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コンフィグレーション ウィザードの使い方

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ドメインの拡張

状況によっては、定義済みアプリケーション、WebLogic Platform コンポーネント製品、または JDBC や JMS などの一連のサービスを追加して、既存のドメインを拡張する必要があります。たとえば、WebLogic Server アプリケーションをすでに実行しているドメイン用に WebLogic Workshop アプリケーションを開発する必要がある場合は、そのドメインに WebLogic Workshop を追加してドメインの機能を拡張します。

コンフィグレーション ウィザードでは、拡張テンプレートを使用することにより、既存ドメインを簡単に拡張することができます。拡張テンプレートでは、既存のドメインに追加可能なアプリケーションとサービスが定義されます。BEA では、次の URL の「テンプレート リファレンス」で説明している定義済みの拡張テンプレートを用意しています。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/platform/docs81/confgwiz/tempref.html

 


コンフィグレーション ウィザードによるドメイン拡張の概要

注意 : ドメインがアクティブでないことを確認してください。アクティブなドメインは更新できません。

以下の表は、コンフィグレーション ウィザードを使用して既存のドメインを拡張する手順の概要を示しています。

注意 : 以下の指示は、コンフィグレーション ウィザードをグラフィカルモードで実行していることを前提としています。コンフィグレーション ウィザードは、[終了] をクリックするといつでも終了できます。

表 11-1 ドメインの拡張手順 

手順

作業内容

コンフィグレーションの作成または拡張

WebLogic ドメインを新規に作成するか、または既存のドメイン コンフィグレーションに追加するかを選択する。既存のドメイン コンフィグレーションを拡張するには、[既存の WebLogic コンフィグレーションの拡張] を選択する。

WebLogic ドメイン コンフィグレーションの新規作成の詳細については、「新規 WebLogic ドメインの作成」を参照。

WebLogic コンフィグレーション ディレクトリの選択

更新するドメインのホスト ディレクトリを選択する。

コンフィグレーション拡張テンプレートの選択

既存のドメインへのアプリケーションとサービスの追加を可能にする拡張 (アプリケーション) テンプレートを指定する。

ドメイン拡張時の JDBC のコンフィグレーション

必要に応じて、JDBC (Java Database Connectivity) のパラメータを定義する。

ドメイン拡張時の JMS のコンフィグレーション

必要に応じて、JMS (Java Message Service) のパラメータを定義する。

ドメインの拡張時にアプリケーションとサービスの対象にサーバとクラスタを指定

必要に応じて、アプリケーション コンポーネント (Web アプリケーション、EJB モジュールなど)、アプリケーション サービス (JDBC、JMS コンポーネントなど) または起動/停止クラスをデプロイする対象サーバおよびクラスタのパラメータを定義する。

既存のドメインを拡張する際のセキュリティ オプションのコンフィグレーション

必要に応じてユーザ、グループ、およびロールを作成し、グループとグローバル ロールに割り当てる。

WebLogic コンフィグレーションの作成

現在のコンフィグレーション設定を確認し、ドメインを更新するプロセスを開始する。


 

関連トピック

チュートリアル : 既存のドメインの拡張

 


WebLogic コンフィグレーション ディレクトリの選択

[WebLogic コンフィグレーション ディレクトリを選択] ウィンドウでは、アプリケーションまたはサービスを追加して更新する既存のドメインを選択するように要求されます。

WebLogic コンフィグレーション ディレクトリを選択するには

  1. ナビゲーション ツリーを使用して、ドメインのルート ディレクトリに config.xml ファイルがある、ドメイン ディレクトリ フォルダ アイコン アイコンで示されている有効なドメイン ディレクトリを選択します。
  2. [次へ] をクリックして、次のコンフィグレーション ウィンドウに進みます。

 


コンフィグレーション拡張テンプレートの選択

[コンフィグレーション拡張テンプレートの選択] ウィンドウでは、ドメインの更新時に組み込む 1 つまたは複数の拡張テンプレートを指定するように求められます。最低 1 つの拡張テンプレートを選択する必要があります。WebLogic Platform には、定義済みのコンフィグレーション拡張テンプレートのセットが付属しています (拡張テンプレートの詳細については、「テンプレート リファレンス」(http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/platform/docs81/confgwiz/tempref.html) を参照してください)。

コンフィグレーション拡張テンプレートを選択するには

  1. 必要な拡張テンプレート ディレクトリの名前が [テンプレートの場所] フィールドに表示されていることを確認します。選択用に表示されているテンプレートは、指定されたディレクトリに格納されています。[テンプレートの場所] フィールドの値を変更するには、以下の手順に従います。
    1. [場所の追加] をクリックし、[テンプレート ディレクトリを選択] ダイアログ ボックスを呼び出します。
    2. 適切なディレクトリに移動するか、そのディレクトリのパス名を [場所] フィールドに手動で入力します。[OK] をクリックします。

    選択したディレクトリで利用可能な拡張テンプレートのリストが表示されます。テンプレートはカテゴリによってまとめられています。たとえば、WebLogic Platform に付属している定義済みの拡張テンプレートは、「BEA」という見出しでグループ化されます。

  2. [コンフィグレーション拡張] ペインで、ドメインにインポートするアプリケーションまたはサービスを含む、1 つまたは複数の拡張テンプレートのチェック ボックスをチェックします。
  3. [次へ] をクリックして、次のコンフィグレーション ウィンドウに進みます。

 


ドメイン拡張時の JDBC のコンフィグレーション

WebLogic JDBC を使用すると、Java プログラマは、Oracle、Microsoft SQL Server、Sybase などの一般的なデータベース管理システム (DBMS) と対話できます。コンフィグレーション ウィザードでは、以下の複数の WebLogic JDBC コンポーネントを定義することにより、ドメインのデータベース サービスをコンフィグレーションすることもできます。

[データベース (JDBC) オプション] ウィンドウでは、データベース サービスをコンフィグレーションするかどうかを決定するように求められます。JDBC のコンフィグレーションの詳細については、「データベース サービスのコンフィグレーション」を参照してください。

 


ドメイン拡張時の JMS のコンフィグレーション

WebLogic JMS を使用すると、アプリケーション相互の通信を可能にするエンタープライズ メッセージング システムにアクセスできます。WebLogic JMS の機能について知るには、次の URL にある『WebLogic JMS プログラマーズ ガイド』を参照してください。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs81/jms/index.html

コンフィグレーション ウィザードでは、ドメインに JMS をコンフィグレーションするオプションを利用できます。JMS を設定するには、以下のコンポーネントを定義します。

[メッセージング (JMS) オプション] ウィンドウでは、WebLogic JMS (Java Message Service) をコンフィグレーションするよう求められます。詳細については、「Java Messaging Service のコンフィグレーション」を参照してください。

 


ドメインの拡張時にアプリケーションとサービスの対象にサーバとクラスタを指定

複数のサーバまたはクラスタに分散するドメインをコンフィグレーションする場合は、Web アプリケーションなどのアプリケーションや、JMS、JDBC コンポーネント サービスなどのサービスをデプロイするサーバとクラスタを対象に指定することをお勧めします。[対象] ウィンドウでは、アプリケーションとサービスをデプロイするサーバとクラスタを指定するように求められます。詳細については、「対象のコンフィグレーション」を参照してください。

注意 : コンフィグレーション ウィザードでは、既存のコンフィグレーションが自動的に変更され、クラスタ化または非クラスタ化されたマルチサーバ環境でアプリケーションとサービスを実行できます。詳細については、「アプリケーションとサービスの自動コンフィグレーション」を参照してください。

 


既存のドメインを拡張する際のセキュリティ オプションのコンフィグレーション

必要に応じて、アプリケーションのセキュリティ パラメータ、特にドメイン内のアプリケーション リソースを保護するオプションをコンフィグレーションできます。以下のセキュリティ機能を使用すると、アプリケーション リソースのセキュリティを確保できます。

[セキュリティ コンフィグレーション オプション] ウィンドウでは、アプリケーションのセキュリティ オプションを設定するように求められます。[いいえ] を選択すると、拡張したドメインのセキュリティ設定が、コンフィグレーション ソースで定義されているセキュリティ設定と一致します。[はい] を選択すると、以下の表の説明に従って、セキュリティをコンフィグレーションするように後続のウィンドウで求められます。

タスク

説明

ユーザ、グループ、グローバル ロールのコンフィグレーション

認証のためにユーザ、グループ、およびグローバル ロールを定義する。

グループへのユーザの割り当て

グループにユーザを割り当てる。グループでは複数のユーザを同時に管理できる。通常、グループによる管理のほうが各ユーザを個々に管理するよりも効率的。

グループへのグループの割り当て

あるグループを別のグループのサブグループとして割り当てて、セキュリティ管理をさらに細かく設定できるようにする。

グローバル ロールへのユーザとグループの割り当て

定義済みの WebLogic Server グローバル セキュリティ ロールにユーザとグループを割り当てる。


 

 


WebLogic コンフィグレーションの作成

[WebLogic コンフィグレーションの作成] ウィンドウでは、拡張の詳細について確認し、ドメインを更新するプロセスを開始するように求められます。

拡張ドメインを作成するには

  1. [コンフィグレーションのサマリ] および [コンフィグレーション詳細] 領域でコンフィグレーションの詳細について確認します。情報の変更が必要な場合は、[前へ] をクリックし、変更するコンフィグレーション ウィンドウに戻ります。
  2. このウィンドウで表示する情報のタイプを制限するには、[サマリ ビュー] ドロップダウン リストからフィルタを選択します。

  3. 必要なアプリケーション ディレクトリの名前が [コンフィグレーション アプリケーションの場所] フィールドに表示されていることを確認します。このフィールド値の変更が必要な場合は、以下の手順に従います。
    1. [参照] をクリックし、[アプリケーション ディレクトリの選択] ダイアログ ボックスを呼び出します。
    2. このダイアログ ボックスで適切なディレクトリに移動するか、そのディレクトリのパス名を [場所] フィールドに手動で入力します。[OK] をクリックします。
  4. ウィンドウに表示されている情報を確認したら、[取込] をクリックし、指定した拡張テンプレートで定義したアプリケーション、サービス、および設定でドメインを更新します。
  5. [コンフィグレーションの作成] ウィンドウが開き、更新処理時にステータス メッセージが表示されます。コンフィグレーション ウィザードでは、コンフィグレーション テンプレートで定義された、コンフィグレーション ディレクトリ内の config.xml ファイルと他のアプリケーション固有のコンポーネントが更新されます。

    更新処理が完了すると、更新されたドメインの準備が整います。

  6. [コンフィグレーションの作成] ウィンドウで [完了] をクリックします。

 

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