solaris - solaris ブランドゾーン
solaris ブランドは、brands(7) で説明されているブランドゾーンフレームワークを使用して、大域ゾーンにインストールされているものと同じソフトウェアがインストールされたゾーンを実行します。solaris ブランドを使用するときは、大域ゾーンとの間でシステムソフトウェアの同期が常に保たれている必要があります。ゾーン内のシステムソフトウェアパッケージは、イメージパッケージングシステムを使用して管理されます。
solaris ブランドは完全ルート非大域ゾーンモデルをサポートします。システムソフトウェアの必須パッケージおよび追加パッケージのすべてが、ゾーン固有のファイルシステムにインストールされます。ゾーンは独自の zfs(8) データセット上に存在する必要があり、ZFS のみがサポートされています。ZFS データセットは、ゾーンのインストール時または接続時に自動的に作成されます。ZFS データセットを作成できない場合、ゾーンのインストールや接続は行われません。
次の zonecfg(8) リソースおよびプロパティーは、solaris ブランドによってサポートされていません。
autoshutdown=suspend anet:id device:id net:id virtual-cpu anet:mac ib-vhca ib-vhca:port capped-memory:pagesize capped-memory:pagesize-policy
次に示すように、solaris ブランドに対してサポートされているプロパティーの固有のデフォルト値があります。
Resource Property Default Value
global zonepath /system/zones/%{zonename}
autoboot false
global-time false
ip-type exclusive
auto-shutdown shutdown
net configure-allowed-address true
anet mac-address auto
lower-link auto
link-protection mac-nospoof
The following zonecfg(8) resources and properties are supported by the live zone reconfiguration for solaris brand:
anet (with exceptions stated below) capped-memory dedicated-cpu device fs net (with exceptions stated below) pool scheduling-class zone.* rctls dataset
The following zonecfg(8) resources and properties are not supported by the live zone reconfiguration for solaris brand:
anet:allowed-address anet:configure-allowed-address anet:defrouter anet:evs anet:vport file-mac-profile fs-allowed hostid limitpriv global-time net:allowed-address net:configure-allowed-address net:defrouter npiv rootzpool tenant zpool
永続的な構成に一覧表示されているサポートされないリソースおよびプロパティーが、実行中のゾーンに適用された場合、そのリソースおよびプロパティーに加えたあらゆる変更は、ライブゾーン再構成によって無視されます。
ライブ構成にリストされているサポートされないリソースおよびプロパティーを変更するあらゆる試行は拒否されます。
For the list of solaris brand-specific subcommand options, see zoneadm(8).
solaris branded zones can be cold migrated to compatible hosts by using the zoneadm migrate command, as described in the zoneadm(8) man page.
For cold migration to work, the same services and packages must be configured as for the solaris-kz(7) brand cold migration.
Only zones on shared storage may be migrated.Supported storage URI types for migration are iscsi and lu.
The following auxiliary state (as shown by zoneadm list -is) is defined for this brand:
このゾーンはシステムに認識されていますが、その構成がありません。ゾーンの状態は常に不完全です。
次の例は、大域ゾーンのアーカイブを作成したあと、そのアーカイブを使用して非大域ゾーンを構成およびインストールする方法を示しています。インストールプロセスでは、大域ゾーンのイメージを、非大域ゾーンとして機能できるように変換します。このプロセスは一般に P2V (物理から仮想) と呼ばれています。
To ensure that the data in the archive does not become stale, applications running in the source zone should be stopped or the zone itself should be shut down before the archive is created.If neither of these is done, it may become necessary to synchronize application data after the zone is installed.
最初に、ソースシステムの復旧用のアーカイブを作成します。これは、ソースシステムに非大域ゾーンがインストールされていないことを前提としています。
web-1# archiveadm create --recovery /net/images/web-1.uar
Next, configure the zone on the target system using the configuration stored in the archive.It may be necessary to further customize it.zonecfg(8) の例を参照してください。
t4-1# zonecfg -z web-1 Use 'create' to begin configuring a new zone. zonecfg:web-1> create -a /net/images/web-1.uar zonecfg:web-1> set zonepath=/zones/web-1 zonecfg:web-1> exit
対話モードを使用しないことを優先する場合は、次のコマンドを使用できます。
t4-1# zonecfg -z web-1 "create -a /net/images/web-1.uar; \
set zonepath=/zones/web-1"
最後に、そのアーカイブからゾーンをインストールします。
t4-1# zoneadm -z web-1 install -a /net/images/web-1.uar
ソースシステムと新しくインストールしたゾーンの両方に同じ IP アドレスがあるか、その他の競合の可能性がある場合は、1 回につき、そのどちらかのみを実行するようにします。
使用例 2 統合されたアーカイブを使用したゾーンの移行To ensure that the data in the archive does not become stale, it is suggested that applications on the source zone are stopped or the zone is shut down before creating the archive.これを行わないと、ゾーンがインストールされたあとで、アプリケーションデータの同期化が必要になる場合があります。
最初に、そのゾーンの復旧用のアーカイブを作成します。これは大域ゾーンからもっともよく行われます。それがゾーン内で行われると、そのゾーンをアーカイブから構成できなくなります。
t4-1# archiveadm create -r -z web-1 /net/images/v2v/web-1.uar
次に、そのアーカイブを使用して、ターゲットシステムにゾーンを構成します。
t4-2# zonecfg -z web-1 create -a /net/images/v2v/web-1.uar
最後に、そのアーカイブからゾーンをインストールします。
t4-2# zoneadm -z web-1 install -a /net/images/v2v/web-1.uar
必ずソースシステムでゾーンをシャットダウンしてから、ターゲットシステムでそれをブートしてください。
属性についての詳細は、attributes(7) を参照してください。
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archiveadm(8), brands(7), zfs(8), zoneadm(8), zonecfg(8), zones(7)