Oracle® Enterprise Manager HP Service Manager Version 9 Connectorインストレーションおよび構成ガイド for Enterprise Manager Cloud Control 13c リリース2 E94906-02 |
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次の各項では、様々な構成項目の指定方法について説明します。
HP Service Managerコネクタは、Service Manager Web層を介して提供されるWebサービスを使用してService Managerサーバーと通信します。すべてのフィールドが必須です。
Webサービス・エンドポイント - createTicket、updateTicketおよびgetTicket操作に対してコールするWebサービス・エンドポイントのURL。Service Manager WebサービスURLの形式は、次のとおりです。
http://[Hostname]:13080/sc62server/ws
ほとんどの場合は、[Hostname]をWeb層が配置されているサーバーのホスト名またはIPアドレスに置き換えることのみが必要になります。ポート番号はデフォルトで13080に設定されるため、Web層で使用されるポートを変更した場合にのみ、ポート番号を変更する必要があります。それ以外に変更が必要になる可能性があるのは、プロトコルのみです。SSLを使用する場合は、プロトコルをhttpからhttpsに変更する必要があります。
注意:
SSLを使用してEnterprise ManagerとService Managerの間の通信を暗号化する場合は、HTTPS用SSLの有効化のEnterprise Managerへのアダプタ証明書のインポートを参照してください。
Service Managerのユーザー名 - HP Service Manager WebサービスでサポートされているHTTP Basic認証用のユーザー名を指定します。このユーザー名は、HP Service Managerでのチケットの作成、更新および問合せを実行するための適切な権限/ロールを持っている必要があります。コネクタを介して作成されたすべてのチケットが、このユーザー・アカウントで生成されます。
Service Managerのパスワード - Service Managerのユーザー名フィールドで指定されたユーザーに関連付けられているパスワードを指定します。
チケット番号 - 構成内容の保存時に接続をテストするために、有効なチケット番号を入力します。
正しいWebサービス・エンドポイントを指定し、有効なチケット番号を入力した場合、「OK」をクリックすると「管理コネクタ」ページに次のメッセージが表示されます。
接続テストは成功しました。構成は保存されました。
以前にコネクタ構成を保存しておらず、間違ったWebサービス・エンドポイントまたは無効なチケット番号を入力した場合は、「OK」をクリックすると「管理コネクタ」ページに次のメッセージが表示されます。
接続テストに失敗しました。構成は保存されました。
以前にコネクタ構成を保存しており、間違ったWebサービス・エンドポイントまたは無効なチケット番号を入力した場合は、「OK」をクリックすると「管理コネクタ」ページに次のメッセージが表示されます。
接続テストに失敗しました。構成は保存されませんでした。
コネクタによって、インシデントのコンテキスト内でEnterprise Managerによって作成されたHP Service Managerチケットへのリンクが提供されるようにするには、Webコンソールの設定が必要です。この機能を使用するには、HP Service Managerでの構成変更が必要になります。詳細は、HP Service Manager Webコンソールの構成を参照してください。
この機能を有効にするには、次のWebコンソールの設定を指定します。
Webコンソールの有効化 - このボックスを選択すると、Enterprise Managerからコンテキスト内でHP Service Managerのチケット・ページを起動できるようになります。
Webサーバー - コネクタがHP Service Managerでインシデントにアクセスする際に、Web層に接続するために使用するWebサーバー情報を指定します。次の形式を使用して値を設定します。
<hostname>:<port>/<tier>
ここで、<hostname>はWeb層サーバー・マシンのホスト名またはIPアドレス、<port>はWeb層がサポートするように構成されているポート、<tier>はWebサービス層の名前です。ポートのデフォルト値は8080で、Web層のデフォルト名はsm7です。
フィールドのサンプル値は、次のとおりです。
10.2.1.110:8080/sm7
管理者は、猶予期間の有効と無効を切り替えたり、その値を構成したりできます。デフォルトでは、猶予期間は無効になっています。詳細は、猶予期間を参照してください。この設定は、HP Service Managerコネクタによって処理されるすべてのインシデントに適用されます。
「再試行」オプションを有効化および無効化し、その間隔値を構成できます。デフォルトでは、「再試行」は無効になっています。詳細は、再試行を参照してください。この設定は、HP Service Managerコネクタによって処理されるすべてのインシデントに適用されます。