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Oracle Database Companion CDインストレーション・ガイド
10gリリース2(10.2) for HP Tru64 UNIX

B31759-01
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3 Oracle Database Companion CDソフトウェアのインストール

この章では、Oracle Universal Installerを起動して、Oracle Database Companion CDインストール・メディアに含まれている製品をインストールする方法について説明します。 この章の内容は、次のとおりです。

Companion CD製品をインストールするための全般的な手順

第1章第2章で説明した作業を完了した後は、次の全般的な手順に従ってCompanion CD製品をインストールします。

  1. 次の点を考慮してください。

  2. ソフトウェアをハード・ドライブからインストールする場合、またはリモートでインストールする場合は、「インストール・ソフトウェアへのアクセス」を参照してください。インストール・メディアをコピーするか、または直接インストールする場合は、「ディスクのマウント」で説明する手順を参照してください。

  3. インストールする製品に応じて、次の各項で説明する手順に従ってインストールを実行します。

インストール・ソフトウェアへのアクセス

Oracle Database Companion CDソフトウェアはインストール・メディアで使用可能です。または、Oracle Technology NetworkのWebサイトからダウンロードすることもできます。

ソフトウェアをインストールする準備をしてから、次のいずれかの方法でソフトウェアにアクセスします。

ディスクのマウント

ほとんどのUNIXベースのシステムでは、ディスクをディスク・ドライブに挿入すると自動的にマウントされます。ディスクが自動的にマウントされない場合は、この項で説明する手順を実行します。

ディスクをマウントする手順は、次のとおりです。

  1. ユーザーをrootに切り替えます。

    $ su - root
    
    
  2. 必要な場合は、次のようなコマンドを入力し、現在マウントされているディスクをアンマウントしてドライブから取り出します。

    # /usr/sbin/umount /dvd
    
    

    この例では、/dvdはディスク・ドライブのマウント・ポイント・ディレクトリです。

  3. ディスクをディスク・ドライブに挿入し、次のようなコマンドを入力してマウントします。

    # /usr/sbin/mount -t cdfs -o nodefperm,noversion /dev/disk/dvd0c /dvd
    
    

    この例では、/dev/disk/dvd0cはディスク・ドライブのデバイス名で、/dvdはマウント・ポイント・ディレクトリです。

  4. Oracle Universal Installerで「ディスクの場所」画面が表示された場合は、ディスクのマウント・ポイント・ディレクトリ・パスを入力します。

操作を続けるには、次の該当する項を参照してください。

Oracle HTML DBのインストール

この項では、次のオプションのどちらかを使用してOracle HTML DBをインストールする方法について説明します。

Oracle HTML DBをインストールする手順は、次のとおりです。

  1. インストール・メディアからインストールする場合は、ディスクをマウントします(マウントされていない場合)。

  2. 必要な場合は、Oracleソフトウェア所有者ユーザー(oracle)としてログインし、DISPLAY環境変数を設定します。

  3. Oracle HTML DBに使用するOracle Databaseがアクセス可能で実行中であることを確認します。

  4. Oracle Universal Installerを起動するには、次のコマンドを入力します。

    $ cd /tmp
    $ /directory_path/runInstaller
    
    

    このコマンドのdirectory_pathは、インストール・メディアまたはハード・ディスク上のcompanionディレクトリのパスです。

  5. 「ようこそ」画面で「次へ」をクリックします。

  6. このシステムへのOracle製品の初回インストールの場合は、「インベントリ・ディレクトリと資格証明の指定」画面が表示されます。次の情報を指定して「次へ」をクリックします。

    • インベントリおよびディレクトリのフルパスの入力

      次のようなパスを入力したことを確認します。oracle_baseは、ORACLE_BASE環境変数に指定した値です。

      oracle_base/oraInventory
      
      
    • オペレーティング・システム・グループ名の指定

      Oracleインベントリ・グループoinstallを指定したことを確認します。

  7. 「インストールする製品の選択」画面で、Oracle HTML DBを選択して「次へ」をクリックします。

  8. 「インストール・タイプの選択」画面で、次のいずれかを選択して「次へ」をクリックします。

    • Oracle HTML DBとOracle HTTP Server: Oracle HTTP ServerとともにOracle HTML DBを新規のOracleホームにインストールする場合は、このオプションを選択します。

    • Oracle HTML DBのみ: 新規のOracle HTML DBを既存のOracle HTTP Serverホームにインストールする場合、または既存のOracle HTML DBインストールをアップグレードする場合は、このオプションを選択します。

  9. 「ホームの詳細の指定」画面で、次の項目を入力します。

  10. 「次へ」をクリックします。

  11. 「製品固有の前提条件のチェック」画面で、Oracle Universal Installerがシステムをチェックしたときに発生した可能性があるエラーの有無を調べて修正します。次に、「次へ」をクリックします。

    「次へ」をクリックしたとき、警告メッセージが表示されることがあります。既存のOracle HTML DBインストールがある場合、このメッセージは、このインストールに関連したデータベース・アクセス記述子(DAD)で、必要なディレクティブの一部に不十分または不適切な値があることを示しています。この場合、アップグレードには適していません。この状態でOracle HTML DBのアップグレードを続けるには、最初に問題を修正する必要があります。Oracle HTML DBをインストールする場合は、インストールを続けてください。

    「OK」をクリックして続行します。

  12. このインストール手順で表示される画面は、Oracle HTML DBをインストールするか、または既存のOracle HTML DBインストールをアップグレードするかに応じて異なります。

    • Oracle HTML DBをインストールする場合

      「HTML DBデータベースの詳細の指定」画面で、Oracle HTML DBの構成に必要な情報を入力します。

      ホスト名

      データベースがインストールされているシステムのホスト名を指定します。ホスト名がローカル・ホストの場合は、localhostではなく、コンピュータの名前を入力します。

      ポート

      データベース・システム上のOracle Net ListenerのTCP/IPポート番号を指定します。デフォルトのポート番号は1521です。Oracle Databaseインストールのデフォルトのポート番号を調べるには、tnsnames.oraファイルをチェックします。このファイルは、デフォルトで$ORACLE_HOME/network/adminディレクトリにあります。

      データベース・サービス名

      Oracle HTML DBデータベース・オブジェクトをインストールするデータベースのデータベース・サービス名(salesなど)を指定します。または、ドメイン名を入力できます。通常、このドメイン名はグローバル・データベース名(sales.us.mycompany.comなど)と同じです。

      Oracle HTML DBを構成するには、Oracle HTML DBデータベース・オブジェクトをリリース9.2.0.3以上のOracle Databaseにインストールする必要があります。 10gリリースのOracle HTTP Serverを使用する場合は、インストール時に指定した情報に基づいて、mod_plsql構成ファイルにデータベース・アクセス記述子(DAD)が、Oracle HTTP Server構成ファイルhttpd.confにディレクトリ別名が自動的に作成されます。ただし、Oracle9i HTTP Serverリリース2インストールを使用する場合は、第4章で説明するインストール後の手順を実行して、これらの設定値を手動で作成する必要があります。

      表領域名

      Oracle HTML DBデータベース・オブジェクトをロードする表領域の名前を入力するか、デフォルト(SYSAUX)を受け入れます。

      SYSパスワード

      データベースのSYSユーザーのパスワードを指定します。

      HTML DBパスワード

      Oracle HTML DBスキーマ(users)に使用するパスワードを指定します。このスキーマは、インストール時にデータベース内に作成されます。

      インストールが完了すると、このパスワードを使用して、Oracle HTML DBに管理ユーザーとして接続できます。指定したパスワードは、HTMLDB_PUBLIC_USERスキーマ(mod_plsqlでデータベースに接続するために使用)、FLOWS_010600スキーマおよびFLOWS_FILESスキーマでも使用されます。

      HTML DBパスワードの確認

      パスワードを正しく指定したことを確認するために、再度入力します。

    • 既存のOracle HTML DBインストールをアップグレードする場合

      「HTML DBアップグレード情報の指定」画面で、使用可能なDADのリストから、アップグレードするOracle HTML DBインストールを選択します。

      アップグレードするOracle HTML DBインストールを指定すると、ホスト名、ポートおよびデータベース・サービス名の値が各フィールドに自動的に表示されます。これらの値は変更できません。これ以外のフィールドは、「HTML DBデータベースの詳細の指定」画面に表示される内容と同じです。

  13. 「次へ」をクリックします。

  14. 「サマリー」画面で、インストールされる製品のリストをチェックし、「インストール」をクリックします。

  15. プロンプトが表示されたら、rootユーザーとして別の端末ウィンドウで次のスクリプトを実行します。

    oracle_base/oraInventory/orainstRoot.sh
    oracle_home/root.sh
    
    

    次に、「OK」をクリックします。

  16. インストールの完了後に、「終了」「はい」をクリックしてOracle Universal Installerを終了します。

    関連項目

     

  17. Oracle HTTP Serverを起動するには、「Oracle HTTP Serverの起動、停止および再起動」の指示に従ってください。

    関連項目

    第4章「Oracle Database Companion CDのインストール後の作業」 

Oracle Database 10g Productsのインストール

Oracle Database 10g Productsは、既存のOracle Database 10gリリース2(10.2)のOracleホームにインストールする必要があります。

関連項目

このインストール・タイプでインストールできる製品については、「「Oracle Database 10g Products」インストール・タイプでインストールされる製品」を参照してください。 

Oracle Database 10g Productsをインストールするには、最初にOracle Universal Installerを実行します。次に、Oracle Workflow Serverを構成してからOracle Workflow中間層コンポーネントをインストールします。

Oracle Database 10g Productsをインストールする手順は、次のとおりです。

  1. インストール・メディアからインストールする場合は、ディスクをマウントします(マウントされていない場合)。

  2. 必要な場合は、Oracleソフトウェア所有者ユーザー(oracle)としてログインし、DISPLAY環境変数を設定します。

  3. Oracle HTML DBに使用するOracle Databaseがアクセス可能で実行中であることを確認します。

  4. Oracle Universal Installerを起動するには、次のコマンドを入力します。

    $ cd /tmp
    $ /directory_path/runInstaller
    
    

    このコマンドのdirectory_pathは、インストール・メディアまたはハード・ディスク上のcompanionディレクトリのパスです。

  5. 「ようこそ」画面で「次へ」をクリックします。

  6. このシステムへのOracle製品の初回インストールの場合は、「インベントリ・ディレクトリと資格証明の指定」画面が表示されます。次の情報を指定して「次へ」をクリックします。

    • インベントリおよびディレクトリのフルパスの入力

      次のようなパスを入力したことを確認します。oracle_baseは、ORACLE_BASE環境変数に指定した値です。

      oracle_base/oraInventory
      
      
    • オペレーティング・システム・グループ名の指定

      Oracleインベントリ・グループoinstallを指定したことを確認します。

  7. 「インストールする製品の選択」画面で、「Oracle Database 10g Products」を選択して「次へ」をクリックします。

  8. 「ホームの詳細の指定」画面で、次の項目を入力します。

    選択したOracleホームにOracle Real Application Clustersがインストールされている場合は、Oracle Universal Installerにより「選択されたノード」画面が表示されます。次へ進むには「次へ」をクリックします。


    注意

    Real Application Clustersインストールでは、ソフトウェアは、すべてのクラスタ・ノードにインストールされます。 


  9. 「製品固有の前提条件のチェック」画面で、Oracle Universal Installerがシステムをチェックしたときに発生した可能性があるエラーの有無を調べて修正します。

  10. インストールの完了後に、「終了」「はい」をクリックしてOracle Universal Installerを終了します。

  11. Oracle HTTP Serverを起動するには、「Oracle HTTP Serverの起動、停止および再起動」の指示に従ってください。

    関連項目

    第4章「Oracle Database Companion CDのインストール後の作業」 

Oracle Workflow中間層コンポーネントをインストールするためのOracle Workflow Serverの準備

Oracle Workflow Serverは、インストールした後、Oracle Workflow中間層コンポーネントをインストールする前に構成する必要があります。Oracle Workflowの構成にはOracle Workflowコンフィギュレーション・アシスタントを使用できます。次の手順では、グラフィカル・ユーザー・インタフェース(GUI)を使用してOracle Workflowコンフィギュレーション・アシスタントを実行する方法を説明します。

関連項目

非対話型モードでOracle Workflowコンフィギュレーション・アシスタントを実行する方法については、「非対話型モードでのOracle Workflowコンフィギュレーション・アシスタントの実行」を参照してください。 

  1. Oracle Workflowに使用するOracle Databaseがアクセス可能で実行中であることを確認します。

  2. 次のコマンドを入力して、Oracle Workflowコンフィギュレーション・アシスタントを起動します。

    $ORACLE_HOME/wf/install/wfinstall.csh
    
    
  3. 「Oracle Workflowコンフィギュレーション・アシスタントへようこそ」画面で、次の項目を指定します。

  4. Oracle Internet DirectoryをOracle Workflowのディレクトリ・リポジトリとして統合する場合は、「LDAPパラメータを入力します」「LDAPの値の取得」を選択します。


    注意

    既存のOracle Workflowインストールをアップグレードするときに、すでにOracle Internet Directoryとの統合を実装している場合は、アップグレード時にOracle Internet Directoryとの統合を保持するために、ここでLightweight Directory Access Protocol(LDAP)の値を再入力する必要があります。 


    接続するLDAPディレクトリに関する次のLDAPサーバー情報を入力し、「OK」をクリックします。これらの値は、インストール後、必要な場合は、「グローバル・ワークフロー・プリファレンス」Webページで更新できます。

    関連項目

    詳細は、『Oracle Workflow管理者ガイド』のOracle Workflowの設定に関する項を参照してください。

     

  5. シードされたJavaベース通知メーラー・サービス・コンポーネントであるWorkflow Notification Mailerの構成パラメータを入力するには、「メーラー・パラメータを入力します」「メーラーの値の取得」を選択します。

    次のパラメータの値を入力して、「OK」をクリックします。

    • 電子メール・アカウントのインバウンド: サーバー名: インバウンドIMAPメール・サーバーの名前を入力します。

    • 電子メール・アカウントのインバウンド: ユーザー名: 通知メーラーが電子メール・メッセージを受信するメール・アカウントのユーザー名を入力します。

    • 電子メール・アカウントのインバウンド: パスワード: 「ユーザー名」フィールドで指定したメール・アカウントのパスワードを入力します。

    • 電子メール・アカウントのアウトバウンド: サーバー名: アウトバウンドSMTPメール・サーバーの名前を入力します。

    • 電子メール処理: 処理済フォルダ: 通知メーラーが正常に処理した通知メッセージを格納する、インバウンド電子メール・アカウントのメール・フォルダの名前を入力します。

    • 電子メール処理: 削除フォルダ: 通知メーラーが通知メッセージと認識しない受信メッセージを格納する、インバウンド電子メール・アカウントのメール・フォルダの名前を入力します。

    • メッセージ生成: HTMLエージェント: Oracle HTTP ServerでOracle Workflowに対して定義されたWebエージェントを識別するベースURLを入力します。通知メーラーは、このURLを使用してHTML添付ファイル付きの電子メール通知をサポートします。このパラメータは、デフォルトで次のプレースホルダ値に設定されます。

      http://localhost.com/pls/wf
      
      

      Oracle HTTP Serverをすでにインストールしている場合は、localhost.comを、Webリスナーがリクエストを受け入れるサーバーとTCP/IPポート番号に置き換えます。インストールされていない場合、このパラメータはプレースホルダ値の設定のままにします。この場合、Oracle HTTP ServerおよびOracle Workflowをインストールした後、Oracle Workflow Managerの通知メーラー構成ウィザードでこのパラメータを設定する必要があります。

      関連項目

      『Oracle Workflow管理者ガイド』の第2章「Oracle Workflowの設定」を参照してください。

       

    • メッセージ生成: 返信先アドレス: 受信メッセージを受信する電子メール・アカウントのアドレスを入力します。このアドレスは通知応答の送信先になります。

    通知メーラー構成値は、必要な場合は初回インストール後にOracle Workflow Managerで更新できます。また、「グローバル・ワークフロー・プリファレンス」WebページでOracle WorkflowのHTMLエージェント値を更新することもできます。

    関連項目

    詳細は、『Oracle Workflow管理者ガイド』のOracle Workflowの設定に関する項、およびOracle Workflow Managerのオンライン・ヘルプを参照してください。

     

  6. Oracle Workflowデータベース・アカウントに割り当てられた表領域を変更するには、最初に「表領域の変更」を選択し、値リストから既存の表領域を選択します。

  7. 「送信」を選択して構成を開始します。

  8. 構成が完了すると、確認ウィンドウが表示されます。「OK」をクリックします。

    構成のステータスをチェックするには、$ORACLE_HOME/wf/install/workflow.logファイルを確認します。


    注意

    「サーバーのみ」インストール・オプションを選択して実行したOracle Workflowコンフィギュレーション・アシスタントは、「言語の追加」インストール・オプションを選択した場合にのみ再実行できます。「サーバーのみ」インストール・オプションを選択してコンフィギュレーション・アシスタントを再実行しないでください。これは、指定したOracleホームにインストールできるのは1つのOracle Workflowスキーマのみであるためです。この指示に従わないと、Oracle Workflow中間層サービスでエラーが発生する場合があります。

    Oracle Workflowスキーマの再作成が必要な場合は、最初に既存のスキーマを削除してからOracle Workflowを削除する必要があります。次に、この章で説明する手順に従って、Oracle Workflowを再インストールし、Oracle Workflowコンフィギュレーション・アシスタントを使用して新規のOracle Workflowスキーマを作成します。 


Oracle Database 10g Companion Productsのインストール

Oracle Database 10g Companion Productsには、次の製品が含まれています。

Oracle Database 10g Companion Productsを新規のOracleホームにインストールする手順は、次のとおりです。

  1. インストール・メディアからインストールする場合は、ディスクをマウントします(マウントされていない場合)。

  2. 必要な場合は、Oracleソフトウェア所有者ユーザー(oracle)としてログインし、DISPLAY環境変数を設定します。

  3. Oracle Universal Installerを起動するには、次のコマンドを入力します。

    $ cd /tmp
    $ /directory_path/runInstaller
    
    

    このコマンドのdirectory_pathは、インストール・メディアまたはハード・ディスク上のcompanionディレクトリのパスです。

  4. 「ようこそ」画面で「次へ」をクリックします。

  5. このシステムへのOracle製品の初回インストールの場合は、「インベントリ・ディレクトリと資格証明の指定」画面が表示されます。次の情報を指定して「次へ」をクリックします。

    • インベントリおよびディレクトリのフルパスの入力

      次のようなパスを入力したことを確認します。oracle_baseは、ORACLE_BASE環境変数に指定した値です。

      oracle_base/oraInventory
      
      
    • オペレーティング・システム・グループ名の指定

      Oracleインベントリ・グループoinstallを指定したことを確認します。

  6. 「インストールする製品の選択」画面で、「Oracle Database 10g Companion Products」を選択して「次へ」をクリックします。

  7. 「ホームの詳細の指定」画面で、次の項目を入力します。

    • 名前: Oracleホームの名前を入力します。Oracle Database 10g Companion Productsは、新規Oracleホームにインストールできます。あるいは、Oracle Workflow中間層のみを既存のOracle HTTP Server Oracleホームにインストールできます。Oracle Database 10g Companion Productsを既存のOracle Databaseホームにインストールすることはできません。

    • パス: Oracleホームのディレクトリの位置を入力します。ディレクトリが存在しない場合は、Oracle Universal Installerによりそのディレクトリが作成されます。

  8. 「使用可能な製品コンポーネント」画面で、次のいずれかの製品を選択します。

  9. 「製品固有の前提条件のチェック」画面で、Oracle Universal Installerによるシステムのチェック中に発生したエラーをチェックして修正します。

    Oracle Workflow中間層のみを既存のOracle HTTP ServerのOracleホームにインストールする場合、選択したOracleホームが存在することを手動で確認する必要が発生する場合があります。次に、「次へ」をクリックします。

  10. JDKホーム・ディレクトリ画面で、Java Development Kit(JDK)1.4.2ホーム・ディレクトリのフル・パスを指定し、「次へ」をクリックします。

    Java JDK 1.4.2がインストールされているかどうかを判別するには、次のコマンドを入力します。

    # /usr/sbin/setld -i JAVA142 | more
    
    

    Java JDK 1.4.2がインストールされている場合、このコマンドによりインストールされているすべてのファイルへのパスが表示されます。 Javaホーム・ディレクトリのパスを書き留め、JDKホーム・ディレクトリ画面に入力します。 デフォルトのパスは次のとおりです。

    /usr/opt/java142
    
    
  11. 「Oracle Workflow中間層の構成」画面で、Oracle Workflow中間層に必要な構成設定を指定します。

    Oracle Workflow中間層を構成するには、mod_plsql構成ファイルにデータベース・アクセス記述子(DAD)を作成し、Oracle HTTP Server構成ファイルにディレクトリ別名を作成する必要があります。これらのタスクは、指定された情報を使用してOracle Universal Installerが実行します。

    次の情報を入力します。

    • ワークフロー・スキーマ

      Oracle Workflow Serverデータベース・オブジェクトをデータベースにインストールする際に使用したユーザー(スキーマ名)を指定します。デフォルトのユーザー名はowf_mgrです。

    • DBホスト名

      データベースがインストールされているシステムのホスト名を指定します。ホスト名がローカル・ホストの場合は、localhostではなく、コンピュータの名前を入力します。

    • ポート番号

      データベース・システム上のOracle Net ListenerのTCP/IPポート番号を指定します。デフォルトのポート番号は1521です。

    • Oracle SID

      Oracle Workflow Serverのデータベース・オブジェクトをインストールしたデータベースのシステム識別子(SID)を指定します。

  12. 「Oracle Workflow中間層の構成」画面で、前の手順で作成したOracle Workflowスキーマのパスワードを入力します。次に、「次へ」をクリックします。

  13. Oracle Apacheのインストール画面で、次の情報を入力して「次へ」をクリックします。

    • パスワードを入力

      前の画面で指定したWorkflowユーザー(通常はowf_mgr)のパスワードを指定します。 このパスワードは、mod_plsqlのDADで使用されます。

    • パスワードの確認

      パスワードを正しく指定したことを確認するために、再度入力します。

  14. 「サマリー」画面で、インストールされる製品のリストをチェックし、「インストール」をクリックします。

  15. プロンプトが表示されたら、rootユーザーとして新規端末ウィンドウで次のスクリプトを実行します。

    oracle_base/oraInventory/orainstRoot.sh
    oracle_home/root.sh
    
    

    次に、「OK」をクリックします。

  16. インストールの終了画面で、Oracle HTTP Serverで使用されるURLを書き留めます。


    注意

    これらのURLは、次のファイルにも示されます。

    $ORACLE_HOME/Apache/Apache/setupinfo.txt
     

  17. 「終了」「はい」をクリックしてOracle Universal Installerを終了します。

  18. Oracle HTTP Serverを起動するには、「Oracle HTTP Serverの起動、停止および再起動」の指示に従ってください。

    関連項目

    第4章「Oracle Database Companion CDのインストール後の作業」 


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