インストール ガイド

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ALDSP インストールの準備

ALDSP をインストールする前に、対象となるシステムが最低限の要件を満たしていることを確認する必要があります。この章では、サポート対象のプラットフォーム、システムのハードウェアおよびソフトウェアの要件およびインストールの前提条件について説明します。また、インストールされる ALDSP コンポーネントについても簡単に説明します。

この章の内容は以下のとおりです。

注意 : ALDSP の旧製品名は Liquid Data です。製品、インストール パス、およびコンポーネントの一部のインスタンスが、旧製品名のままになっている場合があります。

 


インストールの概要

この節では、ALDSP のインストール手順について概説します。図 1-1 に手順の概要を示します。

図 1-1 インストール手順の概要

インストール手順の概要

手順 1: インストールの準備をします。

  1. ALDSP のインストールの準備として、サポート対象のプラットフォームおよびデータベースをチェックし、インストールの前提条件が満たされているかどうかを確認する必要があります。また、システムにどのようなコンポーネントがインストールされるかについて理解しておく必要もあります。ソフトウェアのインストールを準備するには、この章の以降の節に従って作業を完了してください。
  2. 旧バージョンの ALDSP をアンインストールします。詳細については、「ALDSP のアンインストール」を参照してください。
  3. 注意 : 旧バージョンをアンインストールしても、それ以前に作成した ALDSP プロジェクトやその他の Workshop プロジェクトは削除されません。

手順 2: ALDSP 3.0 をインストールします。

ALDSP ソフトウェアのインストールは、GUI モード (グラフィカルなインストーラ アプリケーションを使用するインストール モード) や、UNIX システムに適した対話形式のコンソール モード (ウィンドウ対応のグラフィック ワークステーションを使用しないインストール モード) で実施できます。また、もう 1 つの選択肢であるサイレント モードを使用すると、インストール オプションが指定されたインストーラ プロパティ ファイルを読み込み、それに基づいて Windows および UNIX システムに ALDSP をインストールすることもできます。

GUI モードの使用方法の詳細については、「GUI モードによる ALDSP のインストール」を参照してください。コンソール モードおよびサイレント モードの使用方法の詳細については、「コンソール モードまたはサイレント モードによる ALDSP のインストール」を参照してください。

手順 3: インストール後の作業を実施します。

インストール後には、インストールが正常に完了したかどうかを検証し、主要なコンポーネントへの Windows ショートカットおよび UNIX パスを確認できます。詳細については、「インストール後の作業」を参照してください。

 


サポート対象のコンフィグレーション

サポート対象のオペレーティング システム、DBMS ベンダ、およびその他のコンフィグレーションについては、「サポート対象のコンフィグレーション」を参照してください。

 


インストールの前提条件

ALDSP とともに、次の他のソフトウェアをインストールする必要があります。

WebLogic Server 9.2、Workshop for WebLogic 9.2 (WebLogic Platform 9.2) または Eclipse 3.2.2/WTP 1.5.4 のサポート対象バージョン。

高いパフォーマンスの ALDSP を確保するための、JRockit の最新 (JRockit version 5.0 R27.4 JDK) バージョン。

注意 : ALDSP 3.0 は、Eclipse 3.2.2/WTP 1.5.4 または Workshop for WebLogic 9.2 /10.1 のいずれかで実行する Data Services Studio を含みます。

デフォルトでは、Workshop for WebLogic 9.2 および Eclipse version 3.2.2 も ALDSP とともにインストールされます。ただし、Workshop for WebLogic 9.2 または Eclipse 3.2.2 がすでにインストールされていて、そのインスタンスを ALDSP で使用する場合、インストール時に、Workshop for WebLogic 9.2 または Eclipse ホーム ディレクトリのパスを指定します。ALDSP インストーラは、インストール用に同じインスタンスを使用します。

WebLogic Platform 9.2 コンポーネントは、次の BEA Evaluation Center から取得できます。


http://www.beasys.co.jp/evaluation/index.html
注意 : Windows 2000 を使用している場合、クラスパスの最大サイズを超過する場合があります。ALDSP をインストールする時に、<beahome> ディレクトリの名前を 4 文字以下、たとえば <bea> にしてインストールすることをお勧めします。

 


ALDSP インストールのコンポーネント

表 1-1 では、ALDSP が正常にインストールした後、インストールされるコンポーネントのリストを示します。

表 1-1 ALDSP インストールのコンポーネント
コンポーネント名
サブコンポーネント
ALDSP ランタイム

注意 : ランタイムのインストールは ALDSP に必須であり、他のコンポーネントをインストールするための前提条件とします。

  • ALDSP ランタイムと XQuery エンジン
  • コンフィグレーション フレームワーク
  • ALDSP Administration Console
  • ALDSP 基本のドメイン テンプレート

注意 : WebLogic Server 9.2 MP2 は ALDSP ランタイムの前提条件とします。

ALDSP IDE およびクライアント ツール
  • Common workshop 10.2 プラグイン
  • ALDSP IDE プラグイン
  • ALDSP Microsoft Excel アドイン
  • Workshop for Weblogic 9.2 共通コンポーネント
  • AquaLogic Sync および AquaLogic Enterprise Registry ブラウザと AquaLogic ツール共通コンポーネント。

注意 : Data Services Studio (Eclipse 3.2.2/WTP 1.5.4) または Workshop for WebLogic 10.2 は ALDSP ツールの前提条件とします。

ALDSP のサンプル
  • サンプル ドメイン
  • サンプル ドメインにすでにデプロイしたサンプル プロジェクト。
  • 小売データスペースのサンプル アプリケーション

ALDSP をインストールすると、有効な評価ライセンスが自動的にインストールされます。

コンフィグレーション済みサンプル ドメイン

ALDSP を完全インストールすると、表 1-2 に示すコンフィグレーション済みサンプル ドメインが提供されます。

表 1-2 ALDSP のコンフィグレーション済みサンプル ドメインとサンプル サーバの起動コマンド
プラットフォーム
各ドメインでの Windows および UNIX の起動パス
説明
Windows
[スタート|すべてのプログラム|<BEA Products>
| Examples |Start Examples Server]
または
次のいずれかの場所から startWebLogic.cmd を実行します。
<bea_home>\aldsp_3.0\samples\domains\aldsp\
または
<bea_home>\aldsp_3.0\samples\domains\aldsp\bin
Windows でサンプル サーバを起動する。
Windows で ALDSP のサンプル サーバを起動する。
UNIX
次のいずれかの場所から startWebLogic.sh を実行します。

<bea_home>/aldsp_3.0/samples/domains/aldsp/

または
<bea_home>/aldsp_3.0/samples/domains/aldsp/bin
UNIX で ALDSP サンプル サーバを起動する。

注意 : <bea_home> は、ALDSP インストールのホーム ディレクトリで、<BEA Products> は、ALDSP インストールのルートです。

ドメインの詳細については、WebLogic Platform ドキュメントの「コンフィグレーション ウィザードの使い方」を参照してください。

インターナショナライゼーションのサポート

ALDSP はインターナショナライズされており、基底データ ソースのマルチバイト データをサポートしています。ALDSP は、基底データベースが日本語ロケールで稼動している場合は日本語文字セットで機能します。


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