2 ラックマウント型でのコントロールおよびインジケータ

この章では、ラックマウント型のドライブにあるインジケータとスイッチについて説明します。

フロントパネル

T10000 テープドライブのラックマウント構成では、シャーシに 1 台または 2 台のドライブを取り付けることができます。シャーシのフロントパネル (図2-1) では、個別のカートリッジスロットを使用して、各ドライブにテープカートリッジを手動でロードまたはアンロードできます。フロントパネルのカートリッジスロットの間には、2 つのオペレータパネルもあります。上のパネルはドライブ A (左) 用、下のパネルはドライブ B (右) 用です。

図2-1 ラックマウントシャーシのフロントパネル

図2-1 については、周囲のテキストで説明しています。

図の凡例:

1 - カートリッジスロット (ドライブ A)

2 - オペレータパネル (ドライブ A)

3 - オペレータパネル (ドライブ B)

4 - カートリッジスロット (ドライブ B)

ロード/アンロードスロット

カートリッジスロットは、StorageTek T10000 または StorageTek T10000 T2 テープカートリッジのみを受け入れます。ほかのタイプのカートリッジは T10000 テープドライブにはロードされません。テープカートリッジを挿入すると、ローダーメカニズムがカートリッジをハブモーターの位置まで下げて、テープを装着します。

背面パネルのコントロールおよびインジケータ

ラックマウントシャーシの 2 つのオペレータパネル (図2-2) は、2 台のラックマウント型 T10000 テープドライブに独立したコントロールとインジケータを提供します。各セクションには 4 つのプッシュボタン型マイクロスイッチ、4 つのインジケータ、および 10 文字のディスプレイウィンドウがあります。表2-1 にコントロールの説明を示し、表2-2 にインジケータインジケータの説明を示します。

図2-2 オペレータパネル

図2-2 については、周囲のテキストで説明しています。

表2-1 は、オペレータパネルの 4 つのプッシュボタン型マイクロスイッチの一覧を示し、その用途を説明する 2 列の表です。

表2-1 オペレータパネルのコントロール

プッシュボタン
用途

Unload

カートリッジの巻き戻しとアンロード操作を開始します

Menu

一連のメニューを 1 項目ずつ進めるか、またはディスプレイウィンドウのオプションに対して「No」と応答します

Select

ディスプレイウィンドウに表示されるオプションに対して「Yes」と応答するか、または一連のメニューの中で選択の切り替えまたは値の増分を行います

IPL (埋め込み式)

IPL を開始します


表2-2 に、フロントパネルのインジケータの状態と、推奨するアクションを示します。この表には、4 つのインジケータ (power、activity、clean、および service)、インジケータの状態、その表示の意味、および推奨するアクションが一覧表示されます。

表2-2 オペレータパネルのインジケータ

インジケータの状態
意味
推奨するアクション

power: 消灯

activity: 消灯

clean: 消灯

service: 消灯

ドライブに電源が供給されていません。

ドライブに電源を入れます。

power: 点滅

activity: 消灯

clean: 消灯

service: 消灯

電源が投入され、IPL が進行中です。

IPL が完了するまで待ちます。

power: 常時点滅

activity: 消灯

clean: 消灯

service: 消灯

電源が投入され、IPL シーケンスが失敗しました。

ドライブの電源を切ってすぐに入れ直します。問題が解決されない場合は、ご購入先にお問い合わせください。

power: 点灯

activity: 消灯

clean: 消灯

service: 消灯

電源が投入され、IPL が完了しましたが、カートリッジはロードされていません。

必要に応じて、カートリッジをロードします。

power: 点灯

activity: 点灯

clean: 消灯

service: 消灯

電源が投入され、カートリッジがロードされます (テープは動いてません)。

ホストソフトウェアアプリケーションからの読み取り/書き込みコマンドに対応する準備ができました。

power: 点灯

activity: 点滅

clean: 消灯

service: 消灯

電源が投入され、カートリッジがロードされます (テープが動いています)。

なし、位置の特定と、読み取り/書き込みの操作が進行しています。

power: 点灯

activity: 点灯/消灯

clean: 点灯

service: 消灯

ドライブのテープパスにクリーニングが必要です (テープドライブのクリーニングを参照)。

クリーニングカートリッジを挿入します。

power: 点灯

activity: 点滅

clean: 点滅

service: 消灯

クリーニングカートリッジがロードされて動いています。

クリーニング操作が完了するまで待ちます。

power: 点灯

activity: 点灯/消灯

clean: 消灯

service: 点滅

エラーが発生し、ダンプデータが保存されます。

表示されるメッセージを確認します。メッセージの詳細は、表D-1 を参照してください。

power: 点灯

activity: 消灯

clean: 消灯

service: 点灯 (常時)

ドライブハードウェアでエラーが発生しました。

IPL を開始します。問題が解決されない場合は、ご購入先にお問い合わせください。


オペレータパネルのディスプレイウィンドウ

ドライブ操作に関連する英数字のメッセージがウィンドウに表示されます。

  • ドライブのステータス

  • メニューの選択および構成の選択

  • エラーメッセージおよび障害症状コード

  • ホストが生成したメッセージ

ディスプレイウィンドウは、水平に並んだ 10 セグメントの配列で構成されています。各セグメントは 35 ドットで、幅 5 高さ 7 の配列になっています。各配列は、大文字または小文字の英字、数字、または特殊文字 (アスタリスク (*) など) を形成できます。

複数のメッセージ、または 10 文字を超えるメッセージでは、必要な文字グループが交互にウィンドウに表示されます。

注:

付録Dに、ディスプレイウィンドウに表示される可能性のあるメッセージの一覧を示します。

背面パネル

図2-3に、ラックマウントシャーシの背面を示します。シャーシ内部のドライブ間に取り付けられているドライブ電源装置のいずれにも、AC 電源コネクタ 1 つと AC スイッチ 1 つで AC 電源を供給します。

図2-3 ラックマウントシャーシの背面パネル

図2-3 については、周囲のテキストで説明しています。

図の凡例:

1 - AC 電源スイッチ

注:

ドライブステータスインジケータおよび暗号化ステータスインジケータ (暗号化対応のドライブ用) は、ドライブ冷却用の格子を通して見ることができます (T10000D テープドライブには適用されません)。