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操作フレームワーク

操作フレームワーク
ART Test Managerはプロジェクトのコンセプトを使用して、テスト・アクティビティの定義および実行のタスク管理を支援します。プロジェクトは操作を実行できる最上位のコンテナです。また、プロジェクト内に作成されるサブコンテナは、テスト・ケースを含むテスト・グループです。
この項の内容は次のとおりです。
プロジェクトの操作
プロジェクトの操作には次のものがあります。
左側のツリー・ペインでプロジェクトをクリックして、プロジェクト・コンテキストを入力します。プロジェクトの詳細がメイン操作パネルに表示され、上部のアクション・バーとプロジェクト詳細テーブルが表示されます。
プロジェクトに関連する上部のバーの操作には次のものがあります。
他の操作については、「グループの操作」を参照してください。
詳細テーブルにはプロジェクト・メンバー、つまりテスト・グループが含まれます。初期グループは、プロジェクトが関連付けられたデプロイ済APPDIRで使用されるARTランタイムを分析すると自動的に作成されます。グループは手動で追加できます。テスト・グループの表は次の列で構成されます。
新しいプロジェクトの作成
TMプロジェクトの作成前に、Tuxedo ART Workbenchを使用してアプリケーションを移行し、パッケージ化し、Workbenchライフサイクル・プラグインのデプロイ・ウィザードを使用してLinuxサーバー上にデプロイし、同じライフサイクル・プラグインを使用してデータのリロード・プロセスを完了しておく必要があります。プラグインの詳細は、ART Workbenchユーザー・ガイドを参照してください。デプロイメントが終了したら、コンテキスト・パス・バーの「プロジェクトの作成」ボタンをクリックして、ART Test Managerプロジェクトを作成できます。
「プロジェクトの作成」ダイアログには、次の図に示す3つのパラメータが必要です
必要な情報をすべて入力し、「作成」をクリックすると、このプロジェクトが作成され、左側のツリーに表示されます。
ART Test Mangerがインストールおよび実行されているホスト上にデプロイ・パスが存在しない場合は、前述のチェック・ボックスを使用してリモート・プロジェクトを選択し、ホスト情報および接続情報を指定します。接続にはSSHが使用され、接続とユーザー資格証明の検証のためのSSH接続テストボタンが用意されています。テストが失敗した場合は、続行する前にその理由を分析し、解決する必要があります。
注意:
リモート・プロジェクトのSSHログイン・パスワードを変更できます。プロジェクト・ツリーでプロジェクトを右クリックし、SSHログインの変更を選択します。
既存のプロジェクトを開く
左側のツリーで折りたたまれているプロジェクトをクリックすると、既存のプロジェクトを開くことができます。プロジェクトのコンテキストはメイン操作パネルに表示されます。
プロジェクトのクローズと削除
左側のツリーでプロジェクト名を右クリックすると、コンテキスト・メニューが表示されます。
インベントリの同期化
移行およびテストは反復されるプロセスです。テストで発生する問題を解決するために、ART Workbenchの移行プロジェクトの変更が必要になる場合があります。これらの変更を実装してプロジェクトを再度デプロイする場合には、Test Managerのプロジェクトも更新する必要があります。この機能ではデプロイされたAPPDIRとTest Managerプロジェクトが同期され、デプロイ操作がART Workbenchライフサイクル・プラグインで実行されるたびに使用されます
プロジェクト・コンテキスト・メニューでプロジェクトの同期化をクリックすると、同期化ダイアログが表示されます。デフォルトでは、ユーザー・プログラムに関連するすべてのディレクトリが選択されます。同期化をクリックすると、選択したディレクトリがすべて同期化されます。
グループの操作
テスト・グループはテスト・ケースのコンテナです。各グループには、CICS、IMS、およびBatchの3つのランタイムに対応するテスト・ケースを含めることができます。プロジェクトを最初に作成するときには、APPDIRで定義したランタイムに基づき、最大3つのテスト・グループが登録されます。各ランタイムには、構成情報からテスト・ユニットが自動的に検出され、それぞれのグループのテスト・ケースとして移入されます。グループを表示するには、左側のツリーのプロジェクトをクリックしてプロジェクト・コンテキストを開きます。
グループ関連する上部のプロジェクト・バーの操作には次のものがあります。
拡張実行については、ランタイム数を指定し、「OK」をクリックして実行します。
グループを順次処理を選択すると、グループは並列実行されません。選択した場合のグループの実行順序は、画面右側の矢印ボタンを使用して指定できます。「OK」をクリックすると、次の図で示すように実行されます。
グループ・コンテキストを開くには、左側のナビゲーション・ツリーでグループをクリックするか、詳細表のグループ名をクリックします。
上部のバーには、このグループに関連するTuxedoドメインの操作が含まれます。詳細は、「グループの実行」を参照してください。
上部のバーの直下の「アクション」には次のボタンがあります。
デフォルト・グループ
プロジェクトの作成時には、ART Test Mangerで自動的にデプロイメント・パスが検索され、見つかったテスト・ケースをすべて含むデフォルトのグループが作成されます。デフォルトのグループ名は常に、BATCHケースの場合は「BATCH_RT」、CICSケースの場合は「CICS_RT」、IMSケースの場合は「IMS_RT」になります。
「Batch_RT」の場合、デフォルトのジョブ・リストはjesconfigファイルのJOBREPOSITORYにリストされているJCLディレクトリのファイル・リストを選択すると生成されます。
「CICS_RT」の場合、デフォルトの3270ケース・リストはtransactions.desc構成ファイルを分析すると生成され、デフォルトのDPLケースはprograms.desc構成ファイルを分析すると生成されます。
デフォルトのグループには使用可能なすべてのテスト・ケースが含まれます。
グループの作成/削除
左側のツリーでプロジェクトをクリックして、プロジェクト・コンテキストを開きます。プロジェクト・パネルで「グループの作成」をクリックします。
グループ名を入力してドロップダウン・リストからグループ・タイプを選択し、「作成」をクリックします。次の図に示すように、新規グループ「g1」が作成されます。
プロジェクト・パネルで削除するグループを選択し、「削除」をクリックします。選択したグループが削除されます。
グループの実行
グループのコンテキストでは、最上部のツールバーでドメイン操作を制御します。
実行および繰返し実行で選択したテスト・ケースを開始します。右側の矢印のボタンでテスト・ケースの順番を変更し、実行する順序に並べ替えます。列ヘッダーをクリックすると詳細ビューをソートできます。右側の並べ替えツールバーの「R」ボタンをクリックすると、最後に指定した実行順序でテスト・ケースが並べ替えられます。
実行環境の起動
ドメインの起動をクリックして実行環境を開始します。結果は上部バーの右側に表示でき、コンソール・ウィンドウにはドメイン起動のログ・メッセージが表示されます。
注意:
稼働中のドメインをクリックすると、サーバーの詳細が表示されます。
実行環境の停止
「ドメインの停止」をクリックすると、実行環境が停止します。稼働中のドメインまたは停止中のドメインをクリックすると、サーバーの詳細が表示されます。
実行環境のモニター
実行環境をモニターするには、最初に右上隅のドロップダウン・メニューからプロビジョニング機能を選択してTest Manager Agentをテスト・マシンにインストールします。詳細は、「ART Test Manager Agentのインストール」を参照してください。
ドメインのモニターをクリックしてドメインのモニタリング画面を開き、ポーリング間隔に基づいて定期的に更新される実行の詳細情報を確認します。
3つのドメイン・タイプの詳細は、「CICSリージョンを持つTuxedoドメインのモニター」「バッチ・ドメインのモニター」、および「IMSリージョンを持つTuxedoドメインのモニター」を参照してください。
実行環境のクリーンアップ
ドメインのクリーンアップをクリックすると、ubbconfigまたはsetenvなどの構成が変更された場合に、現在のドメインで必要なすべてのクリーンアップ操作が実行されます。ドメインのクリーンアップは、現在のドメインが停止していることを確認してからクリックしてください。
ケースのグループへの追加/グループからの削除
ケースの追加をクリックし、使用可能なリストから追加するケースを選択して「追加」をクリックします。「名前」、「タイプ」、「トランザクション」、「プログラム名」の4つの列にそれぞれ検索基準を入力すると、テスト・ケースをフィルタリングできます。
削除するケースを選択し、「削除」をクリックします。
テスト・プランのグループへの追加/グループからの削除
「グループ」画面でプランの作成をクリックし、テスト・プラン名を入力して新規プランを作成します。
削除対象のテスト・プランを選択し、「削除」をクリックします。
テスト・プランの操作
左側のツリーでプラン名をクリックするか、詳細表のプラン・エントリをクリックして、テスト・プランのコンテキストを入力します。
テスト・プラン・パネルが次のように表示されます。
テスト・プランの作成/削除
「テスト・プランのグループへの追加/グループからの削除」を参照してください。
ケースのテスト・プランへの追加/テスト・プランからの削除
グループと同様に、ケースの追加をクリックして選択したケースをテスト・プランに追加、および「削除」をクリックして選択したケースをテスト・プランから削除します。
テスト・プランの実行
グループのコンテキストでプランを選択し、実行をクリックします。プランのコンテキストですべてのケースを選択し、「実行」をクリックしても同じです。
選択したケース/プランの実行回数は、繰返し実行をクリックし、回数を入力して指定できます。「OK」をクリックして実行します。
 

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