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Oracle® Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイド
リリース18.1
E98591-01
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A アイテム・タイプについて

アイテムの機能を制御する主な属性について学習します。

アイテムは、HTMLフォームの一部です。アイテムは、テキスト・フィールド、テキスト領域、パスワード、選択リスト、チェック・ボックスなどを示します。開発者がページ・アイテムの機能を制御するには、そのページ・アイテムの属性を編集します。特定のアイテム属性の詳細は、フィールドレベル・ヘルプを参照してください

A.1 使用可能なアイテム・タイプ

次の表は、アプリケーション・ビルダーで使用可能なアイテム・タイプについて説明し、アイテムの動作を制御する重要な属性を示しています。

表A-1 使用可能なアイテム・タイプ

アイテム・タイプ 説明

チェック・ボックス

複数の値をチェック・ボックスとして表示し、エンド・ユーザーが複数の値を選択できるようにします。チェック・ボックスとして表示されるアイテムには、LOVが必要です。選択されたボックスに対応する値は、1つのコロンで区切られた文字列に格納されます。

注意: はい/いいえのチェック・ボックス(つまり、値が1つのみになるチェック・ボックス)には、切替えアイテム・タイプを使用することをお薦めします。

次の例では、従業員名(ename)が表示されますが、従業員番号(empno)が戻されます。

SELECT ename, empno FROM emp;

参照: 戻り値の分割については、Oracle Application Express APIリファレンスの「APEX_UTIL」を参照してください。

ページ・デザイナのアイテム属性:

  • 検証、必須の値 - 「はい」を選択し、ページ・アイテムが表示されている場合、Oracle Application Expressでは、ページの送信時にNOT NULL検証が自動的に実行されます。詳細は、ヘルプを参照してください。

  • 設定、数値列 - チェック・ボックスの表示に使用されるレイアウト列の数を入力します。たとえば、2という値を指定すると、2列のチェック・ボックスが表示されます。デフォルトでは、1つの列にすべての値を表示します。

    関連項目: カスケードLOVの作成

カラー・ピッカー

カラー・ピッカー・アイコン付きのテキスト・フィールドを表示します。エンド・ユーザーは、HTMLカラー・コードを直接入力するか、アイコンをクリックしてカラー・パレット・ポップアップを表示します。エンド・ユーザーがパレットで色をクリックすると、選択した色に対応するHTMLカラー・コードが返されます。

注意: このタイプのアイテムを新規作成する場合は、「ポップアップLOV」を選択してから「カラー・ピッカー」を選択します。

ページ・デザイナのアイテム属性:

  • 検証、必須の値 - 「はい」を選択し、ページ・アイテムが表示されている場合、Oracle Application Expressでは、ページの送信時にNOT NULL検証が自動的に実行されます。詳細は、ヘルプを参照してください。

関連項目: カラー・ピッカーの表示の構成

日付ピッカー

カレンダ・アイコン付きのテキスト・フィールドを表示します。エンド・ユーザーは、テキスト・アイテムに直接日付を入力するか、カレンダ・アイコンをクリックしてカレンダ・ポップアップから日付(およびオプションで時間)を選択します。

このアイテムの書式マスクに時間コンポーネントが含まれている場合にのみ、カレンダ・ポップアップに時間が表示されます。

ページ・デザイナのアイテム属性:

  • 設定、ハイライトされた日付 - カレンダ・ポップアップを表示するときにハイライトされるデフォルトの日付値を入力します。詳細は、ヘルプを参照してください。

  • 設定、最小日付 - 入力または選択可能な最小日付を入力します。

  • 設定、最大日付 - 入力または選択可能な最大日付を入力します。

  • 設定、表示 - 日付ピッカーのポップアップ・カレンダをいつ表示するかを選択します。

  • 設定、他の月を表示 - 先頭に前月の日付を表示し、末尾に翌月の日付を表示するかを指定します。先頭および末尾の日付によって、カレンダの最初の行と最後の行が完全に埋まります。

  • 設定、次のナビゲーション・リスト - カレンダ・ポップアップ内の月または年に選択リストを表示するかどうかを選択します。

  • 外観、書式マスク - このコンポーネントに適用する日付書式マスクを入力します。

  • 検証、必須の値 - 「はい」を選択し、ページ・アイテムが表示されている場合、Oracle Application Expressでは、ページの送信時にNOT NULL検証が自動的に実行されます。

イメージの表示

データベースBLOB列に格納されているイメージまたはイメージURLに基づくイメージを表示します。

ページ・デザイナのアイテム属性:

  • 設定、基準 - アイテムの取得元を決定します。属性の詳細は、フィールドレベル・ヘルプを参照してください。

  • 設定、代替テキスト列 - このイメージの代替テキストを保持する大文字のページまたはアプリケーション・アイテム名を入力します。このテキストは、エンド・ユーザーがこのアイテムにナビゲートすると、スクリーン・リーダーによって読み上げられます。

  • 設定、ファイル名列 - BLOB列に関連付けられているファイル名列値を保持する大文字のページまたはアプリケーション・アイテム名を入力します。

  • 設定、BLOB最終更新列 - 指定した場合、この列はブラウザのキャッシュに使用されます。ブラウザからの最後のリクエスト以降にイメージが変更されているかどうかを識別します。入力していない場合、キャッシュは実行されません。注意: この属性では大/小文字が区別されます。また、列のタイプはDATEである必要があります。

表示のみ

入力不可テキスト・アイテムを表示します。

ページ・デザイナのアイテム属性:

  • 設定、セッション・ステートの保存 - ページの送信時にセッション・ステートの現在の値が保存されます。

  • 設定、基準 - フィールドに表示される内容を指定します。オプションは次のとおりです。

    • ページ・アイテム値: ページ・アイテムの現在の値が表示されます。

    • LOVの値の表示: ページ・アイテムの現在の値がLOVを使用して別の表示値にマップされます。

    • PL/SQLコードの出力: 指定したPL/SQLコードにより、ページ・アイテムの必要な出力が生成されます。

    設定、改行の表示 - 「はい」を選択すると、表示値の改行がHTML改行に変換されて、HTML出力で表示されます。

ファイル参照

「参照」ボタンが付いたテキスト・フィールドを表示します。ユーザーは「参照」ボタンを使用して、ローカル・ファイル・システムのファイルを検索し、アップロードすることができます。

関連項目: ファイルのアップロードの保護について

ページ・デザイナの属性:

  • 設定、記憶域タイプ - アップロードしたファイルの格納場所を指定します。オプションは次のとおりです。
    • アイテム・ソース属性で指定されたBLOB列 - 行の自動処理(DML)プロセスによって使用される表およびアイテム・ソース属性で指定された列にアップロードされるファイルを格納します。列はBLOBデータ型である必要があります。ファイルがダウンロードされる場合、行の自動フェッチ・プロセスの表名が使用されます。

    • 表APEX_APPLICATION_TEMP_FILES - ビューAPEX_APPLICATION_TEMP_FILESでアクセスできる一時的な場所にアップロードしたファイルを格納します。「ファイルをパージするタイミング」の選択に応じて、Application Expressにより、セッションの最後またはアップロード・リクエストの最後にファイルが自動的に削除されます。

    「記憶域タイプ」が「表APEX_APPLICATION_TEMP_FILES」の場合:

    • ファイルをパージするタイミング - Application Expressが一時ファイルを削除する時間を定義します。

    • 複数ファイルの許可 - 複数のファイルを一度にアップロードするかどうかを指定します。複数のファイル名は、コロンで区切られたリストとしてページ・アイテムに格納されます。

    • ファイル・タイプ - ブラウザがアップロードするファイルを制限するために使用できるカンマで区切られたファイル・タイプのリストを指定します。

    「記憶域タイプ」が「アイテム・ソースで指定されたBLOB列」の場合:

    • MIMEタイプ列 - アップロードされたファイルのMIMEタイプの格納に使用する、ページまたはアプリケーション・アイテム名を大文字で入力します。MIMEタイプは、ファイルをダウンロードするときにBLOBのコンテンツの表示に使用するアプリケーションを識別するために、ブラウザによって使用されます。

    • ファイル名列 - アップロードされたファイルのファイル名の格納に使用する、ページまたはアプリケーション・アイテムを入力します。

    • 文字セット列 - アップロードされたファイルの文字セットの格納に使用する、ページまたはアプリケーション・アイテム名を大文字で入力します。BLOBのキャラクタ・セットはアップロード時に自動的に設定されません。エンド・ユーザーは、アップロードするドキュメントの文字セットを設定する必要があります。

    • BLOB最終更新列 - ファイルのアップロード時の現在のタイムスタンプの格納に使用する、ページまたはアプリケーション・アイテム名を大文字で入力します。この日付値は、ブラウザ・キャッシュに使用されます。

    • ダウンロード・リンクの表示 - このアイテムに空でないBLOBが関連付けられている場合にダウンロード・リンクを表示するかどうかを指定します。

    • リンク・テキストのダウンロード - ダウンロード・リンクの一部として表示されるテキストを入力します。指定されない場合、共有コンポーネント内のAPEX.FILE_BROWSE.DOWNLOAD_LINK_TEXTのテキスト・メッセージに格納されているテキストが表示されます。

    • コンテンツ配置 - ダウンロード時のブラウザによるコンテンツの処理方法を選択します。

  • 設定、ファイル・タイプ - ブラウザがアップロードするファイルを制限するために使用できるカンマで区切られたファイル・タイプのリストを指定します。

非表示

ページ・ソース内に含まれているが、レンダリングされないアイテム。非表示のアイテム値は、セッション・ステートに保存されます。通常、ページ処理または他のページ・アイテムで必要とされる値の格納に使用されますが、エンド・ユーザーに表示されません。

ページ・デザイナの属性:

  • 設定、保護された値 - 「はい」を選択すると、ページがポストされたときに非表示の値が操作できないようになります。

リスト・マネージャ

ポップアップLOVアイコン、「追加」および「削除」ボタン、選択された値のリストを含むテキスト・アイテムを表示します。

値を入力するか、使用可能なアイテムのリストから選択します。これにより、ボタンを使用して、選択された値を管理できます。選択された値は、1つのコロンで区切られた文字列に格納されます。

ページ・デザイナの属性:

  • 設定、フェッチ - ポップアップLOVが開かれたときのデータの表示方法を選択します。

  • 検証、必須の値 - 「はい」を選択し、ページ・アイテムが表示されている場合、Oracle Application Expressでは、ページの送信時にNOT NULL検証が自動的に実行されます。

    関連項目: カスケードLOVの作成

数値フィールド

数値フィールドを表示します。入力する値の数値範囲チェックを設定するには、「最小値」属性および「最大値」属性を設定します。このアイテム・タイプでは、入力された値が数値かどうかが自動的にチェックされます。追加検証は必要ありません。

ページ・デザイナの属性:

  • 設定、最小値 - 最小許容値を入力します。値は、静的値または置換構文を使用した動的値です。

  • 設定、最大値 - 最大許容値を入力します。値は、静的値または置換構文を使用した動的値です。

  • 設定、数字の位置合せ - 表示する数値の位置合せ方法を選択します。アイテムが「読取り専用」としてレンダリングされる場合、または「HTMLフォームの要素属性」が指定されている場合、この設定は適用されません。

  • 検証、必須の値 - 「はい」を選択し、ページ・アイテムが表示されている場合、Oracle Application Expressでは、ページの送信時にNOT NULL検証が自動的に実行されます。

パスワード

HTMLパスワード・フォーム要素を表示します。エンド・ユーザーがテキストを入力すると、入力した実際の文字のかわりに黒いドットが表示されます。

ページ・デザイナの属性:

  • 設定、[Enter]を押すと送信 - このフィールドで[Enter]キーを押すと、ページが自動的に送信されるかどうかを指定します。

  • 設定、状態を保存しない - パスワードがセッション・ステートに保存されるかどうかを指定します。

    セキュリティ上の理由から、パスワードをセッション・ステートに書き込まないよう強くお薦めします。ブラウザ・キャッシュおよびApplication Expressセッション表から値が読み取られる可能性があります。この属性を「いいえ」に設定する場合、「セッション・ステートに暗号化された値を保存」「はい」に設定することを検討してください。

  • 検証、必須の値 - 「はい」を選択し、ページ・アイテムが表示されている場合、Oracle Application Expressでは、ページの送信時にNOT NULL検証が自動的に実行されます。詳細は、ヘルプを参照してください。

関連項目: セッション・ステートおよびセキュリティについて

パーセント・グラフ

パーセンテージ・グラフとして値を表示します。取得される値は、0から100までの間である必要があります。

ポップアップLOV

ポップアップLOVアイコン付きのテキスト・アイテムを表示します。エンド・ユーザーがアイコンをクリックすると、検索フィールドおよびサポートされる値のリストを含むポップアップ・ウィンドウが表示されます。

エンド・ユーザーが検索基準を入力して、表示される使用可能な値を絞り込むことができるため、大きなリストにはポップアップLOVが最適です。比較的小さなリストには、多くの場合、選択リストの方が適しています。

SELECT ename name, empno id 
   FROM emp

いずれかの列が式の場合は、別名を使用します。次に例を示します。

SELECT ename||' '||job display_value, empno FROM emp

ページ・デザイナのアイテム属性:

  • 設定、入力フィールド - アイテムが入力可能かどうかを選択します。

  • 設定、フェッチ - LOV用のデータの初期フェッチ方法を選択します。

  • 検証、必須の値 - 「はい」を選択し、ページ・アイテムが表示されている場合、Oracle Application Expressでは、ページの送信時にNOT NULL検証が自動的に実行されます。詳細は、ヘルプを参照してください。

関連項目: カスケードLOVの作成

ラジオ・グループ

複数の値をラジオ・ボタン・オプションとして表示し、エンド・ユーザーが1つの値を選択できるようにします。

次の例では、従業員名(ename)が表示されますが、従業員番号(empno)が戻されます。

SELECT ename, empno FROM emp

ページ・デザイナのアイテム属性:

  • 設定、列の数 - 表示するラジオ・グループ列の数を入力します。たとえば、2という値では2列が表示されます。値が5個ある場合、3行に表示されます。

  • 設定、選択時のページ・アクション - ラジオ・グループ値が選択されたときに実行されるアクションを選択します。詳細は、ヘルプを参照してください。

  • 設定、検証の実行 - 「値の変更時のページ・アクション」が「ページの送信」に設定されているかどうかを表示します。ページの送信時の検証の実行を制御します。この属性を「いいえ」に設定すると、検証が実行されず、関連エラー・メッセージが表示されません。この属性を「はい」に設定すると、ページの送信時にすべてのページ検証、ビルトイン検証が実行され、関連エラー・メッセージが表示されます。この属性は、検証属性「常に実行」と組み合せて使用します。詳細は、検証の実行タイミングの決定についてを参照してください。

    関連項目: カスケードLOVの作成

  • 検証、必須の値 - 「はい」を選択し、ページ・アイテムが表示されている場合、Oracle Application Expressでは、ページの送信時にNOT NULL検証が自動的に実行されます。詳細は、ヘルプを参照してください。

リッチ・テキスト・エディタ

様々なテキスト書式設定オプションを持つテキスト領域を表示します。エンド・ユーザーは、Microsoft Wordなどのワード・プロセッサを使用した場合と同様の形式で表示されるコンテンツを拡張できます。エンド・ユーザーは、Rich Text Format (RTF)ファイル形式のドキュメントをこのアイテムにカット・アンド・ペーストすることもできます。

ページ・デザイナのアイテム属性:

  • 設定、エディタ - 使用可能なテキスト書式設定オプションの表示に使用されるエディタを選択します。

  • 設定、ツールバー - エディタ内で使用できるテキスト書式設定オプションの数を選択します。

  • 設定、ツールバーの拡張 - テキスト領域内で、エディタを最初に開いておくかどうかを指定します。

  • 設定、スキン - エディタのスタイル設定に使用されるエディタ・スキンを選択します。

  • 設定、ツールバーの位置 - エディタを表示するテキスト領域内の場所を指定します。

  • 検証、必須の値 - 「はい」を選択し、ページ・アイテムが表示されている場合、Oracle Application Expressでは、ページの送信時にNOT NULL検証が自動的に実行されます。詳細は、ヘルプを参照してください。

選択リスト

値セレクタの組込みリスト付きのアイテムを表示します。エンド・ユーザーがアイテムをクリックすると、サポートされる値のリストが現在のアイテムに直接埋め込まれて表示されます。

選択リストは、比較的小さな不連続のリストに最適です。エンド・ユーザーは、ポップアップ・ダイアログにフォーカスを変更する必要なく、非常に迅速にリストから値を選択できます。大きなリストには、ポップアップLOVの使用を検討してください。

select [displayValue],
       [returnValue]
  from ...
 where ...
 order by ...

ページ・デザイナのアイテム属性:

  • 設定、選択時のページ・アクション - リスト値が選択されたときに実行されるアクションを選択します。オプションのヘルプを参照してください。

  • 設定、検証の実行 - 「選択時のページ・アクション」「ページの送信」に設定されているかどうかを表示します。ページの送信時の検証の実行を制御します。この属性を「いいえ」に設定すると、検証が実行されず、関連エラー・メッセージが表示されません。この属性を「はい」に設定すると、ページの送信時にすべてのページ検証、ビルトイン検証が実行され、関連エラー・メッセージが表示されます。この属性は、検証属性「常に実行」と組み合せて使用します。詳細は、検証の実行タイミングの決定についてを参照してください。

  • 検証、必須の値 - 「はい」を選択し、ページ・アイテムが表示されている場合、Oracle Application Expressでは、ページの送信時にNOT NULL検証が自動的に実行されます。詳細は、ヘルプを参照してください。

シャトル

リストを含む2つのボックスを含む複数の選択リストとして表示します。左のリストには、選択されていない値のソース・リストが表示され、右のリストには、現在選択されている値が表示されます。エンド・ユーザーは、リストで1つ以上の値を選択し、選択した値またはすべての値をシャトル・コントロールを使用して移動できます。

現在の値は、1つのコロンで区切られた文字列に格納されます。

ページ・デザイナのアイテム属性:

  • 設定、コントロールの表示 - シャトルの中央に表示するデータ移動コントロールを選択します。オプションは、「なし」、「移動のみ」、「並替えのみ」または「すべて」です。

  • 検証、必須の値 - 「はい」を選択し、ページ・アイテムが表示されている場合、Oracle Application Expressでは、ページの送信時にNOT NULL検証が自動的に実行されます。詳細は、ヘルプを参照してください。

    注意: このアイテム・タイプを作成するにはLOVを定義する必要があります。アプリケーション・レベルでのLOVの作成複数選択リスト・アイテムでの操作およびカスケードLOVの作成を参照してください。

スイッチ

フリップ・トグル・スイッチとして表示します。

ページ・デザイナのアイテム属性:

  • 設定、設定 - アプリケーション・レベルのコンポーネント設定が使用されるか、またはこのアイテムのカスタム設定が使用されるかを選択します。オプションには、「コンポーネント設定の使用」または「カスタム」があります。「設定」が「カスタム」に設定されている場合、追加の属性が表示されます。

  • 検証、必須の値 - 「はい」を選択し、ページ・アイテムが表示されている場合、Oracle Application Expressでは、ページの送信時にNOT NULL検証が自動的に実行されます。詳細は、ヘルプを参照してください。

関連項目: スイッチのデフォルト値の構成

スライダ

jQuery Mobileアプリケーションにのみ適用できます。スライダ・アイテム・タイプを表示します。ユーザーは、コントロールを左または右にスライドすることでアイテム値を更新できます。

ページ・デザイナのアイテム属性:

  • 設定、最小値 - 最小許容値を入力します。値は、静的値または置換構文を使用した動的値です。

  • 設定、最大値 - 最大許容値を入力します。値は、静的値または置換構文を使用した動的値です。

  • 設定、ステップ増分 - スライダを強制的に特定の増分にあわせる値を入力します。値は、静的値または置換構文を使用した動的値です。

  • 設定、選択済をハイライト - スライダで、現在のスライダ・ハンドルの位置まで軌跡をハイライトするかどうかを指定します。

  • 検証、必須の値 - 「はい」を選択し、ページ・アイテムが表示されている場合、Oracle Application Expressでは、ページの送信時にNOT NULL検証が自動的に実行されます。詳細は、ヘルプを参照してください。

テキスト・フィールド

テキスト・フィールドとしてアイテムを表示します。

ページ・デザイナのアイテム属性:

  • 設定、サブタイプ - HTML5テキスト・サブタイプを選択します。これによって、オンスクリーン・キーボードの付いたデバイスで、サブタイプごとに最適化されたキーボード・レイアウトを表示できるため、データ入力が簡単になります。サブタイプの選択は、ページ・アイテムの値を使用して適切なリンクをレンダリングする際にも使用されます(読取り専用でレンダリングされる場合)。物理キーボードを使用する場合、この属性でテキスト・アイテムやデータ・エントリは変更されません。

    注意: これはHTML5の機能のため、対応するブラウザでのみ機能します。より古い、HTML5に準拠していないブラウザではこの属性は無視され、ページ・アイテムは通常のテキスト・フィールドとしてレンダリングされます。

  • 検証、必須の値 - 「はい」を選択し、ページ・アイテムが表示されている場合、Oracle Application Expressでは、ページの送信時にNOT NULL検証が自動的に実行されます。詳細は、ヘルプを参照してください。

オートコンプリートが有効なテキスト・フィールド

エンド・ユーザーが入力したテキストに基づいてテキスト・アイテムが埋め込まれた、使用可能な値のリストを表示するテキスト・フィールドを表示します。エンド・ユーザーがテキストを入力するにつれてリストが絞り込まれます。

select [column]
  from ...
 where ...
 order by ...

ページ・デザイナのアイテム属性:

  • 設定、検索 - 入力値に対する検索の実行方法を選択します。「遅延ロード」を使用する場合、この設定が問合せのパフォーマンスに影響することがあります。「「次を含む」および「大/小文字を区別」」または「「次を含む」および「大/小文字区別なし」」を選択すると、列索引が使用されません。

  • 設定、遅延ロード - 「遅延ロード」手法を使用して、一致する値をデータベースから取得するかどうかを指定します。遅延ロードでは、ユーザーが文字を入力するたびに、一致するレコードがデータベースから取得されます。それ以外の場合、ページをロードするときに、すべてのリスト値がロードされます。多数のレコードのロードによってページの初期ロード時間が影響を受けることがあるため、選択リストが大きい場合、「遅延ロード」を使用することをお薦めします。

  • 設定、リスト内の最大値 - 選択ボックスに表示するアイテムの最大数を入力します。この値によって、数の行を返すことによるパフォーマンスの問題を回避でき、数文字のみが入力された場合に戻りセットが非常に大きくなることも避けられます。

  • 設定、自動入力 - テキスト・フィールドに最初のオートコンプリート値が自動的に入力されるかどうかを指定します。詳細は、ヘルプを参照してください。

  • 設定、最初の選択 - キーボードやマウス・アクションにより手動で選択していない場合でも、エンド・ユーザーが[Tab]/[Return]を押すと、最初のオートコンプリート値が自動的に選択されるかどうかを指定します。手動で選択(ハイライト)された結果がある場合、その結果が優先されます。

  • 設定、検索をハイライト - 一致するエントリの選択ボックスで一致するテキストをハイライトするかどうかを指定します。

  • 検証、必須の値 - 「はい」を選択し、ページ・アイテムが表示されている場合、Oracle Application Expressでは、ページの送信時にNOT NULL検証が自動的に実行されます。詳細は、ヘルプを参照してください。

テキスト領域

複数行のテキスト領域を表示します。

アプリケーションの構成によっては、その他のアイテム・タイプ・プラグインもここで使用可能な場合があります。これらは、<My Plug-in> [Plug-in]と表示されます。次のプラグインが、このアプリケーションの共有コンポーネント内にインストールされます。

ページ・デザイナのアイテム属性:

  • 設定、サイズ変更可能 - マウスを使用したテキスト領域のサイズ変更が有効かどうかを指定します。

  • 設定、高さ自動調整機能 - 表示されるテキストの量に基づいてテキスト領域の高さを変えるかどうかを指定します。テキスト領域をデータ量に応じて決める場合は、このオプションを使用します。

  • 設定、文字カウント機能 - 「はい」を選択すると、フィールドに表示された文字数を表示するカウンタが含まれます。

  • 検証、必須の値 - 「はい」を選択し、ページ・アイテムが表示されている場合、Oracle Application Expressでは、ページの送信時にNOT NULL検証が自動的に実行されます。