AquaLogic Service Bus Console の使い方

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レポート

この節の内容は以下のとおりです。

レポートの概要

[レポート] モジュールの使用を開始する前に、まず [プロジェクト エクスプローラ] モジュールでプロキシ サービスを作成したうえで、[リソース ブラウザ] モジュールでそのプロキシ サービスのメッセージ フローにレポート アクションを追加する必要があります。

レポートの詳細については、AquaLogic Service Bus のユーザーズ ガイドの「レポート」を参照してください。

以下の表は [レポート] モジュールでアクセスできるページをまとめたものです。個々のタスクおよび関連するヘルプのトピックを確認できます。

表 23-1 レポート ページ、タスク、およびヘルプ トピック
ページ
関連タスク
ヘルプ トピック
メッセージ レポートの概要
メッセージのリストの表示
メッセージのリストのフィルタ
メッセージの詳細を表示
指定メッセージの詳細の表示
メッセージのパージ
メッセージの削除

メッセージの表示と検索

[メッセージ レポートの概要] ページでは、レポート メッセージのリストを表示できます。このページには最大で 100 件のメッセージを表示できます。

注意 : [レポート] モジュールの使用を開始する前に、まず [プロジェクト エクスプローラ] モジュールでプロキシ サービスを作成したうえで、[プロジェクト エクスプローラ] または [リソース ブラウザ] モジュールでそのプロキシ サービスのメッセージ フローにレポート アクションを追加する必要があります。
メッセージを表示および検索するには
  1. 左側のナビゲーション ペインで、[レポート] を選択します。[メッセージ レポートの概要] ページが表示され、メッセージごとに以下の情報が表示されます。各プロパティの詳細については、「メッセージの詳細の表示」を参照してください。
  2. 表 23-2 メッセージ (レポート) の概要の詳細
    プロパティ
    説明
    レポート インデックス
    [メッセージの詳細を表示] ページへのリンク。詳細については、「メッセージの詳細の表示」を参照。
    レポート インデックスは、メッセージ コンテキスト変数からキー識別子を抽出する場合に使用するキー値ペアである。キーはメッセージをフィルタする場合に使用すると便利である。キー値ペアを追加するには、レポート アクションを使用する。詳細については、「アクションの追加」を参照。
    DB タイムスタンプ
    メッセージがデータベースに追加された日時。
    着信サービス
    メッセージに関連付けられている着信サービス。このサービスは [プロキシ サービスの詳細の表示] ページへのリンク。詳細については、「プロキシ サービスの表示と変更」を参照。
    エラー コード
    このメッセージに関連付けられているエラー コード (ある場合)。
    エラー コードは、エラーを発生させるアクションをコンフィグレーションするときに指定する。詳細については、「エラー メッセージと処理」および「プロキシ サービスへのエラー処理の追加」を参照。

  3. 特定のメッセージを検索するには、[フィルタ] をクリックします。追加のフィールドが表示されます。
  4. 以下の 1 つまたは複数の手順を実行して、フィルタ パラメータを設定します。
  5. 表 23-3 メッセージのフィルタ パラメータ
    処理
    手順
    時間パラメータでのフィルタ
    期間を設定する。
    1. [開始日] ラジオ ボタンと [終了日] ラジオ ボタンをクリックする。
    2. [開始日] フィールドで、月、日、年、および時間を選択する。
    3. [終了日] フィールドで、月、日、年、および時間を選択する。
    または、直近のメッセージを検索するパラメータを選択することもできる。
    1. [期間] ラジオ ボタンを選択する。
    2. [期間] フィールドに日数を入力してから、時間と分を選択する。
    サービス名でのフィルタ
    [着信サービス名] フィールドにサービス名を入力する。
    エラー コードでのフィルタ
    [エラー コード] フィールドにエラー コードを入力する。
    レポート インデックスでのフィルタ
    [レポート インデックス] フィールドに レポート インデックスを入力する。これらは、このプロキシ サービスのレポート アクションをコンフィグレーションする際に定義したキーと値の組み合わせである。この検索は、文字列検索となる。

    注意 : サービス名、エラー コード、レポート インデックスの各フィールドでは、ワイルドカード検索を使用できます。
    注意 : [フィルタを閉じる] をクリックすることで、いつでもフィルタ フィールドを非表示にすることができます。
  6. [検索] をクリックします。設定したフィルタ パラメータに該当するメッセージが表示されます。フィルタ結果として表示できる最大メッセージ数は 1000 です。
  7. 以下のいずれかを実行します。
    • [リセット] をクリックしてから、[フィルタ] をクリックして、新しいフィルタを開始する。
    • [フィルタを閉じる] をクリックして、フィルタ フィールドを非表示にする。
注意 : 以下の方法でもメッセージを検索できます。

関連トピック

レポートの概要

レポート

メッセージのパージ

レポート (AquaLogic Service Bus のユーザーズ ガイド)

メッセージの詳細の表示

[メッセージの詳細を表示] ページでは、個々のメッセージの詳細を確認できます。

メッセージの詳細を表示するには
  1. 対象のメッセージを検索します。詳細については、「メッセージの表示と検索」を参照してください。
  2. レポート インデックスをクリックします。
  3. [メッセージの詳細を表示] ページに以下の全般的なコンフィグレーション情報が表示されます。

    表 23-4 メッセージのコンフィグレーション パラメータ
    プロパティ
    説明
    メッセージ ID
    このメッセージのユニークな ID。
    データベース タイムスタンプ
    このメッセージがデータベースに登録された日時。
    ロギングの時刻
    このメッセージのログが記録された日時。
    サーバ名
    このメッセージが生成されたサーバの名前。
    状態
    このメッセージが生成されたパイプラインの状態。
    REQUEST - レポート アクションが要求パイプラインで実行されることを示す。
    RESPONSE - レポート アクションが応答パイプラインで実行されることを示す。
    ERROR - アクションがサービスレベルのエラー ハンドラで実行されていることを示す。
    ノード名
    このメッセージが生成されたパイプラインのノード名。
    パイプライン名
    このメッセージが生成されたパイプラインの名前。
    ステージ名
    このメッセージが生成されたステージの名前。

    このページには、以下の着信サービス情報が表示されます。

    表 23-5 着信サービスの詳細
    プロパティ
    説明
    名前
    このメッセージに関連付けられている着信プロキシ サービス。これは [プロキシ サービスの詳細の表示] ページにリンクされている。詳細については、「プロキシ サービスの表示と変更」を参照。
    URI
    プロキシ サービスに関連付けられている URI。
    操作
    このメッセージに関連付けられている着信操作。

    このページには以下の発信サービス情報が表示されます。

    表 23-6 発信サービスの詳細
    プロパティ
    説明
    名前
    このメッセージに関連付けられている発信ビジネス サービス。これは [ビジネス サービスの詳細の表示] ページにリンクされている。詳細については、「ビジネス サービスの表示と変更」を参照。
    URI
    発信ビジネス サービスのエンド ポイントの URI。
    操作
    発信サービスで呼び出される操作の名前。

    このページには、以下のレポート インデックス情報が表示されます。

    表 23-7 レポート インデックスの詳細
    プロパティ
    説明
    レポート インデックス テキスト
    レポート インデックスは、メッセージ コンテキスト変数からキー識別子を抽出する場合に使用するキー値ペアである。キーはメッセージをフィルタする場合に使用すると便利である。キー値ペアを追加するには、レポート アクションを使用する。詳細については、「アクションの追加」を参照。

    このページには、以下のエラー情報が表示されます。

    表 23-8 エラー情報の詳細
    プロパティ
    説明
    エラー コード
    このメッセージに関連付けられているエラー コード (ある場合)。
    エラー コードは、エラーを発生させるアクションをコンフィグレーションするときに指定する。詳細については、「エラー メッセージと処理」および「プロキシ サービスへのエラー処理の追加」を参照。
    理由
    エラー コードの理由。
    詳細
    エラー コードに関連付けられているエラーの詳細。このような詳細情報 (存在する場合) は通常、特定のエラーが発生した場所のスタック トレースであり、データベースのサイズ制限に合わせて切り捨てられる場合がある。上限は 2,048 文字。

    このページには、以下のレポート本文情報が表示されます。

    表 23-9 レポート本文の詳細
    プロパティ
    説明
    レポート本文テキスト
    このリンクをクリックすると、別のブラウザが開き、レポート本文の詳細が表示される。レポートの本文テキストは、レポート アクションで式を使用して取り込む。詳細については、「アクションの追加」のレポート アクションに関する手順を参照。

  4. 特定のメッセージの詳細を見終えたら、[OK] をクリックします。

関連トピック

レポートの概要

メッセージの表示と検索

メッセージのパージ

レポート (AquaLogic Service Bus のユーザーズ ガイド)

メッセージのパージ

[メッセージのパージ] ページでは、選択したメッセージをレポート データストアからパージできます。

メッセージのパージはバックグラウンドで行われるので、パージが行われている間に [メッセージ レポートの概要] ページがロックされることはありません。このため、完了するまでに時間のかかるパージも行うことができます。所要時間はパージする必要のあるメッセージ数によって変わります。ただし、レポート メッセージのフィルタを行うと、パージ プロセスが遅くなります。一部のデータのパージが完了していないために、[メッセージ レポートの概要] ページに誤ったデータが表示されることがあります。

注意 : メッセージのパージは、プロジェクトの設計段階とテスト段階で役立つ機能です。ただし、プロダクション環境では、データベース内のデータの管理 (パージを含む) は、データベース管理者がデータベース管理ツールを使用して行うことをお勧めします。

パージの詳細については、AquaLogic Service Bus のユーザーズ ガイドの「レポート」を参照してください。

レポート データストアからメッセージをパージするには
  1. 左側のナビゲーション ペインで、[レポート] の下にある [メッセージのパージ] を選択します。
  2. 以下のいずれか 1 つを実行します。
  3. 表 23-10 メッセージのパージ オプション
    処理
    手順
    全メッセージのパージ
    1. [すべてのメッセージのパージ] ラジオ ボタンを選択する。
    2. [送信] をクリックする。
    特定期間に該当するメッセージのパージ
    1. [パージ元] ラジオ ボタンと [パージ先] ラジオ ボタンをクリックする。
    2. [パージ元] フィールドで、月、日、年、および時間を選択する。
    3. [パージ先] フィールドで、月、日、年、および時間を選択する。
    4. [送信] をクリックする。

関連トピック

レポートの概要

メッセージの表示と検索

メッセージの詳細の表示


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