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tmconfig を使用したコンフィギュレーションへの永続的な変更

tmconfig コマンドを使用すると、コンフィギュレーション・ファイル (マスタ・マシン上の TUXCONFIG) とその構成要素を確認して変更したり、アプリケーションの実行中にそのアプリケーションに新しいコンポーネント (マシンやサーバなど) を追加したりできます。tmconfig を使用してコンフィギュレーション・ファイル (マスタ・マシン上の TUXCONFIG) を変更すると、以下の処理が行われます。

tmconfig は BEA Tuxedo クライアントとして実行するので、以下の条件があります。

tmconfig のしくみ

コマンド行で tmconfig と入力すると、一連のメニューやプロンプトが表示されます。これらのメニューやプロンプトを介して、コンフィギュレーション・ファイルのレコードを表示したり変更することができます。tmconfig はメニューで選択された内容を収集し、要求された操作を実行し、別のメニューを表示して次の操作を指定するように求めます。このコマンドは、メニューから QUIT が選択されてセッションが終了するまで、新しいメニューを表示して操作を実行するように繰り返し要求します。

次に示す例は、tmconfig コマンド・セッションを開始すると表示されるメニューとプロンプトです。

注記 この例では、わかりやすいように行番号を付けてあります。実際の tmconfig セッションでは、これらの番号は表示されません。

tmconfig セッションで表示されるメニューとプロンプト

1 $ tmconfig
2 Section:1) RESOURCES, 2) MACHINES, 3) GROUPS 4) SERVERS
3 5)SERVICES 6) NETWORK 7) ROUTING q) QUIT 9) WSL
4 10) NETGROUPS 11) NETMAPS 12) INTERFACES [1]:
5
6 Operation:1) FIRST 2) NEXT 3) RETRIEVE 4) ADD 5) UPDATE
7 6) CLEAR BUFFER 7) QUIT [1]:
8 Enter editor to add/modify fields [n]?
9 Perform operation [y]?

この例に示したように、次の 4 つの内容が確認されます。

コンフィギュレーション・ファイルのセクションの選択

tmconfig セッションを開始すると、次のメニューが表示されます。各項目は、アプリケーションのコンフィギュレーション・ファイル TUXCONFIG のセクションです。

Section:1) RESOURCES, 2) MACHINES, 3) GROUPS 4) SERVERS
5)SERVICES 6) NETWORK 7) ROUTING q) QUIT 9) WSL
10) NETGROUPS 11) NETMAPS 12) INTERFACES [1]:

注記 各セクションのコンフィギュレーション・パラメータなど、これらのセクションの詳細については、『ファイル形式、データ記述方法、MIB、およびシステム・プロセスのリファレンス』の TM_MIB(5) を参照してください。TM_MIB には、tmconfig コマンドのセッションで表示されるフィールド名、各フィールドに設定できる値の範囲、各セクションのキー・フィールド、および各セクションのフィールドの制限や更新が定義されています。

tmconfig タスクの選択

コンフィギュレーション・ファイルのセクションを選択すると、tmconfig で実行できるタスクのメニューが表示されます。

Operation:1) FIRST 2) NEXT 3) RETRIEVE 4) ADD 5) UPDATE
6) CLEAR BUFFER 7) QUIT [1]:

操作を選択するには、メニュー・プロンプトでそれに対応する番号を入力します。たとえば、CLEAR BUFFER セクションを選択するには、次に示すように「6」と入力します。

6) CLEAR BUFFER 7) QUIT [1]: 6

次の表は、各タスクの定義を示しています。

tmconfig の各タスク

タスク番号

タスク

タスクの内容

1

FIRST

指定されたセクションの最初のレコードを表示します。キー・フィールドは必要ありません。入力バッファに格納されていても、無視されます。

FIRST を使用すると、必要なデータをすべて入力する必要がなくなります。セクションに新しいレコードを追加する場合は、FIRST を使用して UBBCONFIG セクションの既存のレコードを取得します。このようにすると、必要なフィールド名や値をすべて入力する必要がありません。次に、ADD を選択し、テキスト・エディタを使用して、新しく作成したレコードのパラメータ値を変更します。

2

NEXT

入力バッファのキー・フィールドに基づいて、指定されたセクションの次のレコードを表示します。

3

RETRIEVE

要求されたレコード (適切なキー・フィールドで指定されたレコード) を指定されたセクションから表示します。

4

Add

選択されたセクションに指定されたレコードを追加します。指定されていない省略可能なフィールドに対しては、TM_MIB(5) に指定されているデフォルト値が使用されます。tmloadcf(1) で使用されるすべてのデフォルト値と妥当性検査が適用されます。すべてのフィールドの現在の値は、出力バッファに返されます。この操作は、BEA Tuxedo アプリケーション管理者だけが行うことができます。

5

UPDATE

指定されたセクションの入力バッファで指定されたレコードを更新します。入力バッファ内で指定されていないフィールドは変更されません。tmloadcf(1) で使用されるすべてのデフォルト値と妥当性検査が適用されます。すべてのフィールドの現在の値は、入力バッファに返されます。この操作は、BEA Tuxedo アプリケーション管理者だけが行うことができます。

6

CLEAR BUFFER

入力バッファをクリアします。すべてのフィールドは削除されます。この操作の後で、tmconfig によって再度セクションを指定するように求められます。

7

QUIT

tmconfig を終了します。つまり、クライアントが終了します。tmconfig は、「q」と入力しても終了させることができます。


 

tmconfig タスクの出力内容

tmconfig によってタスクが完了すると、戻り値と出力バッファの内容が結果として画面上に出力されます。

tmconfig エラー・メッセージによって示されるシステムの状態

次は、エラー・メッセージで示されるシステムの状態です。

TAEPERM

UPDATE または ADD が選択されているが、BEA Tuxedo アプリケーション管理者が tmconfig を実行していません。

TAESYSTEM

BEA Tuxedo システムのエラーが発生しました。エラーの内容は、ユーザ・ログに書き込まれます。『BEA Tuxedo C リファレンス』の userlog(3c) を参照してください。

TAEOS

オペレーティング・システムのエラーが発生しました。エラーの内容は、ユーザ・ログに書き込まれます。

TAETIME

ブロッキング・タイムアウトが発生しました。出力バッファは更新されないので、取得操作に対して情報が返されません。更新操作のステータスは、更新されたレコードを取得すると確認できます。

TAERANGE

フィールド値が範囲外であるか無効です。

TAEINCONSIS

たとえば、既存の RQADDR 値または SRVGRP/SERVERNAME のあるエントリが、SRVGRP/SERVERNAME の別のエントリに対して指定されています。

TAECONFIG

TUXCONFIG ファイルの読み取り中にエラーが発生しました。

TAEDUPLICATE

重複するレコードを追加しようとしました。

TAENOTFOUND

操作対象として指定されたレコードが見つかりませんでした。

TAEREQUIRED

フィールド値が必要ですが、指定されていません。

TAESIZE

文字列フィールドの値が長すぎます。

TAEUPDATE

実行できない更新を行おうとしました。

TAENOSPACE

更新を行おうとしましたが、TUXCONFIG ファイルまたは掲示板に十分な容量がありませんでした。

 

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