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Oracle Application Server アップグレードおよび互換性ガイド
10g リリース2(10.1.2) for Microsoft Windows
B15833-03
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A コンポーネントのアップグレード処理リファレンス

この付録では、中間層の各コンポーネントおよびInfrastructureインストールのアップグレード処理について詳細に説明します。OracleAS Upgrade Assistantでは、中間層のアップグレード処理のみを実行します。Infrastructureのアップグレード処理は、アップグレードが必要なコンポーネントの個々のスクリプトによって実行します。この付録の内容は、次のとおりです。

A.1 中間層のアップグレード処理

この項では、各コンポーネントをアップグレードする際のOracleAS Upgrade Assistantの処理動作について説明します。説明する動作の順番は、必ずしも実際に実行される順番ではありません。順番が既知の場合、あるいは重要となる場合は、処理の順序が数字付きの手順として示されます。インストール・タイプ(つまり含まれるコンポーネント)によっては、実行されない処理があります。

A.1.1 Oracle Process Manager and Notification Server(OPMN)のアップグレード処理

Oracle Process Manager and Notification Serverをアップグレードする際にOracleAS Upgrade Assistantが実行する手順は、次のとおりです。

  1. 次のファイルが10g リリース2(10.1.2)形式に変換されます。

    SOURCE_ORACLE_HOME¥opmn¥conf¥opmn.xml
    
    
  2. 変換されたopmn.xmlファイルと、アップグレード先Oracleホームのopmn.xmlファイルがマージされます。

    マージの実行中に、gid="dcm-daemon"を含むノード以外のすべてのカスタム・ノードがOracleAS Upgrade Assistantによってopmn.xmlに移動されます。

A.1.1.1 Oracle Process Manager and Notification Server(OPMN)のアップグレード・アイテム

OPMNのアップグレード処理では、次のファイルが変更またはコピーされます。

A.1.2 インスタンス構成データのアップグレード処理

インスタンス構成データをアップグレードする際にOracleAS Upgrade Assistantが実行する手順は、次のとおりです。

  1. ソースのOracleホームから、次の構成ファイルがロードされます。

    SOURCE_ORACLE_HOME¥config¥asschema.xml
    
    
  2. ソースOracleホームのファイルのバージョンと、アップグレード先Oracleホームのファイルのバージョンが比較されます。

  3. ソースOracleホームファイルで見つかった差分が、アップグレード先Oracleホームファイルに書き込まれます。

A.1.2.1 インスタンス構成のアップグレード・アイテム

次のファイルは、インスタンス構成データのアップグレード処理で変更されます。

DESTINATION_ORACLE_HOME¥config¥iasschema.xml

A.1.3 Oracle Application Server Containers for J2EE(OC4J)のアップグレード処理

Oracle Application Server Containers for J2EE(OC4J)のアップグレード処理には、次の手順があります。

  1. OracleAS Upgrade Assistantによって、ソースOracleホームに接続する別のプロセスが作成されます。

  2. そのプロセスは、Distributed Configuration Managementリリースを使用して、アップグレード対象のインスタンスを調べます。

  3. Distributed Configuration Managementによって、ソースOracleホームにあるアプリケーションをデプロイするインスタンスのリストが作成されます。ここでは、次のファイルで定義されたOC4J_PortalなどのOracle固有のOC4Jインスタンスは無視されます。

    SOURCE_ORACLE_HOME¥j2ee¥deploy.ini*
    
    

    それらのインスタンスは、OC4Jアップグレードの候補となります。

  4. Distributed Configuration Managementによって、リストされたアプリケーションのEARファイルのリストが作成されます。

  5. OracleAS Upgrade Assistantによって、アップグレードされたファイルのバックアップが作成され、接尾辞preUpgradeが付きます。必要に応じて、一意のファイル名を作成するために整数が付加されます。たとえば、filename.preUpgrade.1となります。

  6. OracleAS Upgrade Assistantによって、principals.xmldata-sources.xmljazn-data.xmlおよびjazn.xmlがアップグレード先Oracleホームにコピーされます。

  7. oc4j.propertiesファイルで定義されたプロパティが、SMI APIを使用してopmn.xmlファイルに追加されます。

  8. OracleAS Upgrade AssistantによってEARファイルが再作成され、アップグレード先Oracleホームに再デプロイされます。この手順で、OracleAS Upgrade Assistantは、アプリケーションのapplication-deploymentsディレクトリにあるorion固有のファイルをすべて検索します。さらに、principals.xmlおよびjazn-data.xmlなどの、アプリケーション固有の構成ファイルも検索します。

  9. Distributed Configuration Managementによって、mod_oc4j.confが、デプロイされた各アプリケーションに関連するマウント・ポイントで更新されます。

A.1.3.1 OC4Jのアップグレード・アイテム

OC4Jのアップグレード処理では、次のファイルが変更されます。

DESTINATION_ORACLE_HOME¥j2ee¥<name of OC4J instance>¥config¥principals.xml
DESTINATION_ORACLE_HOME¥j2ee¥<name_of_OC4J_instance>¥config¥data-sources.xml
DESTINATION_ORACLE_HOME¥j2ee¥<name of OC4J instance>¥config¥jazn.xml
DESTINATION_ORACLE_HOME¥j2ee¥<name of OC4J instance>¥config¥jazn-data.xml
DESTINATION_ORACLE_HOME¥Apache¥Apache¥conf¥mod_oc4j.conf

また、次の変更も行われます。

A.1.4 Oracle HTTP Serverのアップグレード処理

Oracle HTTP Server(OHS)をアップグレードする際にOracleAS Upgrade Assistantが実行する手順は、次のとおりです。

A.1.4.1 OHSのアップグレード・アイテム

OHSのアップグレード処理では、次のファイルが変更またはコピーされます。

DESTINATION_ORACLE_HOME¥Apache¥Apache¥conf¥httpd.conf
DESTINATION_ORACLE_HOME¥Apache¥Apache¥conf¥mod_oc4j.conf
DESTINATION_ORACLE_HOME¥Apache¥Apache¥conf¥mod_osso.conf
DESTINATION_ORACLE_HOME¥Apache¥Apache¥oradav¥conf¥moddav.conf
DESTINATION_ORACLE_HOME¥Apache¥Apache¥conf¥osso¥osso.conf

さらに、次のようにファイルが変更されます。

A.1.5 Oracle Application Server Web Cacheのアップグレード処理

Oracle Application Server Web Cacheのアップグレード時にOracleAS Upgrade Assistantが実行する手順は、次のとおりです。

  1. ソースOracleホームで、webcache.xmlおよびinternal.xmlが検出されます。

  2. 構成データがソースOracleホームのwebcache.xmlからアップグレード先Oracleホームのwebcache.xmlファイルに移動されます。このwebcache.xmlファイルは、Oracleホームの次のディレクトリにあります。

    ORACLE_HOME¥webcache¥webcache.xml
    
    
  3. エラー・ページおよびWalletファイルが、ソースOracleホームからアップグレード先Oracleホームにコピーされます。


    注意:

    Oracle9i AS リリース2(9.0.2)で、イベント・ログのディレクトリの場所をカスタマイズした(webcache.xmlファイルのACCESSLOG LOGDIRプロパティで指定)場合、このカスタマイズ内容はアップグレードされない点に注意してください。 


A.1.5.1 Oracle Application Server Web Cacheのアップグレード・アイテム

Oracle Application Server Web Cacheのアップグレード処理には、次のファイルおよびディレクトリが含まれます。

DESTINATION_ORACLE_HOME¥webcache¥webcache.xml
DESTINATION_ORACLE_HOME¥webcache¥docs¥
DESTINATION_ORACLE_HOME¥webcache¥wallets¥
A.1.5.1.1 Walletファイルのアップグレード

OracleAS Upgrade Assistantによって、WalletがソースOracleホームからアップグレード先Oracleホームにコピーされることによって、Walletがアップグレードされます。ソースOracleホーム以外の場所にあるWalletは、コピーする必要がありません。

Oracle Application Server Web Cacheでは複数のリスニング・ポートを設定でき、各ポートに異なるWalletを設定できます。オリジナル・サーバーに接続する際は、他のWallet(次の例の(OSWALLET)を使用できます。

例A-1    アップグレード後のOracle Application Server Web CacheのWalletの構成

<LISTEN IPADDR="ANY" PORT="4445" PORTTYPE="NORM" SSLENABLED="SSLV3_V2H">
      <WALLET>DESTINATION_ORACLE_HOME¥webcache¥wallets¥subdir1</WALLET>
</LISTEN>
 <LISTEN IPADDR="ANY" PORT="4447" PORTTYPE="NORM" SSLENABLED="SSLV3_V2H">
        <WALLET>¥some¥other¥path¥wallets¥default</WALLET>
 </LISTEN>
    ......
    ......
        <OSWALLET>DESTINATION_ORACLE_HOME¥webcache¥wallets¥default</OSWALLET>

この例では、Oracle Application Server Web Cacheは3つのWalletを使用しています。最初および3番目のWalletは、ソースOracleホームにあります。最初のWalletは、次のディレクトリにコピーされます。

DESTINATION_ORACLE_HOME¥webcache¥wallets¥subdir1

3番目のWalletは、次のディレクトリにコピーされます。

DESTINATION_ORACLE_HOME¥webcache¥wallets¥default

2番目のWalletは、Oracleホームに存在していないためコピーされません。アップグレード後、webcache.xmlのWalletは元のディレクトリを指し示します。


注意:

通常Webサイトでは第1のリスナーとしてWeb Cacheが設定されています。その場合、Oracle HTTP Serverのリスニング・ポートは、アップグレード後にWeb Cacheの同じポート値と同期化する必要があります。4.6.3項「Oracle HTTP Serverのアップグレードの完了」を参照してください。 


A.1.6 mod_plsqlのアップグレード処理

mod_plsqlをアップグレードする際にOracleAS Upgrade Assistantが実行する手順は、次のとおりです。

A.1.6.1 mod_plsqlのアップグレード・アイテム

mod_plsqlのアップグレード処理には、次のファイルが含まれます。

DESTINATION_ORACLE_HOME¥Apache¥modplsql¥conf¥dads.conf
DESTINATION_ORACLE_HOME¥Apache¥modplsql¥conf¥cache.conf
DESTINATION_ORACLE_HOME¥Apache¥modplsql¥conf¥plsql.conf
DESTINATION_ORACLE_HOME¥Apache¥oradav¥conf¥oradav.conf

A.1.7 Oracle Enterprise Manager 10g のアップグレード処理

Oracle Enterprise Manager 10g のアップグレード時にOracleAS Upgrade Assistantが実行する手順は、次のとおりです。

  1. このディレクトリの次のファイルで、ファイル内のターゲットに関連するポート・エントリが調査されます。

    SOURCE_ORACLE_HOME¥sysman¥emd¥targets.xml
    
    
  2. targets.xmlファイルのポート・エントリが、アップグレード先Oracleホームの対応するポート・エントリに置き換えられます。

A.1.7.1 Oracle Enterprise Manager 10g のアップグレード・アイテム

Oracle Enterprise Manager 10g のアップグレード処理では、次のファイルが変更されます。

DESTINATION_ORACLE_HOME¥sysman¥emd¥targets.xml

A.1.8 Oracle Application Server Web Services UDDI Registryのアップグレード処理

「Portal and Wireless」インストール・タイプのインストールでは、Oracle Universal InstallerおよびOracleAS Upgrade Assistantによって次の手順が実行されます。

  1. 次の手順で使用するため、OracleAS Upgrade Assistantによって、ソースOracleホームの次のディレクトリからuddiserver.configファイルが抽出されます。

    SOURCE_ORACLE_HOME¥ds¥uddi¥config
    
    
  2. OracleAS Upgrade Assistantによって、uddiserver.configファイルのプロパティが抽出され、アップグレード先Oracleホームのuddiserver.configファイルに適用されます。

A.1.8.1 Oracle Application Server Web Services UDDI Registryのアップグレード・アイテム

Oracle Application Server Web Services Registryのアップグレード処理では、次のファイルが変更されます。

SOURCE_ORACLE_HOME¥ds¥uddi¥config¥uddiserver.config


注意:

Oracle Application Server Web Servicesのアップグレード前に、リポジトリ・データベース・スキーマがアップグレードされなかった場合、Oracle Application Server Web ServicesのUDDI Registryは9.0.2.3互換性モードで実行されます。

新しい構成を有効にするには、アップグレード後にUDDIアプリケーションを再起動する必要があります。

10g リリース2(10.1.2)のuddiserver.configファイルのパスは、Oracle9i ASリリース2(9.0.2)のパスとは異なります。

Oracle9i AS リリース2(9.0.2)では、次のパスが使用されていました。

¥ds¥uddi¥config¥uddiserver.config

Oracle Application Server 10g リリース2(10.1.2)では、次のパスになります。

¥uddi¥config¥uddiserver.config
 

A.1.9 Oracle Ultra Searchのアップグレード処理

Oracle Ultra Searchのアップグレード時にOracleAS Upgrade Assistantが実行する手順は、次のとおりです。

  1. ソースOracleホームで、data-sources.xmlファイルが検出されます。

  2. data-sources.xmlファイルが、SOURCE_ORACLE_HOMEからDESTINATION_ORACLE_HOMEにコピーされます。

A.1.9.1 Oracle Ultra Searchのアップグレード・アイテム

Oracle Ultra Searchのアップグレード処理では、次のファイルが変更されます。

DESTINATION_ORACLE_HOME¥j2ee¥OC4J_Portal¥config¥data-sources.xml

A.1.10 OracleAS Portal中間層のアップグレード処理

OracleAS Portal中間層をアップグレードする際にOracleAS Upgrade Assistantが実行する手順は、次のとおりです。

A.1.10.1 OracleAS Portalのアップグレード・アイテム

OracleAS Portalのアップグレード処理では、次のファイルが変更されます。

ソース中間層のOracleホームにある次のディレクトリに作成されたすべてのサブディレクトリは、アップグレード先中間層のOracleホームにコピーされます。

j2ee¥OC4j_PORTAL¥applications¥portalTools¥omniPortlet¥
     WEB-INF¥providers¥omniPortlet

また、インストール処理の一部としてではなく、ソースOracleホームの次のディレクトリに作成されたすべてのファイルおよびディレクトリは、アップグレード先Oracleホームにコピーされます。

A.1.11 Oracle Application Server Wirelessのアップグレード処理

Oracle Application Server Wirelessのアップグレード処理で実行される手順は、次のとおりです。

  1. リリース2(9.0.2)のOracleAS Metadata Repositoryを使用しているOracle Application Server リリース2(9.0.2)のインスタンスをアップグレードする場合、最初のOracleAS Wireless中間層のインストール時に、OracleAS Wireless Configuration Assistantによって、OracleAS Metadata RepositoryのOracleAS Wirelessスキーマが10g (9.0.4)にアップグレードされます。

    その後、第7章の説明に従って、Metadata Repository Upgrade Assistant(MRUA)を使用して、OracleAS Wireless 10g (9.0.4)スキーマを10g リリース2(10.1.2)にアップグレードできます。

  2. OracleAS Upgrade Assistantによって、リスナー・フックおよびカスタマイズされたフォルダ・レンダラなどのランタイム・カスタマイズ・クラスが、ソースOracleホームからアップグレード先Oracleホームにコピーされます。

    A.1.11.1項「Oracle Application Server Wirelessのアップグレード・アイテム(リストA)」を参照してください。

  3. OracleAS Upgrade Assistantによって、OracleAS Wirelessスタンドアロン・プロセスのプロセス構成情報が、Oracle Application Server Wirelessのソース中間層からOracleAS Wireless 10g リリース2(10.1.2)中間層にコピーされ、それに従って10g リリース2(10.1.2)中間層が構成されます。

    A.1.11.2項「Oracle Application Server Wirelessのアップグレード・アイテム(リストB)」を参照してください。

    OracleAS WirelessのJavaプロセスの構成情報は、OracleAS Metadata RepositoryのOracleAS Wirelessスキーマに格納されます。10g リリース2(10.1.2)へのアップグレード中、OracleAS Upgrade AssistantはOracleAS Wirelessスキーマに追加エントリを作成し、ソース中間層のプロセス構成情報を10g リリース2(10.1.2)中間層にコピーします。

    これらのプロセスは10g リリース2(10.1.2)のOracle Process Manager and Notification Server(OPMN)によって管理されるため、OracleAS Wireless中間層のOPMN構成もアップグレードされます。


    注意:

    OracleAS WirelessのJavaプロセスのアップグレードについて、次の点に注意してください。

    リリース2(9.0.2)では、プロセス情報はノードごとに固有です。10g リリース2(10.1.2)では、Oracleホーム固有になります。そのため、1つのノードに複数のリリース2(9.0.2)中間層がある場合はアップグレード処理によって、すべてのリリース2(9.0.2)の情報がアップグレードされる10g リリース2(10.1.2)のインスタンスにコピーされます。

    Webサイト内のインスタンス名は、一意にする必要があります。アップグレード時には、コピーされるプロセスの名前に数字を付加することによって一意になります。

    リリース2(9.0.2)のプロセスに加えて、アップグレードされた10g リリース2(10.1.2)には10g リリース2(10.1.2)で導入された新しいプロセス・タイプが含まれます。

    プロセス・タイプ「アラート・エンジン」は、「通知エンジン」という名前に変更されました。「インダストリアル・デバイス・ポータル」(リリース2(9.0.2))および「PIM通知ディスパッチャ」(Oracle Collaboration Suiteバージョン1)の各プロセスは古いタイプであるため、アップグレードされません。 


A.1.11.1 Oracle Application Server Wirelessのアップグレード・アイテム(リストA)

Oracle Application Server Wirelessのアップグレード処理の第1フェーズでは、次のファイルが変更されます。

DESTINATION_ORACLE_HOME¥wireless¥server¥classes¥*.class
DESTINATION_ORACLE_HOME¥wireless¥server¥classes¥*.properties

さらに、10g (9.0.4)からのアップグレードの場合は、アップグレード時に次の追加ファイルも変更されます。

DESTINATION_ORACLE_HOME¥wireless¥config¥iaswcfg.xml

A.1.11.2 Oracle Application Server Wirelessのアップグレード・アイテム(リストB)

Oracle Application Server Wirelessのアップグレード処理の第2フェーズでは、次のファイルが変更されます。

DESTINATION_ORACLE_HOME¥opmn¥conf¥opmn.xml

A.1.12 Oracle Business Intelligence Discovererのアップグレード処理

Oracle Business Intelligence Discovererのアップグレード時にOracleAS Upgrade Assistantが実行する手順は、次のとおりです。

A.1.12.1 Oracle Business Intelligence Discovererのアップグレード・アイテム

Oracle Business Intelligence Discovererのアップグレード処理では、次のファイルが変更されます。

A.1.13 Oracle Application Server Forms Servicesのアップグレード処理

OracleAS Upgrade AssistantがOracleAS Forms Servicesのアップグレード時に実行するタスクは、次のとおりです。

  1. OracleAS Forms ServicesのEARファイル(A.1.13.1項「OracleAS Forms Servicesのアップグレード・アイテム(リストA)」を参照)のユーザー配置からユーザー定義の構成ファイルを抽出し、ソースOracleホームのこの構成と、アップグレード先OracleホームのOracleAS Forms Servicesサーブレットの内容に基づいて新しいEARファイルを生成します。その後、OracleAS Upgrade Assistantによって、新しく生成されたEARファイルがアップグレード先Oracleホームにデプロイされます。

  2. A.1.13.2項「OracleAS Forms Servicesのアップグレード・アイテム(リストB)」に示すソースOracleホームのファイルからユーザー情報を抽出し、アップグレード先Oracleホームのファイルのバックアップを(.preUpgradeという接尾辞を付けて)作成した後、抽出したユーザー情報をアップグレード先Oracleホームのアイテムにマージします。

  3. A.1.13.3項「OracleAS Forms Servicesのアップグレード・アイテム(リストC)」に示すファイルを、ソースOracleホームのファイルであることを示す接尾辞を付けて、ソースOracleホームからアップグレード先Oracleホームへコピーします。

  4. アップグレード先Oracleホームで、A.1.13.4項「OracleAS Forms Servicesのアップグレード・アイテム(リストD)」に示すファイルのバックアップを(.preUpgradeという接尾辞を付けて)作成し、それらのファイルをソースOracleホームからアップグレード先Oracleホームへコピーし、それらのファイル内のパスを、アップグレード先Oracleホームを指すように変更します。

次の項では、Oracle Application Server Upgrade AssistantによってアップグレードされるOracleAS Forms Servicesのアイテムについて説明します。

A.1.13.1 OracleAS Forms Servicesのアップグレード・アイテム(リストA)

ソースOracleホーム内のOC4J_BI_Forms OC4Jインスタンス内のOracleAS Forms Services EARファイル(forms90app.ear)のユーザー配置

A.1.13.2 OracleAS Forms Servicesのアップグレード・アイテム(リストB)

A.1.13.3 OracleAS Forms Servicesのアップグレード・アイテム(リストC)

SOURCE_ORACLE_HOME/forms90/search_replace.properties

SOURCE_ORACLE_HOME/forms90/converter.properties

A.1.13.4 OracleAS Forms Servicesのアップグレード・アイテム(リストD)

A.1.13.5 アップグレードされないformsweb.cfgファイル内のパラメータ

OracleAS Forms Servicesをアップグレードすると、OracleAS Upgrade Assistantによってformsweb.cfgファイルの内容がアップグレードされますが、このファイル内の次のエントリはアップグレードされません。

jinit_download_page
jinit_classid
jinit_exename
jinit_mimetype
jpi_download_page
jpi_classid
jpi_codebase
jpi_mimetype

A.1.13.6 10g リリース2(10.1.2.0.2)でのOracleAS Forms Servicesのファイル名、ディレクトリ名、URLおよび変数名の変更

OracleAS Forms Services 10g リリース2(10.1.2.0.2)では、OracleAS Forms Servicesの多くのファイル、環境変数、パスおよびディレクトリが変更されています。

表A-1に、名前の変更を示します。OracleAS Upgrade Assistantは、アップグレード中にユーザー定義の構成内の古い名前を新しい名前に置き換えます。

表A-1    10g リリース2(10.1.2.0.2)でのOracleAS Forms Servicesのファイル名、ディレクトリ名、URLおよび変数名の変更 
リリース2(9.0.2)および10g (9.0.4)の名前  10g リリース2(10.1.2.0.2)の名前  説明 

http://host.port/forms90 

http://host.port/forms 

OracleAS Forms ServicesにアクセスするためのデフォルトURL 

ORACLE_HOME¥forms90 

ORACLE_HOME¥forms 

OracleAS Forms Services構成ファイルのデフォルト・ディレクトリ 

forms90app.ear 

formsapp.ear 

OracleAS Forms Services EARファイル 

forms90.conf 

forms.conf 

OracleAS Forms Services Oracle HTTP Server構成ファイル 

f90all.jar 

frmall.jar 

OracleAS Forms ServicesクライアントのJARファイル 

f90all_jinit.jar 

frmall.jinit.jar 

OracleAS Forms ServicesクライアントのJARファイル 

f90generic_laf.jar 

frmgeneric.jar 

OracleAS Forms ServicesクライアントのJARファイル 

f90main.jar 

frmmain.jar 

OracleAS Forms ServicesクライアントのJARファイル 

f90oracle_laf.jar 

frmoracle_laf.jar 

OracleAS Forms ServicesクライアントのJARファイル 

f90resources.jar 

frmresources.jar 

OracleAS Forms ServicesクライアントのJARファイル 

f90srv.jar 

frmsrv.jar 

OracleAS Forms ServicesサーブレットのJARファイル 

i90servlet 

Iservlet 

リスナー・サーブレットの別名 

f90servlet 

frmservlet 

OracleAS Forms Servicesのデフォルトの別名 

g90runm.sh 

graphicsrun.sh 

グラフィック統合スクリプト 

A.1.14 Oracle Application Server Reports Servicesのアップグレード処理

Oracle Application Server Reports Servicesのアップグレード時にOracleAS Upgrade Assistantが実行する手順は、次のとおりです。

A.1.14.1 Oracle Application Server Reports Servicesのアップグレード・アイテム

Oracle Application Server Reports Servicesのアップグレード処理では、次のファイルが変更されます。

A.2 Infrastructureのアップグレード処理

この項では、Infrastructureのアップグレード処理について説明します。Infrastructureのコンポーネントと機能については、第7章「OracleAS Metadata Repositoryのアップグレード」および第5章「Identity Managementサービスのアップグレード」で説明されています。

この項では、次の項目について説明します。

A.2.1 Identity Managementのアップグレード処理

Identity ManagementのコンポーネントであるOracle Application Server Single Sign-OnおよびOracle Internet Directoryは、Oracle Universal Installerによってアップグレードされます。アップグレード可能な構成は2つあります。1つは「分散」で、Oracle Application Server Single Sign-OnおよびOracle Internet Directoryが別々のコンピュータに存在し、それぞれに独自のメタデータ・リポジトリが含まれる場合です。もう1つは「非分散」で、Oracle Application Server Single Sign-OnおよびOracle Internet Directoryが1つのコンピュータ上のメタデータを共有する場合です。

アップグレード処理は、それぞれのシナリオでOracle Universal Installerによって対話的に実行されます。Oracle Universal Installerはアップグレードする構成を検出し、必要な情報を表示して適切な構成ツールを起動します。

ソースおよびアップグレード先の構成は、次の図で示されています。

A.2.2 Metadata Repository Containerスキーマのアップグレード処理

Metadata Repository Containerのアップグレード・スクリプトは、Metadata Repository Upgrade Assistant(MRUA)によって実行されます。Metadata Repository Upgrade Assistantのこの部分の手順では、Metadata Repositoryの新しいスキーマに対するサポートが追加され、Oracle Internet Directoryエントリが更新されます。スクリプトは、実行される際の資格証明に応じて1つまたは両方の機能を実行します。

Metadata Repository Containerスキーマのアップグレード・フェーズで、MRUAによって実行される手順は、次のとおりです。

  1. Oracleホームが、リリース2(9.0.2)または10g (9.0.4) Infrastructureであるかが確認されます。いずれのリリースでもない場合、プロセスはエラーを報告して終了します。

  2. Metadata Repositoryデータベースに接続します。接続できない場合、プロセスは終了します。

  3. データベースのリリースがサポートされているリリースであるかが確認されます。サポートされていない場合、プロセスはエラーを報告して終了します。

  4. スキーマwcrsysocaoraoca_publicipwk_testおよびinternet_appserver_registry(ユーザー名および対応する表領域と同じパスワードが設定される)、および表領域ias_metawcrsys_tsocatsip_dtip_rtip_idxip_lob OLTS_SVRMGSTOREoltsbattrstoreが作成されます。表領域またはユーザーの作成に失敗した場合、プロセスはエラーを報告して継続します。

  5. すべてのスキーマが正常に作成された場合、新しいスキーマが正常に作成されたことを示すメッセージが標準出力に書き込まれます。

Metadata Repository ContainerのOracle Internet Directoryエントリのアップグレード処理で実行される手順は、次のとおりです。

  1. ORACLE_HOME環境変数が設定されているかどうかが確認されます。設定されていない場合、プロセスはエラーを報告して終了します。

  2. Oracleホームが、リリース2(9.0.2)または10g (9.0.4) Infrastructureであるかが確認されます。いずれのリリースでもない場合、プロセスはエラーを報告して終了します。

  3. ユーザー名とパスワードにoca/ocaoraoca_publicおよびwcrsys/wcrsysを使用してメタデータ・リポジトリ・データベースに接続します。(これらは、Oracle Internet Directoryエントリの更新前に、MRUAによって実行されるスキーマ作成処理の第1フェーズで作成されている必要があります。)それらのすべてのユーザーに接続できなかった場合、プロセスはエラーを報告して終了します。

  4. ユーザーのパスワードがランダム化されます。

  5. ランダム化されたパスワードを使用して、Oracle Internet Directoryおよび新しいスキーマのエントリに必要なセキュリティ・エントリがすべて作成されます。

  6. Metadata Repositoryユーザーのパスワードが変更されます。

  7. Oracle Internet Directoryエントリの作成とランダム化されたパスワードの更新が正常に行われた場合、OIDエントリが正常に更新されたことを示すメッセージが標準出力に書き込まれます。

A.2.3 ProcessConnectのアップグレード処理

ProcessConnectのアップグレード処理では、ProcessConnectスキーマが作成されます。

A.2.4 Oracle Application Server Certificate Authorityのアップグレード処理

Oracle Application Server Certificate Authority(OCA)は、OracleAS Identity Managementコンポーネントです。

OCAファイルは、Oracle Universal InstallerによってOracleAS Identity Managementのアップグレード手順の一部およびOracle Application Server Certificate Authorityとしてアップグレードされます。

10g (9.0.4)のOracleAS Identity Managementのアップグレード時に、Oracle Universal Installerを使用してOCAをアップグレードすると、パスワード・ストア、Wallet、電子メールおよび画面のカスタマイズ済テンプレートおよびカスタム・ポリシーが、ソースOracleホームから新しいOracleホームにコピーされます。

また、アップグレードされたOCAは、OracleAS Single Sign-Onに登録され、Oracle HTTP Serverに追加された後、Distributed Configuration Management(DCM)に登録されます。OCAによって発行されたすべての証明書の証明書使用タイプは、リリース2(10.1.2)の新しい証明書使用タイプに変更され、いくつかの新しいOCA構成パラメータが追加されます。

リリース2(9.0.2)からのアップグレードの場合、Metadata Repository Upgrade Assistant(MRUA)を使用してOCAスキーマを新規作成できます。これは、OCAがリリース2(9.0.2)のOracle Application Serverコンポーネントとして使用できないためです。

A.2.5 Oracle Ultra Searchスキーマのアップグレード処理

Oracle Ultra Searchスキーマのアップグレード処理で実行される手順は、次のとおりです。データベースをアップグレードする場合、これらの手順のほとんどはDatabase Upgrade Assistant(DBUA)によって実行されることに注意してください。

A.2.5.1 Oracle Ultra Searchスキーマのアップグレード・アイテム

Oracle Ultra Searchスキーマのアップグレード処理では、次のものが変更されます。

A.2.6 OracleAS Portalスキーマのアップグレード処理

OracleAS Portalスキーマのアップグレード処理(upgrade.plスクリプト)で実行される手順は、次のとおりです。

  1. アップグレード処理を続行する必要があることを確認するために、一連の事前チェックが実行されます。

  2. OracleAS Portal表のサブセットが、ダンプ・ファイルにエクスポートされます。

  3. アップグレードを開始する前に、無効なオブジェクトがすべて表示されます。(この段階では、OracleAS Portalパッケージはすべて有効である必要があります。)

  4. OracleAS PortalとOracle Internet Directoryとの同期が一時停止されるように、すべてのプロビジョニング・プロファイルが無効化されます。

  5. OracleAS PortalスキーマのDBMSジョブが無効化されます。これらのジョブは、アップグレードの最後に再び使用可能になります。

  6. OracleAS Portalスキーマのすべての表で収集された統計が削除されます。OracleAS Portalでサポートされる統計は、アップグレードの後半で収集されます。

  7. 必要に応じて、OWAパッケージがインストールされます。


    注意:

    この手順は、OWAパッケージの現行リリースが、最新のリリースではない場合にのみ実行されます。この手順によって、OWAパッケージに依存するインスタンスのすべてのパッケージが無効化されます。特に、そのインスタンスのすべてのOracleAS Portalスキーマにある、ほとんどのOracleAS Portalパッケージが無効化されます。このため、場合によってはアップグレード後に、関係する他のスキーマのパッケージを再コンパイルする必要があります。アップグレード・スクリプトでは、アップグレードされるPortalスキーマのパッケージのみが再コンパイルされます。 


  8. 新しいリリースのOracleAS Portal Javaオブジェクトがスキーマにロードされます。

  9. すべての言語のすべての製品メッセージが削除されます。

  10. 以前にインストールしたすべての言語の、最新の製品メッセージがすべてロードされます。


    注意:

    アップグレード前に製品メッセージが変更された場合、変更内容を手動で再適用する必要があります。 


  11. スキーマが変更され、すべてのOracleAS Portalパッケージがコンパイルされます。

  12. アップグレード時に作成された一時表がエクスポートされます。

  13. 無効な非OracleAS Portalオブジェクトが再コンパイルされます。この手順以降で、無効な非Oracle9i AS Portalオブジェクトが残っている場合は、警告が発行されます。

  14. 致命的コンパイル・エラーがない場合、OracleAS Portalのリリースが更新されます。

  15. OracleAS PortalとOracle Internet Directory間の同期が再開されるように、すべてのプロビジョニング・プロファイルが有効化されます。

  16. アップグレード・ログ・ファイルでエラーおよび警告が検索され、見つかった内容が表示されます。エラーがない場合は、成功メッセージが表示されます。

A.2.6.1 OracleAS Portalスキーマのアップグレード・アイテム

次のスキーマは、OracleAS Portalの一部です。アップグレード時には、Portalスキーマのみが変更されます。

A.2.7 Oracle Application Server Web Services UDDI Registryスキーマのアップグレード処理

Oracle Application Server Web Servicesスキーマのアップグレード・スクリプトwuru9023.sql(UDDI 9.0.2.3パッチが適用されたOracle Application Server リリース2(9.0.2)で使用)によって、次の手順が実行されます。

Oracle Application Server Web Servicesスキーマのアップグレード・スクリプトwuru9023.sql(Oracle Application Serverリリース2(9.0.2)で使用)によって、次の手順が実行されます。

A.2.7.1 Oracle Application Server Web Servicesスキーマのアップグレード・アイテム

Oracle Application Server Web Servicesスキーマのアップグレード処理では、次のものが変更されます。

A.2.8 Webクリッピングのアップグレード処理

Webクリッピングは新しいコンポーネントであるため、中間層またはInfrastructureにおける他のアップグレード処理に依存しません。アップグレード処理によって、新しい表および制約の作成、ファンクションおよびプロシージャを使用したパッケージの定義、ランダム化されたデータによる表の生成が行われます。

A.2.8.1 Webクリッピング・スキーマのアップグレード・アイテム

Webクリッピング・スキーマのアップグレード処理では、WCRSYSスキーマが作成されます。

A.2.9 Oracle Application Server Wirelessスキーマのアップグレード処理

MRUAは、10g (9.0.4)のOracleAS Wirelessスキーマを10g リリース2(10.1.2)にアップグレードしますが、リリース2(9.0.2)のOracleAS Wirelessスキーマはアップグレードできません。

そのため、10g (9.0.4)からのアップグレードの場合、またはリリース2(9.0.2)からのアップグレードでOracleAS Wirelessが構成されていない場合に、MRUAはOracleAS Wirelessスキーマを正しくアップグレードします。

ただし、リリース2(9.0.2)からのアップグレードで、OracleAS Wirelessがリリース2(9.0.2)中間層に構成されている場合は、MRUAを実行してOracleAS Metadata Repositoryを10g リリース2(10.1.2)にアップグレードする前に、OracleAS Wireless 10g リリース2(10.1.2)をインストールし構成する必要があります。

関連項目:

7.3.3項「OracleAS Wirelessスキーマのアップグレードについて」 


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