開発者は、アプリケーションおよび関連ファイルを別のOracle Application Expressインスタンスにエクスポートできます。
ヒント:
ダウンロードしたインストールzipファイルのUtilities
フォルダにあるAPEXExport
プログラムを使用して、コマンドラインからワークスペース、アプリケーションおよび関連ファイルをエクスポートすることもできます。Oracle Application Express管理ガイドを参照してください。
親トピック: アプリケーションのデプロイ
Oracle Application Expressからアプリケーションをエクスポートするプロセスは非常に単純で、これにより、.SQL拡張子を持つ読取り可能なスクリプト・ファイルが生成されます。このSQLスクリプトは、エクスポート元の環境と同じリリース以上のOracle Application Express環境で実行できます。たとえば、Oracle Application Expressリリース4.0からエクスポートしたアプリケーションは、Oracle Application Expressリリース4.0、4.1または4.2以上のリリースを実行している環境にインポートできます。ただし、アプリケーションを以前のOracle Application Expressリリースにエクスポートすることはできません(たとえば、Application Expressリリース4.2からエクスポートしたアプリケーションを、Oracle Application Expressリリース4.1以前が実行されている環境にインポートすることはできません)。
アプリケーションのエクスポートには、アプリケーション定義、サポートするオブジェクトおよび共有コンポーネント(プラグイン、イメージ、CSSファイル、JavaScriptファイル、個別に管理する必要があるその他のファイルなど)が含まれます。完全なアプリケーションをエクスポートするかわりに、ページなどの特定のコンポーネントをエクスポートすることもできます。この場合も、SQLスクリプト・ファイルが作成されます。異なる環境にコンポーネントをインポートする場合は、制限があります。ベストプラクティスとして、個々のコンポーネントではなく完全なアプリケーションをエクスポートすることをお薦めします。エクスポートしようとするアプリケーションに、まだテストの準備が整っていないページなどのコンポーネントがある場合は、ビルド・オプションを使用して、各種のアプリケーション・コンポーネントを含めたり、除外することをお薦めします。
アプリケーション定義およびすべての関連ファイルをエクスポートするには、エクスポート・ページの上部にある次のタブを使用します。「エクスポート」、「ワークスペース」、「アプリケーション」、「Webシート」、「テーマ」、「プラグイン」、「ユーザー・インタフェースのデフォルト値」および「フィードバック」。
ワークスペース・ユーザーを移行するか、ターゲット・インスタンス内で共有コンポーネント・サブスクリプションを複製する場合を除いて、ワークスペース全体をエクスポートする必要はありません。
アプリケーションとすべての関連ファイルをエクスポートしたら、それらをターゲットのOracle Application Expressインスタンスにインポートしてからインストールする必要があります。一般的に、常にアプリケーションをインポートしてから関連ファイルをインポートします。
ヒント:
カスタム・パッケージ・アプリケーションを作成すると、アプリケーションのデプロイに必要なステップを単純化できます。
アプリケーションのエクスポート時に、Oracle Application ExpressによってPL/SQL APIコールを含むテキスト・ファイルが生成されます。アプリケーションのエクスポートには、アプリケーション定義、サポートするオブジェクトおよび共有コンポーネント(プラグイン、イメージ、CSSファイル、JavaScriptファイル、個別に管理する必要があるその他のファイルなど)が含まれます。
アプリケーションをエクスポートするには、次のステップを実行します。
ヒント:
実際のアプリケーション・ファイルをエクスポートするのみでなく、カスケード・スタイルシート、イメージ、スクリプト・ファイルなど、その他の関連ファイルもエクスポートする必要がある場合があります。
関連項目:
『Oracle Application Express管理ガイド』のデプロイ時のアプリケーションのビルド・ステータス・セットの変更に関する項
『Oracle Application Express管理ガイド』のランタイム環境にエクスポートされたアプリケーションのインストールに関する項
コンポーネントのエクスポート・ウィザードを使用して、共有コンポーネントまたはページ・コンポーネントを別のアプリケーションまたはワークスペースにエクスポートしたり、編集前にコンポーネントをバックアップしたり、別のOracle Application Expressインスタンスに対するパッチとして機能するエクスポートを作成したりできます。
共有コンポーネントまたはページ・コンポーネントをエクスポートするには、次のステップを実行します。
ワークスペースをエクスポートすることによって、ワークスペースを別のOracle Application Expressインスタンスに移動したりコピーできます。ワークスペースをエクスポートすると、Oracle Application Expressは、ユーザー、定義されたユーザー・グループ、チーム開発データ、ワークスペース・アーティファクト(SQLスクリプト、SQLコマンドの履歴、保存されたSQL、ユーザー・プリファレンス、開発者のログイン履歴、電子メール・ログおよびユーザー・インタフェースのデフォルトなど)のASCIIテキストのSQLスクリプトを作成します。
ワークスペースをエクスポートするには、次のステップを実行します。
警告:
異なるシステム上の単一のページをエクスポートおよびインポートすることは高度なデプロイ手法であり、次の制限事項があります。
両方のシステムに同じアプリケーションIDとワークスペースIDが指定されている必要があります。
両方のシステムに共有コンポーネントの同じIDが指定されている必要があります。
ページが新しい共有コンポーネントまたは更新された共有コンポーネントを参照する場合、それらの共有コンポーネントを最初にエクスポートおよびインポートする必要があります。
これらの制限事項が満たされない場合、インポートは失敗します。
アプリケーションのページをエクスポートするには、次のステップを実行します。
関連項目:
Webシートのエクスポート・ユーティリティを使用して、Webシート・アプリケーションを他のユーザーが使用できるようにします。
Webシート・アプリケーションをエクスポートするには、次のステップを実行します。
関連項目:
親トピック: アプリケーションのページのエクスポート
テーマのエクスポート・ユーティリティを使用して、Oracle Application Expressの1つの開発インスタンスからファイルにテーマをエクスポートします。
アプリケーション・テーマをエクスポートするには、次のステップを実行します。
プラグインのエクスポート・ユーティリティを使用して、Oracle Application Expressの1つの開発インスタンスからファイルにプラグインをエクスポートします。
エクスポート・ページからプラグインをエクスポートするには、次のステップを実行します。
関連項目:
この項では、ユーザー・インタフェースのデフォルト値をエクスポートする方法について説明します。
ユーザー・インタフェースのデフォルト値のエクスポートは、ターゲット・システムでの開発を予定している場合に便利です。ユーザー・インタフェースのデフォルト値は、表ディクショナリと属性ディクショナリの2つのカテゴリに分かれています。
表ディクショナリは、選択されたスキーマ内の表および列に固有です。これらのデフォルト値は、属性ディクショナリに定義されている値に優先して使用されます。
属性ディクショナリは、フォームとレポートの作成に使用する列についての属性のセットを含みます。定義は列名によって照合され、シノニムを使用することで特定の定義を複数の列間で共有できます。
ユーザー・インタフェースのデフォルト値をエクスポートする場合は、選択したディクショナリとスキーマに対するすべてのユーザー・インタフェースのデフォルト値が、1つのSQLコマンド・スクリプトにエクスポートされます。プロンプトが表示されたら、このファイルをハードディスク・ドライブに保存してください。このファイルには、アプリケーションのPL/SQL APIをコールして表のヒントを作成するAPIコールが含まれています。このファイルを使用して、ユーザー・インタフェースのデフォルト値を別のデータベースおよびOracle Application Expressインスタンスにインポートできます。
関連項目:
Oracle Application Express SQLワークショップ・ガイドのユーザー・インタフェースのデフォルト値の管理
親トピック: ユーザー・インタフェースのデフォルト値のエクスポート
エクスポート・ページからユーザー・インタフェースのデフォルト値をエクスポートするには、次のステップを実行します。
親トピック: ユーザー・インタフェースのデフォルト値のエクスポート
ユーザー・インタフェースのデフォルト値ページからユーザー・インタフェースのデフォルト値をエクスポートするには、次のステップを実行します。
親トピック: ユーザー・インタフェースのデフォルト値のエクスポート
フィードバックのエクスポート・ユーティリティを使用して、本番またはテスト・システムからのフィードバックを開発システムと同期します。開発システムは、ワークスペース情報の編集ページで設定されるワークスペース設定の「フィードバック同期のソース識別子」を使用することによって識別されます。開発システムからエクスポートする場合、エクスポート・プロセスには「デプロイメント・システム」という追加属性があり、更新されたフィードバックを同期するデプロイメント・システム(本番またはテスト)は、この属性で指定します。
チーム開発フィードバックをエクスポートするには、次のステップを実行します。
関連項目: