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Oracle Application Server アップグレードおよび互換性ガイド
10g リリース2(10.1.2) for Microsoft Windows
B15833-03
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7 OracleAS Metadata Repositoryのアップグレード

この章では、Oracle Application Server Metadata Repositoryのアップグレード方法について説明します。OracleAS Metadata Repositoryをアップグレードする主な手順は、次の項で説明します。

7.1 タスク1: OracleAS Metadata Repositoryをホスティングするデータベースのアップグレード

OracleAS Metadata Repositoryをアップグレードするには、リポジトリをホスティングするデータベースが10g リリース2(10.1.2)でサポートされているリリースにアップグレードされている必要があります。

次の項で、OracleAS Metadata Repositoryデータベースをアップグレードする方法について詳細に説明します。

7.1.1 OracleAS Metadata Repositoryデータベース要件のサマリー

OracleAS Metadata Repositoryをホスティングするデータベースは、次のいずれかのサポートされているリリースである必要があります。

7.1.2 OracleMetaLinkによる、最新のOracle Application Serverソフトウェア要件の取得

このマニュアルに記載されているOracle Application Server 10g リリース2(10.1.2.0.2)のソフトウェア要件は、このマニュアルが製造用にリリースされた時点で正確なものでした。Oracle Application Server 10g リリース2(10.1.2.0.2)に必要なデータベース・リリースを含むソフトウェア要件の最新情報は、OracleMetaLinkを参照してください。

http://metalink.oracle.com/

OracleMetaLinkにログインした後、「Certify and Availablility」をクリックします。表示されるWebページから、製品別、プラットフォーム別および製品の高可用性別に最新の証明書を表示できます。

7.1.3 OracleAS Metadata Repositoryデータベースのアップグレード・パスの決定

OracleAS Metadata Repositoryデータベースに選択するアップグレード・パスは、OracleAS Metadata Repositoryデータベースがシード・データベースかOracleAS Metadata Repository Creation Assistantデータベースかによって異なります。

関連項目:

1.1.3項「シード・データベースかOracleAS Metadata Repository Creation Assistantデータベースかの判断」 

データベースがシード・データベースかOracleAS Metadata Repository Creation Assistantデータベースかを判断した後、アップグレード・パスの決定を開始できます。

図7-1に、シード・データベースまたはOracleAS Metadata Repository Creation Assistantデータベースをアップグレードする際の開始点のサマリーを示します。

図7-1    データベースのアップグレード・パスの決定


画像の説明

関連項目:

OracleAS Metadata Repositoryデータベース要件の最新情報の入手方法については、7.1.2項「OracleMetaLinkによる、最新のOracle Application Serverソフトウェア要件の取得」を参照してください。 

7.1.4 Oracle Universal Installerによるシード・データベースのアップグレード

OracleAS Metadata Repositoryがシード・データベースにあり、そのシード・データベースがリリース2(9.0.2)または10g (9.0.4)のApplication Serverのインストール手順で作成された場合は、Oracle Universal Installerおよび10g リリース2(10.1.2)のインストール手順を使用してOracleAS Metadata Repositoryデータベースをアップグレードできます。

このデータベース・アップグレード方法は、Oracle Universal Installerによってデータベースのアップグレードが自動的に行われるため、最も簡単な方法です。


注意:

Oracle Universal Installerを使用してOracleAS Metadata Repositoryデータベースをアップグレードすると、インストーラによってDatabase Upgrade Assistant(DBUA)が起動されます。

DBUAでは、データベースのアップグレードに非常に長い時間がかかる場合があります。データベースのアップグレードにかかる時間については、3.3項「システム停止時間の計画」を確認し、適切に計画してください。 


Oracle Universal Installerを使用してOracleAS Metadata Repositoryデータベースをアップグレードする方法については、次の項を参照してください。

7.1.4.1 Oracle Universal Installerを使用したシード・データベースのアップグレードの概要

図7-2に、10g リリース2(10.1.2)のインストール手順の最初の数画面を示します。この図は、10g リリース2(10.1.2)をインストールして既存のOracleAS Metadata Repositoryをアップグレードするために、どのようにして適切なインストール・タイプを選択するかを示しています。

図に示すように、すでに同じ場所に配置されたInfrastructureのOracleAS Identity Managementをアップグレードした場合、OracleAS Metadata Repositoryをホスティングするデータベースはサポートされるリリースにアップグレード済です。

一方、OracleAS Metadata Repositoryが異なる場所に配置されたInfrastructure内に存在する場合は、詳細について7.1.4項「Oracle Universal Installerによるシード・データベースのアップグレード」を参照してください。

図7-2    Oracle Universal InstallerによるOracleAS Metadata Repositoryデータベースのアップグレード


画像の説明

7.1.4.2 異なる場所に配置されたInfrastructureにおける10g (9.0.4)のOracleAS Metadata Repositoryシード・データベースのアップグレード

10g リリース2(10.1.2)のインストール手順を使用して異なる場所に配置されたInfrastructureのOracleAS Metadata Repositoryデータベースをアップグレードする場合は、Oracle Universal Installerの標準のインストール画面を使用して次のタスクを実行します。

OracleAS Metadata Repositoryが同じ場所に配置されたInfrastructureに存在する場合は、Oracle Universal InstallerによるOracleAS Identity Managementのアップグレード中にデータベースが自動的にアップグレードされます。

  1. Oracle Ultra Searchを使用している場合は、データベースをアップグレードする前に、7.1.8項「Oracle Ultra Search使用時のデータベース・アップグレードに関する考慮事項」を参照してください。

  2. OracleAS Identity Managementインストールのサービスを使用しているすべての中間層を停止します。

  3. OracleAS Metadata Repositoryデータベースおよびデータベース・リスナーが起動され、実行中であることを確認します。

  4. 10g (9.0.4)のインストールを実行したオペレーティング・システム・ユーザーとして、ソース・インスタンスがインストールされているコンピュータにログインします。


    注意:

    OracleAS Metadata Repositoryをインストールまたはアップグレードするためにログインするアカウントは、管理者グループのメンバーとしてリストされている必要があります。 


  5. Oracle Internet Directoryサーバーが起動され、実行中であることを確認します。

    Oracle Internet Directoryが実行中であることを確認するには、次のいずれかのコマンドを入力します。


    注意:

    場合によっては、ldapbindコマンドを実行する前に、ORACLE_HOME環境変数を一時的にOracle Internet DirectoryのOracleホームに設定する必要があります。

    Oracle Internet Directoryが実行中であることを確認した後、10g リリース2(10.1.2)インストーラを起動する前に、手順6に示すように、ORACLE_HOME環境変数が定義されていないことを確認する必要があります。 


    Oracle Internet Directoryをセキュアでないポートで実行している場合:

    SOURCE_ORACLE_HOME¥bin¥ldapbind -p Non-SSL_port
    
    

    Oracle Internet Directoryをセキュアなポートで実行している場合:

    SOURCE_ORACLE_HOME¥bin¥ldapbind -p SSL_port -U 1
    
    

    これらのコマンドにより、「バインドは正常に完了しました。」というメッセージが返されます。

  6. 必要な環境変数を、Oracle Application Serverのインストレーション・ガイドの「要件」にある「環境変数」で定義されているとおりに設定します。

    特に、次の変数がどのOracleホーム・ディレクトリも参照しないように設定してください。

    • PATH

    • CLASSPATH

    さらに、次の環境変数が設定されていないことを確認します。

    • TNS_ADMIN

    • ORACLE_HOME

    • ORACLE_SID

  7. CD-ROMをマウントしてインストーラを起動します。

    関連項目:

    ご使用のプラットフォーム上でOracle Universal Installerを起動する方法については、Oracle Application Serverのインストレーション・ガイドを参照してください。 

  8. 各画面で選択するオプションの詳細は、表7-1を参照してください。

  9. インストールの終了画面が表示されたら、Oracle Universal Installerを終了し、Oracle Internet DirectoryおよびOracle Application Server Single Sign-Onが機能し、10g リリース2(10.1.2)の新しいOracleホームでアクセスできることを確認します。

    関連項目:

    『Oracle Application Server管理者ガイド』のSingle Sign-Onサーバーへのアクセスに関する項を参照してください。 

サポートされているデータベース・リリースにデータベースをアップグレードした後、MRUAを実行してOracleAS Metadata Repositoryコンポーネント・スキーマをアップグレードする必要があることに注意してください。

関連項目:

同じ場所に配置されたOracleAS InfrastructureのOracleホーム内のOracleAS Metadata Repositoryデータベースをアップグレードする際に表示されるOracle Universal Installer画面の詳細は、5.5.1項「同じ場所に配置されたInfrastructureでのOracleAS Identity Managementのアップグレード」を参照してください。

同じ場所および異なる場所に配置されたOracleAS InfrastructureのOracleホームの詳細は、1.1項「現在のOracle Application Serverインストールの確認」を参照してください。 

表7-1    異なる場所に配置されたOracleホーム内のOracleAS Metadata Repositoryのアップグレード中に表示されるOracle Universal Installer画面のサマリー 
画面  説明および推奨されるオプション 

ようこそ 

Oracle Universal InstallerおよびOracle Application Server 10g リリース2(10.1.2)のインストール手順の初期画面です。 

ファイルの場所の指定 

新しいOracleホームの名前とパスを入力します。

この新しいOracleホームは、Oracle Application Server 10g リリース2(10.1.2)のアップグレード先Oracleホームになります。 

インストールする製品の選択 

「OracleAS Infrastructure 10g」を選択します。

アップグレード対象のOracleAS Infrastructureで複数の言語が使用されている場合は、「製品の言語」をクリックします。 

言語の選択 

この画面は、「インストールする製品の選択」画面で「製品の言語」をクリックした場合にのみ表示されます。

アップグレード対象のOracleAS Infrastructureで複数の言語が使用されている場合は、それらの言語を選択します。

インストールされている言語が明らかでない場合に英語以外の言語をインストールするには、二重矢印(>>)をクリックしてすべての言語を選択します。 

インストール・タイプの選択 

「Metadata Repository」を選択します。

注意: アップグレード対象のOracleホームで使用しているのと同じインストール・タイプを選択することが非常に重要です。 

既存のInfrastructureのアップグレード 

この画面は、「インストール・タイプの選択」画面で選択したのと同じインストール・タイプの既存のOracle Application ServerをOracle Universal Installerが検出すると表示されます。

既存のOracleAS Infrastructureをアップグレードするオプションを選択し、アップグレードするOracleホームをドロップダウン・リストから選択します。選択したタイプのInfrastructureがコンピュータに1つのみの場合、ドロップダウン・リストはアクティブになりません。

Oracle Universal Installerは、「インストール・タイプの選択」画面で選択されたインストール・タイプと一致するOracleホームのみを検出することに注意してください。 

Infrastructureデータベース接続情報の指定 

「ユーザー名」フィールドにSYSと入力して、「パスワード」フィールドにSYSユーザーのパスワードを入力します。 

警告ダイアログ・ボックス 

このダイアログ・ボックスでは、OracleAS Metadata Repositoryデータベースのすべてのクライアントをすぐに停止する必要があることを警告します。Oracle Universal Installerは、現在のOracleホーム内のすべてのクライアントを自動的に停止します。1

ただし、別のOracleホームにあるデータベースまたはOracleAS Metadata Repositoryクライアントは手動で停止する必要があります。

OracleAS Metadata Repositoryには次のクライアントがあります。

  • このOracleAS Metadata Repositoryを使用するOracleAS Identity Managementコンポーネント

  • このOracleAS Metadata Repositoryを使用する中間層インスタンス

このOracleAS Metadata Repositoryを使用する各中間層内では、Oracle HTTP ServerおよびOracleAS Web Cacheを含むすべてのコンポーネントを停止する必要があります。

詳細は、『Oracle Application Server管理者ガイド』の起動および停止に関する項を参照してください。 

データベース・リスナーの警告ダイアログ・ボックス 

データベース・リスナーがホスト上で実行中の場合は、警告ダイアログ・ボックスが表示されます。このダイアログ・ボックスを確認し、リスナーを手動で停止する必要があるかどうかを判断します。

詳細は、5.3.3項「OracleAS Identity Managementのアップグレード中にプロンプトが表示された場合のデータベース・リスナーの停止」を参照してください。 

サマリー 

この画面を使用して、選択内容を確認します。「インストール」をクリックすると、10g リリース2(10.1.2)の新しいOracleホームへのアップグレードが開始されます。 

コンフィギュレーション・アシスタント 

最初のソフトウェアがインストールされると、一連のConfiguration Assistantがそのコンポーネントを10g リリース2(10.1.2)の新しいOracleホームに自動的に設定します。この画面は、各Configuration Assistantの進行状況を追跡し、インストールのこのフェーズに問題がないか調べるために使用します。

注意:

  • Database Upgrade Assistant(DBUA)では、データベースのアップグレードに非常に長い時間がかかる場合があります。データベースのアップグレードにかかる時間の詳細は、3.3項「システム停止時間の計画」を参照してください。

  • Database Upgrade Assistantの実行中は、「中止」ボタンを使用してDatabase Upgrade Assistantの実行を中断しないでください。「中止」を押しても、Database Upgrade Assistantの基礎プロセスは実行を継続します。また、Oracle Universal Installerは、これらのプロセスが完了するまで待機した後、制御をユーザーに戻します。

 

インストールの終了 

インストールとアップグレードが完了すると、この画面に、10g リリース2(10.1.2)のOracleホームに関する重要な詳細(Application Server ControlコンソールのURLやsetupinfo.txtファイルの場所など)が表示されます。

情報をこの画面で確認したら、Oracle Universal Installerを終了し、アップグレード後のタスクに進むことができます。 

1 shutdownprocesses.logファイルで、Oracle Universal Installerによって実行される自動停止手順のログにアクセスできます。このファイルはアップグレード先Oracleホームのcfgtoollogsディレクトリにあります。

7.1.5 OracleAS Metadata Repository Creation Assistantデータベースのアップグレード

OracleAS Metadata Repository Creation Assistantを使用してOracleAS Metadata Repositoryをインストールした場合は、リポジトリをホスティングするデータベースのリリースを確認する必要があります。

図7-1に示すように、10g リリース2(10.1.2)のOracleAS Metadata Repositoryをサポートできるリリースにデータベースをアップグレードすることが目標です。

関連項目:

OracleAS Metadata Repositoryデータベース要件の最新情報の入手方法については、7.1.2項「OracleMetaLinkによる、最新のOracle Application Serverソフトウェア要件の取得」を参照してください。 

詳細は、次の項を参照してください。

7.1.5.1 Oracle9i DatabaseにOracleAS Metadata Repositoryをインストールした場合

Oracle9i DatabaseにOracleAS Metadata Repositoryをインストールした場合は、データベースがOracle9i リリース2(9.2.0.6)以上であることを確認する必要があります。詳細は、次の項を参照してください。

Oracle9i リリース1(9.0.1.x)にOracleAS Metadata Repositoryをインストールした場合
  1. 新しいOracleホームにOracle9i リリース2(9.2.0.1)をインストールします。

  2. Oracle9i リリース2(9.2.0.6)パッチ・セットをOracle9i リリース2(9.2.0.1)のOracleホームに適用します。必ずOracle9i リリース2(9.2.0.6)パッチ・セットの指示に従ってください。

    このパッチは、OracleMetaLinkhttp://metalink.oracle.com)からダウンロードできます。パッチ・セット番号3948480をダウンロードします。

  3. Oracle9i リリース2(9.2.0.6)のOracleホームでDatabase Upgrade Assistant(DBUA)を使用します。

    関連項目:

    DBUAの使用方法と、特定のデータベース・コンポーネントをOracle9i リリース2(9.2.0.6)にアップグレードする方法については、Oracle9i Databaseドキュメント・ライブラリの『Oracle9i データベース移行ガイド』を参照してください。 

  4. 新しくアップグレードしたOracle9i リリース2(9.2.0.6)データベースにパッチ4015165を適用します。

    このパッチは、OracleMetaLink(http://metalink.oracle.com)から入手できます。

  5. OracleAS Metadata Repositoryをアップグレードする前に、詳細について7.1.5.2項「Oracle9i リリース2(9.2.0.6)データベース・パッチ・セットを適用する場合の注意事項」を参照してください。


    注意:

    Database Upgrade Assistant(DBUA)では、データベースのアップグレードに非常に長い時間がかかる場合があります。データベースのアップグレードにかかる時間の詳細は、3.3項「システム停止時間の計画」を参照してください。 


Oracle9i リリース2(9.2.0.x)データベースにOracleAS Metadata Repositoryをインストールした場合
  1. Oracle9i リリース2(9.2.0.6)パッチ・セットをOracle9i リリース2(9.2.0.x)のOracleホームに適用します。必ずOracle9i リリース2(9.2.0.6)パッチ・セットの指示に従ってください。

    このパッチは、OracleMetaLinkhttp://metalink.oracle.com)からダウンロードできます。パッチ・セット番号3948480をダウンロードします。

  2. 新しくアップグレードしたOracle9i リリース2(9.2.0.6)データベースにパッチ4015165を適用します。

    このパッチは、OracleMetaLink(http://metalink.oracle.com)から入手できます。

  3. OracleAS Metadata Repositoryをアップグレードする前に、詳細について7.1.5.2項「Oracle9i リリース2(9.2.0.6)データベース・パッチ・セットを適用する場合の注意事項」を参照してください。


    注意:

    Oracle Ultra Searchを使用している場合は、データベースをOracle9i Databaseにアップグレードする前に、7.1.8項「Oracle Ultra Search使用時のデータベース・アップグレードに関する考慮事項」を参照してください。 


Oracle9i リリース2(9.2.0.6)データベースにOracleAS Metadata Repositoryをインストールした場合
  1. Oracle9i リリース2(9.2.0.6)データベースにパッチ4015165を適用します。

    このパッチは、OracleMetaLink(http://metalink.oracle.com)から入手できます。

  2. OracleAS Metadata Repositoryをアップグレードする前に、詳細について7.1.5.2項「Oracle9i リリース2(9.2.0.6)データベース・パッチ・セットを適用する場合の注意事項」を参照してください。

7.1.5.2 Oracle9i リリース2(9.2.0.6)データベース・パッチ・セットを適用する場合の注意事項

データベースをOracle9i リリース2(9.2.0.6)にアップグレードする場合は、必ずOracle9i リリース2(9.2.0.6)パッチ・セットのREADMEファイルの指示に従ってください。

特に、Database Upgrade Assistant(DBUA)を実行した後、次のタスクを実行してください。

7.1.5.3 Oracle 10g データベースにOracleAS Metadata Repositoryをインストールした場合

OracleAS Metadata Repository Creation Assistantを使用してOracleAS Metadata RepositoryをOracle Database 10g データベースにインストールした場合は、Metadata Repository Upgrade Assistant(MRUA)を使用してOracleAS Metadata Repository内のコンポーネント・スキーマを10g リリース2(10.1.2.0.2)にアップグレードする前に、データベースをOracle Database 10g リリース1(10.1.0.4.2)にアップグレードする必要があります。


注意:

Oracle Database 10g リリース1(10.1.0.4.2)パッチはOracle Application Server 10g リリース2(10.1.2.0.2) CDパックのOracle Database 10g リリース1(10.1.0.4.2) CDのみで入手できます。 


7.1.6 データベースのデータファイル、制御ファイルおよびログ・ファイルの再配置

デフォルトでは、データベースをアップグレードしても、そのデータベースと関連付けられているデータファイル、制御ファイルおよびログ・ファイルは元の場所に残ります。たとえば、Oracle Universal Installerを使用してOracleAS Metadata Repositoryシード・データベースをアップグレードすると、OracleAS Metadata RepositoryデータベースのデータファイルはソースOracleホームに残ります。

そのため、ソースOracleホームのディレクトリ・ツリー全体を削除または廃棄してしまうことがないように、ファイルを再配置することをお薦めします。また、データベース・ファイルをソースOracleホーム以外に移すことによってパフォーマンスが向上する場合もあります。

関連項目:

『Oracle Database管理者ガイド』のデータファイルの名前変更と再配置に関する項と、制御ファイルの追加コピーの作成、名前変更および再配置に関する項を参照してください。 

7.1.7 Oracle Enterprise Manager 10g Database Controlの構成

Oracle Enterprise Manager 10g Database Controlには、Oracle Database 10g の管理に使用できるWebベースのコンソールがあります。OracleAS Metadata RepositoryがOracle Database 10g インスタンスにインストールされている場合は、Database Controlを使用してOracleAS Metadata Repositoryデータベースを管理できます。

関連項目:

『Oracle Application Server管理者ガイド』のDatabase ControlによるOracleAS Metadata Repositoryデータベースの管理に関する項を参照してください。 

ただし、Oracle Universal Installerを使用してOracleAS Metadata RepositoryデータベースをOracle Database 10g にアップグレードした場合は、Database Controlは自動的には構成されません。アップグレードされたOracleAS Metadata Repositoryデータベースの管理にDatabase Controlを使用するには、Enterprise Manager Configuration Assistant(EMCA)を使用してDatabase Controlを手動で構成する必要があります。

関連項目:

『Oracle Enterprise Manager構成ガイド』のEMCAによるDatabase Controlの構成に関する項を参照してください。 

7.1.8 Oracle Ultra Search使用時のデータベース・アップグレードに関する考慮事項

Oracle Ultra Searchがインストールおよび構成されている場合は、OracleAS Metadata Repositoryデータベースをアップグレードする前に、考慮が必要な事項がいくつかあります。

Oracle Ultra Searchは、OracleデータベースとOracle Application Serverのリリース2(9.0.2)および10g (9.0.4)の両方に配布されます。Oracleデータベースにインストールされているリリースは、リリース2(9.0.2)および10g (9.0.4)にインストールされているリリースとは異なります。

そのため、データベースのリリースをアップグレードすると、互換性がなくなる場合があり、Oracle Ultra Searchの主要な機能が影響を受けることがあります。また、特定のアップグレード構成では、一部のOracle Ultra SearchファイルがデータベースのOracleホームで上書きされる場合があります。

一般に、アップグレード先のデータベースのリリースに注意することが重要です。

次の項で、これらの問題を回避する方法について説明します。

7.1.8.1 OracleAS Metadata Repositoryデータベースのアップグレード前のOracle Ultra Search中間層のアップグレード

Oracle Ultra Searchがインストールおよび構成されている場合は、OracleAS Metadata Repositoryデータベースをアップグレードする前に、中間層をアップグレードする必要があります。

たとえば、同じ場所に配置されたInfrastructureのOracleAS Identity Managementをアップグレードしている場合は、OracleAS Identity Managementをアップグレードする前に、中間層をアップグレードする必要があります。これは、同じ場所に配置されたInfrastructureでのOracleAS Identity Managementのアップグレード処理では、データベースが自動的にアップグレードされるためです。

中間層を最初にアップグレードしないと、中間層にインストールされているOracle Ultra Searchファイルと、アップグレードされたデータベースにインストールされているOracle Ultra Searchファイルとの間に互換性の問題が発生します。

7.1.8.2 Oracle9i リリース2(9.2.0.4)データベースのアップグレード時のOracle Ultra Searchの構成

OracleAS Metadata Repository Creation Assistantを使用してOracle9i リリース2(9.2.0.4)データベースにOracleAS Metadata Repositoryをインストールしている場合は、Oracle9i Databaseパッチ・セットによってOracle Ultra Searchファイルが上書きされることを防ぐために、次の手順を実行する必要があります。

この手順は、OracleAS Metadata RepositoryをホスティングするOracle9i リリース2(9.2.0.4)データベースにOracle9i Databaseパッチ・セットを適用している場合にのみ必要です。Oracle9i リリース1(9.0.1.3)またはOracle9i リリース1(9.0.1.5)からのアップグレードでは、データベースのアップグレードによって新しいOracleホームが生成されるため、この手順は不要です。

Oracle9i Databaseパッチ・セットを適用する前に必要な手順は、次のとおりです。

  1. OracleAS Metadata Repositoryデータベースをホスティングするコンピュータにログインし、データベースのOracleホームのディレクトリに移動します。

  2. OracleAS Metadata RepositoryデータベースのOracleホームにあるultrasearchディレクトリの名前を次のとおり変更します。

    変更前の名前:

    ORACLE_HOME¥ultrasearch
    
    

    変更後の名前:

    ORACLE_HOME¥ultrasearch_904
    
    
  3. OracleAS Metadata Repository Creation Assistantを実行して既存のデータベースにリポジトリを最初に作成した際に自動的にバックアップされたultrasearchディレクトリの名前を変更します。

    バックアップ・ディレクトリの名前は、次の形式になります。

    ORACLE_HOME¥ultrasearch_datestamp
    
    

    アンダースコアと日付スタンプを削除して、このディレクトリの名前を次のように変更します。

    ORACLE_HOME¥ultrasearch
    
    
  4. Oracle9i リリース2(9.2.0.x)パッチ・セットを適用し、データベースをアップグレードします。

  5. ultrasearchディレクトリの名前をultrasearch_920xに変更します。Oracle9i Databaseパッチ・セットによって作成されたディレクトリであり、このパッチ・セットでインストールされたOracle Ultra Searchファイルはこの構成では使用できないためです。

  6. ultrasearch_904ディレクトリの名前をultrasearchに変更します。このディレクトリには、このリリースのOracle Application Serverと互換性のある元の10g (9.0.4)ファイルが含まれているためです。

  7. 次のSQLをOracleAS Metadata Repositoryデータベースで使用して、Oracle Ultra Searchのリリースが正しいことを確認します。

    select wk_util.get_version from dual;
    
    

    このコマンドにより、現行リリースのOracle Ultra Searchとして'9.0.4'が返されます。

7.1.8.3 Oracle9i リリース2(9.2.0.x)データベースのアップグレード後のOracle Ultra Searchの修復

7.1.8.2項「Oracle9i リリース2(9.2.0.4)データベースのアップグレード時のOracle Ultra Searchの構成」の説明に従って、最初にOracle Ultra Searchを構成せずに、Oracle9i リリース2(9.2.0.x)パッチ・セットをOracleAS Metadata Repository Creation Assistantデータベースに適用した場合は、次の手順を使用してOracle Ultra Searchソフトウェアを修復できます。

  1. OracleAS Metadata RepositoryデータベースのOracleホームにあるultrasearchディレクトリの名前を次のとおり変更します。

    変更前の名前:

    ORACLE_HOME¥ultrasearch
    
    

    変更後の名前:

    ORACLE_HOME¥ultrasearch_904_920x
    
    

    新しいultrasearch_904_920xディレクトリには、このリリースのOracle Application Serverでは使用できないOracle Ultra Searchファイルが含まれています。

  2. このリリースのOracle Application Serverと互換性のあるOracle Ultra Searchファイルを含む新しいリリースのultrasearchディレクトリを作成します。

    元の10g (9.0.4) OracleAS Metadata Repository Creation Assistant CD-ROMからultrasearchディレクトリをコピーして、OracleAS Metadata RepositoryデータベースのOracleホームに新しいultrasearchディレクトリを作成できます。

7.1.8.4 OracleAS Metadata Repositoryデータベースのアップグレード直後のOracle Ultra Searchスキーマのアップグレード

OracleAS Metadata Repositoryデータベースのアップグレード時は、データベースのアップグレード手順により、Oracle Ultra Searchの一部のコンポーネントもアップグレードされます。

そのため、Oracle Ultra Searchを使用している場合は、OracleAS Metadata Repositoryデータベース・リリースのアップグレード後、できるかぎり早い時点で、Metadata Repository Upgrade Assistantを使用してコンポーネント・スキーマをアップグレードします。

MRUAは、Oracle Ultra Searchスキーマをアップグレードし、必要なOracle Ultra Search SQLスクリプトをOracleAS Metadata Repositoryに実行することで、Oracle Ultra Searchのアップグレード処理を完了します。

7.2 タスク2: アップグレード前のOracleAS Metadata Repositoryのバックアップ

OracleAS Metadata Repositoryインストールのアップグレードを開始する前に、OracleAS Metadata RepositoryのOracleホーム、およびOracleAS Metadata Repositoryスキーマをホスティングするデータベースのバックアップを実行します。

関連項目:

3.1項「アップグレード前のバックアップ計画」 

7.3 タスク3: 特定のコンポーネント・スキーマの特別な考慮事項の確認

次の項で、MRUAを使用してOracleAS Metadata Repository内のOracleAS Portal、OracleBI Discoverer、OracleAS WirelessおよびOracle Ultra Searchのスキーマをアップグレードする前に考慮する必要がある特別な注意事項について説明します。

7.3.1 OracleAS Portalスキーマをアップグレードする前の注意事項

次の項で、OracleAS Metadata Repository内のOracleAS Portalスキーマをアップグレードする前に実行する必要があるタスクについて説明します。

7.3.1.1 OracleAS Portal 10g (9.0.4) Repositoryのアップグレード・ソフトウェアのダウンロードおよびインストール

リリース2(9.0.2)のOracleAS Metadata Repositoryをアップグレードしていて、OracleAS Portalを使用している場合は、MRUAを実行する前に、次のタスクを実行する必要があります。

カスタマ・データベースにあるOracle9i ASリリース2(9.0.2)Portal Repositoryをアップグレードする前にも、この手順を実行する必要があります。

関連項目:

8.5.2項「カスタマ・データベースにおけるOracleAS Portal Repositoryのアップグレード」 

この手順では、OracleAS Portalスキーマを含むデータベースのOracleホームに必須パッチをインストールします。

  1. OracleAS Portal RepositoryまたはOracleAS Metadata Repositoryがインストールされているコンピュータにログインします。

    リポジトリをインストールしたユーザーとしてログインします。

  2. アップグレードするOracleAS Metadata RepositoryまたはOracleAS Portal Repositoryがあるデータベースのリリースを確認します。

  3. Webブラウザを使用して、OracleMetaLink(http://metalink.oracle.com)にログインし、データベースのリリースに固有のパッチを検索します。

  4. パッチを含むZIPファイルをコンピュータの一時ディレクトリにダウンロードして解凍します。ファイルには、次のものが含まれています。

    • Disk1 - OracleAS Portal Repositoryのアップグレードの実行に使用されるスクリプトを含むディレクトリ

    • readme.html - READMEファイル

  5. 残りの手順に影響する可能性のある変更について、readme.htmlファイルを調べます。

  6. ORACLE_HOME環境変数をOracleAS Metadata RepositoryまたはOracleAS Portal RepositoryのデータベースのOracleホームに設定します。

  7. 次のコマンドを使用してOracle Universal Installerを実行し、Portalのアップグレード・スクリプトをOracleホームにコピーします。

    %ORACLE_HOME%¥oui¥bin¥setup.exe
    
    

    表7-2に、Oracle Universal Installerの各画面で選択するオプションを示します。

    インストール手順により、次のディレクトリがOracleホームに作成されます。

    ORACLE_HOME¥portal¥upg¥plsql
    
    

    このディレクトリには、リポジトリをリリース2(9.0.2)からリリース10g (9.0.4)にアップグレードするために最初に必要なプログラミング・コードが含まれています。このファイルは、リリース2(10.1.2)へのリポジトリのアップグレード中に自動的に使用されます。

    表7-2    OracleAS Portal 10g (9.0.4)リポジトリのアップグレード・パッチのインストール時に表示されるOracle Universal Installer画面のサマリー 
    画面  説明および推奨されるオプション 

    ようこそ 

    Oracle Universal Installerの初期画面です。 

    ファイルの場所の指定 

    パッチ4045812をダウンロードした場合はproducts.xmlファイル、またはパッチ2778342をダウンロードした場合はproducts.jarファイルの完全パスを、「ソース」フィールドに指定します。

    たとえば、ダウンロードしたファイルをD:¥downloads¥portal_patchディレクトリに展開した場合は、「ソース」 フィールドに次のとおり入力します。

    • パッチ4045812の場合

      D:¥downloads¥portal_patch¥Disk1¥stage¥products.xml
      
    • パッチ2778342の場合

      D:¥downloads¥portal_patch¥Disk1¥stage¥products.jar
      

    「インストール先」フィールドに、OracleAS Portal RepositoryをホスティングするデータベースのOracleホームの名前とパスを入力します。 

    サマリー 

    この画面を使用して、選択内容を確認します。「インストール」をクリックして、パッチのインストールを開始します。 

    インストールの終了 

    インストールが完了すると、この画面が表示されます。

    「終了」をクリックしてOracle Universal Installerを終了します。 

7.3.1.2 Oracle9i AS Single Sign-Onリリース2(9.0.2.5)パッチのダウンロードおよびインストール

OracleAS Portalを使用していて、OracleAS Metadata Repositoryのアップグレード後もリリース2(9.0.2)のOracleAS Identity Managementインストールを使用する場合は、OracleAS Portalとリリース2(9.0.2)のOracleAS Single Sign-Onとの相互運用を可能にするために、次の手順を実行する必要があります。

この手順は、OracleAS Portal RepositoryがOracleAS Metadata Repository外のカスタマ・データベースにインストールされている場合も必要になることに注意してください。

関連項目:

8.5.2項「カスタマ・データベースにおけるOracleAS Portal Repositoryのアップグレード」 

この手順は、OracleAS Single Sign-Onスキーマをリリース2(9.0.2.5)にすでにアップグレードした場合、または10g (9.0.4)のOracleAS Portal Repositoryあるいは10g (9.0.4)のOracleAS Metadata Repositoryをアップグレードしている場合は不要です。

OracleAS Single Sign-Onリリース2(9.0.2.5)パッチを適用するには、次の手順を実行します。

  1. OracleAS Single Sign-Onスキーマを含むOracle9i ASリリース2(9.0.2)Metadata Repositoryがあるコンピュータにログインします。

    リリース2(9.0.2)のMetadata Repositoryをインストールしたユーザーとしてログインします。

  2. OracleMetaLinkにログインし、パッチ2995671を検索します。

    http://metalink.oracle.com
    
    
  3. パッチを含むZIPファイルをコンピュータの一時ディレクトリにダウンロードして解凍します。ファイルには、次のものが含まれています。

    • docs - パッチをインストールおよび適用するためのドキュメントを含むディレクトリ

    • util - パッチのインストールおよび適用に必要なファイルを含むディレクトリ

    • readme.txt - パッチとその内容を説明するREADMEファイル

  4. 次のHTMLファイルの指示に従ってパッチをインストールおよび適用します。

    patch_directory¥docs¥sso_patch_902.html
    
    

    たとえば、パッチのZIPファイルをD:¥downloads¥sso_patch¥ディレクトリに展開した場合、ドキュメントは次の場所にあります。

    D:¥downloads¥sso_patch¥docs¥sso_patch_902.html
    
    

    パッチは、リリース2(9.0.2)のOracleAS Metadata RepositoryにあるOracle9i AS Single Sign-Onサーバーのスキーマに適用されます。

7.3.1.3 OracleAS Single Sign-Onリリース2(9.0.2.5)パッチ適用後の外部アプリケーション識別子の変換

OracleAS Portal 10g (9.0.4)をアップグレードしていて、OracleAS Single Sign-Onリリース2(9.0.2.5)パッチを適用済の場合は、OracleAS Portalスキーマの外部アプリケーション識別子を変換するためのパッチを適用する必要があります。適切なパッチ番号は、表7-3を参照してください。

表7-3    Oracle Application Server Single Sign-Onリリース2(9.0.2.5)パッチの適用後に外部アプリケーション識別子を変換するための必須パッチ 
OracleAS Portalのリリース  パッチ番号  

9.0.4 

4037687 

9.0.4.1 

4029587 


注意:

通常、外部アプリケーション識別子の変換は、OracleAS Portalリリース2(9.0.2)から直接アップグレードしている場合は自動的に実行されます。ただし、一部の環境では、OracleAS Portalリリース2(9.0.2)からのアップグレード中の自動変換が不可能な場合があります。不可能な場合は、事前チェックが失敗し、アップグレードでSSO IDを生成できなかったことを示すエラーがアップグレード・ログに表示されます。この場合、外部アプリケーション識別子を変換してアップグレードを再実行するためのパッチを適用する必要があります。適切なパッチ番号は、5.6.5.4項「外部アプリケーションIDの変換」表5-5を参照してください。 


7.3.2 Oracle Business Intelligence Discovererスキーマのアップグレードについて

MRUAを使用してOracleAS Metadata Repositoryをアップグレードした後は、Oracle Business Intelligence Discovererスキーマ(DISCOVERER5)を10g リリース2(10.1.2)のポートレット・プロバイダでのみ使用できます。

関連項目:

ポートレット・プロバイダの詳細は、『Oracle Application Server Portalユーザーズ・ガイド』を参照してください。 

具体的には、アップグレードされた10g リリース2(10.1.2)のOracleBI Discovererスキーマは、リリース2(9.0.2)または10g (9.0.4)のポートレット・プロバイダでは使用できません。以前のリリースのポートレット・プロバイダでOracleAS Metadata Repositoryを使用する必要がある場合は、MRUAの実行前に作成されたOracleAS Metadata Repositoryデータベースのバックアップをリストアします。

7.3.3 OracleAS Wirelessスキーマのアップグレードについて

次の項で、OracleAS Metadata RepositoryのOracleAS Wirelessスキーマをアップグレードする前に確認が必要な情報について説明します。

7.3.3.1 リリース2(9.0.2)および10g (9.0.4)のWirelessスキーマのアップグレードについて

MRUAは、10g (9.0.4)のOracleAS Wirelessスキーマを10g リリース2(10.1.2)にアップグレードしますが、リリース2(9.0.2)のOracleAS Wirelessスキーマはアップグレードしません。

そのため、10g (9.0.4)からのアップグレードの場合には、MRUAは回避策や特別な手順なしで、OracleAS Wirelessスキーマを正しくアップグレードします。リリース2(9.0.2)からのアップグレードで、OracleAS Wirelessが構成されていない場合も同様に、MRUAはWirelessスキーマを問題なくインストールします。

ただし、リリース2(9.0.2)からのアップグレードで、OracleAS Wirelessがリリース2(9.0.2)中間層に構成されている場合は、MRUAを使用してOracleAS Metadata Repositoryをアップグレードする前に、4.10.2項「OracleAS Wireless リリース2(9.0.2)中間層をアップグレードする場合の手順」の説明に従って、Wireless中間層のアップグレード手順を実行する必要があります。

これは、中間層のインストールおよび10g リリース2(10.1.2)へのアップグレード中に、OracleAS Wireless Configuration AssistantがOracleAS Wirelessスキーマを10g (9.0.4)にアップグレードするためです。その後、MRUAを使用してスキーマを10g (9.0.4)から10g リリース2(10.1.2)にアップグレードできます。

リリース2(9.0.2)用にOracleAS Wirelessがインストールおよび構成されていて、10g リリース2(10.1.2)の1つ以上のOracleAS Wireless中間層がOracleAS Metadata Repositoryにインストールおよび構成されていない場合は、次のエラーがMRUAのログ・ファイルに表示されます。

Invalid upgrade path. Please install AS10G (904) or 10.l.2 wireless mid tier
against this infrastructure before running the MR upgrade.

関連項目:

PortalおよびWirelessのインストール中にOracleAS Wirelessをインストールおよび構成する方法については、Oracle Application Serverのインストレーション・ガイドを参照してください。 

7.3.3.2 OracleAS Wirelessデバイス定義のアップグレード

OracleAS Metadata RepositoryのOracleAS Wirelessスキーマをアップグレードする際、MRUAは、OracleAS Metadata Repositoryに格納されているWirelessデバイス定義をアップグレードしません。

最新のWirelessデバイス更新およびそれをリポジトリに追加する手順を入手するには、Oracle Technology Network(OTN)の次のURLに移動してください。

http://www.oracle.com/technology/products/iaswe/devices/index.html

7.3.4 Oracle Ultra Searchコンポーネント・スキーマのアップグレードの準備

Oracle Ultra Searchを使用している場合は、MRUAを実行する前に、Oracle Ultra Search管理ツールにログインし、すべてのOracle Ultra Searchインスタンスのすべてのクローラ同期スケジュールを停止して使用不可にします。

MRUAの実行後、すべてのクローラ同期スケジュールを使用可能にすることができます。

関連項目:

『Oracle Ultra Search管理者ガイド』 

7.4 タスク4: Metadata Repository Upgrade Assistant(MRUA)の実行

このOracleAS Metadata Repositoryに依存する中間層をアップグレードし、サポートされているリリースにデータベースをアップグレードした後は、MRUAを使用してOracleAS Metadata RepositoryのApplication Serverコンポーネント・スキーマをアップグレードできます。


注意:

OracleAS Metadata Repositoryには、すべてのOracle Application Serverコンポーネント・スキーマが含まれています。ただし、MRUAで更新する必要があるのは、これらのコンポーネント・スキーマの一部です。OracleAS Identity Managementコンポーネント・スキーマなどの他のスキーマは、OracleAS Identity Managementのアップグレード中にアップグレードされます。その他に、以前のリリースからのアップグレードが不要なものもあります。 


次の項で、MRUAを使用してコンポーネント・スキーマをアップグレードする方法について説明します。

7.4.1 リリース2(9.0.2)の必須パッチ・セットの適用

Oracle Application Server リリース2(9.0.2)からのアップグレードの場合は、最新パッチ・セットがインストールされていることを確認します。

この項は、10g (9.0.4)からアップグレードする場合には該当しないことに注意してください。

このマニュアルのアップグレード手順は、OracleMetaLinkから入手可能な最新パッチ・セットを使用してテストされています。そのため、Oracle Application Server リリース2(9.0.2)からアップグレードする前に、中間層および中間層が依存するOracleAS Infrastructureコンポーネントの両方にOracle Application Serverリリース2(9.0.2)の最新パッチ・セットを適用してください。

OracleMetaLinkのWebサイトは、次のURLにあります。

http://metalink.oracle.com/

このドキュメントが発行された時点では、Oracle9i AS 9.0.2.3パッチ・セット(3038037)がOracle9i ASの最新パッチ・セットです。このパッチ・セットを入手するには、 OracleMetaLinkでパッチ番号3038037を検索します。


注意:

Oracle9i AS 9.0.2.3パッチ・セット(3038037)を適用した後、このパッチ・セットが正常に適用されたことを確認してから、10g リリース2(10.1.2)のアップグレード処理を続行してください。たとえば、Application Server Control、デプロイしたアプリケーションおよび使用しているコンポーネントが、パッチ・セットの適用後に正しく機能していることを確認してください。 


7.4.2 Oracle Internet Directoryおよびデータベース・プロセスが実行中であることの確認

MRUAを使用する前に、次のプロセスが起動され、実行中であることを確認する必要があります。

Application Server Controlコンソールにログインし、必要なプロセスが実行中であり、必須コンポーネントが正しく構成されていることを確認します。たとえば、Application Server Controlコンソールを使用すると、「ファーム」ページが正しく表示され、Oracle Internet DirectoryおよびOracleAS Single Sign-Onコンポーネントが起動され、実行中であることを確認できます。

Application Server ControlコンソールのApplication Serverのホームページで、「ポート」をクリックして、Application Serverインスタンスで現在使用されているポートのリストを参照し、コンポーネントが正しく構成されていることを確認します。

関連項目:

Application Server Controlコンソールの使用方法については、『Oracle Application Server管理者ガイド』の管理ツールの概要に関する項を参照してください。 

7.4.3 OracleAS Metadata Repositoryを使用するすべての中間層インスタンスの停止

MRUAを使用する前に、OracleAS Metadata Repositoryを使用する各中間層と関連付けられているすべてのプロセスを停止する必要があります。

アップグレード処理のこの時点では、MRUAを実行するための前提条件として、すべての中間層インスタンスが10g リリース2(10.1.2)にアップグレードされている必要があります。

OracleAS Metadata Repositoryを使用するすべてのOracle Application Serverインスタンスを表示する方法は2つあります。

10g リリース2(10.1.2)中間層のすべてのプロセスを停止するには、「サービス」コントロール パネルを使用してProcessControlサービスおよびApplication Server Controlを停止します。

7.4.4 無効なデータベース・オブジェクトのチェック

MRUAを実行する前に、次の手順を実行して、Oracle Application Serverに必要なデータベース・オブジェクトがいずれも無効でないことを確認します。

  1. OracleAS Metadata Repositoryデータベースに接続します。

    次に例を示します。

    METADATA_REPOSITORY_ORACLE_HOME¥bin¥sqlplus "connect / as sysdba"
    
    
  2. プロンプトが表示されたら、SYSのパスワードを入力します。

  3. 次のSQLコマンドを実行します。

    SELECT owner, object_type, object_name
       FROM all_objects
       WHERE status='INVALID';
    
    

この問合せによって、owner列にOracle Application Serverコンポーネント・スキーマ(PORTAL、WIRELESSなど)のあるデータベース・オブジェクトが戻らないようにしてください。

無効なオブジェクトが検出された場合は、 SQL*Plusコマンドラインからutlrp.sqlスクリプトを実行して、無効なオブジェクトを再コンパイルします。

@?/rdbms/admin/utlrp.sql

7.4.5 Metadata Repository Upgrade Assistant(MRUA)の実行

OracleAS Metadata Repositoryデータベースをアップグレードしてバックアップし、依存する中間層インストールを停止した後は、MRUAを使用してOracleAS Metadata Repositoryのコンポーネント・スキーマをアップグレードできます。これらのスキーマは、この時点ではアップグレードされたデータベースにあります。


注意:

リリース2(9.0.2)または10g (9.0.4)のOracleAS Metadata Repositoryをインストールしたユーザーとして、OracleAS Metadata Repositoryが実行されているコンピュータにログインします。MRUAは、アップグレードするOracleAS Metadata Repositoryをホスティングするコンピュータで実行する必要があります。 


MRUAを実行するには、次の手順を実行します。

  1. Metadata Repository Upgrade Assistant and UtilitiesのCD-ROMをマウントします

    MRUA and UtilitiesのCD-ROMは、Oracle Application Serverソフトウェアの注文時に受け取るOracle Application ServerのCD-ROM Packに含まれています。

  2. 次のコマンドに必須の引数(表7-4を参照)を指定してMRUAを起動します。

    CD_DRIVE_LETTER:¥mrua¥mrua.bat
    -oracle_home metadata_repository_oracle_home 
    -oid_host Oracle_Internet_Directory_host
    -oid_ssl_port Oracle_Internet_Directory_SSL_port
    
    表7-4    MRUAの必須コマンドライン引数のサマリー 
    引数  説明 

    -oracle_home 

    アップグレード先の10g リリース2(10.1.2) OracleAS Metadata Repositoryのホーム・ディレクトリ。 

    -oid_host 

    OracleAS Metadata Repositoryが登録されているOracle Internet Directoryをホスティングするコンピュータの名前。 

    -oid_ssl_port 

    Oracle Internet Directoryのセキュアなポート。OracleAS Metadata Repositoryのアップグレードには、Oracle Internet Directoryへのセキュアな接続を使用する必要があります。 


    注意:

    -oid_host引数および-oid_ssl_port引数の値は、Identity ManagementのOracleホームにある次の構成ファイルに定義済の対応するプロパティの値と一致する必要があります。

    IDENTITY_MANAGEMENT_HOME¥config¥ias.properties

    次に例を示します。

    OIDhost=sys42.acme.com
    OIDsslport=636
     

  3. プロンプトが表示されたら、データベースのSYSユーザー・アカウントのパスワードを入力します。

    MRUAでは、データベース内のコンポーネント・スキーマにアクセスして変更するために、SYSのパスワードが必要です。

  4. プロンプトが表示されたら、Oracle Internet Directoryのcn=orcladmin管理者のパスワードを入力します。

    MRUAでは、OracleAS Metadata Repositoryが登録されているOracle Internet Directoryに接続するために、Oracle Internet Directoryパスワードが必要です。

    必須パスワードを入力すると、MRUAは、Oracle Internet Directoryが実行中であることを確認し、次のいずれかを実行します。

    • Oracle Internet Directoryが停止中で使用できない場合、MRUAはエラー・メッセージを表示して終了します。

    • Oracle Internet Directoryが起動され、実行中である場合、MRUAはディレクトリ・サービスに接続し、コンポーネント・スキーマのアップグレードに必要な追加情報を取得します。

    • OracleAS Metadata Repositoryの複数のインスタンスがディレクトリに登録されている場合、MRUAはアップグレードするOracleAS Metadata Repositoryを選択するように要求します。

      一度に1つのOracleAS Metadata Repositoryのみをアップグレードできます。-oracle_homeパラメータの値に対応するローカル・マシン上のOracleAS Metadata Repositoryを選択する必要があります。

  5. OracleAS Metadata Repositoryを選択するように要求されたら、アップグレードするOracleAS Metadata Repositoryを選択します。

    MRUAがアップグレード処理を開始します。実行されるアップグレードの各手順で、アップグレードの進行状況を示す情報メッセージが画面に表示されます。

    例7-1に、MRUAアップグレード・セッションの標準的な例を示します。

  6. MRUAコマンドの出力を確認します。MRUAによってエラーがレポートされた場合は、C.10項「Metadata Repository Upgrade Assistantによって生成されるエラー・メッセージ」を参照してください。


    注意:

    多くの場合、MRUAは、Oracle Application Server Certificate Authority(OCA)およびOracle Ultra Searchコンポーネント・スキーマが既にアップグレード済であるとレポートします。OCAスキーマがOracleAS Identity Managementによって自動的に更新され、Oracle Ultra Searchスキーマがデータベースのアップグレード中に更新される場合があるため、これは予測されることです。 


    例7-1    MRUAセッションからの出力例

    mrua.bat -oracle_home D:¥oracle10g -oid_host dserv1.acme.com -oid_ssl_port 3130
    
    Executing mrua.pl
    Running on Windows
    
    OracleAS Metadata Repository Upgrade Assistant 10.1.2.0.2
    
    Enter the password for SYS:
    Enter the password for cn=orcladmin:
    
    Upgrading the OracleAS Metadata Repository to release 10.1.2.0.2
    
    Calling upgrade plugin for MRUA
    Component upgraded successfully MRUA
    
    Calling upgrade plugin for UDDI
    Component upgraded successfully UDDI
    
    Calling upgrade plugin for WCS
    Component upgraded successfully WCS
    
    Calling upgrade plugin for OCA
    Component has already been upgraded OCA
    
    Calling upgrade plugin for ULTRASEARCH
    Component has already been upgraded ULTRASEARCH
    
    Calling upgrade plugin for WIRELESS
    Component upgraded successfully WIRELESS
    
    Calling upgrade plugin for WORKFLOW
    Component upgraded successfully WORKFLOW
    
    Calling upgrade plugin for PORTAL
    Component upgraded successfully PORTAL
    
    Calling upgrade plugin for DISCOVERER
    Component upgraded successfully DISCOVERER
    
    Calling upgrade plugin for B2B
    Component upgraded successfully B2B
    
    Calling upgrade plugin for ORABPEL
    Component upgraded successfully ORABPEL
    
    Calling upgrade plugin for BAM
    Component upgraded successfully BAM
    
    Calling upgrade plugin for MRC
    Component upgraded successfully MRC
    
    SUCCESS: All OracleAS plug-ins report successful upgrade
    
    Finished mrua.pl
    

7.4.6 Metadata Repository Upgrade Assistantの実行時間の例

MRUAの実行に必要な時間は、使用しているハードウェアおよびOracleAS Metadata Repository内のデータ量によって異なります。ただし、次のハードウェアおよびソフトウェア・プラットフォーム上でのMRUAのテストでは、標準的な実行時間が次のとおり示されています。

7.4.7 MRUAログ・ファイルの確認

MRUAを実行すると、OracleAS Metadata Repositoryのアップグレード処理のトラブルシューティング、確認または分析に使用できる一連のログ・ファイルが生成されます。詳細は、次の項を参照してください。

7.4.7.1 MRUAログ・ファイルの使用方法のガイドライン

MRUAの出力に1つ以上のコンポーネントのアップグレードが失敗したことが示されている場合は、MRUAログ・ファイルまたはMRUAログ・ファイルから参照されるコンポーネントのログ・ファイルを確認します。

OracleAS Portalのアップグレードが失敗した場合の手順については、7.4.8項「OracleAS Portal Repositoryのアップグレード・ログ・ファイルの確認」を参照してください。

それ以外の場合にログ・ファイルで表示される可能性のある特定のコンポーネントのエラー・メッセージの詳細は、付録C「アップグレードおよび互換性エラー・メッセージ」を参照してください。

ログ・ファイルと付録Cを確認することでアップグレードの失敗に対する解決方法を特定できる場合は、その解決方法を実施してMRUAを再実行できます。MRUAを再実行しても、前回の実行中に正しくアップグレードされたコンポーネントは影響を受けません。MRUAは、前回の実行中に正しくアップグレードされなかったコンポーネントのアップグレードを試みます。

マニュアルに記載されていないエラーや、記載されている手順に従っても解決できないエラーについては、オラクル社カスタマ・サポート・センターに連絡してください。エラーの中には、バックアップからのリポジトリのリストア、問題の解決、および別のアップグレードの実行が必要なものがあることに注意してください。

7.4.7.2 MRUAログ・ファイルの場所

ログ・ファイルは、アップグレード対象のOracleAS Metadata RepositoryのOracleホームの次のディレクトリにあります。

METADATA_REPOSITORY_ORACLE_HOME¥upgrade¥logs

MRUAは、アップグレード問題のトラブルシューティング時に非常に役立つ3つのログ・ファイルを生成します。ログ・ファイルの名前には、MRUAセッションが実行された正確な時間が含まれています。このため、特定のMRUAセッションのログ・ファイルを簡単に識別できます。

たとえば、2004年9月16日の午後12時36分にMRUAを実行して生成された3つのログ・ファイルは、logsディレクトリに次のように表示されます。

mrua2004-09-16_12-36-36PM.log
mrua2004-09-16_12-36-36PM.err
mrua2004-09-16_12-36-36PM.out

表7-5に、3つのログ・ファイルと、各ファイルで確認できる内容を示します。

表7-5    MRUAが生成するログ・ファイルのサマリー 
MRUAログ・ファイル  説明 
mrua<timestamp>.log
 

ログ・ファイルは、OracleAS Metadata Repositoryのアップグレードに関する特定の問題のトラブルシューティングを行っている場合の開始点として役立ちます。このファイルには、MRUAが実行したすべての処理のサマリーが含まれているため、正しくアップグレードされなかったコンポーネントの特定に役立ちます。 

mrua<timestamp>.err
 

エラー・ファイルには、アップグレード処理中に生成されたエラーまたはスタック・トレースが含まれます。これらのエラーには、特定のアップグレード・エラーの診断および解決に役立つ情報が含まれています。 

mrua<timestamp>.out
 

出力ファイルは、3つのMRUAログ・ファイルの中で最大のファイルであり、MRUAセッションに関する最も包括的なデータが含まれています。このログ・ファイルは、MRUAサブコンポーネントに特定の問題が発生した正確な時間の判断と、そのコンポーネントによって生成された出力の確認に使用します。 

7.4.8 OracleAS Portal Repositoryのアップグレード・ログ・ファイルの確認

この項では、OracleAS Portalのアップグレード・ログ・ファイルに関する情報について説明します。OracleAS Portalのアップグレードが失敗した場合は、アップグレードの失敗のトラブルシューティングを試みる前に、この項全体を確認してください。

ただし、OracleAS Portalコンポーネントが10g リリース2(10.1.2)に正しくアップグレードされた場合は、ログ・ファイルを確認する必要はありません。

OracleAS Portalのアップグレードは、2つの基本的なパスで構成されています。

この2つの各パスで、一連の独自のログ・ファイルと一時ディレクトリが生成されます。リリース2(9.0.2)から10g リリース2(10.1.2)へのアップグレードを直接行うと、両方のパスのログ・ファイルが生成されます。

MRUAを実行してOracleAS Portalをアップグレードすると、ログ・ファイルは単一ディレクトリに生成されます。

ORACLE_HOME¥upgrade¥temp¥portal

8.5.2項「カスタマ・データベースにおけるOracleAS Portal Repositoryのアップグレード」の説明に従ってOracleAS Portalを手動でアップグレードすると、ファイルはアップグレードを実行したディレクトリに生成されます。どの場合も、関連するディレクトリにある既存のログ・ファイルの名前にはタイム・スタンプが追加されるため、ファイルは上書きされません。

表7-6    OracleAS Portalが生成するリポジトリのアップグレード・ログ・ファイルのサマリー 
ログ・ファイル  説明 

upgrade.log 

10g (9.0.4)から10g リリース2(10.1.2)のOracleAS Portalへのアップグレードで生成されるログ・ファイルです。このファイルは、アップグレード前のリリースが10g (9.0.4)の場合、アップグレードの開始時に実行されるチェックが成功すると必ず生成されます。

また、アップグレード前のリリースがリリース2(9.0.2)の場合も、リリース2(9.0.2)から10g (9.0.4)のアップグレードが成功すると生成されます。このファイルが存在し、ファイルの終わりに「アップグレードは正常に完了しました」というメッセージがある場合、アップグレード前のリリースと無関係に、アップグレードは成功しています。 

precheck.log 

10g (9.0.4)から10g リリース2(10.1.2)へのアップグレードの前に実行されるチェックに対して生成されるログ・ファイルです。このファイルは、スクリプトがリポジトリへの変更を開始する前、または10g (9.0.4)からの手動アップグレードが事前チェック・モードで実行される際に生成されます。

このファイルは、アップグレード前のリリースが10g (9.0.4)の場合は必ず生成されます。アップグレード前のリリースがリリース2(9.0.2)の場合は生成されません。この場合は、かわりにprecheck902.logが生成されます。precheck.logにエラーがあると、10g (9.0.4)から10g リリース2(10.1.2)へのアップグレードは実行されず、upgrade.logファイルは生成されません。 

upgrade902.log 

リリース2(9.0.2)から10g (9.0.4)のOracleAS Portalへのアップグレードで生成されるログ・ファイルです。このファイルは、アップグレード前のリリースがリリース2(9.0.2)の場合、アップグレードの開始時に実行されるチェックが成功すると必ず生成されます。

アップグレード前のリリースが10g (9.0.4)の場合、またはprecheck902.logにエラーがある場合は生成されません。upgrade902.logにエラーがあると、10g (9.0.4)から10g リリース2(10.1.2)へのアップグレードは実行されず、upgrade.logファイルは生成されません。 

precheck902.log 

リリース2(9.0.2)から10g (9.0.4)へのアップグレードでリポジトリへの変更が開始される前に実行されるチェックに対して、またはリリース2(9.0.2)からの手動アップグレードが事前チェック・モードで実行される際に生成されます。

このファイルは、アップグレード前のリリースがリリース2(9.0.2)の場合は必ず生成されます。アップグレード前のリリースが10g (9.0.4)の場合は生成されません。この場合は、かわりにprecheck.logが生成されます。このファイルにエラーがある場合、他のログ・ファイルは生成されません。 

これらの各ログ・ファイルの終わりには、成功を示すメッセージ、またはファイルの前半に記載されているすべてのエラーのサマリーがあります。これらのサマリー・メッセージには、行番号への参照が含まれています。ログ・ファイルの前半にあるこれらの行を参照すると、エラーの内容を確認できます。


注意:

正常でないアップグレード後に実行されたポータルはサポートされていません。 


C.7項「Oracle Application Server Portalのアップグレード時のエラー・メッセージ」を参照して、事前チェックまたはアップグレード・ログ・ファイルにエラーが記載されているかどうかを調べます。マニュアルに記載されたすべてのエラーおよび警告を解決します。事前チェック・フェーズの後に発生するエラーに対しては、バックアップからのリポジトリのリストア、問題の解決、および別のアップグレードの実行が必要です。マニュアルに記載されていないエラーや、記載されている手順に従っても解決できないエラーについては、オラクル社カスタマ・サポート・センターに連絡してください。記載されていないエラーが発生した場合は、アップグレードの再実行、後続の手順の実行、ファイルの変更、OracleAS Portalスキーマの変更、またはブラウザでのOracleAS Portalインスタンスへのアクセスは行わないでください。

正常なアップグレード後の、ログ・ファイルの終わりの例を次に示します(「アップグレードは正常に完了しました」というメッセージがある点と、エラー・メッセージがない点に注目してください)。

>>> Running upg/common/popinv.pl
### Upgrade completed successfully
>>> Running tmp/popinv.sql
Portal SQL script started at Thu Apr 22 20:56:23 2004
Connected.
Updating patch inventory.
Upgrade Ended at Thu Apr 22 20:56:24 2004

7.4.9 SQL問合せによるOracleAS Metadata Repositoryのアップグレードの成功の確認

MRUAログ・ファイルの他に、OracleAS Metadata Repositoryのアップグレードの成功を確認する手段として、データベースへの問合せを実行することもできます。具体的には、SQLコマンドを使用して、MRUAがアップグレードする各コンポーネント・スキーマのステータスを確認できます。


注意:

OracleAS Metadata Repositoryには、すべてのOracle Application Serverコンポーネント・スキーマが含まれています。ただし、MRUAで更新する必要があるのは、これらのコンポーネント・スキーマの一部です。OracleAS Identity Managementスキーマなどの他のスキーマは、Oracle Application Serverのインストール中にアップグレードされます。その他に、以前のリリースからのアップグレードが不要なものもあります。 


MRUAでアップグレードされるリポジトリ内の各コンポーネント・スキーマの現在のステータスを確認するには、次の手順を実行します。

  1. OracleAS Metadata Repositoryデータベースに接続します。

    次に例を示します。

    METADATA_REPOSITORY_ORACLE_HOME¥bin¥sqlplus "connect / as sysdba"
    
    
  2. プロンプトが表示されたら、SYSのパスワードを入力します。

  3. 次のSQLコマンドを入力し、コンポーネント・スキーマのステータスを確認します。

    SELECT comp_id,version,status FROM APP_REGISTRY;
    
    

    問合せの出力の説明については、次の例と表を参照してください。

    • 例7-2に、コンポーネント・スキーマのSQL問合せから表示される出力の例を示します。

    • 表7-7に、SQL問合せの結果のCOMP_ID列に表示される可能性のある値を示します。

    • 表7-8に、SQL問合せの結果のSTATUS列に表示される可能性のある値を示します。

      例7-2    コンポーネント・スキーマのSQL問合せの出力例

      prompt> SELECT comp_id,version,status FROM APP_REGISTRY;
      
      COMP_ID                        VERSION                        STATUS
      ------------------------------ ------------------------------ -----------
      WIRELESS                       10.1.2.0.2                     VALID
      PORTAL                         10.1.2.0.2                     VALID
      WCS                            10.1.2.0.2                     VALID
      DISCOVERER                     10.1.2.0.2                     VALID
      MRUA                           10.1.2.0.2                     VALID
      B2B                            10.1.2.0.2                     VALID
      WORKFLOW                       10.1.2.0.2                     VALID
      OCA                            10.1.2.0.2                     VALID
      UDDI                           10.1.2.0.2                     VALID
      MRC                            10.1.2.0.2                     VALID
      ORABPEL                        10.1.2.0.2                     VALID
      BAM                            10.1.2.0.2                     VALID
      
      11 rows selected.
      
      表7-7    OracleAS Metadata Repository内のコンポーネントID 
      コンポーネントID  説明 

      WIRELESS 

      Oracle Application Server Wireless 

      PORTAL 

      Oracle Application Server Portal 

      WCS 

      Oracle Application Server Web Clipping 

      DISCOVERER 

      Oracle Application Server Business Intelligence Discoverer 

      MRUA 

      Oracle Application Server Metadata Repository Upgrade Assistant 

      B2B 

      Oracle Application Server Integration B2B 

      WORKFLOW 

      Oracle Workflow 

      OCA 

      Oracle Application Server Certificate Authority 

      UDDI 

      Oracle Application Server UDDI Registry 

      MRC 

      Oracle Application Server Metadata Repository Container 

      ORABPEL 

      Oracle Business Process Execution Language(BPEL)Process Manager 

      BAM 

      Oracle BPEL Process Analytics 

      表7-8    OracleAS Metadata Repository内のコンポーネントのステータス・インジケータ 
      ステータス  説明 

      LOADING 

      MRUAは、コンポーネント・データベース・オブジェクトの作成を開始していますが、コンポーネント・オブジェクトの作成およびデータベースへのロードはまだ完了していません。 

      LOADED 

      MRUAは、すべてのコンポーネント・データベース・オブジェクトの作成とデータベースへのロードを完了しました。MRUAは、コンポーネント・スキーマのアップグレードを開始できます。 

      UPGRADING 

      MRUAは、このコンポーネントのスキーマのアップグレードを開始しましたが、アップグレードはまだ完了していません。 

      UPGRADED 

      MRUAは、このコンポーネントのスキーマのアップグレードを完了しました。 

      VALID 

      コンポーネント・スキーマのアップグレードが完了し、スキーマが有効です。これは、Oracle Application Server 10g リリース2(10.1.2)へのアップグレードが成功した後に予期されるステータスです。 

      INVALID 

      コンポーネント・スキーマのアップグレードは完了しましたが、データベース・コンポーネント・スキーマが無効です。このステータスの原因としては、リカバリ不可能なエラーや無効なデータが考えられます。

      MRUAログ・ファイルを確認する方法については、7.4.7項を参照してください。 

7.5 タスク5: OracleAS PortalおよびOracleAS WirelessのOracleAS Metadata Repositoryのアップグレードの完了

次の項で、MRUAを実行してOracleAS Metadata Repositoryコンポーネント・スキーマをアップグレードした後に実行するタスクについて説明します。

7.5.1 OracleAS Portalスキーマのアップグレード処理の完了

次の項で、OracleAS Portalスキーマのアップグレードを完了する方法について説明します。

7.5.1.1 リリース2(9.0.2)からのアップグレード後にOracle Internet Directoryで動作するためのOracleAS Portalの再構成

アップグレード前のリリースがOracle9i AS Portalリリース2(9.0.2.x)の場合、この項の手順に従ってOracleAS PortalをOracle Internet Directory用に再構成します。

リリース2(9.0.2)から10g リリース2(10.1.2)の間に一部のOracle Internet Directory権限が変更されたため、この再構成を行う必要があります。たとえば、Oracle Directory Integration and Provisioningのイベント通知が変更され、Oracle Delegated Administration ServicesのURLが変更されています。

次の手順の説明に従ってptlconfigコマンドを実行すると、Portalのスキーマにキャッシュされているそれらの値が、変更に応じて更新されます。

  1. アップグレード先中間層のOracleホームにある次のディレクトリに移動します。

    DESTINATION_ORACLE_HOME¥portal¥conf
    
    
  2. 次のコマンドを実行します。

    ptlconfig -dad portal_DAD -oid
    
    

    このコマンド内のportal_DADは、アップグレードしたOracleAS Portal RepositoryのDADです。

    関連項目:

    ptlconfigツールの詳細は、『Oracle Application Server Portal構成ガイド』を参照してください。 

7.5.1.2 アップグレードされたPortalインスタンスを使用するすべての中間層の起動

スクリプトが正常に実行された後、次の手順を実行して、アップグレードされたPortalインスタンスを使用する各中間層を起動します。

  1. 「サービス」コントロール パネルでProcess Managerサービスを開始して、OPMNおよびそれによって管理されるプロセスを起動します。

  2. 「サービス」コントロール パネルで、Application Server Controlサービスを開始します。

7.5.1.3 ポートレット・リポジトリの新形式への移行(オプション)

デフォルトでは、ポートレット・リポジトリはOracleAS Portalスキーマにインプレース・アップグレードされます。ポートレット・リポジトリ内の既存のページ、テンプレート、アイテムなどがアップグレードされ、新しいポートレットがリポジトリに追加されます。以前の設定が維持されるため、ページはアップグレード実行前と非常によく似ています。


注意:

アップグレード前のリリースがOracle9i AS Portalリリース2(9.0.2)で、ポートレット・リポジトリをプロバイダ名でグループ化するようにレンダリングした場合、アップグレード後にリポジトリ内のフォルダはカテゴリでグループ化されます。これは、OracleAS 10g (9.0.4)以上ではプロバイダ名ごとにグループ化オプションは推奨されていないためです。

同様の編成を作成するには、プロバイダ名を表すカテゴリにポートレット名を割り当てます。 


リポジトリの外観を新しくインストールされたインスタンスの外観にするには、スクリプトを使用して、アップグレードされたポートレット・リポジトリを再作成します。スクリプトは、既存のポートレット・リポジトリを削除して、再作成します。スクリプトは、ポートレット・リポジトリ内のカスタマイズ、設定、スタイル、バナーなどを保持しない場合にのみ使用してください。

ポートレット・リポジトリを再作成するには、7.5.1.2項「アップグレードされたPortalインスタンスを使用するすべての中間層の起動」の説明に従って中間層を起動した後で、次の手順を実行します。

  1. スクリプトによってリポジトリが上書きされて元に戻すことができなくなるため、データベースのバックアップを実行します。

  2. OracleAS Metadata Repository Upgrade Assistant and UtilitiesのCD-ROMの次のディレクトリに移動します。このディレクトリには、prrplc.sqlスクリプトが含まれています。

    MRUA_CDROM_ROOT¥portal¥admin¥plsql¥upg¥common
    
    
  3. Portalスキーマ・ユーザーとして、SQL*PlusからOracleAS Metadata Repositoryデータベースにログインします。

  4. 引数を指定せずにprrplc.sqlスクリプトを実行します。

7.5.1.4 アップグレードされたOracleAS Portalへのアクセス

OracleAS Portal Repositoryのアップグレードでエラーが発生しなかった場合、アップグレードされたPortalにアクセスできます。ブラウザを開き、次のURLに移動します。

http://host.domain:port/pls/portal_DAD

次に例を示します。

http://portalhost42.acme.com:7777/pls/portal

7.5.1.5 OracleAS PortalのOracle Text索引でOracleAS Metadata Repositoryデータベースを停止する場合の影響

欠落したOracle Text索引がOracleAS Portalのアップグレード処理中に作成されますが、移入は行われません。移入には非常に長い時間がかかる場合があるためです。新しい索引は、アップグレードの完了後、次の同期ジョブのスケジューリング時に移入されます。

アップグレード(バックアップ用)およびOracle Text索引の同期ジョブの起動後、データベースを停止する必要がある場合は、同期プロセスに対する次の停止コマンドの影響を考慮してください。

7.5.1.6 Delegated Administration Servicesで動作するためのOracleAS Portalの再構成

10g リリース2(10.1.2)より前のOracleAS Portalでは、InfrastructureおよびApplication Server中間層が別々のホストまたはプロトコルに分割されていた場合、ユーザーおよびグループLOVは、JavaScriptのオリジナル・サーバー・セキュリティ・ポリシーに対応するよう構成する必要がありました。JavaScriptエラーが発生する原因は、OracleAS PortalとDelegated Administration Services(DAS)が別々のドメインにあることでした。

この問題には次の2つの解決方法がありました。

OracleAS Portal 10g リリース2(10.1.2)では、LOVの実装はコールバック方式をサポートするよう変更され、ドメイン間の問題が解消され、前述の構成手順は不要になりました。ただし、このコールバック方式では、ドメイン間でのLOVの使用をサポートするために、DAS環境に対応するパッチが必要になります。

コールバック方式は、DAS 10g (9.0.4)以上でサポートされています。DASリリース2(9.0.2.3)を使用している場合は、パッチ3278638を適用するとコールバックをサポートできます。

ご使用の環境に適切なDASリリースがインストールされ、前述の構成オプションを実装していない場合は、個別のホストでLOVをサポートするためにOracleAS Portalで追加の構成手順を実行する必要はありません。ただし、前述の構成オプションを使用した場合は、その手順を削除する必要があります。手順は次のとおりです。

  1. 共通ドメインが定義されていた場合は、secjsdom.sqlスクリプトを次のとおり実行してリセットします。

    1. オペレーティング・システムのコマンド・プロンプトから、次のディレクトリに移動します。

      DESTINATION_MIDTIER_ORACLE_HOME¥portal¥admin¥plsql¥wwc 
      
      
    2. SQL*Plusを使用して、スキーマ所有者としてOracleAS Portal Repositoryに接続し、次のコマンドを実行します。

      @secjsdom ''
      commit;
      
      
  2. ローカルにデプロイされたDASサーブレットを使用するようにOracleAS Portalが構成されている場合は、secdaslc.sqlスクリプトを次のとおり実行し、Infrastructure層を指し示すように再構成します。

    1. オペレーティング・システムのプロンプトから、次のディレクトリに移動します。

      DESTINATION_MIDTIER_ORACLE_HOME¥portal¥admin¥plsql¥wwc
      
      
    2. SQL*Plusを使用して、スキーマ所有者としてOracleAS Portal Repositoryに接続し、次のコマンドを実行します。

      @secdaslc N
      commit;
      

7.5.1.7 カスタマイズされたログイン・ポートレットの更新

ログイン・ポートレットがカスタマイズされている場合は、このリリースで動作するよう更新する必要があります。以前のリリースでは、ユーザー証明書はOracleAS Portalのwwptl_login.login_urlプロシージャに渡されていました。今回のリリースでは、ユーザー証明書はOracleAS Single Sign-Onのwwsso_app_admin.ls_loginプロシージャに渡される必要があります。OracleMetaLinkのNote 290445.1に記載されている手順に従って、カスタマイズされたログイン・ポートレットがwwsso_app_admin.ls_loginを使用するように更新します。


注意:

Oracle Application Server 10g (9.0.4)パッチ・セット1(9.0.4.1)または次の個別パッチの適用後に、パッチのドキュメントで説明されている手順を実行した場合は、この時点で追加の手順を実行する必要はありません。

  • 3273358(10g (9.0.4))

  • 3273354(リリース2(9.0.2.6))

  • 3273342(リリース2(9.0.2.3))

 

7.5.1.8 OracleAS Portalのパフォーマンス・レポートの更新

OracleAS Portalのパフォーマンス・レポートを生成するには、一連のSQLスクリプトを使用する必要があります。それらのスクリプトは、OracleAS Portalのログ・ファイルをデータベース表にロードし、その情報に基づいてレポートを作成するために使用されます。それらのスクリプトは、次のディレクトリにあります。

ORACLE_HOME¥portal¥admin¥plsql¥perf

すでにパフォーマンス・レポート・スクリプトを使用している場合は、OracleAS Portalリリース2(10.1.2.0.2)にアップグレードした後、次のファイルの新しいコピーを実行する必要があります。

ORACLE_HOME¥portal¥admin¥plsql¥perf¥install¥update.sql

これは、Repositoryのリクエストに新しいURL形式を対応させ、新しいデータの収集を可能にするためです。これを行わないと、スクリプトが機能しません。

それらのスクリプトを使用してOracleAS Portalのパフォーマンスを監視する方法については、スクリプトのサブディレクトリにある次のファイルを参照してください。

ORACLE_HOME¥portal¥admin¥plsql¥perf¥scripts¥README.html

7.5.2 OracleAS Wirelessスキーマのアップグレード処理の完了

OracleAS Metadata Repositoryをアップグレードして中間層インストールを再起動しても、Oracle Sensor Edge Serverプロセスは自動的に作成されません。そのため、OracleAS Upgrade Assistantを実行しOracleAS Metadata Repositoryを10g リリース2(10.1.2)にアップグレードした後、これらのプロセスを手動で作成する必要があります。

関連項目:

Application Server Controlコンソールを使用してOracle Sensor Edge Serverプロセスを作成する方法については、『Oracle Application Server Wireless管理者ガイド』のOracleAS Wirelessサーバーの管理に関する項を参照してください。 

7.6 タスク6: OracleAS Metadata Repositoryを使用する中間層の起動

OracleAS Metadata Repositoryのアップグレード処理を完了した後、OracleAS Metadata Repositoryと関連付けられている中間層を起動できます。各中間層に対し、次の手順を実行します。

  1. 「サービス」コントロール パネルでProcess Managerサービスを開始して、OPMNおよびそれによって管理されるプロセスを起動します。

  2. 「サービス」コントロール パネルで、Application Server Controlサービスを開始します。


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