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SPARC T8-1 サーバー設置ガイド

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更新: 2017 年 9 月
 
 

ケーブルを接続する

  1. カテゴリ 5 (またはそれ以上) の RJ-45 ケーブルを、SER MGT ポートから端末デバイスに接続します。

    Caution

    注意  -  このポートにモデムを接続しないでください。


    SP シリアル管理ポートには、SER MGT というラベルが付いています。サーバー管理には SER MGT ポートのみを使用します。このポートは、SP と端末またはコンピュータとのデフォルトの接続です。

    DB-9 ケーブルを接続する場合は、アダプタを使用して、各コネクタに対して定められたクロスオーバーを実行します。

    1. 端末または端末エミュレータはこれらの設定で構成します。
      • 9600 ボー

      • 8 ビット

      • パリティーなし

      • ストップビット 1

      • ハンドシェークなし

      ヌルモデム構成が必要です。つまり、DTE 間の通信で送受信の信号が逆になるようにクロスされます。標準の RJ-45 ケーブルとともに付属の RJ-45 クロスアダプタを使用すると、ヌルモデム構成を実現できます。


      注 -  サーバーにはじめて電源を入れるときに端末または端末エミュレータ (PC またはワークステーション) が SP SER MGT ポートに接続されていない場合は、システムメッセージを確認できません。

    image:ケーブルを接続したサーバーの背面パネルを示す図。
  2. カテゴリ 5 (またはそれ以上) の RJ-45 ケーブルを NET MGT ポートからネットワークスイッチまたはハブに接続します。

    SP ネットワーク管理ポートには、NET MGT というラベルが付いています。サーバーの初期構成を行なったあとで、この NET MGT ポートを使用すると、Ethernet ネットワーク経由で SP に接続できます。

    ネットワークが DHCP サーバーを使用して IP アドレスを割り当てる場合、DHCP サーバーはこの NET MGT ポートに IP アドレスを割り当てます。この IP アドレスにより、SSH 接続を使用して SP に接続できます。DHCP を使用しないネットワークでは、SER MGT ポートを通してネットワーク設定を構成するまで、この NET MGT ポートにアクセスできません。手順については、静的 IP アドレスを NET MGT ポートに割り当てるを参照してください。

  3. 必要に応じて、カテゴリ 5 (またはそれ以上) のケーブルをネットワークスイッチまたはハブからシャーシの背面にある残りの Ethernet ポート (NET 0、NET 1、NET 2、NET 3) に接続します。

    サーバーには、NET 0、NET 1、NET 2、および NET 3 とマークの付いた、4 つのギガビット Ethernet ネットワークコネクタがあります。これらのポートを使用して、サーバーをネットワークに接続します。Ethernet インタフェースは、100M ビット/秒、1000M ビット/秒、および 10000M ビット/秒で動作します。ポートの識別を参照してください。


    注 -  Oracle ILOM サイドバンド管理機能により、これらの Ethernet ポートの 1 つを使用すると、SP にアクセスできます。『Oracle ILOM 構成および保守用管理者ガイド』の「サイドバンドネットワーク管理接続」セクションを参照してください。

    注 -  1 GbE のネットワーク速度を実現するには、カテゴリ 6 (またはそれ以上) のケーブルと、1000BASE-T ネットワークをサポートしているネットワークデバイスを使用してください。
  4. サーバー構成にオプションの PCIe カードが含まれている場合は、適切な I/O ケーブルをそれらのコネクタに接続します。

    詳しい手順については、PCIe カードのドキュメントを参照してください。

  5. 別の AC 電源からサーバーまで電源コードを配線し、電源コードをサーバーの電源装置に接続します。

    電源コードが接続されると、SP が初期化され、電源装置 LED が点灯します。数分後、SP ログインプロンプトが端末デバイスに表示されます。この時点では、ホストは初期化されておらず、電源も入っていません。


    Caution

    注意  -  サーバーをシリアル端末または端末エミュレータ (PC またはワークステーション) に接続するまで、電源ケーブルを電源装置に接続しないでください。電源ケーブルで電源装置と外部電源を接続すると、ただちにサーバーがスタンバイモードになります。電源を投入する前に端末または端末エミュレータを SER MGT ポートに接続していないと、システムメッセージは 60 秒後に表示されなくなる可能性があります。



    注 -  両方の電源装置が同時に接続されていない場合は、非冗長の状態になるため、Oracle ILOM によって障害発生が通知されます。このような状況では、この障害は気にしないでください。

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