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コンフィグレーション ウィザードの使い方

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データベース サービスのコンフィグレーション

WebLogic JDBC を使用すると、Java プログラマは、Oracle、Microsoft SQL Server、Sybase などの一般的なデータベース管理システム (DBMS) と対話できます。ウィザードでは、以下の WebLogic JDBC コンポーネントを定義することにより、データベース サービスをコンフィグレーションできます。

[データベース (JDBC) オプション] ウィンドウでは、データベース サービスをコンフィグレーションするかどうかを決定するように求められます。

関連トピック

『WebLogic JDBC プログラマーズ ガイド』(http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs81/jdbc/index.html)

チュートリアル : 管理対象サーバ、クラスタ、およびアプリケーション サービスを含むカスタム ドメインの作成

 


JDBC 接続プールのコンフィグレーション

接続プールは、すぐに使用できる、DBMS への接続のグループです。クライアントサイドおよびサーバサイド アプリケーションは、JNDI (Java Naming and Directory Interface) ツリーのデータ ソースを介して接続プール内の接続を使用できます。

[JDBC 接続プールのコンフィグレーション] ウィンドウでは、JDBC 接続のプールを作成するように求められます。この手順は省略可能です。ただし、マルチプールを定義するには、その構成要素となる接続プールを定義しておく必要があります。

注意 : このウィンドウでデータベースに指定するコンフィグレーション値は、実際のデータベースのコンフィグレーションと一致している必要があります。たとえば、このウィンドウの [DBMS name] フィールドにコンフィグレーションされているドメインの PointBase データベースの名前を変更する場合は、実際の PointBase データベースの名前も変更する必要があります。

JDBC 接続プールをコンフィグレーションするには

  1. JDBC 接続プールの現在のリストを確認します。デフォルト値は、以前に選択したコンフィグレーション ソースによって異なる場合があります。
  2. 注意 : ウィザードには 2 つのビューがあります。定義されているすべてのコンポーネントが表示される表形式の簡潔なビューと、タブごとに個々のコンポーネントが表示される個別ビューです。個別ビューでは、対象のコンポーネントのタブを選択してそのビューを表示します。表形式とタブ形式の表示モードを切り替えるには、[表示の切り替え] をクリックします。

  3. 以下の表で示しているガイドラインに従って、コンフィグレーションに必要なエントリを追加または変更します (アスタリスク付きのフィールドは必須フィールドです)。JDBC 接続プールのコンフィグレーションを削除するには、そのコンフィグレーションのいずれかのフィールドをクリックして [削除] をクリックします。設定の更新が完了したら、[次へ] をクリックします。
  4. フィールド名

    作業内容

    Name*

    JDBC 接続プールの有効な名前 (文字列) を入力する。スペースも使用可。

    JDBC 接続プールの名前は、ドメイン内のすべてのコンフィグレーション コンポーネント名でユニークでなければならない。

    このフィールドのデフォルト値は new_JDBCConnectionPool_nn は、デフォルトの接続プール名を区別するために使用される数値を示す。最初の接続プールの n の値は 1。この値は、接続プールを追加するたびに 1 つずつ増加する。

    Vendor*

    ドロップダウン リストから、接続先のデータベースの DBMS を選択する。必要な DBMS が表示されていない場合は、[Other] を選択する。

    Driver*

    ドロップダウン リストから、データベースへの接続に使用する JDBC ドライバを選択する。このリストには、選択した DBMS の一般的な JDBC ドライバが表示される。[Vendor] フィールドで [Other] を選択した場合、このフィールドは使用できない。

    Class name*

    [Vendor] フィールドで DBMS を選択した場合、何も入力しなくてよい。[Vendor] フィールドで [Other] を選択した場合は、使用する DBMS の java.sql.Driver インタフェースを実装するクラスの完全パッケージ名を入力する。

    DBMS name*

    データベースの名前を入力する。[Vendor] フィールドで [Other] を選択した場合、このフィールドは使用できない。

    DBMS host*

    データベースをホストするサーバ マシンの名前を入力する。[Vendor] フィールドで [Other] を選択した場合、このフィールドは使用できない。

    DBMS port*

    サーバへの接続に使用するポートを入力する。選択したデータベースと関連付けられているデフォルトの設定が表示される。[Vendor] フィールドで [Other] を選択した場合、このフィールドは使用できない。

    JDBC URL*

    [Vendor] フィールドで DBMS を選択した場合、何も入力しなくてよい。そのドライバ名が設定されている場合、デフォルトの URL があれば、その URL がこのフィールドの値として使用される。

    [Vendor] フィールドで [Other] を選択した場合は、接続プールで接続を作成するために使用するデータベースの URL を入力する。

    User name*

    データベースへの接続に必要なアカウントのログイン名を入力する。

    [Vendor] フィールドで [Other] を選択した場合、このフィールドは使用できない。

    User password*

    データベースへのアクセスに有効なパスワードを入力する。有効な値は、英数字の文字列で構成される。ハイフン (-) およびアンダースコア (_) 文字を使用できる。

    このパスワードによって、JDBC プロパティの一部として入力したパスワードが上書きされる。

    この値は暗号化される。

    Confirm user password*

    ユーザ パスワードを再入力する。

    Known properties

    [Vendor] フィールドで DBMS を選択した場合、何も入力しなくてよい。このフィールドには、物理データベース接続の作成時に使用するために JDBC ドライバに渡されるプロパティ リストが表示される。

    [Vendor] フィールドで [Other] を選択した場合、このフィールドは空白となる。

    Additional properties

    JDBC ドライバに渡される追加のプロパティを入力する。DB2 や Informix 用の DataDirect など、一部の JDBC ドライバの場合、このフィールドに固有のプロパティが表示される。このタイプのプロパティについては、値を指定する必要がある。このフィールドに表示されるプロパティは、選択した DBMS によって異なる。

    Supports Local Transaction

    ローカル トランザクションのサポートを有効にする場合に、チェック ボックスをチェックする。デフォルトでは無効になっている。


     

関連トピック

『WebLogic JDBC プログラマーズ ガイド』の「接続プールの概要」(http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs81/jdbc/intro.html#intro018)

チュートリアル : 管理対象サーバ、クラスタ、およびアプリケーション サービスを含むカスタム ドメインの作成

 


JDBC マルチプールのコンフィグレーション

JDBC マルチプールは、JDBC 接続プールのグループです。JDBC 接続プールは、高可用性アルゴリズムまたはロードバランス アルゴリズムに対応するように設定できます。JDBC マルチプールは、接続プールと同じ方法で使用されます。

[JDBC マルチプールのコンフィグレーション] ウィンドウでは、JDBC マルチプールをコンフィグレーションするように求められます。このウィンドウは、少なくとも 1 つの JDBC 接続プールを定義した場合にのみ表示されます。この手順は省略可能です。

JDBC マルチプールをコンフィグレーションするには

  1. JDBC マルチプールの現在のリストを確認します。デフォルト値は、以前に選択したコンフィグレーション ソースによって異なる場合があります。
  2. 注意 : ウィザードには 2 つのビューがあります。定義されているすべてのコンポーネントが表示される表形式の簡潔なビューと、タブごとに個々のコンポーネントが表示される個別ビューです。個別ビューでは、対象のコンポーネントのタブを選択してそのビューを表示します。表形式とタブ形式の表示モードを切り替えるには、[表示の切り替え] をクリックします。

  3. 以下の表で示しているガイドラインに従って、コンフィグレーションに必要なエントリを追加または変更します (アスタリスクが付いているフィールドは必須フィールドです)。JDBC マルチプールのコンフィグレーションを削除するには、そのコンフィグレーションのいずれかのフィールドをクリックして [削除] をクリックします。設定の更新が完了したら、[次へ] をクリックします。
  4. フィールド名

    作業内容

    Name*

    有効な JDBC マルチプール名 (文字列) を入力する。スペースも使用可。

    JDBC マルチプールの名前は、ドメイン内のすべてのコンフィグレーション コンポーネント名でユニークでなければならない。

    このフィールドのデフォルト値は new_JDBCMultiPool_nn は、デフォルトのすべてのマルチプール名を区別するために使用される数値を示す。最初のマルチプールの n の値は 1。この値は、マルチプールを追加するたびに 1 つずつ増加する。

    Algorithm type

    ドロップダウン リストから、マルチプールのアルゴリズム タイプを選択する。使用可能なアルゴリズム タイプは以下のとおり。

    • Load-Balancing - このフィールドを [Load-Balancing] に設定すると、接続要求はマルチプールのメンバー プールに均等に配分される。このアルゴリズムでは、[High-Availability] アルゴリズムによって実行されるフェイルオーバと同じ動作が実行される。

    • High-Availability - このフィールドを [High-Availability] に設定すると、接続プールは順序付けされたリストとして設定される。アプリケーションが接続を要求すると、マルチプールはリスト内の最初の接続プールから接続を取得しようとする。有効な接続を取得できなかった場合は、リスト内の次の接続プールから取得しようとする。有効な接続が取得されるまで、またはリスト内のすべての接続プールから接続が取得できずに例外が送出されるまで、このプロセスが繰り返される。マルチプールがリスト内の次の接続プールを試行するのは、データベースが停止している場合やプールが使用できない場合など、プールに問題が発生しているときのみである。すべての接続がビジー状態の場合、マルチプールは単一のプールとして動作し、例外を送出する (デフォルト)。


     

関連トピック

『WebLogic JDBC プログラマーズ ガイド』の「マルチプールの概要」(http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs81/jdbc/intro.html#intro021)

「マルチプールと Oracle RAC データベースを使用した XA ドメインの作成方法」(http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/platform/docs81/confgwiz/examples.html)

 


マルチプールへの JDBC 接続プールの割り当て

[JDBC 接続プールのマルチプールへの割り当て] ウィンドウでは、新しく定義した JDBC マルチプールに JDBC 接続プールを割り当てるように求められます。このウィンドウは、1 つまたは複数の JDBC 接続プールと JDBC マルチプールを定義した場合にのみ表示されます。

定義した JDBC マルチプールに JDBC 接続プールを割り当てるには

  1. [JDBC マルチプール] ペインで、JDBC 接続プールを割り当てる JDBC マルチプールを選択します。
  2. 選択した JDBC マルチプールの現在の割り当てが左側のペインに表示されます。

  3. 左側のペインで、次のいずれかを実行します。
  4. 各 JDBC マルチプールに関連付けられた接続プールのリストが、変更に合わせて更新されます。

  5. JDBC マルチプールに割り当てる JDBC 接続プールごとに、手順 1 と 2 を繰り返します。接続プールは、複数のマルチプールに割り当てることができます。
  6. [次へ] をクリックして、次のコンフィグレーション ウィンドウに進みます。

 


JDBC データ ソースのコンフィグレーション

データ ソース オブジェクトを使用すると、JDBC アプリケーションは接続プールから DBMS 接続を取得できます。各データ ソース オブジェクトは JNDI ツリーにバインドされ、接続プールまたはマルチプールと関連付けられています。アプリケーションは JNDI ツリーのデータ ソースをルックアップし、データ ソースに接続を要求します。

データ ソース オブジェクトは、グローバル トランザクション (Tx データ ソース) のサポートによって定義できます。分散トランザクションが使用されるアプリケーションには、このようなサポートが必要です。

[JDBC データソースのコンフィグレーション] ウィンドウでは、JNDI ツリーにバインドされているデータ ソースをコンフィグレーションし、JDBC 接続プールを割り当てるように求められます。このウィンドウは、少なくとも 1 つの JDBC 接続プールを定義した場合にのみ表示されます。この手順は省略可能です。

JDBC データ ソースをコンフィグレーションするには

  1. JDBC データ ソースの現在のリストを確認します。デフォルト値は、以前に選択したコンフィグレーション ソースによって異なる場合があります。
  2. 注意 : ウィザードには 2 つのビューがあります。定義されているすべてのコンポーネントが表示される表形式の簡潔なビューと、タブごとに個々のコンポーネントが表示される個別ビューです。個別ビューでは、対象のコンポーネントのタブを選択してそのビューを表示します。表形式とタブ形式の表示モードを切り替えるには、[表示の切り替え] をクリックします。

  3. 以下の表で示しているガイドラインに従って、コンフィグレーションに必要なエントリを追加または変更します (アスタリスクが付いているフィールドは必須フィールドです)。JDBC データ ソースを削除するには、そのデータ ソースのいずれかのフィールドをクリックして [削除] をクリックします。設定の更新が完了したら、[次へ] をクリックします。
  4. フィールド名

    作業内容

    Name*

    JDBC データ ソースの有効な名前 (文字列) を入力する。スペースも使用可。

    この JDBC データ ソース名は、コンフィグレーション ファイル (config.xml) および WebLogic Server Administration Console で使用される。

    このフィールドのデフォルト値は new_JDBCDataSource_n または new_JDBCTxDataSource_nn は、デフォルトのすべてのデータ ソースを区別するために使用される数値を示す。最初のデータ ソースの値は 1。この値は、データ ソースを追加するたびに 1 つずつ増加する。

    JNDI name*

    このデータ ソースがバインドされる有効な JNDI パス名を入力する。

    アプリケーションが JNDI パスをルックアップすると、データ ソースに対応する javax.sql.DataSource インスタンスが返される。

    Pool name*

    ドロップダウン リストから、データ ソースと関連付ける既存の JDBC 接続プールまたは JDBC マルチプールを選択する。

    アプリケーションは、JNDI ツリーのデータ ソースをルックアップし、データ ソースに接続を要求することによって、基底の JDBC 接続プールから接続を取得する。

    Honor global transaction

    グローバル トランザクションのサポートを無効にするには、チェック ボックスのチェックをはずす。デフォルトでは有効になっている。

    グローバル トランザクションが有効な場合、Tx データ ソースが作成される。グローバル トランザクションが無効な場合、トランザクション非対応のデータ ソースが作成される。


     

関連トピック

『WebLogic JDBC プログラマーズ ガイド』の「DataSource の概要」(http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs81/jdbc/intro.html#datasources)

チュートリアル : 管理対象サーバ、クラスタ、およびアプリケーション サービスを含むカスタム ドメインの作成

 


JDBC 接続プールのテストと JDBC データベースの設定

[JDBC 接続プールのテストおよび JDBC データベースのセットアップ] ウィンドウでは、ローカル マシンで JDBC 接続プールのコンフィグレーションをテストするように求められます。PointBase Universal Driver、Oracle Thin Driver、WebLogic jDriver for Microsoft SQL Server、Sybase jConnect および jConnect2 など、WebLogic Platform と共にインストールされる JDBC ドライバによってサポートされるすべてのデータベースをテストできます。

この手順は省略可能です。

注意 : PointBase データベースを使用するドメインを作成する際には、ほとんどの場合、JDBC 接続プールのテスト、または JDBC データベースの設定を行う必要はありません。WebLogic Server のデモ データベース (jdbc:pointbase:server://localhost:9092/demo) を使用するテンプレートなどでこれらの作業を行う場合は、ここに記載されている手順を実行してください。WebLogic Server のデモ データベースを使用するテンプレートには、WebLogic Server Examples Domain や Avitek Medical Records Sample Domain などがあります。

JDBC 接続プールをテストするには

  1. [利用できる JDBC 接続プール] リストから、接続プールを選択します。
  2. ログ ファイルにテスト結果を取り込むには、以下のいずれかの手順を実行します。
  3. デフォルトでは、[結果] 領域に結果が表示されます。

  4. [接続のテスト] をクリックして、選択した JDBC 接続プールが動作していることを確認します。
  5. 注意 : JDBC 接続を問題なくテストするには、データベースが稼動している必要があります。

  6. テンプレートに SQL ファイルが格納されている場合は、「JDBC データベース コンテンツの設定」に進んでデータベース コンテンツを設定します。それ以外の場合は、[次へ] をクリックして、次のコンフィグレーション ウィンドウに進みます。

JDBC データベース コンテンツの設定

[JDBC 接続プールのテストおよび JDBC データベースのセットアップ] ウィンドウの [利用できる SQL ファイルおよびデータベース ロードのオプション] ペインでは、既存の SQL またはデータベース ロード ファイルを使用して、ドメイン内のアプリケーションで使用されるデータベース コンテンツを設定するように求められます。コンフィグレーション テンプレートに、データベース タイプ別にまとめられた SQL ファイルが格納されている場合があります。このペインは、コンフィグレーション テンプレートに 1 つまたは複数の SQL ファイルが格納されている場合にのみ表示されます。

この手順は省略可能です。

データベース コンテンツを設定するには

  1. [利用できる SQL ファイルおよびデータベース ロードのオプション] リストから、ロードするファイルを選択します。
  2. [データベースのロード] をクリックします。
  3. 選択したファイルを使用してデータベースがロードされ、[結果] ペインに結果が表示されます。テスト結果をログ ファイルに出力する場合は、[ログ ファイル] チェック ボックスをチェックします。その後、ログ ファイルの場所を手動で入力するか、または [参照] をクリックして出力先のログ ファイル名に移動します。

  4. [次へ] をクリックして、次のコンフィグレーション ウィンドウに進みます。

関連トピック

コンフィグレーション テンプレートへの SQL スクリプトの追加

 

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