このドキュメントで説明されているソフトウェアはサポートされなくなったか、または拡張サポートされています。
Oracleでは、現在サポートされているリリースにアップグレードすることをお薦めします。

2.3 ネットワーク要件

Spacewalkプロキシの完全修飾ドメイン名(FQDN)を構成する必要があります。 Spacewalkでは、.localおよび.localdomainを有効なドメイン名とはみなしません。 Spacewalkクライアントは、DNSのフォワードとリバース・ルック・アップの両方について、SpacewalkプロキシFQDNを解決できる必要があります。 これらの条件が満たされないと、証明書の検証とPXE起動が機能せず、クライアントはSpacewalkサーバーに登録できません。

hostnameコマンドで返されたホスト名と/etc/sysconfig/networkで定義されているHOSTNAMEの値が同一であること、およびこのホスト名が、正引き検索と逆引き検索の両方について、DNSのシステム用に定義されたFQDNと一致していることを確認します:

# hostname
swkproxy.us.mydom.com
# grep HOSTNAME /etc/sysconfig/network
HOSTNAME=swkproxy.us.mydom.com
# host swkproxy.us.mydom.com
swkproxy.us.mydom.com has address 10.0.0.24
# host 10.0.0.24
24.0.0.10.in-addr.arpa domain name pointer swkproxy.us.mydom.com.

/etc/hostsを編集し、ループバック・アドレス(127.0.0.1)ではなく、FQDNとホスト名の実際のIPアドレスを構成します。例:

127.0.0.1      localhost localhost.localdomain localhost4 localhost4.localdomain4
::1            localhost localhost.localdomain localhost6 localhost6.localdomain6
10.0.0.24      swkproxy.us.mydom.com swkproxy

次の表は、Spacewalkプロキシがその構成に応じて使用するネットワーク・ポートを示しています。

Port/Protocol

方向

用途

80/tcp

インバウンドおよびアウトバウンド

HTTPアクセス

443/tcp

インバウンドおよびアウトバウンド

HTTPSアクセス

5222/tcp

インバウンド

Spacewalkクライアントへのサポートをプッシュ(必要な場合)

5269/tcp

インバウンド

Spacewalkプロキシへのサポートをプッシュする(必要な場合)

SpacewalkプロキシがWebプロキシ経由で接続する必要がある場合は、インストール中にWebプロキシを構成できます。

Spacewalkサーバー、プロキシ、およびクライアントがNTP(Network Time Protocol)やPTP(Precision Time Protocol)などのネットワーク時刻同期メカニズムを使用するように構成します。 Spacewalkでは、SSLベースの接続を確立するために、これらのシステムのシステム時間が120秒以内に一致する必要があります。