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Oracle Developer Suite インストレーション・ガイド
10gリリース2(10.1.2)for Solaris Operating System (SPARC), Microsoft Windows and Linux x86
B25104-03
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2
インストールする前に

この章では、Oracle Developer SuiteおよびOracle Developer Suiteドキュメント・ライブラリのハードウェアおよびソフトウェア要件について説明します。説明する項目は次のとおりです。

2.1 ハードウェア要件

表2-1に、Oracle Developer Suiteの基本的なハードウェア要件を示します。

表2-1    Oracle Developer Suiteのハードウェア要件 
ハードウェア構成要素  要件 

CPU 

次のいずれか。

  • Pentiumまたはその互換プロセッサ(500 MHz以上を推奨)

  • SPARCプロセッサ(200 MHz以上を推奨)

 

メモリー領域 

128 MB1 

ディスク領域2 

J2EE Development

  • Windows: 508 MB

  • Solaris: 528 MB

  • Linux: 700 MB

完全

  • Windows: 943 MB

  • Solaris: 865 MB

  • Linux: 920 MB

 

ページファイル・サイズ、TMP、またはスワップ領域の合計3 

  • Windows: 384 MB

  • LinuxおよびSolaris: 500 MB

 

ディスプレイ 

256色以上の表示が可能であること。 

1 インストールに必要な最小のメモリー領域です。Oracle Developer Suiteのコンポーネントをすべてインストールする場合は、これ以上のメモリー領域が必要です。各コンポーネントに必要なメモリー領域については、表2-2を参照してください。
2 英語のみのインストールに必要なディスク領域です。実際に必要なディスク領域は、インストール時に選択した言語によります。ただしその場合、通常はCドライブに、さらに50 MBの一時ディスク領域が必要になります。
3 マルチユーザーのLinuxまたはSolaris環境でOracle JDeveloper 10gを使用する場合は、1 GBのスワップ領域を使用してください。

表2-2に、Oracle Developer Suiteの各コンポーネントに必要なメモリー領域を示します。

表2-2    Oracle Developer Suiteのコンポーネントに必要なメモリー領域 
コンポーネント  メモリー領域 

Oracle10g JDeveloper(Oracle Business Intelligence Beansと、UIXおよびBaliのサブコンポーネントを含む) 

  • 最小: 256 MB

  • 推奨: 512 MB

 

Oracle Reports Developer 

  • 最小: 128 MB

  • 推奨: 256 MB

 

Oracle Business Intelligence Discoverer Administrator 

  • 最小: 128 MB

  • 推奨: 256 MB

 

Oracle Business Intelligence Discoverer Desktop 

128 MB 

Oracle Forms Developer 

  • 最小: 128 MB

  • 推奨: 256 MB

 

Oracle Designer 

256 MB 

2.2 サポートされるオペレーティング・システム

Oracle Developer Suiteは、Microsoft Windows 2000/XP Professional、Sun Solaris、およびLinux x86の各オペレーティング・システムで使用できます。表2-3に、オペレーティング・システムと、各オペレーティング・システムにおいてサポートされるOracle Developer Suiteコンポーネントを示します。


注意

このドキュメントでは、「Linux」はLinux x86オペレーティング・システムを指します。 


表2-3    オペレーティング・システムとOracle Developer Suiteコンポーネント 
コンポーネント  2000/XP Professional  Solaris  Linux 

Oracle10g JDeveloper(Oracle Business Intelligence Beansと、UIXおよびBaliのサブコンポーネントを含む) 

 

 

 

Oracle Reports Developer 

 

 

 

Oracle Business Intelligence Discoverer Administrator (従来のDiscoverer Administration Editionに相当)、Oracle Business Intelligence Discoverer Desktopを含む 

 

× 

× 

Oracle Forms Developer 

 

 

 

Oracle Designer 

 

× 

× 

LinuxおよびSolarisに関する注意:

2.3 オペレーティング・システムのソフトウェア要件

この項では、Windows、LinuxおよびSolarisの各オペレーティング・システム要件について説明します。

2.3.1 Windowsオペレーティング・システム

表2-4に、Windowsオペレーティング・システムにOracle Developer Suiteをインストールするためのソフトウェア要件を示します。

表2-4    Oracle Developer SuiteのWindowsソフトウェア要件 
ソフトウェア構成要素  要件 

Windowsオペレーティング・システム 

  • Microsoft Windows 2000 Service Pack 3以降

  • Microsoft Windows XP Professional Edition Service Pack 2以降

 


注意

Windowsの新しいバージョンでは、C以外のドライブをシステム・ドライブとして使用できます。このマニュアルでは、システム・ドライブを「デフォルトのシステム・ドライブ」と記載しています。そのため、デフォルトのシステム・ドライブにはC以外のドライブも使用できます。

ただし、このマニュアルに含まれるほとんどの例では、デフォルトのシステム・ドライブにCが使用されています。 


2.3.2 Sun SPARCワークステーション用のSolarisオペレーティング・システム

Sun SPARCワークステーションで実行されるSolarisにOracle Developer Suiteをインストールする場合は、Solaris 8(2.8)またはSolaris 9(2.9)のいずれかである必要があります。表2-5に、Oracle Developer SuiteをインストールするためのSolarisのパッチセット要件を示します。パッチは次のWebサイトからダウンロードできます。

http://sunsolve.sun.com/pub-cgi/show.pl?target=patches/J2SE


注意

Solarisで実行されるOracle10g JDeveloperには、CDE Windows Managerが必要です。 


表2-5    Solarisオペレーティング・システムのパッチセット要件 
ソフトウェア構成要素  要件 

Solaris 8(2.8) 

  • 108652-82: X11 6.4.1: Xsun

  • 108921-21: CDE 1.4: dtwm

  • 108940-62: Motif 1.2.7および2.1.1: ランタイム・ライブラリ・パッチ

  • 112003-03: 64ビットSolaris 8のiso-1またはiso-15では、フォントセットのロードは不可

  • 108773-18: IIIMおよびXの入出力メソッド

  • 112138-01: usr/bin/domainnameパッチ

  • 111310-01: /usr/lib/libdhcpagent.so.1

  • 109147-28: リンカー

  • 111308-04: /usr/lib/libmtmalloc.so.1

  • 112438-03: /kernel/drv/random

  • 108434-17: C++用の共有ライブラリのパッチ(32ビット)

  • 111111-04: /usr/bin/nawk

  • 112396-02: /usr/bin/fgrep

  • 110386-03: RBAC機能

  • 111023-03: /kernel/fs/mntfs、/kernel/fs/sparcv9/mntfs

  • 108987-13: patchaddおよびpatchrmのパッチ

  • 108528-29: カーネルの更新

  • 108989-02: /usr/kernel/sys/acctctl、/usr/kernel/sys/exacctsys

  • 108993-36: LDAP2クライアント、libc、libthreadおよびlibnslライブラリ

 

Solaris 9(2.9) 

  • 113096-03: X11 6.6.1: OWconfig

  • 112785-35: X11 6.6.1: Xsun

 

表2-6に、Oracle Developer Suiteをインストールする場合の、Solaris 8(2.8)およびSolaris 9(2.9)のパッケージの要件を示します。コンピュータにオペレーティング・システムのパッケージがインストールされていることを確認するには、そのパッケージ名を指定してpkginfoコマンドを実行します。このコマンドは、記載されているパッケージごとに実行してください。pkginfoの構文は次のとおりです。

pkginfo package_name

次に例を示します。

prompt>pkginfo SUNWarc

コンピュータにパッケージがインストールされていない場合は、システム管理者に連絡してください。

表2-6    Solarisオペレーティング・システムのパッケージ要件 
ソフトウェア構成要素  要件 

Solaris 8(2.8) 

  • SUNWarc

  • SUNWbtool

  • SUNWhea

  • SUNWlibm

  • SUNWlibms

  • SUNWsprot

  • SUNWsprox

  • SUNWtoo

  • SUNWi1of

  • SUNWxwfnt

  • SUNWi1cs

  • SUNWi15cs

 

Solaris 9(2.9) 

  • SUNWarc

  • SUNWbtool

  • SUNWhea

  • SUNWlibm

  • SUNWlibms

  • SUNWsprot

  • SUNWsprox

  • SUNWtoo

  • SUNWi1of

  • SUNWxwfnt

  • SUNWi1cs

  • SUNWi15cs

 

2.3.3 Linuxオペレーティング・システム

Linuxのソフトウェア要件を確認するには、お使いのLinuxディストリビューションに応じて、次の該当する項を参照してください。

カスタマイズされたカーネルや、Linuxベンダーでサポートされていないモジュールはサポートされません。

Oracle Developer Suite 10gリリース2(10.1.2.0.2)は、ネットワーク接続されていないLinuxシステムにもインストールできます。

2.3.3.1 Red Hat Enterprise Linux AS/ES 2.1システムのソフトウェア要件

表2-7に、Red Hat Enterprise Linux AS/ES 2.1システムのソフトウェア要件を示します。また、表の後には、これらのシステム要件を満たす手順と、Oracle Developer Suiteをインストールするために他の要件が必要になる場合はその要件を満たす手順も説明します。


注意

Oracle Developer Suite 10gリリース2(10.1.2.0.2)は、次のオペレーティング・システム固有のソフトウェアで動作確認されています。JDKバージョンやオペレーティング・システムのバージョンなど、サポートされるオペレーティング・システム固有のソフトウェアの最新情報については、OracleMetaLink(http://metalink.oracle.com)で確認してください。 


表2-7    Red Hat Enterprise Linux AS/ES 2.1システムのソフトウェア要件 
項目  要件 

オペレーティング・システム 

Red Hat Enterprise Linux AS/ES 2.1

Red Hatの詳細は、次を参照してください。

http://www.redhat.com
 

Red Hat Update 

Update 5 

Red Hatのパッチ 

errata 49カーネルまたはそれ以上のRed Hatで承認されているerrataパッチ

たとえば、Red Hatインストールのタイプに応じて次のいずれかを適用できます。

  • kernel-2.4.9-e.49

  • kernel-smp-2.4.9-e.49

  • kernel-enterprise-2.4.9-e.49

 

ソフトウェア・パッケージ

(これらのバージョンまたはそれ以上のバージョンがインストールされていることを確認) 

glibc-2.2.4-32.17
glibc-common-2.2.4-32.17
gcc-2.96-128.7.2
gcc-c++-2.96-128.7.2
pdksh-5.2.14-22
openmotif-2.1.30-12
sysstat-4.0.1-15.2.1as
compat-glibc-6.2-2.1.3.2
compat-libstdc++-6.2-2.9.0.16
libstdc++-2.96-128.7.2
gnome-libs-1.2.13-16
binutils-2.11.90.0.8-12.4
make-3.79.1-8
db1-1.85-7
db3-3.3.11-5
 

システムがすべての要件を満たしていることを確認するには、次の手順を実行します。

  1. rootユーザーとしてログインします。

  2. インストールされているLinuxのディストリビューションおよびバージョンを確認するには、次のコマンドを入力します。

    # cat 
    /etc/issue
    Red Hat Linux Advanced Server release 2.1AS/¥m 
    (Pensacola)
    
    


    注意

    Red Hat Enterprise Linux AS/ES 2.1、3.0、4.0、およびSUSE Linux Enterprise Server 8、9は、動作保証およびサポートされています。サポートされるLinuxオペレーティング・システムの最新情報については、OracleMetaLink(http://metalink.oracle.com)で確認してください。  


  3. Update 5がインストールされていることを確認するには、次のコマンドを入力します。

    # cat 
    /etc/redhat-release
    Red Hat Linux Advanced Server release 2.1AS/¥m (Pensacola Update 
    5)
    
    

    Update 5がインストールされている場合は、errata 49とすべての必要なソフトウェア・パッケージがインストールされています。

  4. インストールされているLinuxカーネルのバージョンを確認するには、次のコマンドを入力します。

    # uname 
    -r
    kernel-smp-2.4.9-e.49
    
    

    この例では、バージョンが2.4.9、errataが49であることを示しています。カーネルのアップグレードの詳細は、必要に応じて、オペレーティング・システムのドキュメントを参照してください。

    Red Hatのパッチの詳細は、次を参照してください。

    http://www.redhat.com
    
    
  5. インストールされているその他のパッケージを確認するには、次のようなコマンドを入力します。

    # rpm -q 
    package_name
    
    

    パッケージがインストールされていない場合は、次のコマンドを使用してパッケージをダウンロードしてインストールします。

    # rpm -i 
    package_name
    
    

    パッケージのインストール時には、正しいアーキテクチャと最適化rpmファイルを使用してください。rpmファイルのアーキテクチャを確認するには、次のコマンドを実行します。

    # rpm -q 
    package_name --queryformat 
    "%{arch}¥n"
    
    

    次の例は、glibc rpmファイルがIntelアーキテクチャに適していることを示しています。

    # rpm -q glibc --queryformat 
    "%{arch}¥n" 
    i686 
    
    
    

2.3.3.2 Red Hat Enterprise Linux AS/ES 3.0システムのソフトウェア要件

表2-8に、Red Hat Enterprise Linux AS/ES 3.0システムのソフトウェア要件を示します。また、表の後には、これらのシステム要件を満たす手順と、Oracle Developer Suiteをインストールするために他の要件が必要になる場合はその要件を満たす手順も説明します。


注意

Red Hat Enterprise Linux AS/ES 2.1、3.0、4.0、およびSUSE Linux Enterprise Server 8、9は、動作保証およびサポートされています。サポートされるLinuxオペレーティング・システムの最新情報については、OracleMetaLink(http://metalink.oracle.com)で確認してください。  


表2-8    Red Hat Enterprise Linux AS/ES 3.0システムのソフトウェア要件 
項目  要件 

オペレーティング・システム 

Red Hat Enterprise Linux AS/ES 3.0

Red Hatの詳細は、次を参照してください。

http://www.redhat.com

サポートされるカーネルの最小バージョンは、次のとおりです。

  • kernel-2.4.21-20.EL

  • kernel-smp-2.4.21-20.EL

  • kernel-hugemem-2.4.21-20.EL

 

Red Hat Update 

Update 3 

ソフトウェア・パッケージ

(これらのバージョンまたはそれ以上のバージョンがインストールされていることを確認) 

glibc-2.3.2-95.27
glibc-common-2.3.2-95.27
binutils-2.14.90.0.4-35
compat-glibc-7.x-2.2.4.32.6
compat-libstdc++-7.3-2.96.128
compat-libstdc++-devel-7.3-2.96.128
gcc-3.2.3-42
gcc-c++-3.2.3-42
libstdc++-3.2.3-42
libstdc++-devel-3.2.3-42
openmotif21-2.1.30-8
pdksh-5.2.14-21
setarch-1.3-1
make-3.79.1-17
gnome-libs-1.4.1.2.90-34.1
sysstat-4.0.7-4.EL3.3
compat-db-4.0.14-5

注意: Red Hat Enterprise Linux AS/ES 3.0の場合、openmotif 2.1.30-8に相当するバージョンはopenmotif21-2.1.30-8です。openmotif21-2.1.30-8パッケージをRed Hat Enterprise Linux AS/ES 3.0ディストリビューションのディスク3からインストールするには、次のコマンドを入力します。

$ rpm -ivh openmotif21-2.1.30-8
 

システムがすべての要件を満たしていることを確認するには、次の手順を実行します。

  1. rootユーザーとしてログインします。

  2. インストールされているLinuxのディストリビューションおよびバージョンを確認するには、次のコマンドを入力します。

    # cat 
    /etc/issue
    Red Hat Enterprise Linux AS release 3 (Taroon) 
    
    
    


    注意

    Red Hat Enterprise Linux AS/ES 2.1、3.0、およびSUSE Linux Enterprise Server 8、9は、動作保証およびサポートされています。サポートされるLinuxオペレーティング・システムの最新情報については、OracleMetaLink(http://metalink.oracle.com)で確認してください。 


  3. Update 3がインストールされていることを確認するには、次のコマンドを入力します。

    # cat 
    /etc/redhat-release
    Red Hat Enterprise Linux AS release 3 (Taroon Update 
    3)
    
    
  4. インストールされているその他のパッケージを確認するには、次のようなコマンドを入力します。

    # rpm -q 
    package_name
    
    

    パッケージがインストールされていない場合は、次のコマンドを使用してパッケージをダウンロードしてインストールします。

    # rpm -i 
    package_name
    
    

    パッケージのインストール時には、正しいアーキテクチャと最適化rpmファイルを使用してください。rpmファイルのアーキテクチャを確認するには、次のコマンドを実行します。

    # rpm -q 
    package_name --queryformat 
    "%{arch}¥n"
    
    

    次の例は、glibc rpmファイルがIntelアーキテクチャに適していることを示しています。

    # rpm -q glibc --queryformat 
    "%{arch}¥n" 
    i686 
    
    
  5. hugememカーネルが使用されている場合は、次のコマンドを使用してアーキテクチャを設定します。

    prompt> setarch 
    i386
    
    

2.3.3.3 Red Hat Enterprise Linux AS/ES 4.0システムのソフトウェア要件

Red Hat Enterprise Linux AS/ES 4.0のソフトウェア要件を示します。また、表の後には、これらのシステム要件を満たす手順と、Oracle Application Serverをインストールするために他の要件が必要になる場合はその要件を満たす手順も説明します。


注意

Red Hat Enterprise Linux AS/ES 2.1、3.0、4.0、およびSUSE Linux Enterprise Server 8、9は、動作保証およびサポートされています。サポートされるLinuxオペレーティング・システムの最新情報については、OracleMetaLink(http://metalink.oracle.com/)で確認してください。 


表2-9    Red Hat Enterprise Linux AS/ES 4.0システムのソフトウェア要件 
項目  要件 

オペレーティング・システム 

Red Hat Enterprise Linux AS/ES 4.0

Red Hatの詳細は、http://www.redhat.comを参照してください。

サポートされるカーネルの最小バージョンは、次のとおりです。

  • kernel-2.6.9-11.EL

  • kernel-smp-2.6.9-11.EL

  • kernel-hugemem-2.6.9-11.EL

 

Red Hat Update 

Update 1 

ソフトウェア・パッケージ(これらのバージョンまたはそれ以上のバージョンがインストールされていることを確認) 

glibc-2.3.4-2.9

glibc-common-2.3.4-2.9

binutils-2.15.92.0.2-13

compat-libstdc++-296-2.96-132.7.2

gcc-3.4.3-22.1

gcc-c++-3.4.3-22.1

libstdc++-3.4.3-22.1

libstdc++-devel-3.4.3-22.1

openmotif21-2.1.30-11.RHEL4.4

pdksh-5.2.14-30

setarch-1.6-1

make-3.80-5

gnome-libs-1.4.1.2.90-44.1

sysstat-5.0.5-1

compat-db-4.1.25-9

control-center-2.8.0-12

xscreensaver-4.18-5.rhel4.2 

64ビットの動作保証 

AMD64およびIntel EM64TにおけるRed Hat Enterprise Linux AS/ES 4.0(64ビット)の動作保証の最新情報については、Oracle MetaLink(http://metalink.oracle.com/)で確認してください。 

システムがすべての要件を満たしていることを確認するには、次の手順を実行します。

  1. rootユーザーとしてログインします。

  2. インストールされているLinuxのディストリビューションおよびバージョンを確認するには、次のコマンドを入力します。

    # cat /etc/issue
    Red Hat Enterprise Linux AS release 4 (Nahant Update 
    1)
    
    
  3. Update 1がインストールされていることを確認するには、次のコマンドを入力します。

    # cat 
    /etc/redhat-release
    Red Hat Enterprise Linux AS release 4 (Nahant Update 
    1)
    
    
  4. インストールされているその他のパッケージを確認するには、次のようなコマンドを入力します。

    # rpm -q package_name
    
    

    パッケージがインストールされていない場合は、次のコマンドを使用してパッケージをダウンロードしてインストールします。

    # rpm -i package_name
    
    

    パッケージのインストール時には、正しいアーキテクチャと最適化rpmファイルを使用してください。rpmファイルのアーキテクチャを確認するには、次のコマンドを実行します。

    # rpm -q package_name --queryformat 
    "%{arch}¥n"
    
    

    次の例は、glibc rpmファイルがIntelアーキテクチャに適していることを示しています。

    # rpm -q glibc --queryformat "%{arch}¥n" 
    
    i686 
    
    
  5. hugememカーネルが使用されている場合は、次のコマンドを使用してアーキテクチャを設定します。

    prompt> setarch 
    i386
    

2.3.3.4 SUSE Linux Enterprise Server 8システムのソフトウェア要件

表2-10に、SUSE Linux Enterprise Server 8システムのソフトウェア要件を示します。また、表の後には、これらのシステム要件を満たす手順と、Oracle Developer Suiteをインストールするために他の要件が必要になる場合はその要件を満たす手順も説明します。


注意

Oracle Developer Suite 10gリリース2(10.1.2.0.2)は、次のオペレーティング・システム固有のソフトウェアで動作確認されています。JDKバージョンやオペレーティング・システムのバージョンなど、サポートされるオペレーティング・システム固有のソフトウェアの最新情報については、OracleMetaLink(http://metalink.oracle.com)で確認してください。 


表2-10    SUSE Linux Enterprise Server 8システムのソフトウェア要件 
項目  要件 

オペレーティング・システム 

SUSE Linux Enterprise Server 8

SUSE Linux Enterprise Serverの詳細は、次を参照してください。

http://www.suse.com/

SP3は、Oracle Developer Suite 10gリリース2(10.1.2.0.2)で動作保証されています。

SUSE Linux Enterprise Server 8 SP3の場合、サポートされるカーネルの最小バージョンは、次のとおりです。

  • k_smp-2.4.21-138

  • k_deflt-2.4.21-138

  • k_psmp-2.4.21-138

 

ソフトウェア・パッケージ

(これらのバージョンまたはそれ以上のバージョンがインストールされていることを確認) 

glibc-2.2.2-124
gcc-3.2.2-38
gcc-c++-3.2.2-38
pdksh-5.2.14
openmotif-2.1.30MLI4
sysstat-4.0.3
libstdc++-3.2.2
make-3.79.1-407
binutils-2.12.90.0.15-50
compat-2003.1.10-0
 

システムがすべての要件を満たしていることを確認するには、次の手順を実行します。

  1. rootユーザーとしてログインします。

  2. インストールされているLinuxのディストリビューションおよびバージョンを確認するには、次のコマンドを入力します。

    # cat 
    /etc/issue
    Welcome to SUSE Linux Enterprise Server 8 (i586) - Kernel ¥r 
    (¥l)
    


    注意

    Red Hat Enterprise Linux AS/ES 2.1、3.0、およびSUSE Linux Enterprise Server 8、9は、動作保証およびサポートされています。サポートされるLinuxオペレーティング・システムの最新情報については、OracleMetaLink(http://metalink.oracle.com)で確認してください。 


  3. サービス・パックのバージョンを確認するには、次のコマンドを入力します。

    # uname 
    -r
    k_smp-2.4.21-138
    
    

    カーネルのバージョンに2.4.21の文字列が含まれている場合、SP3はインストールされています。SP3は、Oracle Developer Suite 10gリリース2(10.1.2.0.2)で動作保証されています。

  4. インストールされているその他のパッケージを確認するには、次のようなコマンドを入力します。

    # rpm -q 
    package_name
    
    

    パッケージがインストールされていない場合は、次のコマンドを使用してパッケージをダウンロードしてインストールします。

    # rpm -i 
    package_name
    
    

    パッケージのインストール時には、正しいアーキテクチャと最適化rpmファイルを使用してください。rpmファイルのアーキテクチャを確認するには、次のコマンドを実行します。

    # rpm -q 
    package_name --queryformat 
    "%{arch}¥n"
    
    

    次の例は、glibc rpmファイルがIntelアーキテクチャに適していることを示しています。

    # rpm -q glibc --queryformat 
    "%{arch}¥n" 
    i686 
    
    
  5. 次のPerl実行可能ファイルのシンボリック・リンクがない場合は、作成します。

    # ln -sf /usr/bin/perl 
    /usr/local/bin/perl
    
    
  6. 次のfuser実行可能ファイルのシンボリック・リンクがない場合は、作成します。

    # ln -sf /bin/fuser 
    /sbin/fuser
    
    
  7. orarunパッケージがSUSE Linux Enterprise Serverシステムにインストールされている場合は、次の手順をoracleとして実行して環境をリセットします。

    1. 次のコマンドを入力します。

      prompt> cd 
      /etc/profile.d 
      prompt> mv oracle.csh 
      oracle.csh.bak
      prompt> mv oracle.sh 
      oracle.sh.bak
      prompt> mv alljava.sh 
      alljava.sh.bak
      prompt> mv alljava.csh 
      alljava.csh.bak
      
      
    2. 任意のテキスト・エディタを使用して、$HOME/.profileファイルの次の行をコメント・アウトします。

      . ./.oracle
      
      
    3. oracleユーザー・アカウントからログアウトします。

    4. oracleユーザー・アカウントにログインして変更を反映させます。

  8. Javaパッケージがシステムにインストールされている場合は、JAVA_HOMEなどのJavaの環境変数を設定解除します。


    注意

    SUSE Linux Enterprise Serverのディストリビューションで提供されているJavaパッケージは、インストールしないことをお薦めします。  


2.3.3.5 SUSE Linux Enterprise Server 9システムのソフトウェア要件

表2-11に、SUSE Linux Enterprise Server 9システムのソフトウェア要件を示します。また、表の後には、これらのシステム要件を満たす手順と、Oracle Developer Suiteをインストールするために他の要件が必要になる場合はその要件を満たす手順も説明します。


注意

Oracle Developer Suite 10gリリース2(10.1.2.0.2)は、次のオペレーティング・システム固有のソフトウェアで動作確認されています。JDKバージョンやオペレーティング・システムのバージョンなど、サポートされるオペレーティング・システム固有のソフトウェアの最新情報については、OracleMetaLink(http://metalink.oracle.com/)で確認してください。 


表2-11    SUSE Linux Enterprise Server 9システムのソフトウェア要件 
項目  要件 

オペレーティング・システム 

SUSE Linux Enterprise Server 9

SUSE Linux Enterprise Serverの詳細は、次を参照してください。

http://www.suse.com/

SUSE Linux Enterprise Server 9の場合、サポートされるカーネルの最小バージョンは、次のとおりです。

  • kernel-bigsmp-2.6.5-7.97

  • kernel-default-2.6.5-7.97

  • kernel-smp-2.6.5-7.97

 

ソフトウェア・パッケージ

(これらのバージョンまたはそれ以上のバージョンがインストールされていることを確認) 

glibc-2.3.3-98.28
gcc-3.3.3-43.24
gcc-c++-3.3.3-43.24
libstdc++-3.3.3-43.24
libstdc++-devel-3.3.3-43.24
openmotif21-libs-2.1.30MLI4-119.1
pdksh-5.2.14-780.1
make-3.80-184.1
gnome-libs-1.4.1.7-671.1
gnome-libs-devel-1.4.1.7-671.1
sysstat-5.0.1-35.1
binutils-2.15.90.0.1.1-32.5
db1-1.85-85.1
compat-2004.7.1-1.2
 

システムがすべての要件を満たしていることを確認するには、次の手順を実行します。

  1. rootユーザーとしてログインします。

  2. インストールされているLinuxのディストリビューションおよびバージョンを確認するには、次のコマンドを入力します。

    # cat 
    /etc/issue
    Welcome to SuSE Linux 9.0 (i686) - Kernel ¥r 
    (¥l).
    
    


    注意

    Red Hat Enterprise Linux AS/ES 2.1、3.0、およびSUSE Linux Enterprise Server 8、9は、動作保証およびサポートされています。サポートされるLinuxオペレーティング・システムの最新情報については、OracleMetaLink(http://metalink.oracle.com/)で確認してください。 


  3. カーネルのバージョンを確認するには、次のコマンドを入力します。

    # uname 
    -r
    kernel-bigsmp-2.6.5-7.97
    
    
  4. インストールされているその他のパッケージを確認するには、次のようなコマンドを入力します。

    # rpm -q 
    package_name
    
    

    パッケージがインストールされていない場合は、次のコマンドを使用してパッケージをダウンロードしてインストールします。

    # rpm -i 
    package_name
    
    

    パッケージのインストール時には、正しいアーキテクチャと最適化rpmファイルを使用してください。rpmファイルのアーキテクチャを確認するには、次のコマンドを実行します。

    # rpm -q 
    package_name --queryformat 
    "%{arch}¥n"
    
    

    次の例は、glibc rpmファイルがIntelアーキテクチャに適していることを示しています。

    # rpm -q glibc --queryformat 
    "%{arch}¥n" 
    i686 
    
    
  5. 次のPerl実行可能ファイルのシンボリック・リンクがない場合は、作成します。

    # ln -sf /usr/bin/perl 
    /usr/local/bin/perl
    
    
  6. 次のfuser実行可能ファイルのシンボリック・リンクがない場合は、作成します。

    # ln -sf /bin/fuser 
    /sbin/fuser
    
    
  7. orarunパッケージがSUSE Linux Enterprise Serverシステムにインストールされている場合は、次の手順をoracleとして実行して環境をリセットします。

    1. 次のコマンドを入力します。

      prompt> cd 
      /etc/profile.d 
      prompt> mv oracle.csh 
      oracle.csh.bak
      prompt> mv oracle.sh 
      oracle.sh.bak
      prompt> mv alljava.sh 
      alljava.sh.bak
      prompt> mv alljava.csh 
      alljava.csh.bak
      
      
    2. 任意のテキスト・エディタを使用して、$HOME/.profileファイルの次の行をコメント・アウトします。

      . ./.oracle
      
      
    3. oracleユーザー・アカウントからログアウトします。

    4. oracleユーザー・アカウントにログインして変更を反映させます。

  8. Javaパッケージがシステムにインストールされている場合は、JAVA_HOMEなどのJavaの環境変数を設定解除します。


    注意

    SUSE Linux Enterprise Serverのディストリビューションで提供されているJavaパッケージは、インストールしないことをお薦めします。  


2.4 認定ソフトウェア

Oracle Developer Suite用認定ソフトウェアの一覧は、次のOracleMetaLinkサイトから入手できます。

http://metalink.oracle.com/

2.5 オンライン・ドキュメンテーションの要件

Oracle Developer Suiteドキュメント・ライブラリには、HTMLおよびAdobe PDF形式のオンライン・マニュアルが含まれています。ドキュメント・ライブラリのコンテンツのインストールおよび表示手順については、付録C「ドキュメント・ライブラリのインストール」を参照してください。

表2-12に、Oracle Developer Suiteドキュメント・ライブラリのツールおよびディスク領域要件を示します。

表2-12    オンライン・ドキュメンテーションの要件 
項目  要件 

オンライン・リーダー 

次のいずれかのソフトウェア

HTML

  • Netscape 7.2

  • Microsoft Internet Explorer 6.0 SP 2

  • Mozilla 1.7

  • Firefox 1.0.4

  • Safari 1.2

PDF

  • Acrobat Reader 3.0以上

  • Acrobat Reader+Search 3.0以上

  • Acrobat Exchange 3.0以上

  • PDFViewer Webブラウザ・プラグイン1.0以上

 

ディスクの空き容量 

130 MB 

2.6 1つのOracleホームでの共存

この項では、1つのOracleホームに複数のOracle製品を指定する方法や、1台のコンピュータに複数のOracle製品をインストールする方法について説明します。

2.6.1 Oracleホームに関する注意事項

Oracleホームは、Oracleソフトウェアのインストール先となる最上位ディレクトリです。

このマニュアルで記載されているディレクトリ・パスには、実際のDeveloper Suiteディレクトリへのパスを表すプレースホルダ・テキストDevSuiteHomeが含まれています。


注意

Oracle Developer Suite 10gリリース2(10.1.2.0.2)とOracle Application Server 10gリリース2(10.1.2.0.2)を同じOracleホームにインストールする場合は、ORACLE_HOME¥j2ee¥homeからポート8888を使用してOracle Application Server Containers for J2EE(OC4J)を起動しないでください。このようにして起動すると、OC4Jインスタンスは失敗します。 


2.6.2 Oracle Developer Suiteの複数インストールの実行

Oracle Developer Suiteの複数のインスタンスを同じコンピュータにインストールする場合は、次のガイドラインに従ってください。また、Oracle9iDSまたはOracle Internet Developer Suiteがすでにインストールされているコンピュータに、Oracle Developer Suiteをインストールする場合も、このガイドラインが適用されます。

  1. Oracle Developer Suiteを初めてインストールした後は、コンピュータを再起動してください。

  2. すべてのインストールに十分なディスク領域があるかどうかを確認します。必要なディスク領域については、表2-1を参照してください。

  3. 後からインストールするインスタンスは、その前のインスタンスとは異なるOracleホームにインストールします。

  4. 最後のインストールが終わったら、コンピュータを再起動します(Windowsのみ)。

2.6.3 Oracle Developer SuiteのインストールとOracleデータベース


注意

Oracle Developer Suiteは、Oracleデータベースと同じOracleホームにインストールできません。 


Oracle Developer Suiteをインストールするコンピュータに、すでにOracleデータベースがインストールされている場合、または後からOracleデータベースをインストールする予定がある場合は、次のガイドラインに従ってください。

2.7 インストーラによって使用されるディレクトリ

インストーラは次のディレクトリにファイルを書き込みます。

表2-13    インストーラによって使用されるディレクトリ 
ディレクトリ  説明 

Oracleホーム・ディレクトリ 

このディレクトリには、Oracle Developer Suiteのファイルが格納されています。このディレクトリは、Oracle Developer Suiteのインストール時に指定します。詳細は、第2.6.1項「Oracleホームに関する注意事項」を参照してください。 

インベントリ・ディレクトリ 

インストーラでは、このディレクトリを使用して、コンピュータにインストールされているOracle製品が追跡されます。2回目以降のインストールでは、同じインベントリ・ディレクトリが使用されます。詳細は、第2.10.3項「インストーラのインベントリ・ディレクトリ」を参照してください。 

LinuxおよびSolarisのみ: /var/opt/oracleまたは

/etcディレクトリ 

このディレクトリには、使用しているLinuxまたはSolarisコンピュータのOracleホームの場所に関する情報が格納されています。詳細は、第2.10.3項「インストーラのインベントリ・ディレクトリ」を参照してください。注意: Windowsコンピュータでは、この情報はWindowsレジストリに格納されています。 

LinuxおよびSolarisのみ:

/tmpディレクトリ 

インストーラは、インストール時にのみ必要なファイルを、一時ディレクトリに書き込みます。デフォルトでは、一時ディレクトリは/tmpです。他のディレクトリを指定するには、TMP環境変数を設定します。 

Windowsのみ:

一時ディレクトリ 

インストーラは、インストール時にのみ必要なファイルを、一時ディレクトリに書き込みます。これには、%TEMP%システム環境変数で指定したディレクトリが使用されます。 

2.8 インストールの準備

Oracle Developer Suiteをインストールする前に、Oracle Developer Suiteのリリース・ノートをお読みください。このリリース・ノートは、Oracle Developer Suiteドキュメント・ライブラリにあります。リリース・ノートを表示する方法については、第C.3.1項「ディスクからのリリース・ノートの表示」を参照してください。最新のリリース・ノートおよびリリース・ノートの補足は、次のOracle Technology Networkサイトから入手できます。

http://www.oracle.com/technology/products/ids/

Oracle Developer Suiteをインストールする前に、次の準備作業を行います。

2.8.1 全般的なチェックリスト

全般的な作業:

2.8.2 ロケールの設定

インストーラのユーザー・インタフェース言語には、Java Virtual Machine(JVM)のロケールの設定が反映されます。このロケール設定は、オペレーティング・システムのロケールに基づいています。特定のロケールでインストーラを実行するには、Oracle Universal Installerを起動する前にオペレーティング・システムのロケールを設定します。

インストーラは表2-14に記載されているロケール言語をサポートしています。

表2-14    インストーラで表示できる言語 
言語  ISO-639言語コード 

英語 

en 

フランス語 

fr 

ドイツ語 

de 

イタリア語 

it 

日本語 

ja 

韓国語 

ko 

ポルトガル語(ブラジル) 

pt_BR 

簡体字中国語 

zh_CN 

繁体字中国語 

zh_TW 

使用しているロケールがこの表に記載されていない場合は、インストーラは英語で表示されます。

2.8.3 ユーザー補助機能の使用(Windowsのみ)

スクリーン・リーダーなどのユーザー補助機能を使用してJavaベースのアプリケーションやアプレットを利用する場合は、事前にaccess_setup.batを実行しておいてください。

このファイルaccess_setup.batは、CD-ROM Disk 1またはDVDの次の場所にあります。

メディア  ファイルの場所 

CD-ROM 

¥install¥win32  

DVD 

¥developer_suite¥install¥win32 

2.8.4 Java Access Bridgeのインストール(Windowsのみ)

スクリーン・リーダーなどのユーザー補助機能を使用してJavaベースのアプリケーションやアプレットで作業する場合、Oracle Developer SuiteをインストールするWindowsベースのコンピュータ上のすべてのJava仮想マシンに、Sun社のJava Access Bridgeがインストールされている必要があります。

ユーザー補助機能を使用する場合は、次のいずれかの手順を行います。

2.8.5 環境変数の設定(LinuxおよびSolarisのみ)

次の作業はLinuxおよびSolarisプラットフォームにのみ必要です。

2.8.5.1 DevSuiteHome

DevSuiteHomeは、Developer Suiteがインストールされているディレクトリを示す環境変数(UNIX)またはレジストリ・キー(Windows)です。これは、ORACLE_HOMEと同じです。

2.8.5.1.1 他のOracleホームとの競合回避

Oracle Developer Suiteのインストール時に、既存のOracleホーム内のソフトウェアとの競合を避けるため、環境内の既存のORACLE_HOMEへの参照をすべて削除する必要があります。これらの参照を削除するには、次の手順を実行します。

  1. 次のコマンドを使用して、既存のORACLE_HOME変数の設定を解除します。

    Cシェル  Bourne/Kornシェル 

    prompt> unsetenv ORACLE_HOME 

    prompt> ORACLE_HOME=; export ORACLE_HOME 

  2. PATHCLASSPATH、およびLD_LIBRARY_PATHの各環境変数で、環境変数ORACLE_HOMEへの参照をすべて削除します。

2.8.5.2 DISPLAY

DISPLAY環境変数を設定すると、ローカル・コンピュータからインストーラをリモートで実行し、インストーラのユーザー・インタフェースを表示できます。

リモート・コンピュータで、DISPLAY環境変数にローカル・コンピュータのシステム名またはIPアドレスを設定します。


注意

PseudoColorカラー・モデルまたはPseudoColorビジュアルをサポートする場合、PCのXエミュレータを使用してインストールを実行することもできます。PCのXエミュレータでPseudoColorビジュアルを使用できるように設定してから、インストーラを起動してください。カラー・モデルやビジュアル設定の変更方法については、Xエミュレータのドキュメントを参照してください。 


インストーラの起動時に、「Failed to connect to server」、「Connection refused by server」または「Can't open display」などのXlibエラー・メッセージが表示された場合は、ローカル・コンピュータで次のコマンドを実行してください。

シェル・タイプ  リモート・コンピュータ  ローカル・コンピュータ 

Cシェル 

prompt> setenv DISPLAY hostname:0.0 

prompt> xhost + server_name 

Bourne/Kornシェル 

prompt> DISPLAY=hostname:0.0; export DISPLAY 

prompt> xhost + server_name 

2.8.5.3 TMP

インストール中、スワップ用に一時ディレクトリが使用されます。インストールを開始する前に、一時ディレクトリが表2-1に示したハードウェア要件を満たしていることを確認する必要があります。十分な領域がないと、インストールに失敗することがあります。インストーラによって、TMP環境変数が参照されて一時ディレクトリの場所が確認されます。この環境変数が設定されていない場合は、/tmpディレクトリが使用されます。

TMP環境変数を設定するには、次の手順を実行します。

Cシェル  Bourne/Kornシェル 

prompt> setenv TMP full_path 

prompt> TMP=full_path; export TMP 

2.8.5.4 TNS_ADMIN

TNS_ADMINは、ネットワーク構成ファイルが格納されたディレクトリを指定する環境変数です。

コンピュータの既存のディレクトリにTNS_ADMINを設定した場合、そのディレクトリとOracle Developer Suiteのネットワーク構成ファイルが作成されたディレクトリとが競合します。また、構成ファイルが他のOracle製品のOracleホーム以外の共通ディレクトリ内にある場合も、競合する可能性があります。たとえば、データベースのエイリアス設定用に、/var/opt/oracle/tnsnames.oraを使用する場合などです。

他のOracle製品用のネットワーク構成ファイルとの競合を避けるため、既存のTNS_ADMINディレクトリまたは共通ディレクトリにある既存の構成ファイルを、その製品のORACLE_HOME/network/adminにコピーし、次のコマンドを使用してTNS_ADMIN環境変数の設定を解除します。

Cシェル  Bourne/Kornシェル 

prompt> unsetenv TNS_ADMIN 

prompt> TNS_ADMIN=;export TNS_ADMIN 

2.8.6 LinuxおよびSolarisのアカウントおよびグループの作成

次の作業はLinuxおよびSolarisプラットフォームにのみ必要です。

2.8.6.1 インストーラのインベントリのグループ名

oraInventoryディレクトリに対して読取りおよび書込み権限を持つグループを作成します。インストーラでは、oraInventoryディレクトリを使用して、コンピュータにインストールされているOracle製品が追跡されます。ユーザーにoraInventoryへの書込みアクセス権を付与すると、そのユーザーはコンピュータにOracle製品をインストールできるようになります。したがって、そのようなユーザーはすべて同じグループのメンバーにしておきます。このマニュアルでは、このグループをdevsuitegrpグループと呼びます。

オペレーティング・システムのユーティリティを使用して、このグループを作成します。次に例を示します。

これらのユーティリティについては、オペレーティング・システムのドキュメントに記載されています。

devsuitegrpグループは、インストーラのoraInventoryディレクトリを所有します。Oracleのインストールを実行するすべてのユーザー・アカウントは、devsuitegrpグループのメンバーである必要があります。

2.8.6.2 Oracleソフトウェアのユーザー

このコンピュータにOracleソフトウェアを初めてインストールする場合は、最初に新規のユーザーを作成することをお薦めします。Oracleソフトウェアのインストールと管理には、この新規のユーザーを使用してください。

表2-15に示すように、ユーザーの属性を指定します。

表2-15    oracleアカウントの属性 
変数  属性 

名前 

Oracleユーザー名を指定します。このマニュアルでは、oracleという名前を使用します。 

グループ識別子 

devsuitegrpグループを指定します。  

ホーム・ディレクトリ 

他のユーザー・ホーム・ディレクトリと同じホーム・ディレクトリを指定します。oracleアカウントのホーム・ディレクトリは、Oracleホームのディレクトリと同じである必要はありません。  

ログイン・シェル 

デフォルトのシェル(C、BourneまたはKornシェル)を指定します。  


注意

このユーザーを使用するのは、Oracleソフトウェアのインストールと管理だけです。インストーラと関係のない作業には使用しないでください。また、Oracleユーザーにrootを使用しないでください。 


2.8.7 インストール中に必要な情報

インストーラによってインストール画面が表示されます。オペレーティング・システムや選択したインストール・オプションに応じて、表2-16に示す情報が必要になります。

表2-16    インストール中に必要な情報 
項目  インストール・タイプ   

Oracle Developer Suite 10gリリース2(10.1.2.0.2)のOracleホーム名とパス1 

すべて(Windows、LinuxおよびSolaris) 

名前: DevSuiteHome

パス: C:¥DevSuiteHome

または

/private/DevSuiteHome 

LinuxおよびSolarisグループ名 

すべて(LinuxおよびSolarisのみ) 

devsuitegrp 

送信メール・サーバー名 

完全(すべてのプラットフォーム)。Oracle Application Server Reports Servicesにのみ使用されます。 

mysmtp01.mycorp.com 

1 詳細は、第2.6.1項「Oracleホームに関する注意事項」を参照してください。

2.8.8 移行またはアップグレード

次のシステムから移行またはアップグレードする場合は、付録A「アップグレードに関する注意」を参照してください。

2.9 コンポーネント固有のインストールの準備作業

コンポーネント固有のインストールの準備作業は、次の項に記載しています。

2.9.1 OracleBI Beans

OracleBI Beansは、Oracle Databaseに保存されたデータをサポートします。ただし、特定のリリースとパッチセットのみがサポートされます。データベースと必要なパッチセットは、インストールの準備作業かインストール完了後の作業のいずれかでインストールできます。手順の詳細は、インストール完了後の作業として第3.2.3.1項「データベースに関する注意事項」で説明しています。

2.10 インストーラを起動する前の準備

この項では、Oracle Universal Installerの概要と、インストールを開始する前に知っておくべきことについて説明します。

2.10.1 Oracle Universal Installerについて

Oracle Developer Suiteでは、Oracle Universal Installerを使用してコンポーネントのインストールおよび環境変数の構成を行います。インストーラの指示に従ってインストールを行います。

Oracle Universal Installerにより、次の作業が自動化されます。

2.10.2 インストーラによる前提条件の確認

インストールを開始する前に、インストーラによってコンピュータの前提条件が自動的に確認されます。次の表に、インストーラによって実行される前提条件の確認内容を示します。

表2-17に、Windowsで自動的に実行される前提条件の確認を示します。

表2-17    インストーラによる前提条件確認(Windows) 
前提条件の確認  関連項目 

256色以上の表示が可能か 

表2-1「Oracle Developer Suiteのハードウェア要件」 

最低限のCPU速度を満たしているか 

表2-1「Oracle Developer Suiteのハードウェア要件」 

オペレーティング・システムの要件を満たしているか 

 

表2-18に、Sun SPARCコンピュータのSolarisで自動的に実行される前提条件の確認を示します。

表2-18    インストーラによる前提条件確認(Solaris) 
前提条件の確認  関連項目 

256色以上の表示が可能か 

表2-1「Oracle Developer Suiteのハードウェア要件」 

最低限のスワップ領域があるか 

表2-1「Oracle Developer Suiteのハードウェア要件」 

最低限のCPU速度を満たしているか 

表2-1「Oracle Developer Suiteのハードウェア要件」 

オペレーティング・システムの要件を満たしているか 

 

表2-19に、Linux x86で自動的に実行される前提条件の確認を示します。

表2-19    インストーラによる前提条件確認(Linux) 
前提条件の確認  関連項目 

最低限のスワップ領域があるか 

表2-1「Oracle Developer Suiteのハードウェア要件」 

最低限のCPU速度を満たしているか 

表2-1「Oracle Developer Suiteのハードウェア要件」 

オペレーティング・システムの要件を満たしているか 

 

2.10.3 インストーラのインベントリ・ディレクトリ

コンピュータで最初にインストーラを実行したとき、インベントリ・ディレクトリが作成されます。インベントリ・ディレクトリには、インストーラによってインストールされた製品、およびその他のインストール情報が記録されます。以前にコンピュータにOracle製品をインストールしたことがある場合、インベントリ・ディレクトリがすでに存在する可能性があります。

インベントリ・ディレクトリについて、次の要点を理解しておいてください。

Windowsの場合:
LinuxおよびSolarisの場合:

この操作のログは、インストーラによって、system_default_drive:¥Program Files¥Oracle¥Inventory¥logsディレクトリ(Windows)、またはinventory_location/logsディレクトリ(LinuxおよびSolaris)のファイルに格納されます。ログ・ファイルの名前は次の形式になります。

installActionsyear-date_time.log

2.10.4 インストーラの起動

インストーラを起動するには、次の手順を実行します。

2.10.4.1 Windowsの場合


注意

インストール中にWindowsシステム・ファイル・エラーが発生した場合は、「OK」をクリックしてエラー・ダイアログ・ボックスを閉じ、Windowsシステム・ファイルのインストールを実行してください(インストール方法については後述します)。 


  1. Oracleデータベースなど、Oracle関連のサービスをすべて停止します。

  2. CD-ROMの場合: 「Disk 1」のラベルが付いたOracle Developer Suite CD-ROMを、コンピュータのCD-ROMドライブに挿入します。

    DVDの場合: 「Oracle Developer Suite and Documentation」のラベルの付いたOracle Developer Suite DVDを、コンピュータのDVDドライブに挿入します。

  3. CD-ROMの場合: 自動実行機能を使用していない場合は、CD-ROMのルート・ディレクトリでプログラムsetup.exeを検索します。このプログラムを実行してインストーラを起動します。

    DVDの場合: 自動実行機能を使用していない場合は、DVDのルート・ディレクトリの下にあるディレクトリ¥developer_suiteで、プログラムsetup.exeを検索します。このプログラムを実行してインストーラを起動します。

  4. 自動実行機能を使用している場合は、インストーラは自動的に起動します。Oracle Developer Suiteのインストールをクリックして、インストールを開始します。

  5. Windowsのユーザー補助機能を使用している場合: CD-ROMまたはDVDを挿入した直後に[Shift]キーを押し、自動実行機能を使用不可にします。自動実行のウィンドウが開いた場合は、[ALT]+[F4]キーを押して閉じます。次のいずれかの操作を行います。

    1. CD-ROMの場合: Oracle Developer Suiteをインストールするには、CD-ROMのルート・ディレクトリでプログラムsetup.exeを検索します。このプログラムを実行してインストーラを起動します。

      DVDの場合: Oracle Developer Suiteをインストールするには、DVDのルート・ディレクトリの下にある¥developer_suiteディレクトリで、プログラムsetup.exeを検索します。このプログラムを実行してインストーラを起動します。

    2. CD-ROMまたはDVDの内容を確認する場合は、Windowsエクスプローラを使用します。

    3. Oracle Developer Suiteについての情報を得るには、CD-ROMの¥doc¥welcome¥index.htm、またはDVDの¥developer_suite¥doc¥welcome¥index.htmファイルを参照します。

第3.1項「Oracle Developer Suiteのインストール」の手順に進んで続行します。

2.10.4.1.1 Windowsシステム・ファイルのインストール

Oracle Developer Suiteでは、Windowsシステム・ディレクトリ内に必要なファイルがいくつかあります。Oracle Developer Suiteのインストール中、コンピュータにすでに存在するファイルが、Oracle Developer Suiteの要件を満たすかどうか確認されます。ファイルが存在しない場合や、存在しても要件を満たさない場合は、必要なファイルがインストールされます。

要件を満たさないファイルが、インストール時に他のプロセスで使用中の場合、インストーラが停止し、エラー・ダイアログ・ボックスが表示されます。これは、更新したファイルを有効にするためにWindowsを再起動する必要があるからです。インストーラは、自動的にシャットダウンしてシステムの再起動後に再び起動することはできません。

Oracle Developer Suiteには、必要なWindowsシステム・ファイルの補足インストール機能も含まれています。インストールが終了すると、必要に応じてコンピュータが自動的に再起動されます。

Oracle Developer Suiteのインストール中にWindowsシステム・ファイル・エラーが発生した場合は、「OK」をクリックしてエラー・ダイアログ・ボックスを閉じ、次の手順に従ってWindowsシステム・ファイルのインストールを開始します。Windowsシステム・ファイルのインストールを実行しないと、Oracle Developer Suiteのインストールを続行できません。

Windowsシステム・ファイルのインストールを開始するには、次の手順を実行します。

  1. 終了」をクリックしてインストーラを終了します。

  2. CD-ROMの場合はルート・ディレクトリに、DVDの場合はルート・ディレクトリの下にある¥developer_suiteディレクトリに移動します。

  3. wsf.exeを実行します。

    Windowsシステム・ファイル・インストーラは、既存のOracleホームを検索します。Oracleホームが見つからない場合は、「ファイルの場所」ダイアログ・ボックスが表示されます。このダイアログ・ボックスから、Oracleホームを選択します。

    必要に応じて自動的にWindowsが再起動されます。または、インストール終了を表すダイアログ・ボックスが表示されないで、Windowsシステム・ファイルのインストールが終了します。

  4. Windowsの再起動後、またはWindowsシステム・ファイルのインストールが終了したら、Oracle Developer Suiteのインストールを再開してください。

2.10.4.2 LinuxおよびSolarisの場合


注意

rootアカウントへのアクセスが必要です。 


自動マウント機能をサポートしないオペレーティング・システムでは、インストールCD-ROMまたはDVDを手動でマウントする必要があります。CD-ROMまたはDVDのマウント/アンマウントには、root権限が必要です。CD-ROMまたはDVDをドライブから取り出す前に、必ずアンマウントしてください。


注意

Oracle Developer SuiteのインストールCD-ROMは、RockRidge形式で作成されています。Oracle Developer Suite and Documentation DVDは、DVD-ROM形式で作成されています。 


インストールCD-ROMまたはDVDをマウントするには、次の手順を実行します。

  1. Oracleデータベースなど、Oracle関連のプロセスをすべて停止します。

  2. 次の該当するオペレーティング・システムの項に進み、マウントの説明をお読みください。

2.10.4.2.1 CD-ROMおよびDVDのマウント手順: Solarisの場合

コンピュータに自動マウントを設定している場合は、CD-ROMまたはDVDディスクをドライブに挿入すると、そのディスクは、自動マウント構成で指定されたディレクトリに自動的にマウントされます。

コンピュータに自動マウントを設定していない場合は、CD-ROMまたはDVDを手動でマウントする必要があります。

CD-ROMまたはDVDを手動でマウントするには、次の手順を実行します。

  1. Oracle Developer Suite Disk 1 CD-ROMまたはOracle Developer Suite and Documentation DVDを、ドライブに挿入します。

  2. rootユーザーとしてログインします。

  3. CD-ROMまたはDVDのマウント・ポイント・ディレクトリを作成しておく必要があります。たとえば、ディレクトリ/cdromを作成する場合は、次のコマンドを実行します。

    # mkdir /cdrom

  4. 作成したマウント・ポイント・ディレクトリに、CD-ROMまたはDVDをマウントします。たとえば、マウント・ポイント・ディレクトリが/cdromの場合は、次のコマンドを実行します。

    # mount -r -F hsfs device_name /cdrom

  5. rootユーザーとしてログアウトします。

  6. 第2.10.4.2.3項「インストーラの実行」の手順に進みます。

2.10.4.2.2 CD-ROMおよびDVDのマウント手順: Linuxの場合

コンピュータにCD-ROMまたはDVDの自動マウントを設定している場合は、CD-ROMまたはDVDディスクをドライブに挿入すると、そのディスクは、自動マウント構成で指定されたディレクトリに自動的にマウントされます。

コンピュータに自動マウントを設定していない場合は、CD-ROMまたはDVDを手動でマウントする必要があります。

CD-ROMまたはDVDを手動でマウントするには、次の手順を実行します。

  1. Oracle Developer Suite Disk 1 CD-ROMまたはOracle Developer Suite and Documentation DVDを、ドライブに挿入します。

  2. rootユーザーとしてログインします。

  3. CD-ROMまたはDVDのマウント・ポイント・ディレクトリを作成しておく必要があります。たとえば、ディレクトリ/mnt/cdromを作成する場合は、次のコマンドを実行します。

    # mkdir /mnt/cdrom

  4. /etc/fstabファイルに、次の/dev/cdromの行を必ず入れます。

    /dev/cdrom /mnt/cdrom iso9660 noauto,owner,kudzu,ro 0 0


    注意

    ファイル/etc/fstabには、この行が本文の表示と同様に記述されている必要があります。これ以外の書式が使用されている行は、本文の行と置き換えます。 


  5. 次のコマンドを実行して、マウント・ポイント・ディレクトリに、CD-ROMまたはDVDをマウントします。

    # /bin/mount /mnt/cdrom

    このコマンドにより、マウント・ポイント・ディレクトリ/mnt/cdromに、CD-ROMまたはDVDがマウントされます。

  6. rootユーザーとしてログアウトします。

  7. 第2.10.4.2.3項「インストーラの実行」の手順に進みます。

2.10.4.2.3 インストーラの実行

インストールCD-ROMまたはDVDをマウントしたら、インストーラを起動できます。

CD-ROMまたはDVDからインストーラを起動するには、次の手順を実行します。


注意

インストーラを起動するときには、rootユーザーとしてログインしないでください。rootユーザーとしてログインすると、エラー・メッセージが表示され、インストーラが停止します。 


  1. Oracle製品のインストール用に作成したユーザー(第2.8.6.2項「Oracleソフトウェアのユーザー」を参照)でログインします。

  2. マウント・ポイント・ディレクトリおよびそのサブディレクトリ以外のディレクトリに移動します。たとえば、マウント・ポイント・ディレクトリが/mnt/cdromの場合は、/mnt/cdromおよびそのサブディレクトリ以外のディレクトリに移動します。

  3. CD-ROMの場合: 次のコマンドを入力してインストーラを起動します。

    prompt> mount_point_directory/runInstaller

    DVDの場合: 次のコマンドを入力してインストーラを起動します。

    prompt> mount_point_directory/developer_suite/runInstaller

インストーラが起動します。第3.1項「Oracle Developer Suiteのインストール」の手順に進みます。

2.10.4.3 サイレント・モードおよび非インタラクティブ・モードでのインストーラの実行

付録D「サイレント・インストールおよび非インタラクティブ・インストール」を参照してください。


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