標準インストール・トポロジでスタンドアロン・コロケート・エージェントのWebLogicドメインを作成および構成します。
ODI_REPO
)スキーマを作成する必要があります。agent
コマンドを使用してスタンドアロン・エージェントまたはスタンドアロン・コロケート・エージェントを起動します。Oracle Data Integratorドメインを構成する前に、このリリースのOracle Fusion Middlewareでの使用について動作保証されているデータベースに、マスター・リポジトリおよび作業リポジトリ(ODI_REPO
)スキーマを作成する必要があります。
マスター・リポジトリおよび作業リポジトリ・スキーマの作成の手順に従って必要なスキーマを作成します。
物理エージェントは、単一のスタンドアロン・エージェントまたはJava EEエージェントに対応し、トポロジで一意の名前を持つ必要があります。ODI Studioを使用してマスター・リポジトリでODIエージェントを作成します。
起動順序の一部としてエージェントがマスター・リポジトリに接続し、その名前でマスター・リポジトリに定義された物理エージェントがあるか確認します。そのエントリが見つかった場合、エージェントは起動を続行し、起動した後、それ自体のスケジュール済ジョブをすべてリポジトリから読み取って処理を開始します。エージェントに対する物理エージェント・エントリが見つからない場合、起動は失敗します。
ODI Studioを使用してマスター・リポジトリで物理エージェントを作成する手順:
構成ウィザードを使用して、ドメインを作成および構成します。
ドメイン作成に使用するその他の方法の詳細は、Oracle Fusion Middleware構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成のWebLogicドメインの作成、拡張および管理のためのその他のツールを参照してください。
構成ウィザード画面に必要な情報を入力して、トポロジのドメインを作成および構成します。
注意:
この手順を使用して既存のドメインを拡張できます。この手順の説明では要件が満たされない場合は、その要件に応じた選択を行うか、サポート・ドキュメントで追加の詳細を参照してください。
「構成タイプ」画面を使用して、ドメイン・ホーム・ディレクトリの場所(Oracleホーム・ディレクトリの外部が最適)を選択します。
ドメイン・タイプおよびドメインのホーム・ディレクトリを指定する手順:
ヒント:
この画面の詳細は、Oracle Fusion Middleware構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成の構成タイプを参照してください。
「テンプレート」画面で、必要なテンプレートを選択します。
「テンプレート」画面では、「製品テンプレートを使用してドメインを作成」が選択されていることを確認し、次のテンプレートを選択します。
Oracle Enterprise ManagerプラグインODI用
このテンプレートを選択すると、次の項目が依存関係として自動的に選択されます。
Oracle Enterprise Manager
Oracle JRF
WebLogic Coherenceクラスタ拡張
Oracle Data Integratorエージェント
このテンプレートを選択すると、次の項目が依存関係として自動的に選択されます。
Oracle Data Integratorエージェント・ライブラリ
Oracle Data Integrator SDK Shared Libraryテンプレート
Oracle Data Integrator - JFR
Oracle Data Integrator - RESTサービス
Oracle Data Integrator - コンソール
注意:
Oracle Data Integratorコンソールを使用したセカンダリ・トポロジの構成と管理の詳細は、Oracle Data Integratorのコンポーネントを参照してください。
ヒント:
この画面の詳細は、Oracle Fusion Middleware構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成のテンプレートを参照してください。
「管理者アカウント」画面では、ドメインに対するデフォルトのWebLogic管理者アカウントのユーザー名とパスワードを指定します。
この画面に入力するユーザー名とパスワードは、メモしておいてください。これらの資格証明は、このドメインの管理サーバーの起動とそのサーバーへの接続で、後で必要になります。
ヒント:
この画面の詳細は、Oracle Fusion Middleware構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成の管理者アカウントを参照してください。「ドメイン・モードおよびJDK」画面を使用して、ドメイン・モードおよびJava Development Kit (JDK)を指定します。
「ドメイン・モードおよびJDK」画面では、次の操作を実行します。
「ドメイン・モード」フィールドで、「本番」を選択します。
「JDK」フィールドで、Oracle HotSpot JDKを選択します。
ヒント:
この画面の詳細は、Oracle Fusion Middleware構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成のドメイン・モードとJDKを参照してください。
「データベース構成タイプ」画面を使用して、データベースとデータベース・スキーマの詳細を指定します。
「データベース構成タイプ」画面で、「RCUデータ」を選択します。このオプションでは、構成ウィザードに対して、データベースおよびサービス表(STB)スキーマに接続し、ドメインの構成に必要なスキーマのスキーマ情報を自動的に取得するように指示します。
注意:
この画面で「手動構成」を選択した場合は、次の画面でスキーマのパラメータを手動で入力する必要があります。
「RCUデータ」を選択してから、次の各フィールドに入力します。
フィールド | 説明 |
---|---|
DBMS/サービス |
データベースのDBMS名(サービス・タイプ・ドライバを選択している場合はサービス名)を入力します。 例: |
ホスト名 |
データベースをホストするサーバーの名前を入力します。 例: |
ポート |
データベースがリスニングするポート番号を入力します。 例: |
スキーマ所有者 スキーマ・パスワード |
データベースのサービス表スキーマに接続するためのユーザー名とパスワードを入力します。これは、RCUの「スキーマ・パスワード」画面でサービス表コンポーネントに入力したスキーマ・ユーザー名とパスワードです(スキーマ・パスワードの指定を参照)。 デフォルトのユーザー名は |
データベース接続情報の指定を完了したら、「RCU構成の取得」をクリックします。「接続結果ログ」の次の出力は、操作が成功したことを示しています。
Connecting to the database server...OK Retrieving schema data from database server...OK Binding local schema components with retrieved data...OK Successfully Done.
ヒント:
RCUの実行時にインストールされるスキーマの詳細は、Oracle Fusion Middlewareリポジトリ作成ユーティリティによるスキーマの作成のサービス表スキーマについてを参照してください。
この画面の詳細は、Oracle Fusion Middleware構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成のデータベース構成タイプを参照してください。
「JDBCコンポーネント・スキーマ」画面を使用してデータベース・スキーマの詳細を指定します。
「JDBCコンポーネント・スキーマ」画面に示される値が、すべてのスキーマに対して適切であることを確認します。前の画面で「RCUデータ」を選択した場合、スキーマ表はすでに適切に移入されている必要があります。
ヒント:
可用性の高い環境で、Oracle RACデータベースに適したデータ・ソース構成を行うことに関する追加情報は、Oracle Fusion Middleware高可用性ガイドの次の項を参照してください。
Oracle RACでのアクティブなGridLinkデータ・ソースの構成
マルチ・データ・ソースの構成
この画面の詳細は、Oracle Fusion Middleware構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成のJDBCコンポーネント・スキーマを参照してください。
「JDBCコンポーネント・スキーマ・テスト」画面を使用してデータ・ソース接続をテストします。
「ステータス」列に示される緑色のチェック・マークは、テストが成功したことを表します。問題が発生した場合は、この画面の「接続結果ログ」セクションに示されるエラー・メッセージを確認し、問題を修正してから接続テストを再試行してください。
デフォルトでは、スキーマの作成時に指定したパスワードが、各スキーマ・コンポーネントのスキーマ・パスワードです。スキーマ・コンポーネントに応じて異なるパスワードを使用する場合は、前の画面(「JDBCコンポーネント・スキーマ」)で各行の「スキーマ・パスワード」列に使用するパスワードを入力して手動で編集します。パスワードを指定した後、パスワードを変更したスキーマに対応するチェック・ボックスを選択し、再度接続をテストします。
ヒント:
この画面の詳細は、Oracle Fusion Middleware構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成のJDBCコンポーネント・スキーマ・テストを参照してください。
「拡張構成」画面を使用して、ドメイン構成を完了します。
「拡張構成」画面で、次を選択します。
管理サーバー
管理サーバーのリスニング・アドレスを適切に構成するために必要です。
ノード・マネージャ
ノード・マネージャを構成するために必要です。
システム・コンポーネント
スタンドアロン・エージェントを構成するために必要です。
オプションで、他の使用可能なオプションを必要なインストール環境に応じて選択します。このガイドの手順は、標準インストール・トポロジについて説明していますが、異なる方法をとることも選択できます。インストール要件がこのガイドの範囲外の追加オプションに及ぶ場合は、そのオプションを構成するための追加画面が表示されることがあります。すべての構成ウィザード画面の詳細は、Oracle Fusion Middleware構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成の構成ウィザードの画面を参照してください。
「管理サーバー」画面を使用して、ホストのIPアドレスを選択します。
「リスニング・アドレス」の横のドロップダウン・リストを選択し、管理サーバーが置かれるホストのIPアドレスを選択するか、単一のIPアドレスにマップされたシステム名またはDNS名を使用します。「すべてのローカル・アドレス」
を使用しないでください。
管理サーバーにサーバー・グループは指定しないでください。
「ノード・マネージャ」画面を使用して、構成するノード・マネージャのタイプおよびノード・マネージャ資格証明を選択します。
ノード・マネージャのタイプには「ドメインごとのデフォルトの場所」を選択し、ノード・マネージャの資格証明を指定します。
ヒント:
この画面の詳細は、Oracle Fusion Middleware構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成のノード・マネージャを参照してください。
ノード・マネージャ・タイプの詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverノード・マネージャの管理のノード・マネージャの概要を参照してください。
「システム・コンポーネント」画面を使用して、新しいODIシステム・コンポーネントを作成します。
「システム・コンポーネント」画面で、「追加」をクリックして、次のようにします。
「システム・コンポーネント」の下では、デフォルトのODIコンポーネント(OracleDIAgent1
)の名前を受け入れるか、好きな名前を指定します。
「コンポーネント・タイプ」の下では、ドロップダウン・リストから「ODI」が選択されていることを確認します。
ヒント:
この画面の詳細は、Oracle Fusion Middleware構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成のシステム・コンポーネントを参照してください。
「ODIサーバー構成」画面を使用して、ODIサーバーへのアクセスを構成します。
次の表に示すように、ODIサーバーの構成値を設定します。
フィールド | 説明 |
---|---|
システム・コンポーネント |
ODIシステム・コンポーネント( |
サーバー・リスニング・アドレス |
ODIサーバーがリスニングする必要があるサーバーのIPアドレスを指定します。 |
サーバー・リスニング・ポート |
ODIサーバーがリスニングするポート番号を入力します。 |
スーパーバイザ・ユーザー名 |
ユーザー名として |
スーパーバイザ・パスワード |
スキーマ作成時に指定したスーパーバイザ・ユーザー名を指定します。 |
優先データソース |
デフォルトの |
ヒント:
この画面のオプションの詳細は、Oracle Fusion Middleware構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成のODIサーバー構成を参照してください。
「マシン」画面を使用して、ノード・マネージャが稼働するホストのIPアドレスを選択します。
作成したシステム・コンポーネントは自動的にLocalODIMachine
と呼ばれるマシンに割り当てられます。「マシン」画面には、このマシンがすでに作成済であることが示されます。
「ノード・マネージャ・リスニング・アドレス」フィールドで、ノード・マネージャが稼働するホストのIPアドレスを選択します。localhost
を使用しないでください。
ヒント:
この画面のオプションの詳細は、Oracle Fusion Middleware構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成のマシンを参照してください。
「マシンへのシステム・コンポーネントの割当」画面を使用して、システム・コンポーネントをODIマシンに割り当てます。
「マシンへのシステム・コンポーネントの割当」画面で、システム・コンポーネントOracleDIAgent1
がLocalODIMachine
に割り当てられていることを確認します。
ヒント:
この画面のオプションの詳細は、Oracle Fusion Middleware構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成のシステム・コンポーネントのマシンへの割当を参照してください。
「構成サマリー」画面には、これから作成するドメインに関する詳細な構成情報が表示されます。
画面上の各項目を検討し、情報が正しいことを確認します。変更するには、「戻る」ボタンをクリックするか、ナビゲーション・ペインの画面を選択していずれかの画面に戻ります。ドメインの作成は、「作成」をクリックするまで開始されません。
ヒント:
この画面の詳細は、Oracle Fusion Middleware構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成の構成サマリーを参照してください。
スタンドアロン・エージェントまたはスタンドアロン・コロケート・エージェントを構成した後、必要に応じて追加ライブラリを指定できます。
エージェントを起動する前に、環境変数ODI_ADDITIONAL_CLASSPATH
を設定して追加のjarsを配置します。次に例を示します。
ODI_ADDITIONAL_CLASSPATH=/share/libs/mytool.jar:/share/libs/drivers/mydriver.jar
次のいずれかの操作を行います。
DOMAIN_HOME/lib
ディレクトリにコピーします。ODIスタンドアロン・エージェントおよびスタンドアロン・コロケート・エージェントによって、これらのライブラリがエージェントのクラスパスに自動的に追加されます。DOMAIN_HOME/config/fmwconfig/components/ODI/エージェント名/bin/instance.sh/cmd
コマンドを編集して、ライブラリをODI_POST_CLASSPATH
変数に追加します。ノード・マネージャを起動して、スタンドアロン・エージェントまたはスタンドアロン・コロケート・エージェントを起動します。
注意:
マスター・リポジトリで物理エージェントをまだ構成していない場合は、「ODI Studioを使用したマスター・リポジトリでのエージェントの作成」を参照してください。
DOMAIN_HOME
/bin
ディレクトリに移動します。
次のコマンドを入力します。
(UNIX) nohup
およびnm.out
をサンプル出力ファイルとして使用します。
nohup ./startNodeManager.sh > LOG_DIR
/nm.out&
ここで、LOG_DIR
は、ログ・ファイルを格納するディレクトリの場所になります。
(Windows) startNodeManager.cmd
注意:
Windowsオペレーティング・システムでは、ノード・マネージャをスタートアップ・サービスとして、ノード・マネージャを構成することをお薦めします。これによって、システムが再起動されるたびに、ノード・マネージャが自動で起動されます。
Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverノード・マネージャの管理の起動サービスとしてのノード・マネージャの実行を参照してください。
ノード・マネージャを使用してODIスタンドアロン・エージェントを起動する手順は次のとおりです。
DOMAIN_HOME
/bin
ディレクトリに移動します。
エージェントを起動します。
(UNIX) ./startComponent.sh OracleDIAgent1
(Windows) startComponent.cmd OracleDIAgent1
プロンプトで、ドメインの管理者パスワードを入力します。
エージェントが正常に起動したことを確認するには、ブラウザで次のURLに移動します。
http://examplehost.exampledomain.com:port/oraclediagent
agent
コマンドを使用して、ノード・マネージャなしでスタンドアロン・エージェントまたはスタンドアロン・コロケート・エージェントを起動します。
ノード・マネージャなしでスタンドアロン・エージェントを起動する手順は次のとおりです。
DOMAIN_HOME
/bin
ディレクトリに移動します。
エージェントを起動します。
(UNIX) ./agent.sh -NAME=OracleDIAgent1
(Windows) agent.cmd -NAME=OracleDIAgent1
-NAME
はすべて大文字で入力する必要があり、エージェントの名前(この例ではOracleDIAgent1
)は大文字と小文字を区別します。
すべての構成手順の完了後、ドメインが適切に構成されていることを確認する追加手順を実行できます。
ドメインが適切に構成されていることを確認するには、「追加ドメイン構成タスクの実行」を参照してください。