けられている場合にのみ、プロジェクト・ロールのコスト・レートが導出されます。
- プロジェクトに単一の契約があり、請求プランで契約レベルのレートが定義されている場合にのみ、プロジェクト・リソースの請求レートが導出されます。
- 財務プラン、予算、予測など、プロジェクトの財務面を管理する際には、予約済および確認済割当のリソース・レートに対する手動更新は考慮されません。プロジェクト・マネージャが「プロジェクト・リソースの管理」ページで「レートのリフレッシュ」処理を選択すると、レート・スケジュールのデフォルト標準レートまたはプロジェクト設定の上書きで手動更新が置き換えられます。
主なリソース
- 関連ヘルプ:
- プロジェクト財務管理および助成金管理の実装ユーザー・ガイドのプロジェクトおよび財務プランニングのレート・スケジュールの選択に関する考慮事項。
- 23Bで提供されている「プロジェクト・ロール別のプランニングから請求」機能。
-
Oracle Customer ConnectのProject Managementアイデア・ラボのアイデア546219に基づいています。
アクセス要件
この機能を使用するには、次のいずれかのロールが必要です。
- プロジェクト・マネージャ(ORA_PJF_PROJECT_MANAGER_JOB)
- リソース・マネージャ(ORA_PJF_RESOURCE_MANAGER_JOB)
- プロジェクト・アプリケーション管理者(ORA_PJF_PROJECTS_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)
Oracleは時々、既存のクラウド・サービスの機能を新しい機能で置き換えるか、既存の機能を削除します。古いバージョンは、機能が置き換えられた直後に削除されることも、将来削除されることもあります。新しいバージョンが使用可能になり次第、置き換えられた機能の新しいバージョンを使用することがベスト・プラクティスとなります。
製品 | 削除される機能 | 削除予定 | 置換後の機能 | 置換時期 | 追加情報 |
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プロジェクト管理 | PPMモバイル・アプリケーション(AndroidおよびiOS) |
23B | 21B | モバイル・アプリケーションは移行中も引き続き機能しますが、機能が今後強化される予定はありません。 今後のリリースでは、プロジェクト時間およびプロジェクト管理のデジタル・アシスタントのスキルが強化される予定です。 |
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プロジェクト管理 | ノート: 現在EPSを使用中でないお客様は23Bで新たに使用することはできません。既存のEPSの使用には影響しません。 |
23B | 22B | レポート作成のニーズを満たすには、プログラム管理に移行することをお薦めします。
EPSを現在利用しているプロジェクトにアクセスするための関連セキュリティ要件については、次の2つのセキュリティ強化を考慮してください。 |
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プロジェクト管理 | ノート: これは機能の削除ではなく、注意が必要なセキュリティ強化です。 「プロジェクト管理」作業領域へのアクセス権が、より広範なビジネス要件に対応するために、プロジェクトに関するユーザーのロールのみに厳密に基づいたモデルから、より柔軟で構成可能なモデルへと移行しています。「置換後の機能」でこの変更が提供されており、「削除予定」列に示されているリリースからはオプションではなくなります。 |
23D | 21D |
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オプト・イン失効セクションで、今後予定されているすべてのオプト・イン変更を確認してください。
既知の問題/メンテナンス・パック・スプレッドシート
オラクル社は、各更新の既知の問題に関するドキュメントを公開して、発生する可能性のある問題を周知し、回避策がある場合には提供しています。
また、月次パッチまたは法定パッチで修正されたバグのメンテナンス・パックおよび法定メンテナンス・パックのドキュメントも公開しています。
これらのドキュメントをレビューするには、My Oracle Supportにアクセスできる必要があります。
Oracle Fusion Cloud Project Managementの既知の問題およびメンテナンス・パック(ドキュメントID 1545504.1)
古いバージョンのデジタル・アシスタント・スキルの廃止
デジタル・アシスタントとそのスキルは、よりスマートになりかつ会話エクスペリエンスが強化されるにつれて、継続的に更新されています。リリースのたびにスキル・ストアで更新バージョンを確認してください。リリースから最長で2年後、基礎となるプラットフォーム・バージョンが非アクティブになると、バージョンは動作しなくなります。
最新の状態を保ち、最新のスキルを使用することをお薦めします。