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Oracle Application Serverインストレーション・ガイド
10g リリース3(10.1.3.2.0) for Linux x86

E05049-01
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7 インストール後の作業

内容は次のとおりです。

7.1 インストール後のOracle Application Serverインスタンスの状態

インストール後は、構成したコンポーネントが起動されます(1024よりも小さいポートを使用するようにそれらを構成しなかった場合。1024よりも小さいポートを使用するように構成した場合は、それらを手動で起動する必要があります)。

ブラウザに「ようこそ」ページおよび「Application Server Control」ページが表示されます。これらのページのURLは、インストーラの最後の画面に示されます。最後の画面の内容は、ORACLE_HOME/install/readme.txtファイルで確認できます。

Oracle Application Serverインスタンスを起動および停止するには、スクリプトまたはOracle Enterprise Manager 10g Application Server Controlを使用します。詳細は、『Oracle Application Server管理者ガイド』を参照してください。

7.2 Oracle Application Serverコンポーネントのパスワード

デフォルトでは、Oracle Application ServerコンポーネントのすべてのパスワードがOracle Application Serverインスタンス・パスワードと同じに設定されます。セキュリティ上の理由から、様々なコンポーネントのパスワードを異なる値に変更する必要があります。

インストールしたコンポーネントのパスワードを変更する方法の詳細は、Oracle Application Serverドキュメント・ライブラリの『Oracle Application Server管理者ガイド』およびコンポーネントのマニュアルを参照してください。

7.3 NFSでのインストール

Oracle Application ServerをNFSディスクにインストールした場合は、ORACLE_HOME/Apache/Apache/conf/httpd.confファイルに格納されているLockFileディレクティブがローカル・ディスクを指すように編集する必要があります。このファイルは、Oracle HTTP Serverコンポーネントによって使用されます。

詳細は、『Oracle HTTP Server管理者ガイド』を参照してください。

7.4 OracleAS Clusterの構成

インストール中にOracleAS Clusterを構成しなかった場合は、インストール後にOracle Process Manager and Notification Server(OPMN)のコマンドを使用して構成できます。詳細は、『Oracle Application Server管理者ガイド』の「クラスタ・トポロジの構成」を参照してください。

クラスタ内のすべてのインスタンスに同じoc4jadminパスワードを使用する必要があることに注意してください。

7.5 バックアップおよびリカバリ

インストール後というのは、ファイルのバックアップを開始し、バックアップおよびリカバリの計画を立てるのによいタイミングです。詳細は、『Oracle Application Server管理者ガイド』を参照してください。

7.6 SSL対応

デフォルトでは、ほとんどのコンポーネントがSSLに対応するように構成されていません。SSLを有効にする方法については、『Oracle Application Server管理者ガイド』のSSLに関する項を参照してください。

Oracle Internet Directoryをユーザー・リポジトリとして使用せずにOracle Content DBでOracle Driveを使用する場合は、Oracle Content DBをSSLに対応するように構成する必要があります。詳細は、『Oracle Content Database Oracle WebCenter Suite用管理者ガイド』のOracle Content DBへのクライアント接続に対するSSLの設定に関する項を参照してください。

7.7 オペレーティング・システムのロケールおよび環境変数NLS_LANG

Oracle Application Serverを英語以外の言語環境でインストールした場合は、次の項で説明する設定を確認してください。

7.7.1 オペレーティング・システムのロケールの確認

デフォルトのロケールが適切に設定されていることを確認するには、環境変数LC_ALLまたはLANGが適切な値に設定されていることを確認します。現在の設定を確認するには、localeコマンドを実行します。

prompt> locale

7.7.2 NLS_LANG設定の確認

NLS_LANG設定を確認するには、次の手順を実行します。

  1. 環境変数NLS_LANGの値がオペレーティング・システムのデフォルトのロケール設定に対応することを確認します。この変数を設定するファイルのリストなどの詳細は、『Oracle Application Serverグローバリゼーション・ガイド』を参照してください。場合によっては、これらのファイルに含まれる変数NLS_LANGの値を編集する必要があります。

  2. ORACLE_HOME/opmn/conf/opmn.xmlファイルのNLS_LANG設定が環境変数NLS_LANGと一致することを確認します。

    例: opmn.xmlファイルのNLS_LANG設定は次のようになります。

    <environment>
         <variable id="TMP" value="/tmp"/> 
         <variable id="NLS_LANG" value="JAPANESE_JAPAN.JA16SJIS"/> 
    </environment>
    
    

7.8 次の作業

Oracle Application Serverをインストールした後で、『Oracle Application Server管理者ガイド』を読む必要があります。特に、「Oracle Application Serverのインストール後の作業」という章を読む必要があります。

また、Oracle Application Serverのインストール後にOracle Application Server環境の完全なバックアップを行う必要があります。これにより、万一何か異常が発生した場合に作業環境をリストアできます。Oracle Application Server環境の完全なバックアップの方法の詳細は、『Oracle Application Server管理者ガイド』を参照してください。

Oracle Application Server環境の完全なバックアップは、パッチセットのアップグレードが正常に行われた後や構成変更が正常に行われた後にも実行する必要があります。


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