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ドメイン間の接続を設定する

ユーザは、ローカル・ドメイン・ゲートウェイからリモート・ドメインへの接続の条件を指定することができます。この条件を指定するには、Domains コンフィギュレーション・ファイルの CONNECTION_POLICY パラメータに値を割り当てます。接続方針は次の 3 種類です。

接続方針が ON_STARTUP および INCOMING_ONLY の場合、Dynamic Status が呼び出されます。Dynamic Status とは、リモート・サービスのステータスのチェックとレポートを行う BEA Tuxedo の Domains の機能です。

起動時に接続する (ON_STARTUP 方針)

接続方針が ON_STARTUP の場合、ドメイン・ゲートウェイは、ゲートウェイ・サーバの初期化時にリモート・ドメインへの接続を試みます。デフォルトでは、60 秒おきに、失敗した接続が再試行されるよう設定されています。RETRY_INTERVAL パラメータを使用して、再接続の間隔を変更することもできます。この方針では、Dynamic Status が呼び出されます。

CONNECTION_POLICY=ON_STARTUP

次の図は、ON_STARTUP が設定されている場合に、ゲートウェイによってどのように接続が確立されるかを示しています。

ON_STARTUP による接続


 

クライアントから要求されたときに接続する (ON_DEMAND 方針)

接続方針が ON_DEMAND の場合は、クライアントがリモート・サービスを要求したとき、または管理コマンド "connect" が実行されたとき、のいずれかの場合に接続が試行されます。CONNECTION_POLICY のデフォルト設定は、ON_DEMAND です。ON_DEMAND が接続方針として設定されていると、再接続は行われません。この方針では、Dynamic Status は呼び出されません。

CONNECTION_POLICY=ON_DEMAND

次の図は、ON_DEMAND が設定されている場合に、ゲートウェイによってどのように接続が確立されるかを示しています。

ON_DEMAND による接続


 

メッセージの受信時にのみ接続する (INCOMING_ONLY 方針)

接続方針が INCOMING_ONLY の場合、ドメイン・ゲートウェイは起動時にリモート・ドメインへの接続を試みません。INCOMING_ONLY が接続方針として設定されていると、再接続は行われません。この接続方針では、Dynamic Status が呼び出されます。

この方針を使用するには、Domains コンフィギュレーション・ファイルに次の行を入力します。

CONNECTION_POLICY=INCOMING_ONLY

注記 dmadmin connect コマンドを使用して、手動で接続を確立することもできます。

次の図は、INCOMING_ONLY が設定されている場合に、ゲートウェイによってどのように接続が確立されるかを示しています。

INCOMING_ONLY による接続 (受信時接続を受け付ける)


 

再接続間隔を設定する (ON_STARTUP のみ)

CONNECTION_POLICY パラメータに ON_STARTUP を設定すると、再接続間隔の設定機能が有効になります。この機能により、ドメイン・ゲートウェイからリモート・ドメインへの接続が失敗しても、自動的に再試行されます。管理者は、自動再接続の頻度を制御することができます。これは、ゲートウェイが次に再接続を行うまでの時間 (秒単位) を指定することによって実現できます。再接続間隔を指定するには、Domains コンフィギュレーション・ファイルの DM_LOCAL_DOMAINS セクションで RETRY_INTERVAL パラメータを設定します。

RETRY_INTERVAL=number_of_seconds

注記 指定できる値は 0 〜 2147483647 秒です。

接続方針が ON_STARTUP であり、RETRY_INTERVAL パラメータに値が指定されていない場合は、デフォルト値の 60 秒が使用されます。

接続方針が ON_STARTUP の場合に限り、RETRY_INTERVAL パラメータは有効になります。それ以外の接続方針 (ON_DEMAND および INCOMING_ONLY) では、再接続は行われません。

最大再接続回数を設定する

MAXRETRY パラメータに値を割り当てることにより、接続の中止までにドメイン・ゲートウェイがリモート・ドメインへ再接続を試みる回数を指定することができます。最小値は 0 であり、最大値は、MAXLONG パラメータの値です。デフォルトでは最大値に設定されています。

MAXRETRY パラメータは、接続方針が ON_STARTUP の場合のみ有効です。それ以外の接続方針 (ON_DEMAND および INCOMING_ONLY) では、再接続は行われません。

MAXRETRY パラメータと RETRY_INTERVAL パラメータの設定例

設定値

結果

CONNECTION_POLICY=ON_STARTUP
RETRY_INTERVAL=30
MAXRETRY=3

ゲートウェイは、30 秒おきに再接続を 3 回試行した後、接続を中止します。

CONNECTION_POLICY=ON_STARTUP
MAXRETRY=0

ゲートウェイは、初期化時に接続を試行し、最初の試行が失敗した場合は再接続を行いません。

CONNECTION_POLICY=ON_STARTUP
RETRY_INTERVAL=30

ゲートウェイは、接続が確立されるまで 30 秒おきに接続を試行します。


 

関連項目

 

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