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Oracle Developer Suite インストレーション・ガイド
10gリリース2(10.1.2)for Solaris Operating System (SPARC), Microsoft Windows and Linux x86
B25104-03
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インストールの概要

この章では、Oracle Developer Suite 10gリリース2(10.1.2.0.2)のインストール手順の概要を説明します。用途に応じて、いくつかのインストール方法から選択できます。説明する項目は次のとおりです。

1.1 Oracle Developer Suiteインストール手順の概要

Oracle Developer Suite製品のインストールには、次のようなオプションが用意されています。

第2章「インストールする前に」では、Oracle Developer Suiteに必要なハードウェアおよびソフトウェア要件について説明します。

第3章「インストール手順」では、インストール手順について説明します。

付録B「コンポーネント」では、Oracle Developer Suiteの個々のコンポーネントについて説明します。

次に示す2つの表に、Oracle Developer Suiteのインストール・オプション、および各オプションによってインストールされるコンポーネントを示します(Windowsは表1-1、LinuxおよびSolarisは表1-2を参照してください)。

表1-1    Oracle Developer Suite のインストール・オプションとコンポーネント(Windows) 
コンポーネント  J2EE Development  完全 

Oracle10g JDeveloper (Oracle Business Intelligence Beansと、UIXおよびBaliのサブコンポーネントを含む) 

 

 

Oracle Reports Developer 

× 

 

Oracle Forms Developer 

× 

 

Oracle Designer 

× 

 

表1-2    Oracle Developer Suiteのインストール・オプションとコンポーネント(LinuxおよびSolaris) 
コンポーネント1  J2EE Development  完全 

Oracle10g JDeveloper (Oracle Business Intelligence Beansと、UIXおよびBaliのサブコンポーネントを含む) 

 

 

Oracle Reports 

× 

 

Oracle Forms 

× 

 

1 Oracle Developer Suiteの全機能を利用できるように、LinuxおよびSolaris版にはWindows版のコンポーネントも同梱されています。

1.2 インストール手順について

Oracle Developer Suiteのインストール手順は、次の3段階に分かれています。

1.3 Oracle Developer Suiteコンポーネントのインストールについて

Oracle Universal Installerによって、Oracle Developer Suiteのコンポーネントがデフォルトの構成値でインストールされます。また、ローカルまたはリモート・サーバー製品にアクセスするために必要な、基本的なネットワーク要素も構成されます。

Oracle Developer Suiteをインストールすれば、アプリケーションを実行またはテストするために、Oracle Application Server(OracleAS)を別にインストールする必要はありません。選択したインストール・オプションによっては、Oracle Developer Suiteをインストールすると、関連するOracleASランタイム・サービス(OC4J、Oracle Application Server Forms ServicesおよびOracle Application Server Reports Services)がアプリケーションのテスト用にインストールされます。ただし、実際のデプロイ環境においても、アプリケーションをテストすることをお薦めします。

一部のOracle Developer Suiteコンポーネント機能を使用するには、特定のOracleASコンポーネントが必要です。各コンポーネントの要件の詳細は、付録B「コンポーネント」で該当するコンポーネントの章を参照してください。

インストール中に、Oracleホームの名前とパスを指定するように指示されます。1つのOracleホーム・ディレクトリに複数のOracle製品を指定する方法や、1台のコンピュータに複数のOracle製品をインストールする方法については、第2.6項「1つのOracleホームでの共存」を参照してください。

1.3.1 他のリリースとの互換性

Oracle Developer Suite 10gリリース2(10.1.2.0.2)は、次の製品の10.1.2.0.2バージョンのみ、同じORACLE_HOMEにインストールできます。

1.4 インストール時の新機能

この項では、インストール時の新機能について説明します。

この製品の新機能の一覧は、Oracle Technology Networkのサイト(http://www.oracle.com/technology/products/ids/)をご覧ください。

説明する項目は次のとおりです。

1.4.1 DVDからのインストール

Oracle Developer SuiteとOracle Developer Suiteドキュメント・ライブラリは、DVD-ROMディスクにも用意しました。また、従来のCD-ROMディスクも利用できます。DVDディスクを使用すると、CD-ROMディスクのようにインストールの途中でディスクを交換する必要がなくなります。

1.4.2 Solaris 8および9のサポート

Oracle Developer Suite 10gリリース2(10.1.2.0.2)は、Solaris 8(2.8)およびSolaris 9(2.9)で実行できることが保証されています。

Oracle Developer Suite 10gリリース2(10.1.2.0.2)は、以前のバージョンのSolarisオペレーティング・システムをサポートしません。

1.4.3 オペレーティング・システムに必要となる新しいパッチ

Oracle Developer Suiteには、Java SDK 1.4.2が含まれています。

これらの新バージョンのJava SDKには、サポート対象のオペレーティング・システム用に、パッチの追加または更新が必要になる場合があります。必要なパッチの一覧は、第2.3項「オペレーティング・システムのソフトウェア要件」を参照してください。

1.4.4 インストール時の/var/tmp領域の不要化(LinuxおよびSolarisのみ)

LinuxおよびSolaris版のOracle Developer Suiteでは、インストール時に/var/tmpディレクトリのディスク領域は不要です。一部のコンポーネントでは、実行時に/var/tmpに書き込む場合があります。

1.4.5 前提条件の確認項目の追加

Oracle Developer Suiteのインストーラでは、コンピュータが最低限の要件を確実に満たしていることを確認するために、従来に比べてより多くの前提条件の確認が実行されます。確認項目の一覧は、第2.10.2項「インストーラによる前提条件の確認」を参照してください。

1.4.6 Configuration Assistantの機能拡張

Configuration Assistantの新機能は次のとおりです。

これらの機能の詳細は、第F.3項「Oracle Developer Suite Configuration Assistantのトラブルシューティング」を参照してください。

1.4.7 制限事項の廃止

Oracle Developer Suiteに存在した制限事項がいくつか廃止され、次のようになりました。


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