この章では、Oracle Secure Backupを使用してメンテナンス・タスクを実行する方法について説明します。Oracle Secure Backupのタスク・メンテナンスには、ボリュームとボリューム・プロパティの管理、カタログ化されたバックアップのインポートとメンテナンスおよびチェックポイントとデーモンの監視が含まれます。
この章の内容は次のとおりです。
ボリュームは、バックアップ・データが格納されるメディアです。この項では、ボリュームに関する情報を表示する方法について説明します。
この項の内容は次のとおりです。
「管理: ボリューム」ページで、ボリューム・カタログ内のボリュームをリスト表示できます。
ボリューム・カタログの情報を表示するには、次のようにします。
「Oracle Secure Backup Webツール・ホームページの表示」の手順に従います。
Oracle Secure Backupのホームページで「管理」をクリックします。
「管理」ページが表示されます。
「管理」セクションで「ボリューム」をクリックします。
図10-1に示すように、「管理: ボリューム」ページが表示されます。
注意:
「管理: ボリューム」ページには、テープ・ライブラリにロードされているがまだ書き込まれていないボリュームに関する情報は含まれません。特定のテープ・ライブラリ内のラベルのないボリュームをリスト表示するには、「ライブラリ・コマンドの実行」で説明している「ライブラリ」ページに移動し、ボリュームのリスト表示をクリックします。
デフォルトでは、「管理: ボリューム」ページには、ボリューム・カタログ内のすべてのボリュームに関する次の情報が表示されます。
ボリュームID
順序
ローテーション・ポリシー
複製ポリシー
場所
メディア・ファミリ
作成日
有効期限
使用可能な領域
バーコード
注意:
ローテーション・ポリシー、複製ポリシーおよび場所のフィールドには、ボールティング環境を設定した場合にのみ情報が表示されます。ボールティングの詳細は、「ボールティング」を参照してください。
Oracle Secure Backupボリューム・カタログに、「管理: ボリューム」ページに表示できる以上のボリュームが含まれている場合、ボリュームのリストをスクロールできます。あるいは、前へまたは次へをクリックして他のボリュームの情報を表示することもできます。
「表示オプション」で、ボリューム表示のフィルタリング方法を選択します。
次の、相互に排他的なフィルタリング方法のいずれかを選択します。
必要に応じて、ボリューム属性で1つ以上の属性を選択してボリュームの表示を制限し、「適用」をクリックします。
期限内のボリューム
このオプションは、まだ期限内であるボリュームを表示する場合に選択します。
期限切れのボリューム
このオプションは、有効期限を過ぎたか、コンテンツ管理されているため、期限切れとなったボリュームを表示する場合に選択します。
オープン・ボリューム
これはデフォルトの表示オプションです。他の表示オプションを選択せずにこのオプションを選択解除して「適用」をクリックした場合、再び自動的にこのオプションが選択されます。
クローズ済ボリューム
このオプションは、クローズしているボリュームを表示する場合に選択します。
バーコードがないボリューム
このオプションは、タグがないボリュームを表示する場合に選択します。
ボリュームIDがないボリューム
このオプションは、ボリュームIDがないボリュームを表示する場合に選択します。
再利用可能なボリューム
このオプションは、再利用可能なボリュームをすべて表示する場合に選択します。
選択したプロパティのいずれかに一致するジョブが表示されます。たとえば、オープン・ボリュームとバーコードがないボリュームを選択した場合、オープンしているか、バーコードのないすべてのジョブが表示されます。
「単一選択」で、次のいずれかのオプションを選択し、「適用」をクリックします。
ボリュームID
このフィールドにボリュームIDを入力し、「管理: ボリューム」リストを一致するボリュームに制限します。
ボリューム・セットID
このフィールドにボリューム・セットIDを入力し、「管理: ボリューム」リストを一致するボリューム・セットのボリュームに制限します。
バーコード
このフィールドにバーコードを入力し、「管理: ボリューム」リストを一致するボリュームに制限します。
場所
「場所」リストから場所を選択し、「管理: ボリューム」リストを選択した場所にあるボリュームに制限します。
[Shift]を押しながらクリックすると、複数の場所を選択できます。デフォルト値は「なし」で、すべての場所のボリュームが表示されます。場所の詳細は、「ボールティング」を参照してください。
メディア・ファミリ
「メディア・ファミリ」リストからメディア・ファミリを選択し、「管理: ボリューム」リストを選択したメディア・ファミリのボリュームに制限します。[Shift]を押しながらクリックすると、複数のメディア・ファミリを選択できます。
デフォルト値は「なし」で、すべてのメディア・ファミリに属するボリュームが表示されます。
たとえば、メディア・ファミリを選択すると、選択したメディア・ファミリのボリュームのみが表示されます。単一選択オプションを相互に組み合せたり、ボリューム属性と組み合せて選択することはできません。たとえば、オープン・ボリュームとメディア・ファミリを組み合せて、指定したメディア・ファミリに属している、オープンしているボリュームのリストを生成することはできません。
必要に応じて、ボリューム・セット・メンバーのグループ化を選択してフィルタ済ボリュームをボリューム・セット別にグループ化できます。
この項では、Oracle Secure Backupによって管理されるボリュームに関する詳細を表示する方法について説明します。
ボリュームの詳細を表示するには、次のようにします。
「「管理: ボリューム」ページの表示」の手順を実行します。
「選択」列で詳細を表示するボリュームを(1つまたは複数)選択します。
選択したボリュームの「選択」列にチェック・マークが表示されます。
次のいずれかの操作を実行してボリュームの詳細を表示します。
「プロパティの表示」をクリックして選択したボリュームのプロパティを表示します。
ボリュームのプロパティ・ページが表示されます。
バックアップ・ピースの表示をクリックして、選択したボリュームに含まれているバックアップ・ピースの詳細を表示します。
「プロパティの表示」をクリックして選択したボリュームのプロパティを表示します。
ボリューム・セットの表示をクリックして、選択したボリュームが属しているボリューム・セットの詳細を表示します。
この項では、Oracle Secure Backup Webツールの「管理: ボリューム」ページにリストされたボリュームに含まれているバックアップ・セクションの詳細を表示する方法について説明します。
Webツールを使用して、ボリュームおよび現在の場所に適用されたローテーション・ポリシーを含む、ボリュームの属性を変更できます。ボリュームのプロパティを変更するには、管理ドメインの構成の変更(modify administrative domain's configuration
)権限を持っていることが必要です。
ボリュームのプロパティを変更するには、次のようにします。
「「管理: ボリューム」ページの表示」の手順を実行します。
ボリュームのリストで、編集するプロパティを持つボリュームを選択します。
「編集」をクリックします。
「管理: ボリューム > 編集」ページが表示されます。
Oracle Secure Backupでは、時間管理されたボリュームの期限が切れる日付をユーザーが変更できます。この変更は、ボリューム・セット内のすべてのボリュームに適用されます。
ボリュームの有効期限を変更するには、相互に排他的な方法の1つを選択します。
「有効期限」を選択し、隣のリストに有効期限を入力します。
新しい有効期限は、現在の有効期限より前にすることはできません。
「保存」を選択し、横のフィールドに値を入力し、その横のリストから単位を選択します。
ボリュームの保存期間を増やすと、有効期限が変更されます。保存期間はボリュームの作成日を使用して新しい有効期限を計算します。
注意:
異なる場所、複製ポリシーまたはローテーション・ポリシーを選択する際、異なる有効期限を指定することはできません。詳細は、「ボールティング」を参照してください。
新しい複製ポリシーの設定、および隣のリストから複製ポリシーを選択して、ボリュームに対する異なる複製ポリシーを設定します。
新しいローテーション・ポリシーの設定、および隣のリストからローテーション・ポリシーを選択して、ボリュームに対する異なるローテーション・ポリシーを設定します。
新しい場所の設定、および隣のリストから異なる場所を選択して、ボリュームに対する異なる場所を設定します。
必要に応じて、次のオプションのいずれかを選択します。
ローテーション・ポリシーを上書きを選択して、指定されたボリュームの現在のローテーション・ポリシーによって指定された場所と異なる場所を設定します。
このオプションでは、メディア移動ジョブは作成されません。
移動ジョブを作成しないを選択して、対応するメディア移動ジョブを作成せずに異なる場所を設定します。
現在テープ・ライブラリにあるが以前リモートの場所から移動中であると指定されていたボリュームに対しては、移動中でないオプションを選択します。
このオプションは、異なる場所またはローテーション・ポリシーを選択する際には指定できません。
「属性がありません」で、次のいずれかを実行します。
現在ローテーション・ポリシーで指定された場所にないボリュームの場合は「はい」を選択します。
以前欠落していると指定されていたが、現在はあるべき場所に存在するボリュームの場合は、「いいえ」を選択します。
別の場所またはローテーション・ポリシーを選択する場合、
ボリューム・ステータスの設定を選択して、使用するボリュームの可用性ステータスを設定します。
次のいずれかを選択します。
ボリュームを、バックアップの格納に使用できるようにするには、「使用可能」を選択します。
ボリューム情報のみを使用可能にするには、「読取り専用」を選択します。
ボリュームを無効にするには、サービス停止中を選択します。
次のいずれかを実行して、変更を処理します。
指定した変更を適用して「管理: ボリューム」ページに戻るには、「OK」をクリックします。
ボリュームのプロパティを変更せずに「管理: ボリューム」ページに戻るには、「取消」をクリックします。
このページのすべてのオプションをリセットする場合は、「リセット」をクリックします。
Oracle Secure Backupを使用してボリュームをオンデマンドで複製できます。
ボリュームを複製するには、次のようにします。
「「管理: ボリューム」ページの表示」の手順を実行します。
ボリュームのリストで複製するボリュームを選択し、「重複」をクリックします。
「管理 > 重複」ページが表示されます。
「メディア・ファミリ」リストの複製ボリュームに対するメディア・ファミリを選択します。複製ボリュームのメディア・ファミリは、元のボリュームのメディア・ファミリと異なっていてもかまいません。
「デバイス制限」リストでテープ・ドライブを選択し、複製ジョブを指定したテープ・ドライブに制限します。
[Shift]を押しながらクリックすると、複数のテープ・ドライブを指定できます。
オリジナルを複製に置き換える場合は、「移行」オプションを選択します。
「優先度」フィールドに、複製ジョブの優先度を入力します。
デフォルトの優先度は100です。
複製ジョブを発行して「管理: ボリューム」ページに戻るには、「OK」をクリックします。
選択したボリュームを複製せずに「管理: ボリューム」ページに戻るには、「取消」をクリックします。
1つ以上の複製スケジュールに従って、自動的にボリュームを複製することもできます。詳細は、「ボールティング」を参照してください。
注意:
関連項目:
ハードウェア一時暗号化の詳細は、「ハードウェア暗号化による一時バックアップについて」を参照してください
—storekey
オプションでのバックアップの実行の詳細は、『Oracle Secure Backupリファレンス』のbackup
コマンドに関する項を参照してください
リストア操作で、リモートの保管場所に格納されているボリュームが必要になると、そのボリュームをリコールする必要があります。リストア操作が完了すると、ボリュームをリモートの保管場所にリリースして戻すことができます。この項では、「管理: ボリューム」ページからボリュームをリコールし、リリースする方法について説明します。
関連項目:
ボリュームのリコールおよびリリースの詳細は、「ボールティング」を参照してください
ボリュームをリコールするには、次のようにします。
「「管理: ボリューム」ページの表示」の手順を実行します。
リコールするボリュームを選択し、「リコール」をクリックします。
「管理 > リコール」ページが表示されます。
「すべてのボリュームを次の場所に再配置」リストから、ボリュームをリコールする場所を選択します。
必要に応じてすぐにリコールを選択します。
すぐにリコール・オプションを選択しない場合、Oracle Secure Backupにより保留状態のメディア移動ジョブが作成されます。Oracle Secure Backupオペレータが明示的に実行するまで、このジョブは実行されません。
ボリュームをリコールして「管理: ボリューム」ページに戻るには、「OK」をクリックします。
「管理: ボリューム」ページに正常終了のメッセージが表示され、リコールしたボリュームとその変更済の場所がリストに表示されます。リコールしたボリュームを変更済の場所に移動するため、アクティブまたは保留状態のメディア移動ジョブがOracle Secure Backupにより作成されました。
関連項目:
選択したボリュームをリコールせずに「管理: ボリューム」ページに戻るには、「取消」をクリックします。
リコールされたボリュームをリリースするには、次のようにします。
リコールするボリュームを選択し、「リリース」をクリックします。
「管理: ボリューム」ページに正常終了のメッセージが表示され、リリースされたボリュームとそのオリジナルの場所がリストに表示されます。リリースされたボリュームをオリジナルの場所に移動するため、保留状態のメディア移動ジョブがOracle Secure Backupにより作成されました。
関連項目:
Webツールを使用してOracle Secure Backupカタログからボリューム・レコードを完全に削除できます。削除を元に戻すには、ボリュームを再びインポートしてOracle Secure Backupカタログを再移入する以外に方法はありません。カタログからボリュームを削除するには、カタログの変更(modify catalog
)権限が必要です。
Oracle Secure Backupボリューム・カタログからボリュームを削除するには、次のようにします。
「「管理: ボリューム」ページの表示」の手順を実行します。
ボリュームのリストで削除するボリュームを選択し、「削除」をクリックします。
「管理: 削除」ページが表示されます。
「場所」リストから、ボリュームを削除する場所を選択します。
必要に応じて、「強制」をクリックします。
デフォルトでは、期限切れのボリュームのレコードのみを削除できます。「強制」オプションを指定すると、この制限を上書きして期限切れでないボリュームのレコードも削除できます。
選択したボリュームを削除して「管理: ボリューム」ページに戻るには、「OK」をクリックします。
選択したボリュームを削除せずに「管理: ボリューム」ページに戻るには、「取消」をクリックします。
注意:
削除を元に戻すには、ボリュームを再びインポートしてOracle Secure Backupカタログを再移入する以外に方法はありません。
次の項では、機能27301、テープ上のカタログのタスク情報を示します。
import catalog機能を使用して、ディスク・プールまたはテープ・ボリュームからOracle Secure Backupドメインに、データベース・バックアップとファイルシステム・バックアップをインポートできます。これらのバックアップをインポートすると、リストアのためにそれらを参照および選択できます。
この項には次のトピックが含まれます:
「管理: カタログ・インポート」ページを使用して、ディスクまたはテープからインポートする必要があるバックアップを選択できます。
「カタログ・インポート」ページの情報を表示して選択するには、次のようにします。
「Oracle Secure Backup Webツール・ホームページの表示」の手順に従います。
Oracle Secure Backupのホームページで「管理」をクリックします。
「拡張」セクションで「カタログ・インポート」をクリックします。
「管理: カタログ・インポート」ページが表示されます。
図10-3に、Oracle Secure Backup Webツールの「カタログ・インポート」ページを示します。
この項では、ディスクとテープからのカタログ・インポート機能を実行する方法を説明します。
関連項目:
データのインポートとカタログ化の詳細は、「テープからのバックアップ・カタログ・データのインポートについて」を参照してください
Oracle Secure Backup Webツールを使用して、バックアップをインポートおよびカタログ化するには、次のようにします。
「「管理: ボリューム」ページの表示」の手順を実行します。
「優先度」フィールドに値を入力します。
この値が小さいほど、カタログ・インポート・ジョブに割り当てられる優先度は高くなります。デフォルトの優先順位は100
です。優先度1
は、割り当てられる最高位の優先度です。
ディスクからカタログをインポートするには、必要なオプションを指定します。
関連項目:
ディスクからバックアップ・メタデータをインポートする方法の詳細は、「ディスクからのバックアップ・カタログ・データのインポート」を参照してください
テープからカタログをインポートするには、必要なオプションを指定します。
関連項目:
テープからバックアップ・メタデータをインポートする方法の詳細は、「テープからのバックアップ・カタログ・データのインポート」を参照してください
「実行」をクリックします。
この項では、ディスクからバックアップ・メタデータをインポートする方法を説明します。
ディスクからカタログ・データをインポートするには、次のようにします。
「ディスクからインポート」オプションを選択します。
ディスク・プールのリストから、ドメイン上の構成済ディスクを選択します。
この項では、テープからバックアップ・メタデータをインポートする方法を説明します。
テープからカタログ・データをインポートするには、次のようにします。
「テープからインポート」オプションを選択します。
オプションで、次のバックアップの詳細の1つを入力します。
「ボリュームID」フィールドに、バックアップのボリュームIDを入力します。
「バーコード」フィールドに、バックアップのバーコードを入力します。
テープ・ドライブのリストからテープ・ドライブを選択します。
選択したテープ・ドライブに、格納されたバックアップが含まれている必要があります。
「テープ上の最初のフル・イメージからインポートを開始」を選択して、最初のバックアップ・セクションを含むバックアップ・イメージからインポートを開始します。 section.
利用できる最初のボリュームからインポートを開始するには、「強制インポート」を選択します。
関連付けられたバックアップ・カタログ・データを含むバックアップ・イメージのインポートを開始するには、高速インポートを選択します。
「チェックポイント」ページを表示するには、次のようにします。
関連項目:
obtoolのチェックポイント・コマンドの詳細は、『Oracle Secure Backupリファレンス』を参照してください。
通常は必要ありませんが、ジョブのチェックポイント・データを手動で削除できます。この操作により、次のようにディスク領域は解放されます。
管理サーバーで即時解放
クライアントで次のバックアップ・ジョブの開始時または24時間以内のいずれか先のタイミングで解放
注意:
完了していないバックアップ・ジョブのチェックポイントを削除すると、完了する前に失敗した場合、ジョブは最初から再開されます。
チェックポイントを削除するには、次のようにします。
「チェックポイント」ページの表示」の手順を実行します。
メイン・ボックスで、削除するチェックポイントを保持するジョブを選択します。
「削除」をクリックします。
確認ページが表示されます。
「はい」をクリックし、削除を確認します。
「ステータス」領域に、操作の結果が表示されます。
デーモンは、Oracle Secure Backupの処理を実行する際のバックグラウンド・プロセスです。この項では、Oracle Secure Backupのデーモンのステータスの表示方法および管理方法について説明します。
この項の内容は次のとおりです。
「デーモン」ページを表示するには、次のようにします。
関連項目:
obtoolのデーモン・コマンドの詳細は、『Oracle Secure Backupリファレンス』を参照してください。
Oracle Secure Backupのデーモンは、制御コマンドの共通セットに応答します。これらのコマンドの送信は、ほとんど必要ありませんが、高度な使用方法と考えられています。
デーモンにコマンドを送信するには、次のようにします。
「「デーモン」ページの表示」の手順を実行します。
「タイプ」リストで、制御するデーモンを選択します。
「ホスト」リストで、デーモンが稼働しているホストを選択します。
「コマンド」リストで、次のオプションのいずれかを選択します。
dump
内部状態情報をログ・ファイルにダンプするようにデーモンに指示します。
reinitialize
構成データを再度読み取るようにデーモンに指示します。
debugon
その他の情報をログ・ファイルに生成するようにデーモンに指示します。
debugoff
debugonを取り消します。これはデフォルトの状態です。
「適用」をクリックして選択内容を確定します。
成功またはエラー・メッセージに操作の結果が表示されます。
この項では、デーモン・プロパティを表示する方法について説明します。
デーモン・プロパティを表示するには、次のようにします。
「「デーモン」ページの表示」の手順を実行します。
「タイプ」リストで、制御するデーモンを選択します。
「ホスト」リストで、デーモンが稼働しているホストを選択します。
「プロパティの表示」ボタンをクリックします。
デーモン・プロパティ・ページに次の情報が表示されます。
プロセスID
オペレーティング・システムによって割り当てられた、デーモンが稼働しているプロセスを識別する正数値を示します。
デーモン/サービス
デーモンの名前を示します。
修飾子
デーモン/サービス名を補うテキスト文字列を示します。たとえば、obrobotd
の場合、デーモンが処理しているテープ・ライブラリの名前です。obixd
の場合、かわりにobixd
が稼働しているクライアントの名前です。
リスニング・ポート
デーモンまたはサービスがリスニングするTCPポート番号を示します。
この項では、Oracle Secure Backupによるジョブのディスパッチを一時的に停止し、後で再開する方法について説明します。ジョブ・ディスパッチが一時停止されると、実行中のジョブは完了できますが、スケジューラは新しい追加のジョブを開始しません。
「再開」をクリックするか、管理サーバー上のOracle Secure Backupを再起動すると、スケジューラは一時停止中のジョブについてジョブ・ディスパッチを再開します。
関連項目:
ジョブ・ディスパッチを一時停止するには、次のようにします。
デーモン操作ページで「一時停止」ボタンをクリックします。
「ステータス」領域に表示される確認メッセージに、操作の結果が表示されます。
保留中のバックアップおよびリストア(スケジュール済または1回かぎり)はディスパッチされなくなります。実行中のジョブは、完了できます。
ジョブ・ディスパッチを再開するには、次のようにします。
デーモン操作ページで「再開」をクリックします。
「ステータス」領域に表示される確認メッセージに、操作の結果が表示されます。