AquaLogic Service Bus Console の使い方

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アラート送り先

この節の内容は以下のとおりです。

アラート送り先の概要

アラート送り先リソースは、AquaLogic Service Bus からのアラート通知を受信できる受信者のリストを取り込みます。一般的なシステム モニタ コンテキストでは AquaLogic Service Bus により生成されたアラートは、限られたユーザのセットに対して非常に有用です。AquaLogic Service Bus では、指定されたコンテキストに応じて、それぞれのアラート送り先リソースに受信者のセットが含まれるよう設定できます。アラート送り先は、メッセージ フローで設定されたアラート アクション、および SLA アラート ルールで使用されます。アラート送り先には、1 つまたは複数の送り先のタイプ (コンソール、レポート データ ストリーム、SNMP トラップ、電子メール、JMS キュー、JMS トピック) を含めることができます。電子メールおよび JMS 送り先の場合は、送り先リソースに電子メール アドレスまたは JMS URI のリストをそれぞれ含めることができます。

アラート送り先は、サービスのアラート コンフィグレーション全体で再利用できます。

詳細については、「アラート」を参照してください。

以下の表は [リソース ブラウザ] モジュールと [プロジェクト エクスプローラ] モジュールでアクセスできるアラート送り先のページをまとめたものです。各ページに関連するタスクとヘルプ トピックを確認できます。

表 6-1 アラート送り先ページ、タスク、およびヘルプ トピック
ページ
関連タスク
ヘルプ トピック
アラート送り先の概要
アラート送り先のリストの表示。アラート送り先名とアラート送り先のパスが表示される。
アラート送り先のフィルタ
アラート送り先の削除
新しいアラート送り先リソースの作成
新しいアラート送り先の追加
アラート送り先の詳細
アラート送り先の詳細の表示
アラート送り先の詳細の編集

アラート送り先の表示と検索

[アラート送り先の概要] ページでは、アラート送り先のリストを表示できます。まだアラート送り先を作成しておらず、これから作成する場合は、[プロジェクト エクスプローラ] で新しいアラート送り先リソースを作成します。作成方法については、「新しいアラート送り先の追加」を参照してください。アラート送り先は、AquaLogic Service Bus のアラート通知用の送り先アドレスです。詳細については、「アラート送り先の概要」を参照してください。

アラート送り先を表示および検索するには
  1. 左側のナビゲーション ペインで、[リソース ブラウザ] の下にある [アラート送り先] を選択します。[アラート送り先の概要] ページが表示されます。各アラート送り先について以下の情報が表示されます。
  2. 表 6-2 アラート送り先の詳細
    プロパティ
    説明
    名前
    アラート送り先のリソース名。この名前は [アラート送り先の詳細] ページにリンクされている。詳細については、「アラート送り先の詳細の表示と変更」を参照。
    パス
    このパスは、プロジェクト名、およびアラート送り先が格納されるフォルダの名前になります。このリソースを含むプロジェクトまたはフォルダへのリンクである。詳細については、「プロジェクトの詳細の表示」または「フォルダの詳細の表示」を参照。
    オプション
    [削除] アイコンをクリックすると、特定のアラート送り先を削除できる。詳細については、「アラート送り先の削除」を参照。

  3. 特定のアラート送り先を検索するには、以下のいずれかの操作を行います。
    • アラート送り先名でフィルタする。[名前] フィールドと [パス] フィールドに、検索対象の名前とパスを入力してから、[検索] をクリックします。このパスは、プロジェクト名、およびアラート送り先が格納されるフォルダの名前になります。検索条件に一致するアラート送り先が表示されます。
    • リストをソートする。ソート可能なカラムには昇順と降順のボタンが表示されます (この場合は [名前] カラムと [パス] カラム)。このボタンをクリックしてソート順を変更します。
    • ページをスクロールする。右下隅のコントロールを使用します。ページを移動するには、ページ番号を選択するか、次のページ、前のページ、最初のページ、または最後のページに移動する矢印ボタンを使用します。
    • 注意 : 検索操作後、[すべて表示] をクリックすると、すべてのアラート送り先が再度表示されます。

関連トピック

アラート送り先の詳細の表示と変更

アラート送り先の削除

新しいアラート送り先の追加

新しいアラート送り先の追加

[アラート送り先の作成] ページでアラート送り先リソースを作成できます。アラート送り先は、AquaLogic Service Bus のアラート通知用の送り先アドレスです。詳細については、「アラート送り先の概要」を参照してください。

新しいアラート送り先を追加するには
  1. まだセッションを作成していない場合は、左側のナビゲーション ペインで、[Change Center] の下にある [作成] をクリックして、現在のコンフィグレーションに変更を加えるための新しいセッションを作成します。詳細については、「Change Center の使用」を参照してください。
  2. 左側のナビゲーション ペインで、[プロジェクト エクスプローラ] を選択します。[プロジェクト ビュー] ページが表示されます。
  3. アラート送り先を追加するプロジェクトを選択します。アラート送り先はプロジェクトに直接追加するか、またはプロジェクトに存在する選択されたフォルダに追加できます。
  4. 注意 : フォルダを選択するには、フォルダ名をクリックします。[フォルダ ビュー] ページが表示されます。
  5. [プロジェクト ビュー] ページまたは [フォルダ ビュー] ページの [リソースの作成] フィールドで、[アラート送り先] を選択します。[アラート送り先の作成] ページが表示されます。
  6. [リソース名] フィールドにこのアラート送り先のユニークな名前を入力します。このフィールドは必須です。
  7. [リソースの説明] フィールドにアラート送り先の説明を入力します。
  8. このアラート送り先リソースに含める送り先として、以下のいずれかまたはすべてを選択します。
    • [コンソール] : [コンソール] を指定すると、アラートは実行時に ALSB コンソールに送信されます。これらのアラートは、モニタのダッシュボードで表示できます。
    • [SNMP トラップ] : [SNMP トラップ] を指定すると、アラートは SNMP トラップとして送信され、サードパーティのエンタープライズ管理システム (EMS) で処理できます。
    • [レポート] : [レポート] を指定すると、アラートは ALSB の [レポート] モジュールに送信され、カスタム レポート プロバイダを使用して取得できます。カスタム レポート プロバイダは、AquaLogic Service Bus でレポート API プロバイダを使用して開発できます。これにより、カスタム Java コードを使用して、サードパーティがアラートを受信および処理できます。
  9. アラート送り先リソース定義に、電子メール受信者を追加します。電子メール受信者の追加の詳細については、「電子メール受信者の追加」を参照してください。
  10. アラート送り先リソース定義に JMS 送り先を追加します。JMS 送り先の追加方法については、「JMS 送り先の追加」を参照してください。
  11. アラート送り先を保存する場合は、[保存] をクリックします。すべての情報が適切な形式で入力されていれば、新しいアラート送り先がリソース リストに追加されます。
注意 : 新しいアラート送り先は現在のセッションに保存されます。コンフィグレーションに対する変更が完了したら、左側のナビゲーション ペインで、[Change Center] の下にある [アクティブ化] をクリックします。セッションが終了し、コンフィグレーションがランタイムにデプロイされます。また、セッション中はいつでも [破棄] をクリックすることができ、現在のセッションでこれまでに加えた変更を取り消すことができます。

関連トピック

電子メールおよび JMS 受信者の追加

アラート送り先の表示と検索

アラート送り先の詳細の表示と変更

アラート送り先の削除

リソースの作成

 


電子メールおよび JMS 受信者の追加

複数の電子メールおよび JMS 受信者をアラート送り先に追加することができます。電子メール送り先を追加する前に、SMTP サーバをコンフィグレーションする (「SMTP サーバの追加」を参照) か、または、WebLogic Server で JavaMail セッションをコンフィグレーションする (『Administration Console オンライン ヘルプ』の「JavaMail へのアクセスのコンフィグレーション」を参照) 必要があります。

この節の内容は以下のとおりです。

電子メール受信者の追加

注意 : 電子メール受信者を追加する前に、SMTP サーバ リソースをコンフィグレーションするか、または、WebLogic Server で JavaMail セッションをコンフィグレーションする必要があります。SMTP サーバ リソースまたは JavaMail セッションがコンフィグレーションされ、使用可能になっていない場合、電子メール受信者をコンフィグレーションできません。
電子メール受信者を追加するには
  1. [アラートを電子メールで送信] を選択し、[追加] をクリックします。[追加 電子メール受信者] ページが表示されます。
  2. [メール URI] フィールドに、電子メール受信者を次の形式で入力します。
  3. mailto:username@hostname
    

    このフィールドは必須です。

注意 : ユーザ名とホスト名の組み合わせをカンマ区切りリストの形式で入力すると、複数の電子メール受信者を指定できます。
注意 : mailto:username@hostname [,username_1@hostname_1]...[,username_n@hostname_n]
注意 : 最初のメール受信者にのみ、「mailto:」というプレフィックスが必要です。
  1. [SMTP サーバ] フィールドで、送信電子メールの SMTP サーバの名前を選択します。次の手順でメール セッションを選択する場合、このフィールドは必須ではありません。
  2. [メール セッション] フィールドで、使用可能なメール セッションを選択します。前の手順で SMTP サーバを選択した場合、このフィールドは必須ではありません。
  3. [送信元の名前] フィールドにアラート通知の送信者の名前を入力します。このフィールドは省略可能です。
  4. [送信元アドレス] フィールドに有効な電子メール アドレスを入力します。[送信元の名前] フィールドに値を指定した場合、このフィールドは必須です。
  5. [返信先の名前] フィールドに返信先の名前を入力します。このフィールドは省略可能です。
  6. [返信先アドレス] フィールドに返信先の電子メール アドレスを入力します。[返信先の名前] フィールドに値を指定した場合、このフィールドは必須です。
  7. [接続タイムアウト] フィールドに、タイムアウトまでに接続がサーバからの応答を待つ秒数を入力します。デフォルト値は 0 です。
  8. [要求エンコーディング] フィールドに、文字セットのエンコーディング値を入力します。デフォルトのエンコーディング値は、iso-8859-1 です。
  9. [保存] をクリックします。このアラート送り先の電子メール受信者のリストに、電子メール受信者が追加されます。

JMS 送り先の追加

JMS 送り先を追加するには
  1. [JMS 送り先にアラートを送信] を選択し、[追加] をクリックします。[追加 JMS 送り先] ページが表示されます。
  2. 送り先の URI フィールドに、JMS 送り先の URI を次の形式で入力します。
  3. jms://host:port/factoryJndiName/destJndiName
    

    このフィールドは必須です。

  4. [送り先の種類] で、[キュー] または [トピック] を適宜に選択します。
  5. [メッセージの種類] で、[バイト] または [テキスト] を選択します。
  6. [要求エンコーディング] フィールドに、文字セットのエンコーディング値を入力します。デフォルトのエンコーディング値は、UTF-8 です。
  7. [保存] をクリックします。このアラート送り先に含める JMS 送り先のリストに、JMS 送り先が追加されます。

アラート送り先の詳細の表示と変更

[アラート送り先の詳細] ページには、特定のアラート送り先の詳細情報が表示されます。アラート送り先は、AquaLogic Service Bus のアラート通知用の送り先アドレスです。詳細については、「アラート送り先の概要」を参照してください。

アラート送り先の詳細を表示および変更するには
  1. アラート送り先を検索します。詳細については、「アラート送り先の表示と検索」を参照してください。
  2. アラート送り先名をクリックします。[アラート送り先の詳細] ページには、アラート送り先に関する以下の情報が表示されます。
  3. 表 6-3 アラート送り先のコンフィグレーションの詳細
    プロパティ
    説明
    リソース名
    アラート送り先の名前と、アラート送り先が存在するパス。
    最終変更者
    このアラート送り先を作成または編集したユーザ。
    最終変更日
    ユーザがこのアラート送り先を作成または編集した日時。
    参照先
    このアラート送り先が参照するオブジェクトの数。該当する参照がある場合は、リンクをクリックするとオブジェクトのリストが表示される。詳細については、「参照の表示」を参照。
    参照元
    このアラート送り先を参照するオブジェクトの数。該当する参照がある場合は、リンクをクリックするとオブジェクトのリストが表示される。詳細については、「参照の表示」を参照。
    説明
    このアラート送り先の説明 (説明が存在する場合)。
    全般的なコンフィグレーション
    [コンソール] : このアラートの送り先がコンフィグレーションされたときに送り先として [コンソール] オプションが指定されたかどうかが [はい] または [いいえ] で示される。
    [SNMP トラップ] : このアラートの送り先がコンフィグレーションされたときに送り先として [SNMP トラップ] オプションが指定されたかどうかが [はい] または [いいえ] で示される。
    [レポート] : このアラートの送り先がコンフィグレーションされたときに送り先として [レポート] オプションが指定されたかどうかが [はい] または [いいえ] で示される。
    [電子メールと JMS] : 電子メール受信者または JMS 送り先、あるいはその両方がコンフィグレーションされている場合は、それらのリストが表示される。

  4. セッションの作成または編集をまだ行っていない場合は、左側のナビゲーション ペインで、[Change Center] の下にある [作成] をクリックして新しいセッションを作成するか、[編集] をクリックして既存のセッションに入り、現在のコンフィグレーションを変更します。詳細については、「Change Center の使用」を参照してください。
  5. [コンソール]、[SNMP トラップ]、または [レポート] の選択を変更できます。
  6. 電子メールの送り先を編集するには、[電子メール] 内で、編集する電子メール受信者のオプションの下にある編集アイコン をクリックします。[編集 電子メール受信者] ページが表示されます。このページの情報を編集するには、「電子メールおよび JMS 受信者の追加」の内容に従います。
  7. JMS 送り先を編集するには、[JMS] 内で、編集する JMS 送り先のオプションの下にある編集アイコン をクリックします。[編集 JMS 送り先] ページが表示されます。このページの情報を編集するには、「電子メールおよび JMS 受信者の追加」の内容に従います。
  8. アラート送り先を更新する場合は、[保存] をクリックします。アラート送り先が更新されます。[アラート送り先の概要] ページが表示されます。
注意 : 更新したアラート送り先は現在のセッションに保存されます。コンフィグレーションに対する変更が完了したら、左側のナビゲーション ペインで、[Change Center] の下にある [アクティブ化] をクリックします。セッションが終了し、コンフィグレーションがランタイムにデプロイされます。また、セッション中はいつでも [破棄] をクリックすることができ、現在のセッションでこれまでに加えた変更を取り消すことができます。

関連トピック

新しいアラート送り先の追加

アラート送り先の表示と検索

アラート送り先の削除

アラート送り先の削除

[アラート送り先の概要] ページでアラート送り先リソースを削除できます。アラート送り先は、AquaLogic Service Bus のアラート通知用の送り先アドレスです。詳細については、「アラート送り先の概要」を参照してください。

注意 : AquaLogic Service Bus の他のリソースによって参照されているアラート送り先は削除できません。このようなリソースの場合は、[削除] アイコン ではなく、赤い X 印の付いた [削除] アイコン が表示されます。
アラート送り先を削除するには
  1. まだセッションを作成していない場合は、左側のナビゲーション ペインで、[Change Center] の下にある [作成] をクリックして、現在のコンフィグレーションに変更を加えるための新しいセッションを作成します。詳細については、「Change Center の使用」を参照してください。
  2. 左側のナビゲーション ペインで、[リソース ブラウザ] の下にある [アラート送り先] を選択します。[アラート送り先の概要] ページが表示されます。
  3. 削除するアラート送り先の [オプション] フィールドにある [削除] アイコン をクリックします。
  4. アラート送り先がリストから削除されます。

    注意 : 必要に応じて、このリソースの削除を取り消すことができます。詳細については、「タスクの取り消し」を参照してください。

    アラート送り先は現在のセッションで削除されます。コンフィグレーションに対する変更が完了したら、左側のナビゲーション ペインで、[Change Center] の下にある [アクティブ化] をクリックします。セッションが終了し、コンフィグレーションがランタイムにデプロイされます。また、セッション中はいつでも [破棄] をクリックすることができ、現在のセッションでこれまでに加えた変更を取り消すことができます。

関連トピック

アラート送り先の表示と検索

新しいアラート送り先の追加

アラート送り先の詳細の表示と変更


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