Oracle Secure Backup インストレーション・ガイド リリース10.1 B28440-02 |
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この章では、Oracle Secure Backupの概要について説明し、管理ドメインの計画および構成に関するアドバイスを提供します。
この章には、次の各項が含まれます。
Oracle Secure Backupにより、ファイル・システムをテープにバックアップする際に、高い信頼性に基づくデータ保護機能が提供されます。標準的なテープ形式を使用するSAN、ギガビット・イーサネットおよびSCSI環境において、主要なテープ・ドライブとライブラリがサポートされます。
Oracle Secure Backupは、Oracleストレージ・ソリューションの一部として、複雑な作業を簡略化し、ソフトウェアの追加購入の必要性を最小限に抑えます。Oracle Secure Backupにより、スケーラブルな分散型のバックアップおよびリカバリ機能が提供され、ソフトウェア・コストが次のように削減されます。
Oracle Secure Backupにより、単一ベンダーのサポートする搭載済のテープ管理ソフトウェアとの統合問題も解消されます。データベースとファイルをテープにバックアップしてリカバリする際に、Oracle Secure BackupとRecovery Manager(RMAN)を組み合せて使用すれば、他のテープ管理ソフトウェアは必要ありません。管理の一元化、異種ネットワークのサポート、および柔軟なスケジュール機能により、Oracle環境を容易に、そして自動的に保護することが可能になります。
Oracle Secure Backupとの対話には、次のツールを使用できます。
Oracle Secure Backup Webツールは、管理ドメインの構成、操作の管理、バックアップ・カタログの参照、およびデータのバックアップとリストアを実行できるオンラインのグラフィカル・ユーザー・インタフェースです。
Oracle Secure Backupでは、Webツールの代替機能として、コマンドライン・インタフェースが提供されます。コマンドのオプションを決定する場合には、詳細なオンライン・ヘルプ・システムを利用できます。
Oracle Enterprise Managerは、Oracle環境を管理するためのシステム管理ツールのセットです。Enterprise Managerには、RMANと組み合せてデータベースのバックアップおよびリストア操作を実行できるOracle Secure Backupのグラフィカル・インタフェースが含まれます。
様々なホスト、デバイスおよびデータベース間でのデータ保護アクティビティを管理するため、Oracle Secure Backupでは、管理ドメインを定義します。管理ドメインは、管理サーバーの制御下にある複数のホストの集合体です。
各ホストには、管理ドメイン内で次の1つ以上のロールを割り当てることができます。
1つの管理ドメインには、ただ1つの管理サーバーが含まれている必要があります。このサーバーでは、管理ドメインの操作に関するデータが一連の構成ファイルに格納されます。バックアップおよびリストア操作に関するメタデータも、管理サーバーのバックアップ・カタログに格納されます。
管理サーバーは、スケジューラを実行して、管理ドメイン内のジョブを起動および監視します。
Oracle Secure Backupに必要とされる管理サーバー上のディスク記憶域は、バックアップされるデータの量と、バックアップ・スケジュールに応じて変化します。
メディア・サーバーには、ライブラリやテープ・ドライブなどの2次ストレージ・デバイスが1つ以上接続されます。1つのメディア・サーバーには、スタンドアロンのテープ・ドライブが少なくとも1つ接続されている必要があります。多くのメディア・サーバーでは、自動テープ・ライブラリを利用します。
メディア・サーバーは、これらのデバイスに搭載されたボリュームを対象にデータの転送を行います。インストール時に、メディア・サーバーの複数の2次ストレージ・デバイスを構成できます。
クライアント・ホストは、Oracle Secure Backupによってバックアップまたはリストアされるローカル・アクセス・データを保持するホストです。Oracle Secure Backupがインストールされているホスト、またはOracle Secure Backupがネットワーク・データ管理プロトコル(NDMP)を通じてアクセスできるデータを保持するホストは、すべてクライアントとして機能します。1つのクライアント・ホストは、1つの管理サーバーと関連付けられます。
管理ドメイン内で定義されるホストの大部分は、クライアントです。通常、クライアント・ホストのデータは、Oracleデータベースまたはローカル・ファイル・システムに格納されます。
Oracle Secure Backupは、管理サーバーと、管理ドメイン内のメディア・サーバーおよびクライアント・ホストごとにインストールする必要があります。インストール時に、インストール・ソフトウェアの指示によりそれぞれのホストに割り当てるロールを指定します。通常、1つの管理ドメインには、1つの管理サーバー、1つ以上のメディア・サーバー、および1つ以上のクライアント・ホストが含まれます。
図1-1に、3つのクライアント・ホスト、1つの管理サーバー、および1つのメディア・サーバーを含むOracle Secure Backup管理ドメインの例を示します。RMANは、Oracle Secure Backup SBTインタフェースを通じてデータベース・ファイルをテープにバックアップし、Oracle Secure Backupは、ファイル・システム上のファイルをテープにバックアップします。
Oracle Secure Backupをインストールしてドメインを構成する前に、この項に記載された次の計画作業を実行する必要があります。
この項には、次の項目が含まれます。
Oracle Secure Backupでサポートされるオペレーティング・システム、WebブラウザおよびNASのリストについては、次のURLにあるMetalinkの「Certify」を参照してください。
http://metalink.oracle.com/
テープ・デバイスのマトリクスは、次のURLから入手できます。
http://www.oracle.com/technology/products/secure-backup/
インストール管理を容易にするため、Windows、UNIXおよびLinuxオペレーティング・システムでは、Oracle Secure Backup用としてハードウェアおよびソフトウェアの容量計画値が指定されています。Oracle Secure Backupに必要とされる領域を検討する以外に、ネットワーク全体の規模の要件も考慮してください。ネットワーク上のホスト数や、実行予定のバックアップおよびリストアの容量などの要因は、リソース要件に重大な影響を及ぼします。
特定のネットワークに必要となるディスク領域の正確な容量を決定するための厳密な規則はありませんが、次の一般的なガイドラインを参考にしてください。
どのオペレーティング・システムでも、管理サーバーをインストールすると、メディア・サーバーおよびクライアント用のファイルが自動的にインストールされます(メディア・サーバーやクライアントをインストールしない場合でも同様です)。
次の項では、Windows、UNIXおよびLinuxオペレーティング・システムのOracle Secure Backupソフトウェアに必要となるおおよそのディスク領域要件を示します。ここで示す値は、推定値であり、インストール環境によっては変化する可能性があります。また、このディスク領域要件には、Oracle Secure Backupによって生成されるバックアップ・カタログおよびログ・ファイルに必要な領域は含まれていません。バックアップ・カタログおよびログ・ファイル用として、多くの追加ディスク領域が必要になることがあります。
表1-1に、Windows上にOracle Secure Backupをインストールする際に必要なディスク領域を管理サーバーありの場合となしの場合に分けて示します。
Oracle Secure Backupインストール | ディスク領域 |
---|---|
管理サーバー(メディア・サーバーとクライアントの一方または両方を含むことが可能) |
50MB |
メディア・サーバーとクライアントの一方または両方(管理サーバーなし) |
40MB |
LinuxまたはUNIXにOracle Secure Backupをインストールする場合、特定のオペレーティング・システム用のインストール・パッケージをロードし、そのパッケージを使用してインストール作業を実行します。複数のオペレーティング・システムに対応するOracle Secure Backupのインストール・パッケージをロードすることも可能です。これらのパッケージを使用すると、ネットワーク上の他のホストに対してOracle Secure Backupのインストールを開始できます。通常、ネットワーク・インストールに使用されるインストール・パッケージは、管理サーバーにロードされます。
表1-2に、LinuxおよびUNIX上に管理サーバー、メディア・サーバーおよびクライアントをインストールする際のディスク領域要件を示します。この表には、他のホストへのネットワーク・インストールに使用されるインストール・パッケージをロードする際のディスク領域要件も含まれます。
管理サーバーと、他のホストへのネットワーク・インストール用サーバーの両方として機能するホストに必要なディスク領域の容量を計算するには、次のディスク領域要件を加算して必要な合計ディスク領域を決定します。
次に、LinuxまたはUNIXに様々な形式でOracle Secure Backupをインストールする際のディスク領域要件の例を示します。
60MB: Solaris 64への管理サーバーのインストール 40MB: Linux x86用インストール・パッケージ 10MB: 共通の管理サーバー・ファイル 110MB: 必要な合計ディスク領域
40MB: Linux x86への管理サーバー、メディア・サーバーおよびクライアントのインストール 10MB: 共通の管理サーバー・ファイル 50MB: 必要な合計ディスク領域
200MB: 必要な合計ディスク領域
50MB: 必要な合計ディスク領域
Oracle Secure Backupのインストールには、次の要件も適用されます。
LinuxホストをOracle Secure Backupのメディア・サーバー・ロールに構成するには、そのホストにSCSI Genericドライバをインストールする必要があります。このドライバは、Oracle Secure Backupがメディア・デバイスとやり取りするために必要です。また、再起動後にドライバが自動的にリロードされるようにホストを構成してください。
/etc/modprobe.conf
ファイルで正しく設定すれば、カーネル・モジュールは、通常そのモジュールを必要とする機能によって直接ロードされます。ただし、場合によっては起動時にモジュールのロードを明示的に強制する必要があります。
たとえば、RedHat Enterprise Linuxでは、SCSI Genericドライバのモジュールはsg
と名付けられます。Red Hat Enterprise Linuxでは、モジュールをロードするための各種コマンドが格納されている/etc/rc.modules
ファイルが存在するかどうか起動時に確認されます。
次のコマンドを使用すると、起動時にroot
としてロードするように構成されるモジュールのリストにsg
モジュールを追加できます。
# echo modprobe sg >> /etc/rc.modules # chmod +x /etc/rc.modules
管理ドメインを計画する場合、ホストごとに特定のロールを1つ以上指定する必要があります。次の質問を検討してください。
単一のホストに複数のロールを割り当てることも可能です。たとえば、バックアップを管理するために使用するホストにバックアップ対象のデータも含まれる場合は、そのホストに管理サーバーとクライアントのロールを割り当てます。バックアップ対象のホストに接続されたデバイスがある場合は、そのホストにクライアントとメディア・サーバーのロールを割り当てます。
図1-2に示すとおり、管理サーバー、メディア・サーバーおよびクライアントを兼ねる単一のホストで1つのドメインを構成できます。
運用する管理ドメインの各ホストのリストを収集し、ホストごとに割り当てるロールを決定します。次に、各ホストが、割り当てられたロールに関してOracle Secure Backupのシステム要件を満たしているかどうかを確認します。Oracle Secure Backupは、NASファイラなどのNDMP対応ホストを除くドメイン内の各ホストにインストールする必要があります。
メディア・デバイスの接続されたLinuxメディア・サーバーにOracle Secure Backupをインストールして構成する場合、接続されているすべてのテープ・ドライブまたはライブラリのSCSI構成パラメータを収集し、デバイスごとにデバイス特殊ファイルを作成する必要があります。
LinuxおよびUNIXオペレーティング・システム上でOracle Secure Backupを実行するメディア・サーバーに対し、オペレーティング・システム固有のユーティリティを使用して、SCSIバス・インスタンス名、ターゲットIDおよびSCSI論理ユニット番号(LUN)を取得します。
SCSIデバイス情報を取得する以外に、構成プロセス時に、Oracle Secure Backupの論理ユニット番号をテープ・ドライブおよびライブラリに割り当てる必要があります。この番号は、デバイスの構成時に一意のデバイス名を生成するために使用されます。
UNIXまたはLinuxメディア・サーバーの場合、管理ドメイン計画の一環として、デバイスごとにOracle Secure Backupの論理ユニット番号を選択する必要があります。
Oracle Secure Backupの論理ユニット番号を割り当てる順序は特に決まっていませんが、通常は特定タイプのデバイス(ライブラリやドライブ)ごとに、0から順番に数字を割り当てます。つまり、ライブラリには順に0、1、2と割り当て、テープ・ドライブにも同様に0、1、2と割り当てます。Oracle Secure Backupの論理ユニット番号の最大値は、31です。
LinuxまたはSolarisでは、テープ・ライブラリ用に作成されるデバイス特殊ファイルの名前は、/dev/obl1
、/dev/obl2
、/dev/obl3
のように続き、テープ・ドライブ用のファイルの名前は、/dev/obt
n
という形式で、/dev/obt1
、/dev/obt2
、/dev/obt3
のように続きます。ここで、各名前のn
は、デバイスに割り当てたOracle Secure Backupの論理ユニット番号です。Windowsでは、作成されるテープ・ライブラリ用の名前は、obl1
、obl2
、obl3
のように続き、テープ・ドライブ用の名前は、obt1
、obt2
、obt3
のように続きます。これらの名前は、Oracle Secure BackupのWindowsへのインストール時に自動的に割り当てられます。(各テープ・ライブラリ名に含まれるl
という文字は、アルファベットのLの小文字です。数字の1ではありません。)
「管理ドメインの計画」に記載されている作業を完了したら、いつでもソフトウェアをインストールして管理ドメインを構成できます。図1-3に、Linux、UNIXおよびWindowsホストの任意の組合せで使用できる基本プロセスを示します。
インストールと構成を実行する手順は、次のとおりです。
各プラットフォームに固有のインストールおよびデバイス構成の手順は、第2章「WindowsでのOracle Secure Backupのインストール」および第4章「LinuxまたはUNIXでのOracle Secure Backupのインストール」を参照してください。
関連項目
この作業の実行方法は、「Windowsでの管理ドメインの構成: 概要」および「obtoolの使用によるLinuxおよびUNIXでの管理ドメインの構成」を参照してください。
管理ドメイン内の各Oracle Secure Backupメディア・サーバーに直接接続されているSCSIおよびファイバ・チャネル・ライブラリとテープ・ドライブを構成します。また、NASファイラに接続されているライブラリとテープ・ドライブを検出してそれらをドメインに組み入れます。
関連項目
管理ドメインを構成してメディア・デバイスを認識する方法の詳細は、第3章「Windowsでのドメインとデバイスの構成」および第5章「LinuxおよびUNIXでのドメインとデバイスの構成」を参照してください。 |
LinuxまたはUNIXでのOracle Secure Backupのインストールは、次の3つのフェーズで実行されます。
setup
というスクリプトで実行されます。このフェーズでは、1つ以上の異なるLinuxまたはUNIXプラットフォームにOracle Secure Backupをインストールするために必要なファイルが、管理サーバーのOracle Secure Backupホームというディレクトリにステージングされます。
installob
というスクリプトで実行されます。このフェーズでは、Oracle Secure Backupの実行可能ファイルが、個々のLinuxまたはUNIXホストに配布されます。 LinuxまたはUNIX管理サーバーへのインストールが完了したら、installob
スクリプトを使用して、管理サーバーからLinuxまたはUNIXクライアントまたはメディア・サーバーにネットワークを通じて直接ソフトウェアをプッシュできます。これは、リモート・インストールまたはプッシュ・インストールと呼ばれます。リモート・インストールでは、installob
によって、インストール先のプラットフォームに必要なインストール・ファイルがネットワークを通じてコピーされ、rsh
の使用によりインストールおよび構成を実行するためのコマンドがインストール先ホストに送信されます。
図1-4に、管理ドメインにおける管理サーバーおよびメディア・サーバーのローカル・インストールと、クライアント・ロールのみを割り当てられたホストへのプッシュ・インストールを示します。
この使用例におけるインストール・プロセスの手順は、次のとおりです。
管理サーバー・ホストでsetup
を実行する際に、管理ドメインで使用するすべてのUNIXまたはLinuxオペレーティング・システム用のインストール・パッケージをサーバーにロードします。また、メディア・サーバーでinstallob
を実行する際に、Oracle Secure Backupのデバイス・ドライバをインストールして構成し、各ホストにデバイス特殊ファイルを作成します。
この作業は、前の手順におけるソフトウェア・インストール中に自動的に定義された管理サーバー上で直接実行します。
この手順は、メディア・サーバーにのみ関連します。管理ドメイン内のOracle Secure Backupホストに直接接続されているSCSIおよびファイバ・チャネル・ライブラリとテープ・ドライブを構成します(まだ構成していない場合)。また、各メディア・サーバーに接続されたテープ・デバイスに関する情報で管理ドメインを構成します。同時に、NASファイラに接続されたライブラリとテープ・ドライブを検出して、ファイラがOracle Secure Backupと通信できるようにします。
installob
を実行し、プロンプトの指示に従って他のホストにOracle Secure Backupをインストールします。
この項では、WebダウンロードまたはCD-ROMからOracle Secure Backupのインストール・メディアを取得する方法について説明します。
この項には、次の項目が含まれます。
Oracle Secure Backupは、CD-ROMからインストールするか、次のURLにあるOracle Technology Network(OTN)のOracle Secure BackupのWebサイトを通じてダウンロードしたインストール・アーカイブからインストールします。
http://www.oracle.com/technology/products/secure-backup
OTNからソフトウェアをダウンロードする場合、ダウンロードしたファイルを一時的なディレクトリに格納し、後続の項に記載する手順に従ってインストール・ファイルのコンテンツを抽出する必要があります。
図1-5に、インストールに備えてOracle Secure Backupソフトウェアにアクセスするための2つの方法を示します。
注意 LinuxまたはUNIXでリモート・インストールを使用する場合(「LinuxおよびUNIXでのOracle Secure Backupのリモートまたはプッシュ・インストール」を参照)、リモート・インストール先となるホストにインストール・メディアを用意する必要はありません。 |
CD-ROM形式のOracle Secure Backupのインストール・メディアを使用する場合、CDドライブにCD-ROMを挿入し、必要に応じてUNIXまたはLinuxにそのCDをマウントします。次に、使用しているプラットフォームに応じて、第2章「WindowsでのOracle Secure Backupのインストール」または第4章「LinuxまたはUNIXでのOracle Secure Backupのインストール」のインストール手順に進んでください。
Oracle Secure Backupのインストール・ソフトウェアをダウンロードして抽出するには、次の手順を実行します。
root
権限を保持するユーザーとしてホストにログインします。
osbdownload
という一時ディレクトリを作成します。たとえば、次のコマンドを入力します。
mkdir /tmp/osbdownload
http://www.oracle.com/technology/products/secure-backup
この例では、ダウンロードしたファイルの名前はosb_10_1cdrom.zip
になると仮定します。
$ cd /tmp/osbdownload $ unzip osb_10_1cdrom.zip
デフォルトでは、Zipファイルのコンテンツは、.zip
拡張子を除いたZipファイルの名前と同じ名前のディレクトリに抽出されます。この例では、コンテンツがサブディレクトリ/tmp/osbdownload/osb_10_1cdrom
に抽出されると仮定します。
このディレクトリのコンテンツは、物理インストール・メディア(CDなど)のトップレベル・ディレクトリのコンテンツと同じです。ls
コマンドを使用して、これらのファイルをリストできます。たとえば、次のようになります。
Linux x86、Windows、Solarisオペレーティング・システム(SPARC 64ビット)の場合
$ ls /tmp/osbdownload/osb_10_1cdrom autorun.inf doc.tar obreadme.pdf setup.exe winx86 cdtools install.tar osb.10.1.060420.rel solaris64 doc linux32 setup welcome.html
Linux x86-64の場合
$ ls /tmp/osbdownload/osb_10_1cdrom cdtools install.tar linuxx64060419.rel setup doc linux86_64 obreadme.pdf welcome.html
Linux Itaniumの場合
$ ls /tmp/osbdownload/osb_10_1cdrom cdtools install.tar linuxia64060419.rel setup doc linuxia64 obreadme.pdf welcome.html
HP-UX PA-RISC(64ビット)の場合
$ ls /tmp/osbdownload/osb_10_1cdrom cdtools install.tar hp64pa060419.rel setup doc hp64pa obreadme.pdf welcome.html
これで、ソフトウェアをインストールする準備が整いました。詳細は、第4章「LinuxまたはUNIXでのOracle Secure Backupのインストール」を参照してください。
Oracle Secure Backupのインストール・ソフトウェアをWindowsでダウンロードして抽出するには、次の手順を実行します。
osbdownload
という一時フォルダを作成します。
http://www.oracle.com/technology/products/secure-backup
この例では、ダウンロードしたファイルの名前はosb_10_1cdrom.zip
になると仮定します。
Windows XPまたはWindows Server 2003では、次の手順を実行します。
抽出が完了すると、一時フォルダにはosb_10_1cdrom
という新しいサブフォルダが格納されます。新しいサブフォルダのコンテンツは、物理インストール・メディアのトップレベル・ディレクトリのコンテンツと同じです。Windowsエクスプローラを使用して、フォルダのコンテンツを表示できます。
これで、ソフトウェアをインストールする準備が整いました。インストールの実行手順は、第2章「WindowsでのOracle Secure Backupのインストール」を参照してください。
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