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コンフィグレーション ウィザードの使い方

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WebLogic Configuration Template Builder によるコンフィグレーション テンプレートの作成

コンフィグレーション テンプレートでは、インフラストラクチャ コンポーネント、アプリケーション、サービス、セキュリティ オプション、一般環境、オペレーティング システムのパラメータなど、ドメイン内のリソース一式が定義されます。WebLogic Platform 製品の一環として、BEA では、新しいアプリケーションを作成する開発者に向けて複数のテンプレートとその拡張機能を提供しています。これらのテンプレートについては、次の URL の「テンプレート リファレンス」を参照してください。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/platform/docs81/confgwiz/tempref.html

Configuration Template Builder を使用すると、独自のテンプレートを容易に作成できます。このテンプレートの容易な作成は、たとえば以下の機能を可能にすることによって実現します。

Configuration Template Builder で作成するテンプレートはすべて、コンフィグレーション ウィザードへの入力として使用されます。次に、コンフィグレーション ウィザードで、目的の環境に合わせてカスタマイズされるドメインがこのテンプレートに基づいて作成されます。

コンフィグレーション ウィザードによるドメインの作成方法については、「新規 WebLogic ドメインの作成」を参照してください。

 


Configuration Template Builder によるコンフィグレーション テンプレートの作成の概要

以下の表は、Configuration Template Builder を使用してコンフィグレーション テンプレートを作成する手順の概要を示しています。

Configuration Template Builder は、[終了] をクリックするといつでも終了できます。

表 12-1 コンフィグレーション テンプレートの作成手順 

手順

説明

新しいテンプレートの作成

作成するテンプレートのタイプ (コンフィグレーションまたは拡張) を選択する。コンフィグレーション テンプレートを作成するには、[コンフィグレーション テンプレートの作成] を選択する。

拡張テンプレートの作成方法の詳細については、「WebLogic Configuration Template Builder による拡張テンプレートの作成」を参照。

テンプレート コンフィグレーション ソースの選択

コンフィグレーション テンプレートを選択するか、または新しいコンフィグレーション テンプレートを作成するドメインのディレクトリを選択する。

テンプレートの説明

コンフィグレーション ウィザードの [コンフィグレーション テンプレートの選択] ウィンドウに表示されるテンプレートの説明を指定する (コンフィグレーション テンプレート ウィンドウの詳細については、「コンフィグレーション テンプレートの選択」を参照)。

コンフィグレーション テンプレートへのアプリケーションの追加

テンプレートに組み込むアプリケーションのリストを確認し、必要な場合は変更する。

コンフィグレーション テンプレートへのファイルの追加

テンプレートに組み込むファイルを確認し、必要な場合は変更する。

コンフィグレーション テンプレートへの SQL スクリプトの追加

このテンプレートで作成するドメインでの使用が見込まれるデータベースごとに SQL スクリプトを追加し、スクリプトを実行する順序を指定する。

管理サーバのコンフィグレーション

ドメインを管理するサーバとして指定された管理サーバのパラメータを定義する。

コンフィグレーション テンプレート作成時における管理対象サーバ、クラスタ、およびマシンのコンフィグレーション

必要に応じて、ドメイン内の管理対象サーバ、クラスタ、およびホスト マシンのパラメータを定義する。

コンフィグレーション テンプレート作成時における JDBC のコンフィグレーション

必要に応じて、JDBC (Java Database Connectivity) のパラメータを定義する。

コンフィグレーション テンプレート作成時における JMS のコンフィグレーション

必要に応じて、JMS (Java Message Service) のパラメータを定義する。

コンフィグレーション テンプレート作成時における対象サーバおよびクラスタの指定

必要に応じて、アプリケーション コンポーネント (Web アプリケーション、EJB モジュールなど)、アプリケーション サービス (JDBC、JMS コンポーネントなど)、または起動/停止クラスをデプロイする対象サーバおよびクラスタのパラメータを定義する。

コンフィグレーション テンプレート作成時におけるセキュリティのコンフィグレーション

管理サーバの起動に使用するユーザ名とパスワードを指定し、必要な場合は追加のセキュリティをコンフィグレーションする。

[スタート] メニュー エントリの構築

必要に応じて、Windows の [スタート] メニューのエントリを定義する。

置換変数を使用したスクリプトとファイルの準備

特定のパス、ファイル名、および他のコンフィグレーション環境設定をテンプレート内のテキスト ファイルの置換変数で置き換える。置換変数は、その後、コンフィグレーション ウィザードによって正確な文字列に置き換えられ、特定の WebLogic コンフィグレーションの設定に使用される。

コンフィグレーション テンプレートの作成

コンフィグレーション テンプレートの詳細を確認し、コンフィグレーション テンプレートの名前とディレクトリを指定して、コンフィグレーション テンプレートを作成するプロセスを開始する。


 

 


新しいテンプレートの作成

[新しいテンプレートの作成] ウィンドウでは、作成するテンプレートのタイプ (コンフィグレーション テンプレートまたは拡張テンプレート) を選択するように求められます。

選択するオプション

作業内容

コンフィグレーション テンプレートの作成

インフラストラクチャ コンポーネント、アプリケーション、サービス、セキュリティ オプション、一般環境、オペレーティング システムのパラメータなど、ドメイン内のリソース一式を定義するテンプレートを作成する。その後、このテンプレートをコンフィグレーション ウィザードへの入力に使用して、新しいドメインを作成できる。

拡張テンプレートの作成

既存ドメインの拡張に使用可能なアプリケーションとサービスを定義するテンプレートを作成する。選択した拡張テンプレートに格納されているアプリケーションとサービスがこのドメインにインポートされる。拡張テンプレートの作成方法の詳細については、「WebLogic Configuration Template Builder による拡張テンプレートの作成」を参照。


 

 


テンプレート コンフィグレーション ソースの選択

[テンプレート コンフィグレーション ソースの選択] ウィンドウでは、コンフィグレーション テンプレートを選択するか、またはコンフィグレーション テンプレートを作成するドメインを選択するように求められます。コンフィグレーション テンプレートの作成が必要になる理由はさまざまです。たとえば、次のような理由が考えられます。

ドメイン コンフィグレーションを選択するには

  1. [コンフィグレーションを選択] タブを選択します。
  2. コンフィグレーション テンプレートを作成するドメインのディレクトリに移動します。有効なドメイン ディレクトリが ドメイン ディレクトリ フォルダ アイコン アイコンで示されます。
  3. [次へ] をクリックして、次のコンフィグレーション ウィンドウに進みます。
  4. 選択したディレクトリに有効なコンフィグレーションが格納されていることが、コンフィグレーション ウィザードで確認されます。有効なコンフィグレーションがない場合は、エラー メッセージが表示されます。

コンフィグレーション テンプレートを選択するには

注意 : WebLogic Platform をインストールすると、次の URL の「テンプレート リファレンス」で説明している定義済みのコンフィグレーション テンプレートのセットが一緒にインストールされます。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/platform/docs81/confgwiz/tempref.html

  1. [テンプレートを選択] タブを選択します。
  2. [テンプレート] ペインに表示されるテンプレートのリストを確認します。選択用として表示されたテンプレートは、[追加テンプレートの場所] フィールドに指定されているディレクトリにあります。別のディレクトリを選択する必要がある場合は、以下の手順に従います。
    1. [参照] をクリックして、[テンプレート ディレクトリを選択] ダイアログ ボックスを呼び出します。
    2. このダイアログ ボックスで適切なディレクトリに移動するか、そのディレクトリのパス名を [場所] フィールドに手動で入力します。
    3. [OK] をクリックし、[テンプレート コンフィグレーション ソースの選択] ウィンドウに戻ります。

    選択したディレクトリにあるコンフィグレーション テンプレートのリストが [テンプレート] ペインに表示されます。テンプレートはカテゴリによってまとめられています。たとえば、インストールした WebLogic Platform 製品に付属している定義済みのコンフィグレーション テンプレートは、BEA という見出しでまとめられます。

  3. このリストからコンフィグレーション テンプレートを選択します。
  4. [次へ] をクリックして、次のコンフィグレーション ウィンドウに進みます。

 


テンプレートの説明

[テンプレートの説明] ウィンドウでは、コンフィグレーション ウィザードの [コンフィグレーション テンプレートの選択] または [コンフィグレーション拡張テンプレートの選択] ウィンドウに表示する説明を入力するように求められます。

テンプレートの説明を入力するには

  1. 次のいずれかを実行します。
    • 前のウィンドウでドメイン ディレクトリを選択した場合は、以下の表の説明に従ってコンフィグレーションに必要な情報を入力し、[次へ] をクリックする。
    • 前のウィンドウでテンプレートを選択した場合は、選択したテンプレートの情報が表示される。その情報を確認し、必要な場合は、以下の表の説明に従ってコンフィグレーションの要件に合うように変更します。[次へ] をクリックします。
    • 注意 : アスタリスク付きのフィールドは必須フィールドです。

      フィールド名

      作業内容

      Name*

      コンフィグレーション テンプレートの有効な名前 (文字列) を入力する。スペースも使用可。

      コンフィグレーション テンプレートを作成する場合は、このフィールドに入力する名前によって、コンフィグレーション ウィザードの [コンフィグレーション テンプレートの選択] ウィンドウの [WebLogic コンフィグレーション テンプレート] 領域内に表示されるコンフィグレーション テンプレートが識別される。

      拡張テンプレートを作成する場合は、このフィールドに入力する名前によって、コンフィグレーション ウィザードの [コンフィグレーション拡張テンプレートの選択] ウィンドウの [コンフィグレーション拡張] 領域内に表示される拡張テンプレートが識別される。

      作成者
      (省略可能)

      コンフィグレーション ウィザードの [コンフィグレーション テンプレートの選択] または [コンフィグレーション拡張テンプレートの選択] ウィンドウの [作成者] フィールドに表示される作成者名を入力する。有効な名前は文字列で構成される (スペースの使用可)。

      たとえば、BEA のデフォルト テンプレートの [作成者] フィールドには、名前「BEA Systems, Inc.」が表示される。

      カテゴリ
      (省略可能)

      このテンプレートを表示するカテゴリの名前を入力する。有効な名前は文字列で構成される (スペースの使用可)。

      この情報によって、コンフィグレーション ウィザードの以下の領域にコンフィグレーション テンプレートが分類される。

      • [コンフィグレーション テンプレートの選択] ウィンドウの [WebLogic コンフィグレーション テンプレート] 領域内

      • [コンフィグレーション拡張テンプレートの選択] ウィンドウの [コンフィグレーション拡張] 領域内

      たとえば、BEA が提供するデフォルト テンプレートは BEA カテゴリに分類されている。

      説明
      (省略可能)

      コンフィグレーション テンプレートの説明を入力する。有効な説明は文字列で構成される (スペースの使用可)。

      たとえば、BEA が提供する Basic WebLogic Server Domain テンプレートでは、以下のテキストが説明として格納されている。

      Create a basic WebLogic Server domain without installing sample applications.

      コンフィグレーション テンプレートを作成する場合は、コンフィグレーション ウィザードの [コンフィグレーション テンプレートの選択] ウィンドウの [説明] 領域内にこの情報が表示される。

      拡張テンプレートを作成する場合は、コンフィグレーション ウィザードの [コンフィグレーション拡張テンプレートの選択] ウィンドウの [説明] 領域内にこの情報が表示される。


       

 


コンフィグレーション テンプレートへのアプリケーションの追加

注意 : [アプリケーションの追加] ウィンドウは、「テンプレート コンフィグレーション ソースの選択」で選択したコンフィグレーション テンプレートまたはドメインにアプリケーションが含まれている場合に表示されます。

[アプリケーションの追加] ウィンドウでは、以下の作業が可能です。

テンプレートにアプリケーションを追加するには

  1. [アプリケーション] ペインで、テンプレートに組み込むアプリケーションのリストを確認します。デフォルトでは、テンプレートに組み込むことを示すチェック マークがすべてのアプリケーションに付いています。
  2. 表示されているアプリケーションは、[現在のアプリケーション パス] フィールドで指定されたディレクトリにあります。アプリケーションは、このディレクトリからテンプレートにコピーされます。

  3. アプリケーションをインポートするディレクトリの相対パスを変更するには、以下の手順に従います。
    1. [アプリケーション] ペインでアプリケーションを選択します。
    2. テンプレートへのアプリケーションのインポート後に使用する相対パスを [インポートされたアプリケーション パス] フィールドに入力します。
    3. 注意 : [アプリケーション] ペインには、WebLogic Platform ソフトウェア付属のアプリケーションが表示されている場合もあります。これらのアプリケーションの相対パスは変更できません。付属のアプリケーションを [アプリケーション] ペインで選択すると、[インポートされたアプリケーション パス] フィールドが [内部アプリケーション パス] フィールドに置き換えられます。テンプレートに組み込むためにこれらのアプリケーションを選択すると、このパスは、WebLogic Platform のインストール ディレクトリにあるアプリケーション ファイルを指します。これらのファイルはシステム上にすでに存在するため、テンプレートにコピーされません。

  4. テンプレートに組み込まないアプリケーションのチェック ボックスを選択解除します。
  5. [次へ] をクリックして、次のコンフィグレーション ウィンドウに進みます。

 


コンフィグレーション テンプレートへのファイルの追加

デフォルトでは、Configuration Template Builder には、作成するテンプレートのソースとして指定したドメインまたはテンプレートのファイルが組み込まれます。たとえば、次のようになります。

システムまたはネットワークから他のファイルを組み込むこともできます。

[ファイルの追加] ウィンドウでは、テンプレートのファイルの確認、追加、または削除を行うように求められます。

作成するテンプレートにファイルを追加するには

  1. テンプレートに格納されているファイルの現在のリストを表示するには、[現在のテンプレート ビュー] ペインでドメイン ルート ディレクトリとアプリケーション ルート ディレクトリを展開します。
  2. ファイルを追加または削除するには、以下の手順を実行します。
    • ファイルを追加するには、[ファイル システム ビュー] ペイン内のファイルに移動し、[ファイルの追加] を選択する。[ファイル タイプの表示] ドロップダウン リストで利用可能なフィルタを使用すると、このペインに表示するファイルを制限できます。たとえば、.cmd 拡張子のファイルだけを表示するには、ドロップダウン リストから *.cmd を選択します。
    • ファイルを削除するには、削除するファイルを [現在のテンプレート ビュー] 領域で選択し、[ファイルの削除] を選択する。
  3. 追加または削除するファイルごとに、手順 1 と 2 を繰り返します。
  4. [次へ] をクリックして、次のコンフィグレーション ウィンドウに進みます。

 


コンフィグレーション テンプレートへの SQL スクリプトの追加

テンプレートへの SQL スクリプトの追加は任意選択です。[SQL スクリプトの追加] ウィンドウでは、このテンプレートで作成するドメインでの使用が見込まれる各データベースに対して SQL スクリプトを追加するように求められます。スクリプトの実行順序を指定することもできます。このテンプレートを使用してドメインを作成すると、組み込むデータベースとデータベースに関連付けられた SQL スクリプトがコンフィグレーション ウィザードの [JDBC 接続プールのテストおよび JDBC データベースのセットアップ] ウィンドウに表示されます。

テンプレートに SQL スクリプトを追加するには

  1. [データベース タイプおよびバージョン] ペインの [タイプ] ドロップダウン リストからデータベースを選択します。
  2. [バージョン] ドロップダウン リストからデータベースのバージョンを選択するか、またはバージョン番号をフィールドに直接入力します。
  3. [SQL ファイルの追加] をクリックします。
  4. [SQL ファイルの追加] ダイアログ ボックスが表示されます。

  5. [SQL ファイルの追加] ダイアログ ボックスで、選択したデータベースの SQL スクリプトが格納されているディレクトリに移動します。
  6. 追加する SQL ファイルを選択します。
  7. [SQL ファイルの追加] をクリックします。
  8. 追加した SQL ファイルが [SQL スクリプトの追加] ウィンドウの [選択済み SQL ファイル] リストおよび [選択済みデータベース スクリプト] ペインに表示されます。テンプレートに組み込まれたすべてのデータベースとデータベースに関連付けられている SQL スクリプトが [選択済みデータベース スクリプト] ペインにツリー表示されます。

  9. SQL ファイルの実行順序を指定するには、[選択済み SQL ファイル] リストでファイルを選択し、上矢印キーと下矢印キーを使用してリスト内のファイルの順序を変更します。
  10. 現在の順序が [選択済みデータベース スクリプト] ペインに反映されます。このテンプレートに基づいてドメインを作成すると、この情報がコンフィグレーション ウィザードの [JDBC 接続プールのテストおよび JDBC データベースのセットアップ] ウィンドウに表示されます。

  11. SQL ファイルを組み込むデータベースごとに手順 1 ~ 7 を繰り返します。
  12. [次へ] をクリックして、次のコンフィグレーション ウィンドウに進みます。

次の手順

作業内容

移動先の手順

新しいコンフィグレーション テンプレートの作成

管理サーバのコンフィグレーション

拡張テンプレートの作成

データベース サービスのコンフィグレーション


 

 


管理サーバのコンフィグレーション

すべてのドメインで、1 つのサーバを管理サーバ、すなわちドメイン全体を管理する中枢として指定する必要があります。[管理サーバのコンフィグレーション] ウィンドウでは、管理サーバのコンフィグレーション情報を定義するように求められます (詳細については、「ドメインの簡単な概要」を参照してください)。この情報は、ドメインの管理サーバへのアクセスに使用されます。

[管理サーバのコンフィグレーション] ウィンドウに表示されている値を確認し、必要に応じて変更します。詳細については、「管理サーバのコンフィグレーション」を参照してください。

 


コンフィグレーション テンプレート作成時における管理対象サーバ、クラスタ、およびマシンのコンフィグレーション

元のドメインまたはテンプレートのマシン コンフィグレーション設定は、新しいコンフィグレーション テンプレートにすべて組み込まれます。テンプレートをさらにカスタマイズするには、これらの管理対象サーバやクラスタ、マシンを追加、変更、または削除します。

新しい WebLogic コンフィグレーションの最小要件は、1 台のマシンに 1 つの管理サーバがインストールされていることです。一方、管理サーバで管理する他のリソースをコンフィグレーションし、複数のマシンに分散することもできます。以下の操作を実行できます。

[管理対象サーバ、クラスタ、およびマシン オプション] ウィンドウでは、WebLogic コンフィグレーションを管理対象サーバ、クラスタ、および物理的なマシンに分散するかどうかを指定するように求められます。詳細については、「管理対象サーバ、クラスタ、およびマシンのコンフィグレーション」を参照してください。

 


コンフィグレーション テンプレート作成時における JDBC のコンフィグレーション

以前に選択したコンフィグレーションまたはテンプレートの JDBC サービスと設定が、新しいテンプレートにレプリケートされます。テンプレートをさらにカスタマイズするには、これらのサービスの追加、変更、または削除を行います。

WebLogic JDBC を使用すると、Java プログラマは、Oracle、Microsoft SQL Server、Sybase などの一般的なデータベース管理システム (DBMS) と対話できます。WebLogic Configuration Template Builder では、以下の複数の WebLogic JDBC コンポーネントを定義することにより、テンプレートのデータベース サービスをコンフィグレーションすることができます。

[データベース (JDBC) オプション] ウィンドウでは、データベース サービスを定義するかどうかを決定するように求められます。詳細については、「データベース サービスのコンフィグレーション」を参照してください。

 


コンフィグレーション テンプレート作成時における JMS のコンフィグレーション

以前に選択したコンフィグレーションまたはテンプレートの JMS サービスと設定が、新しいテンプレートにレプリケートされます。テンプレートをさらにカスタマイズするには、これらのサービスの追加、変更、または削除を行います。

WebLogic JMS を使用すると、アプリケーション相互の通信を可能にするエンタープライズ メッセージング システムにアクセスできます。WebLogic JMS の機能について知るには、次の URL にある『WebLogic JMS プログラマーズ ガイド』を参照してください。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs81/jms/index.html

コンフィグレーション ウィザードでは、JMS 属性、特に JDBC コンフィグレーションへの変更が反映される JMS 属性を変更できます。具体的には、以下の操作を実行できます。

WebLogic JMS のコンフィグレーションの詳細については、「Java Messaging Service のコンフィグレーション」を参照してください。

 


コンフィグレーション テンプレート作成時における対象サーバおよびクラスタの指定

元のドメインまたはテンプレートの対象設定は、新しいコンフィグレーション テンプレートにすべて組み込まれます。テンプレートをさらにカスタマイズするには、これらの設定を変更します。サービスを追加した場合や、複数のサーバまたはクラスタに分散するドメインをコンフィグレーションした場合は、アプリケーションまたはサービスをデプロイするサーバやクラスタを対象として指定することをお勧めします。

[アプリケーションおよびサービスの対象指定オプション] ウィンドウでは、アプリケーションとサービスをデプロイするサーバとクラスタを対象として指定するように求められます。詳細については、「対象のコンフィグレーション」を参照してください。

 


コンフィグレーション テンプレート作成時におけるセキュリティのコンフィグレーション

コンフィグレーション テンプレートを作成すると、元のドメインまたはテンプレートの管理ユーザ名とパスワードが新しいコンフィグレーション テンプレートにすべて組み込まれます。また、次の操作も実行できます。

コンフィグレーション テンプレートの作成時におけるアプリケーション リソースのセキュリティ確保については、「セキュリティのコンフィグレーション」を参照してください。

 


[スタート] メニュー エントリの構築

[スタート メニュー エントリの構築] ウィンドウでは、Windows の [スタート] メニューに追加する項目を作成するように求められます。

[スタート] メニューのエントリを作成するには

[スタート] メニュー エントリの現在のリストを確認します。以下の表に記載されたガイドラインに従って、コンフィグレーションに必要なエントリの追加、変更、または削除を行います。エントリを削除するには、[スタート] メニュー エントリのタブをクリックし、[削除] をクリックします。設定の更新が完了したら、[次へ] をクリックします。

フィールド名

作業内容

ショートカット リンク名

[スタート] メニューに表示するショートカットの有効な名前 (文字列) を入力する。スペースも使用可。

プログラム

ショートカットの選択時に実行されるプログラムを指定する。次のいずれかを実行する。

  • ドロップダウン リストからプログラムを選択する。デフォルトでは、コンフィグレーション テンプレートで定義されているプログラムのリストがドロップダウン リストに表示される。

  • [参照] をクリックし、ローカルのインストール ディレクトリ内を移動して目的のプログラムを見つけて選択する。

引数

ショートカットのプログラムに渡すパラメータを入力する。

作業ディレクトリ

アクションは不要。テンプレートの生成時に、ローカル システムの最終的なディレクトリ構造は予測できない。このフィールドはグレー表示。


 

 


置換変数を使用したスクリプトとファイルの準備

テンプレートを作成するときは、テンプレートでパッケージ化するスクリプトとファイルをローカルのコンフィグレーション環境設定から切り離し、コンフィグレーション ウィザードで使用するように準備することもできます。Configuration Template Builder では、さまざまなコンフィグレーション環境設定のハードコード化された値を置換変数に置き換えることにより、テンプレートに格納されている標準スクリプト (起動スクリプトなど) が自動的に更新されます。その後、コンフィグレーション ウィザードでは、新しいドメインのコンフィグレーション時に置換変数の値をハードコード化された新しい値に置き換えることができます。

[置換変数のためのスクリプトおよびファイルの準備] ウィンドウでは、Configuration Template Builder によって更新されていないファイル内の置換変数で、ハードコード化された文字列を置き換えることができます。

注意 : Configuration Template Builder によって自動更新されたファイルは、チェック ボックスがオンになっています。

置換変数をファイルに挿入するには

  1. 次のいずれかの方法でファイルを開きます。
    • [ファイルの選択] リストで該当するファイル名をダブルクリックする。
    • このリストで該当するファイル名を選択し、[編集] をクリックする。

    [手順] ペインが [ファイルの編集] ペインに置き換えられ、ファイルの内容が表示されます。ウィンドウの上部に編集ツールバーが表示されます。

  2. 置換変数を挿入するには
    1. 置換する文字列を選択します。
    2. マウスの右ボタンをクリックし、置換変数のリストを表示します。
    3. 挿入する変数を選択します。
    4. 選択した文字列が置換変数に置き換えられます。その後、置換変数はコンフィグレーション ウィザードによってリテラル文字列に置き換えられ、特定の WebLogic コンフィグレーションの設定に使用されます。利用可能な置換変数の定義については、「置換変数」を参照してください。

  3. 変数で置換する文字列ごとに手順 1 ~ 2 を繰り返します。
  4. 変更内容を確認し、保存する場合は [保存] をクリックします。ファイルの現在のバージョンを最後に保存されたバージョンに置き換える場合は [元に戻す] をクリックします。最後の保存以降にファイルを編集した場合は、元に戻す操作を確認するように求められます。
  5. 注意 : [ファイルの選択] 領域で [リセット] をクリックして、ファイルの保存されたバージョンに戻すこともできます。

  6. 編集済みのファイルを保存した場合は、[ファイルの選択] ペインのファイル名の横にあるチェック ボックスを選択します。
  7. 置換変数を挿入するファイルごとに手順 1 ~ 5 を繰り返します。
  8. [次へ] をクリックして、次のコンフィグレーション ウィンドウに進みます。

置換変数

次の表は、ファイルで使用可能な置換変数の定義を示しています。

変数

定義

BEAHOME

ドメインに関連付けられた WebLogic Platform がインストールされている BEA ホーム ディレクトリ。このディレクトリのデフォルトのパス名は c:¥bea

WL_HOME

WebLogic Platform インストールのルート ディレクトリ。このディレクトリのデフォルトのパス名は c:¥bea¥weblogic81

JAVA_HOME

WebLogic Server の起動に使用される JDK の場所。

DOMAIN_NAME

ドメインの名前。

DOMAIN_USER

サーバの起動に必要な管理ユーザ名。

SERVER_NAME

起動するサーバの名前。

SAMPLES_HOME

WebLogic Platform に付属しているサンプルを格納したディレクトリ。このディレクトリのデフォルトのパス名は c:\bea\weblogicxx\samples。このパス名で、xx は WebLogic Platform ソフトウェアのバージョンを表す。

USERDOMAIN_HOME

コンフィグレーション ウィザードで作成したユーザ ドメインを格納したディレクトリ。このディレクトリのデフォルトのパス名は c:¥bea¥user_projects

STARTMODE

サーバを起動するモード (開発またはプロダクション)。

PRODUCTION_MODE

サーバを起動するモード。true に設定すると、サーバはプロダクション モードで起動する。false に設定すると、サーバは開発モードで起動する。

ADMIN_SERVER_URL

ドメインの管理サーバのリスン アドレス (ホスト名または IP アドレス) とポート番号を指定する URL。

JAVA_VM

JVM を実行するモード (-jrockit-server-hotspot など)。

JAVA_VENDOR

JVM のベンダ (BEA、HP、IBM、Sun など)。

DOCSWEBROOT

BEA Web サイト上の WebLogic Platform ドキュメントの場所を指定する URL。


 

 


コンフィグレーション テンプレートの作成

[テンプレートの作成] ウィンドウでは、コンフィグレーション テンプレートの詳細の確認、コンフィグレーション テンプレートの名前とディレクトリの指定、およびコンフィグレーション テンプレートの作成プロセスの開始を求められます。

コンフィグレーション テンプレートを作成するには

  1. [コンフィグレーションのサマリ] および [コンフィグレーション詳細] 領域でコンフィグレーションの詳細について確認します。情報の変更が必要な場合は、[前へ] をクリックし、変更するコンフィグレーション ウィンドウに戻ります。
  2. このウィンドウで表示する情報のタイプを制限するには、[サマリ ビュー] ドロップダウン リストからフィルタを選択します。

  3. テンプレートを格納するディレクトリの名前が [コンフィグレーション テンプレートの場所] フィールドに表示されていることを確認します。このフィールド値の変更が必要な場合は、以下の手順に従います。
    1. [参照] をクリックして [テンプレート作成ディレクトリの選択] ダイアログ ボックスを呼び出します。
    2. このダイアログ ボックスで適切なディレクトリに移動するか、またはそのディレクトリのパス名を [場所] フィールドに手動で入力し、[OK] をクリックします。

    テンプレート ディレクトリは、システム上の任意の場所に配置できます。デフォルトでは、テンプレート ディレクトリは BEA_HOME\user_templates にあります。BEA_HOME は、WebLogic Platform 製品がインストールされているディレクトリです (デフォルトでは、Windows の c:\bea)。

  4. [テンプレート Jar 名] フィールドで、フィールド内をクリックして表示された文字列を変更することにより、テンプレートの名前を指定します。
  5. ウィンドウに表示された情報を確認したら、[作成] をクリックします。
  6. [コンフィグレーションの作成] ウィンドウが開き、ドメインの作成プロセスのステータス メッセージが表示されます。新しいドメインを生成するためにコンフィグレーション ウィザードで必要とされるコンポーネント (指定したコンフィグレーション設定など) をすべて含む JAR ファイルが、Configuration Template Builder で生成されます。

  7. [コンフィグレーションの作成] ウィンドウで [完了] をクリックします。

 

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