このドキュメントで説明されているソフトウェアはサポートされていないか、拡張サポートが提供されています。
現在サポートされているリリースにアップグレードすることをお薦めします。

1.2.2 データベース要件

Spacewalkデータを格納するにはデータベースが必要です。 データベース・オプションは次のとおりです。

  • Oracle Database

  • Oracle Database Express Edition (Oracle Database XE)

  • PostgreSQL

Oracleでは、Spacewalkでの使用についてはOracle Databaseのみサポートしています。 Oracle Database XEおよびPostgreSQLはサポートしていません。

Oracleでは、サポートされていないデータベースから移行するためのツールは提供していません。

Oracle Databaseの要件

Spacewalkをインストールする前に、Oracle Databaseサーバーをインストールし、使用できるようにしておく必要があります。

Oracle Database 11gR2リリース11.2.0.3以降のみがサポートされています。 Oracle Database 12cはサポートされていません。 正しいOracle Database 11gR2リリースを取得するには、https://support.oracle.comのMy Oracle Support (MOS)からソフトウェアをダウンロードする必要があります。

Oracleデータベースのドキュメントは、https://www.oracle.com/pls/db112/homepageにあります。

データベースは次のように構成する必要があります。

  • データベースはAL32UTF8キャラクタ・セットを使用する必要があります。

  • データベースにはspacewalkというユーザーが必要です。

  • spacewalkユーザーには、CONNECTおよびRESOURCEロールが必要です。

  • spacewalkユーザーには、ALTER SESSION、CREATE SYNONYM、CREATE TABLE、CREATE TRIGGER、CREATE VIEWおよびUNLIMITED TABLESPACEシステム権限が必要です。

SQLを使用してpasswordというパスワードでspacewalkユーザーを作成するには、次のSQL*Plusコマンドを使用できます。 

SQL> create user spacewalk identified by password;
SQL> grant connect,resource to spacewalk;
SQL> grant alter session, create synonym, create table, create trigger, create view to spacewalk; 
SQL> grant unlimited tablespace to spacewalk;

Oracle Databaseに接続するには、Oracle Instant Clientリリース11.2.0.3以降をSpacewalkサーバーにインストールする必要があります。 Instant Clientがない場合、Spacewalkサーバーの構成に失敗します。 Instant Clientの最新の11gR2リリースをインストールすることをお薦めします。 インスタント・クライアントの詳細は、次の場所を参照してください:

https://www.oracle.com/database/technologies/instant-client.html

必要なパッケージは次のとおりです。

  • インスタント・クライアント・パッケージ - ベーシック

  • インスタント・クライアント・パッケージ - SQL*Plus

Oracle Instant Clientをインストールしたら、次のようにldconfigへのライブラリ・パスを追加する必要があります。 

# echo /usr/lib/oracle/11.2/client64/lib > /etc/ld.so.conf.d/oracle-instantclient11.2.conf 
# ldconfig

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