Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Publisherデータ・モデリング・ガイド 12c (12.2.1.4.0) E96100-05 |
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内容は次のとおりです。
イベント・トリガーはイベントをチェックし、イベントが発生するときに、トリガーに関連付けられたコードを実行します。
Oracle BI Publisherでは、次の3つのタイプがサポートされています。
データの前 - データ・セットが実行される直前に起動します。
データの後 - データ・エンジンがすべてのデータ・セットを実行し、XMLを生成した直後に起動します。
スケジュール・トリガー - スケジュールされたジョブがトリガーされ、実行する前に起動します。
データの前トリガーとデータの後トリガーは、Oracle DatabaseのPL/SQLパッケージに格納されているPL/SQLファンクションを実行します。パッケージ内にあるPL/SQLファンクションの返すデータ型は必ずブール型になり、そのファンクションは明示的にTRUEまたはFALSEを返す必要があります。
スケジュール・トリガーはスケジュールされたジョブに関連付けられます。これは、レポート・ジョブを実行するようスケジュールされた時間に実行されるSQL問合せです。SQLがなんらかのデータを返す場合は、レポート・ジョブが実行されます。SQL問合せがデータを返さない場合、ジョブ・インスタンスはスキップされます。
イベント・トリガーは、パラメータ内の1つの値のみを受け付けます。複数の値をスケジュール・イベント・トリガー・パラメータに渡すと、スケジュール済ジョブのステータスが「スキップ」に設定されます。
イベント・トリガーは、バースティング定義で使用されるデータの移入には使用されません。「バースティング定義の追加」を参照してください。
データの前後で起動するイベント・トリガーを追加できます。
デフォルトのパッケージを定義する場合は、PL/SQLパッケージで、すべてのパラメータをグローバルなPL/SQL変数として定義する必要があります。そうすると、パラメータを明示的にPL/SQL関数トリガーに渡すことも、すべてのパラメータをグローバルなPL/SQL変数として使用することもできます。データ・モデルのプロパティの設定を参照してください。
スケジュール・トリガーは、レポート・ジョブの実行がスケジュールされている場合に起動します。スケジュール・トリガーは、SQL問合せのタイプです。
レポート・ジョブの実行がスケジュールされている場合、スケジュール・トリガーはトリガーに定義したSQL文を実行します。データが返される場合は、レポート・ジョブが発行されます。トリガーSQL問合せからデータが返されない場合は、レポート・ジョブがスキップされます。
レポート・ジョブに関連付けるスケジュール・トリガーは、カタログ内のどのデータ・モデルに存在してもかまいません。トリガーの実行対象となるレポートのデータ・モデル内にスケジュール・トリガーを作成する必要はありません。複数のレポート・ジョブで、スケジュール・トリガーを再利用できます。