この項では、このマニュアルで説明するOracle TimesTen In-Memory Databaseリリース18.1の新機能を説明します。また、詳細情報へのリンクを示します。
このドキュメントはTimesTen Classicのみを対象としています。TimesTen Scaleoutの詳細は、Oracle TimesTen In-Memory Database Scaleoutユーザーズ・ガイドのTimesTen Scaleoutの前提条件およびインストールを参照してください
TimesTenは、macOSクライアントとLinux 32ビットのクライアントをサポートしています。詳細は、第4章「クライアントのみのインストール環境とインスタンス」を参照してください。
TimesTenではSolarisがサポートされており、Solarisに固有のオペレーティング・システムの前提条件があります。詳細は、「Solarisの前提条件」を参照してください。
SUSEの場合は、libncurses
をインストールしてください。詳細は、「オペレーティング・システムの前提条件」を参照してください。
インストール環境およびインスタンスに対する変更があります。詳細は、インストール環境およびインスタンスの概要を参照してください。
LinuxおよびUNIXでのインストール環境およびインスタンスの使用に関連する手順については、第2章「LinuxまたはUNIXでのTimesTen Classicのインストール」を参照してください。
Windowsでのインストール手順を確認するには、Windowsでのインストール環境およびインスタンスの管理およびWindowsでのインストール手順の概要を参照してください。
この表は、Linux、UNIXおよびmacOSホスト用のTimesTen Classicのメジャー・リリース(18.1
)と以前のリリースのインストール環境の違いをまとめたものです。
インストールの用語および処理 | 18.1リリース以降 | 18.1以前のリリース |
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ディストリビューション | Linux、UNIXおよびSolaris用の完全ディストリビューションがあります。この完全ディストリビューションには、クライアントが含まれます。macOSおよびLinux 32ビットには、クライアントのみのディストリビューションがあります。 |
|
インストール | インストール・ファイルは、ディストリビューションを解凍することによってインストールされます | インストールおよびインスタンスの処理は、インストーラを実行することによって1ステップで完了しました。 |
インスタンス | 完全インスタンスは、ttInstanceCreate ユーティリティの実行結果として起動されるデーモン・プロセスのセットです。
クライアントのみのインスタンスは、TimesTenクライアントを使用するために必要な一連の構成ファイルおよびその他のサポート・ファイルです。クライアントのみのインスタンスは、 |
インストールおよびインスタンスの処理は、インストーラを実行することによって1ステップで完了しました。 |
インストールの作成 | インスタンス管理者がディストリビューションを解凍します。 | インスタンス管理者は、ディストリビューション・ファイルを解凍して、インストーラを実行します。 |
インスタンスの作成 | インスタンス管理者は、ttInstanceCreate ユーティリティを実行します。LinuxおよびUNIX上のクライアントのみのインスタンスの場合は、ttInstanceCreate -clientonly オプションが必要です。macOSまたはLinux 32ビットでは、ttInstanceCreate -clientonly オプションは不要です。これらのプラットフォームの場合、使用できるオプションはTimesTenクライアントのみです。 |
インスタンスはインストール・プロセスの一部として作成されます。 |
インスタンスの変更 | インスタンス管理者は、ttInstanceModify ユーティリティを実行します。 |
インスタンス管理者は、ttmodinstall ユーティリティを実行します。 |
インスタンスの削除 | インスタンス管理者は、ttInstanceDelete ユーティリティを実行します。 |
インスタンス管理者は、-uninstall オプションを指定してインストーラを実行し、インスタンスおよびインストール環境を削除します。 |
インストール環境の削除 | インスタンス管理者はインストール・ツリーを手動で削除します。 | インスタンス管理者は、-uninstall オプションを指定してインストーラを実行し、インスタンスおよびインストール環境を削除します。 |
/info ディレクトリ |
/info ディレクトリは次のように分割されました。
|
1つの/info ディレクトリ |
TimesTenデーモンの構成ファイル | /conf/timesten.conf |
/info/ttendaemon.options |
PL/SQL | ファイルは常にディストリビューションに含まれており、インストール処理の一部として解凍されます。 | ファイルはインストール時に省略される可能性があります。 |
Windowsでは、インストール処理は変更されていません。インストール環境ごとに1つのインスタンスがあり、インスタンスはインストール時に自動的に作成されます。インスタンスはクライアントのみです